食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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腎機能アップと喘息に栗

2013-09-12 | 気力・体力アップ
今日のテーマは秋の味覚「」です。

炭水化物を多く含む高カロリー食品で、糖の代謝を助けるビタミンB1・B2、ナイアシンも含み、効率よくエネルギーを補給できます。
ビタミンCや高血圧予防にいいカリウムも、比較的多く含まれています。
栗のビタミンCはでんぷん質に含まれているため、加熱しても損失が少なく、免疫力アップや美容効果も。

漢方では、消化機能を整えて下痢を止める、腎機能をアップして足腰のだるさや頻尿を改善する、血行をよくする、などの働きがあるといわれています。
腎機能をアップすると空気を深く吸い込めるようになるので、喘息や咳にも用いられます。
体を温める性質なので、冷えのきつい生理痛の時にも食べてみてください。

喘息や生理痛にもいいというのは結構意外ですよね!?
今回はおうちで手軽にできるゆで栗を作ってみました。


作り方
(1)栗は洗って水に半日ほど浸しておき、ザルに上げる。
(2)鍋に栗とたっぷりの新しい水を注ぎ、1%ぐらいの塩分になるように塩を入れ、中火にかける。
(3)沸騰したらお鍋の中の栗が少し踊るくらいの弱火にして40分ほどゆで、火から外してあら熱が取れるまで放置。

調理前に水に浸しておくと、栗の中に虫がいた場合に追い出すことができます。
水につけたままあら熱を取ると、栗がしっとり仕上がります。
包丁で縦半分に切ってスプーンで食べてください。
ゆで栗は冷蔵庫で2~3日保存できます。日にちが経つほど味は落ちて来るので、食べきれない分は冷凍し、食べる時に自然解凍してください。

それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘/脾・胃・腎

効能
消化機能を整えて下痢を止める
腎機能をアップして足腰のだるさを改善する
血行をよくして血の滞りから発生した出血を止める


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