流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

急峻

2021年10月22日 | 日記

おはようございます

 

先週土曜日に

愛媛県西予市

野村町に出向きました   

 

野村町は

2018年6月に発災した

西日本豪雨で肱川が氾濫し

甚大な被害を被った町です

 

国の重要文化財

内子座で有名な

内子町を通り過ぎ

 

山際を

削るように作られた

国道を走って行くと

眼下に見えてきたのは

川幅いっぱいに伸びる

瀬張り漁の仕掛けです

 

   

この仕掛けに

戸惑った落鮎に

投網を放つ漁法が瀨張り漁とのこと

 

それにしても

なんと緩やかな流れでしょう

 

   

 

これが

あの氾濫をおこした川か?

と半信半疑で更に奥に進むと

 

道路から

10mほど下の

狭まった川には

いたるところに

石と言うよりも岩・岩・岩

   

 

   

 

大雨が

濁流となって

岩盤の山肌を削り

岩を押し流してきた痕跡です

肱川、恐るべし・・・・・

 

拙寺から

およそ3時間半

到着した先は安穏寺さま

 

世壽百歳で遷化された

先代住職さまの本葬儀

 

   

 

   

 

おりしも

西高東低の気圧配置

 

密を避ける事

通気を確保する事

境内で参列の方々も考慮し

雨戸・窓・障子を全て取り払い

スケルトン状態となった堂内を

冷たい風が吹き抜ける一日でしたが

 

法要を手伝って下さる

若いお寺様方のご尽力で

心に沁みる法要となりました 感謝多謝

 

Have a good day ! 

コメント
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