*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****
久しぶりの中山七里作品
人口300人の限界集落の農村
終戦直後の惨殺事件の祟りが現在も続いていると信じている村が舞台
鬼哭山から鬼の声が聞こえた夜は死人が出るといわれていたう。
その村に都会から移住してきた男性麻宮が移住してきたが、コロナ禍もあり村人は麻宮に対して排他的態度を硬化させる
麻宮の隣家に住む中学生裕也は都会への憧れと閉鎖的な村への辟易から、麻宮と接する唯一の村人となる。
村人が死亡し、コロナ感染が確認されると、村人は全ての元凶は麻宮だとより感情的・攻撃的になっていく
テレビドラマ向きの話だが、地方過疎地の閉鎖性は比較的多く語られている域
300人の村に中学生の子供がいたり、50代の家族がいる設定だったが、個人的には違和感
その人口では50代以下は教育や仕事の機会を求めて村を出て行って70代後半以降の高齢者のみとなっているのでは・・・と思った。
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2024年5月30日初版第一刷り
初出 ジャーロ 75号~84号
ブックデザイン 坂野公一+吉田友美
イラストレーション 緒賀岳志
カバー印刷 萩原印刷