流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

いれものがない

2024年12月18日 | 日記

おはようございます

 

ふと

思いたって

小豆島へ行ってきました

   

訪ねた先は

尾崎放哉記念館

   

尾崎放哉

大正期に活動

種田山頭火と

並び称される

自由律俳句の俳人

   

東大法学部卒の

バリバリのエリートが

破天荒をきわめた果て

小豆島の庵寺が終の棲家となりました

 

代表句に

咳をしても一人

こんなよい月を一人で見て寝る

などがありますが

 

やはり

心に響くのは

本来の性格なのか

無頼を通そうとしたのか

終焉の地である小豆島でも

近隣の評判は最低だったという

放哉がこれを残すとは・・の一句

いれものがない両手でうける

   

   

 

Have a good day !  

コメント
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