おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。
こんばんは
午前中は
雲が かかっていたものの
午後になって
お日さまが 顔を 見せて
暮れてみれば
終わりよければ 何とやら
きょうで
四月も 終わり
クレマチスが 咲きだして
来月5日は 立夏
いよいよ夏が やってきます
とは言うものの
まだ
来月のたよりが
まったくの 五里霧中
明日がある
明日がある
明日があ~る~さ~
香川県人の
ソウルフードと 言えば
それはもう
言わずもがなの 讃岐うどん
ならば
群馬県人の
ソウルフードと 言えば?
上州名物
焼きまんじゅう!
蒸した
まんじゅうを 竹串に刺し
黒砂糖や水飴で
甘くした 濃厚な味噌ダレを
まんじゅうの 裏表に塗って
炭火で焼いて、焦げ目を付けたもの
です
先日
その
焼きまんじゅうを
お土産で いただきました
包み紙を 開けて ビックリ
焼きまんじゅうにしては 白いぞ
と
でもって
おっとり刀で
包み紙の 裏側を
よ~く 見れば・・・
焼きたてを
味わえるよう
セルフクッキングなのでした
そこで
まずは
まんじゅうを 蒸して
ふっくら
したところで
同封の
秘伝の味噌だれを
さーっと かけて トースターに
かるく
焦げ目が ついたら
取り出して
お皿に のせて
仕上げに もう一度 味噌だれを
お店で 買う
焼きまんじゅうは
遠火の強火で
皮が パリッとして
炭火に 落ちた
味噌だれで 燻されて
香ばしさが 満点ですが
自作の
焼きまんじゅうは
パリッと
香ばしいながらも
ホヤホワと 柔らかく
味噌だれも ジューシーで
とても 美味しい
焼きまんじゅうでした
それにしても
お土産にと
もってきてくださった I又さん
高松~名神高速~
関越道~北陸道~
名神高速~高松と
グルリ一周の ロングドライブ
その
バイタリティーに
永平寺往復の 帰り道で
運転に 飽いてしまった 和尚は
おそれ入谷の鬼子母神・・・
快晴です!!
外に出ると
境内いっぱいに
甘く
優しい香りが
ただよっています
なんの
香りかと 言えば・・・
これは けして
葉っぱが 反射して
白っぽく 見えるのではなく
裏山で
群生する
ニセアカシアが
白い花を
たわわに 咲かせています
この花を
天ぷらや
唐揚げで 食すると
美味しいのだそうですが
和尚としては
その味よりも
花の香りに つられて 寄ってくる
ハチたちのほうが
とても 気になる 快晴の土曜日
北野泰成さま
三回忌入祖堂法要 続編です
永平寺は
春の大法要の 期間中で
山内(さんない)での
宿泊は 出来ないため
法要後は
法嗣ご住職の
おはからいにて
永平寺と 縁の深い
片山津
ホテル森本さんに 移動
師匠である
宮崎禅師さまの 命を受けて
齢七十を
越えてから
初めて
永平寺での
生活を されることになった
故北野泰成さまの
ご労苦と ご遺徳を偲び
思い出話に ふけりました
雨の法要から
一夜明けた 北陸は 快晴で
ホテル玄関前では
ツツジが
雨粒を 載せて 輝いていました
これは
きれいだと
を 向けながら
あれ?
ここの ツツジって・・・
植えてある
ツツジの ほとんどが
白と紫の花が 混色でした
きれいな混色ですね!と
見送りに 出てくださった
女将さんに 話しかけると
あら!そうですか?
いつも 見ているので
あまり 気にしてませんでした
と
どんなに きれいな
混色の ツツジでも
ずーっと 見ている人には
見慣れた 普通のツツジなんだあ・・・
と 思ったとき
目利きを 育てるには
本物だけを 見せること
と言っていた
骨董屋さんの言葉を 思い出しました
この
ホテル森本さんは
歴代の 貫首猊下が
長い 地方巡錫の旅から
永平寺に 戻られる前に
湯治場として お泊りになられていて
そのご縁で
歴代貫首猊下の ご揮毫が
館内各所に 掛けてあります
興味のある方は
一度 訪れてみてはいかがでしょうか
まるで
ホテル森本さんの 広報のようですね
さて
そこからは 一路 高松へ
帰りの
北陸路の 新緑の きれいだったこと!!
緑と若葉色の
鮮やかな対比は
高松では 見ることの出来ない 絶景でした
以上 永平寺弾丸紀行【完】
昨日は
雨が
上がった 高松を
8時ごろ 出発して
若狭道経由で 永平寺へ
永平寺七十八世
宮崎奕保禅師の
初代侍局長
北野泰成さまの
三回忌入粗堂法要でした
道中
若狭道では
雨と霧に 包まれて
しまった!?
傘・・・持って来なかった
と
後悔しつつ
着いた 永平寺は
しっかり
本降りの雨
最高気温16度
門前の
土産物屋さんで
傘を 借していただいて
晴れていれば
緑の光が 降り注ぐ
参道を 通り抜けて
先ずは
宮崎禅師さまの
墓前に ごあいさつへ
山の 花たちが
雨に うたれながら
出迎えてくれました
白や 黄色や
薄紫色の 花たちに 混じって
すでに
赤い実を つけて
ひときわ 目立つものもいて
無事に
墓参をすませた後 法要へ
三回忌入祖堂は
福山禅師御親修で
慇懃に 執り行われ
往時を
思い起こしながら
牌前に 焼香
回廊に 出ると
雨にうたれて
伽藍も 寥々の趣きでした