流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

姿勢

2017年11月04日 | 日記
おはようございます

昨日は
いかにも 秋な
雲が広がる 好天

   

日本武道館では
全日本剣道選手権が 
開催されていました

とは 言っても

和尚に
剣道の 経験は
まったく ありません

審判の
一本の 判定が
スロー再生されても
ん~? これで 決まったのか?

という 程度の
まるっきりの 門外漢なのですが

たまたま 目にした 
NHK中継の 準々決勝で

ああ 美しいな!と 
感じる 光景に 出逢いました

準々決勝
内村選手と 
前田選手の 試合が終わり

画面は
西村選手 対 山本選手

   

和尚が
注目したのは
両者・・・ではなく

画面奥で
互いに 礼をする 
内村選手と 前田選手の 姿勢です

面をとり
面手ぬぐいで
吹き出る 汗を ぬぐい

互いに
呼吸を 合わせ
手をついて 礼をした後

ぐっと 顔を上げ
両者 見合ったのち
軽く 会釈をして スッと立つ

その 一連の動作
とりわけ 最初の礼が 美しい

何故 試合場に
畳が 敷かれているのだろう?

と 思いましたが
なるほど そういうことかと 納得

動と静 
闘志と 尊敬
これが 武道の根本 なのでしょうね
コメント
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