食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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疲れと咳止め便秘にも蜂蜜

2013-10-21 | 気力・体力アップ
今日はこれからの季節におススメの食材「蜂蜜(はちみつ)」です。


漢方では、消化吸収力を高め胃痛・腹痛を和らげる、肺を潤して咳を止める、腸を潤して便通を改善するなどの働きがあるとされています。
体が弱い人、お年寄りの滋養にピッタリな食べ物です。

胃腸が弱くて疲れやすい人は、お砂糖代わりに紅茶やお料理に使ってみてください。
食欲不振や胃痛・腹痛を和らげてくれます。

喉や肺・腸を潤し整えるので、空咳や息切れ、お肌の乾燥、便秘の時にも摂り入れてください。
強い殺菌力があるので風邪の予防にもなります。
(ただしごくわずかですがボツリヌス菌が入っていることがあるので、1歳未満の乳児には与えないようにしてください。)

優れた効能の他に、漢方薬の丸剤を固めたり、他の薬の毒性を緩和するためにも使われます。

蜂蜜の主成分はブドウ糖と果糖。
体内に入ると短時間で腸から吸収され、胃腸に負担をかけず栄養分になるので、体が弱っている時やスポーツの後などに効率よく栄養を吸収することができます。

ちなみに下痢や軟便の人は、蜂蜜を食べると症状が重くなる可能性があるので控えめにどうぞ。

蜂蜜にはお肉を柔らかくする効果もあります!
うちでは豚の角煮を作る時によく使います。お砂糖で作った時より、仕上がりの色は黒くなりますが、より柔らかく自然な甘みに仕上がって美味しいですよ~(^-^)

秋の乾燥に加えて冬の寒さも入ってくる時期。
蜂蜜を食べて潤いと元気をもらって、穏やかに次の季節を迎えたいです♪

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
平、甘/脾・肺・大腸

効能
消化吸収力を高め胃痛・腹痛を和らげる
肺を潤し咳を止める
腸を潤し便通を改善する



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