食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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飲み過ぎたらりんごを食べる

2013-09-15 | 体の熱を冷ます
今日は「りんご」についてのお話を。


つがる。テカテカは、完熟した時に表面を保護するために分泌されるろう物質だそう。ワックスではないんです!

その栄養価の高さから「医者いらず」といわれているりんご。
カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンC、りんご酸、クエン酸などを含んでいます。
ポリフェノールの効果で抗酸化作用や老化防止が期待できます。

漢方では体の余分な熱を取り唾液を出して肺を潤す、下痢を止める、便通を良くする、消化不良を改善するなどの働きがあるとされています。
子供の頃かぜを引いて弱ってくると、母がすりおろしたりんごを出してくれたのを思い出します。
自分で料理するようになって分かる、すりおろすのって意外と面倒。
お母さん、あの時はありがとう。

そしてもうひとつ、おすすめしたいのが二日酔いの時
昨日はちょっと飲み過ぎて気持ち悪いなという時は、りんごを食べてください。ジュースでもOKです。
(ただし、糖分を加えてあるジュースは甘さが強すぎてかえって胃腸を弱らせます。100%果汁だけのものを)
予防にもなりますから、お酒を飲んだ後に飲むのもいいです。

りんごは低温で湿度が高い状態を保つと長持ちします。
ひと手間かけて一つずつラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
体を冷やし過ぎないように、食べる時は常温に戻してから。

年中手に入りますが、やっぱり美味しいのは秋から冬にかけてです。
冬になると出て来る蜜入りりんごも楽しみ☆

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
涼、甘、微酸/脾・肺・肝・腎

効能
体の余分な熱を取り唾液を出して肺を潤す
下痢を止める、便通を良くする、消化不良を改善する



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