*****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります!*****
犯罪被害者(本人と家族)のフォローをすることに主眼が置かれた支援課
元捜査一課の刑事だった村野が主人公のシリーズ
村野は被害者が更に心に傷を負わない様配慮し、時には事情聴取に口を挟むので他部署から嫌われている
また元刑事の習性で事件が気になり首を突っ込んでしまう。
誤ってシリーズ8作目を先に読んでいた
5作目、6作目は被害者がかなり特殊
5作目は殺されたのが警察官で、息子で捜査一課刑事の暴走を止めようと奮闘
6作目はブラック企業のワンマン社長が被害者家族で被害者の権利を盾に暴走する
犯罪は被害者も選ばないので、こんな事例もあるのかとは思うが、ちょっと特殊すぎて事件解決そのものの「面白さ」に集中できなかったのが残念
特に5作目は息子の暴走を助長するような情報提供者の存在が最後に明らかになり興ざめ
まぁ、それも警察の一面なのだろうが、このシリーズの難しさを感じる2冊だった