食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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お腹の張りと痰切りに陳皮

2013-11-17 | 気の巡りをよくする
今日のテーマは熟したみかんの皮を干したもの、「陳皮(ちんぴ)」です。


おうちで簡単に作れますよ☆

漢方では、気の巡りをよくして消化機能を整える、臓腑を温めて余分な水分を乾燥させる働きがある、とされています。

食後に胃が働かずお腹が膨れてしまった時、気持ち悪い、嘔吐がある時、痰が多くて胸苦しさを感じる時などに、用いられます。

陳皮はお茶にブレンドするのが一番お手軽です。
何となく食欲がない、または食べ過ぎてしまった時、同じく体を温めるプーアール茶とブレンドすると、胃腸の調子を整えて消化を促進する力がさらにパワーアップします↑↑↑

陳皮はおうちで簡単に作れます☆
みかんを食べた後の皮を、約2週間天日でカラカラになるまで干すだけ。
干す期間は、季節や皮の厚さにより加減してください。

うちでは農薬が気になるので、夏の間にハウスみかんを食べて、皮を干して作り貯めておきます☆
(ハウスミカンも完全に無農薬ではないそうですが、無農薬のものなかなか手に入らないので)
タッパに入れて冷蔵庫で保存します。
こうしておけば年中使えるので便利ですよ(^_-)

お茶にブレンドする時はそのまま、お料理に使う時は10~15分水に浸して戻し、細かく刻みます。
煮込み料理、炒め物、漬け物、スープ、お粥、炊き込みご飯に、少し加えるとほんのりいい香りがします。

七味唐辛子にも入ってるんですよ(^ ^)原材料をチェックしてみてくださいね。
体を温めて乾燥させるので、ほてりやのぼせのある人、熱っぽい人は控えめにどうぞ。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、辛・苦/脾・肺

効能
気の流れをよくし、消化機能を整える
臓腑を温め、余分な水分を乾燥させ、痰を切る



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