浅田真央さんの新しいアイスショーBEYOND神奈川公演がこの週末に開催され、全4公演観てまいりました
9月の滋賀公演から始まったツアーは、青森→兵庫→帯広を経て、関東のトップバッターとして神奈川に降り立ちました
場所は相模原市銀河アリーナ
前回のサンクスツアーも見応えあるアイスショーでしたが、BEYONDは何段階もバージョンアップした感じです。
スケーターが出てくる入口に大型ビジョンが設置され、リンク周辺のスポンサー名が掲示されるスペースもデジタルサイネージになりました。
開演前は大型ビジョンで公式グッズの宣伝、リンク周辺はBEYONDのロゴで雰囲気を盛り上げます。
ショーでは大型ビジョンと周辺サイネージを効果的に使って舞台設定を印象付けます。時には各画面を連動させ一面のラベンダー畑や湖にいるような雰囲気なりました。
軽快な曲ではポップなイラストやサインが次々と表示されたりしました。
今までは暗転だけだった曲と曲の間も照明とビジョン表示で楽しめました。
ショーは前回同様休憩なしの約90分
浅田真央さん以外のスケーターもソロパートが沢山あり、それぞれの得意とするところを活かした振付なので、ジャンプだけでないフィギュアスケートの美しさ・面白さ・楽しさを堪能できました。
正直最初の公演では、スケール感の大きさに圧倒されて十分咀嚼できずになんだかすごいものを飲み込んでしまった感がありましたが、2公演目からジワジワとプログラムの素晴らしさに魅了されていきました。
全てが素晴らしいですが、翌日の感想としては
①真央さんがチャレンジしたペアプログラム、「シェヘラザード」・「白鳥の湖」の内容の濃厚さが素晴らしい
ペアならではのリフトが様々な形で披露され、それもバレエの印象的なポージングをフィギュアスケートで再現しているのが凄いです。
バリエーションが多彩
リフトは女性も男性の負担が減るよう自分の軸を決めることや抱きかかえられた際の重心の位置等体のコントロールが大変ですが、真央さんは見事にこなしていました。
白鳥の湖は真央さん、柴田さんのペアだけでなく、白鳥・ロッドバルトもバレエの振り(そして真央さんのタラソワ振付プロ)を想起させる振付が多く楽しめます。
②チームアンサンブルの幻想即興曲が個人的には衝撃のプログラムだった
靄がかかったようなリンク白い衣装のスケーターが舞う。
ややタッチの早いピアノ曲なので、この曲のイメージが自分では白でなかったことに気づかされた。
白の世界の中でスケートが氷を削る音がクリアに聞こえて心地よい
スケートの美しさを感じるプログラムだった
③フィナーレの「飛び立つ感」が心を震わせる
BEYOND用オリジナルテーマ曲にのせて羽のついた衣装で腕を広げて挨拶する姿が更に高みに向かう姿に見えて感動してしまった。
④とにかくスケーター全員の登場場面が多いし、衣装替えもあるし、男性スケーターはジャンプも見せるしで、怪我無く最終公演までやり切って欲しいと願うばかり
⑤中村優さんのジャンプの安定感が凄い。軸が曲がっても着地前に修正している。
4公演目にはトリプルアクセルからの連続ジャンプにも挑戦(ステップアウト)、今後も楽しみ。
松田悠良さんのソロプログラムでジャンプの際にサイネージが「Bravo」「wonderful」なのが個人的にツボ。そしてジャンプをしっかり決める悠良さん素晴らしい
まだまだ語れるけど、このあたりで。
関東では11月末に東京(江戸川)公演があり、来年3月の最終公演が東京(立川)の予定
前回同様、公演を経るごとにショーの内容もブラッシュアップ、グレードアップしているようなので、もう一度は観てみたい
はぁ~
充実・至福の2日間でした
電子チケットは入場済になると真央さんからのメッセージが表示される楽しい工夫あり。
サンクスツアーも楽しかった!懐かしい!