食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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そばでストレス解消&胃腸を元気に

2013-10-16 | 気の巡りをよくする
今日のテーマは「そば」です。

疲労物質を燃焼させ、神経機能を正常に保つビタミンB1、タンパク質・脂質・炭水化物をエネルギーに変え、粘膜を保護するビタミンB2がたっぷり含まれています。
良質なタンパク質も豊富です。

そしてそばといえばルチン。抗酸化作用があり、血管を丈夫にします。血圧を下げる作用もあります。
高血圧、動脈硬化、糖尿病の予防に有効です。

漢方では、食欲を増し排便を促進する、胃を活発に動かし胃腸に溜まった食べ物を消化させる、肝の状態をよくして気の巡りを改善する、などの働きがあるとされています。
食べ過ぎ、消化不良、お腹が張っている時、軟便、下痢、おりもののトラブルなどに用います。

気の巡りをよくするので、ストレスによる胃もたれや吐き気がある時にも、摂り入れてみてください。

食べ過ぎて胃の調子が悪い時には、消化を助ける働きのある大根と合わせたおろしそばがいいですね(^_-)
ただし、そばは体を冷やす涼の性質なので、胃腸が冷えていると感じる時に食べるのはあまりおススメできません。
冷え症の人は温かいかけそばで、体を温めるねぎや七味唐辛子を入れて食べるようにしてください。


冷えやすい人、寒い時期は温かいかけそばをどうぞ

うちの家族はそばを食べて1時間ほどすると、必ず大でトイレに行きます。
そばで気の巡りがよくなって排便が促進されるのでしょうが、消化するにはだいぶ早過ぎるような…
そばを食べれば出る気がする!という心理的なものが大きそう。
でもこの「気がする」って大事ですよね(^ ^)

漢方的に見ると便秘にはいくつかタイプがあります。
人それぞれ原因が違うので、これを食べれば改善が期待できます、とうかつに言えないんです(・・;)
ワークショップで『便秘の食養生』、近いうちに開催しますね!

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
涼、甘/脾・胃・大腸

効能
食欲を増し排便を促進する
胃を活発に動かし胃腸に溜まった食べ物を消化させる
肝の状態をよくして気の巡りを改善する



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