Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

[CD Review] Solo Concert / Ralph Towner

2014-01-26 13:17:31 | CD Review / My Favorite
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先日、ネットでギター関連の調べものをしていて、偶然にも出会ってしまったCDがあるのです。それは、ラルフ・タウナーの「ソロコンサート」というアルバム。
ある方が、ナイロン弦ギターに目覚める切欠になったアルバムだと言っていて、気になって早速購入して聴いてみた次第。まあ、1979年の録音でして、今更、私がCD Reviewでもないのですが。。。

いや、それにしても、衝撃の1枚です。オーディオのPlayボタンを押して、音が出だしたところから、ハッと聴き入ってしまいました。もう、クールな出だしに、グッと心を鷲掴みにされたた感じ。。「くぅ~、カッケ―」ってなもんです。(笑)

  クラシカルギターにして、空間的なサウンド。
  幻想的で美しい壮大な曲想。
  時に激しく、時に静かに流れる、ストーリーが浮かんでくるような展開。

はぁ~、聴き惚れました。

これは、ソロコンサート。。。たった1人で演奏しているとは思えない程のリッチな音世界。

あとで知った訳ですが、12弦ギターと変則チューニングを効果的に使ってると。。

しかも、どの曲も即興演奏によるものだそう。。なるほど、ECMレコードはジャズを主としたレーベル。。でも、これはジャズではないよね。

このアルバムを聞いていて感じるのは、改めて音楽はジャンルなんてものを超越している世界なのだなと。。
また、以前、師匠から「ギターは小さなオーケストラ」だと聞きましたが、これは、まさにそれを実感するものです。

押尾コータローやエリック・モングレインを聞いた時もスッゲーと思った訳です。
アコギの可能性って広がってると。。。しかし、彼らがデビューするおよそ20年も前に、既にこんな演奏があったなんて、これまた衝撃。なぜ、リアルタイムで知り得なかったのか?悔しさが募ります。(私、当時はアリスでギターに目覚める頃かと。。爆)

この演奏はスゴ過ぎて、とても私なんぞの目標にはなりませんが、でも、改めてギターって、スゴイ楽器なんだと、再認識した次第です。。。
いつか、機会があれば、12弦ギター挑戦してみたいですね。。

■収録曲

[ 1] Spirit Lake
[ 2] Ralph's Piano Waltz
[ 3] Train of Thought
[ 4] Nardis
[ 5] Chelsea Courtyard
[ 6] Timeless

Toshi
【2014.3.30 加筆】
 後日、このような本人によるEssayを見つけたのです。
 このEssayによれば、
~まるで音楽が複数の楽器によって奏でられているかのような印象をかきたてるのも好き。。。
~ひとつのギターによって演奏されている音楽であることを忘れさせるようなやり方。。。

こんな記述があったりして、「あ~、やっぱり~」と、にんまりした訳です。(笑)

Toshi

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[My Favorite] Anji /Davy Graham

2013-11-03 12:38:39 | CD Review / My Favorite
さて、前回に引き続き、今気に入っているアコギ・インストの2曲目です。
デイヴィ・グレアム氏のAnji(アンジ)という曲なのですが、、、

私、この曲、恥ずかしながら、つい最近まで知らなかったのですが、アコギの世界では、
超有名なんですねぇ。。。何でも、「この曲が弾けるとギタリスト、弾けない人はシンガー
ソングライターになった」と言われるほど、世界中のギター小僧が夢中になってコピーし
たとか。。。。。確かに、ネットを見てみると、この曲をテーマにした研究サイトがあったり
します。。ん~、面白い!!

で、俄然興味が沸いた次第です。



この曲がここまで有名になったのは、このSimon & Garfunkelのポール・サイモン氏の
カヴァーによるらしい。。。サウンド・オブ・サイレンス、昔随分聴きましたけど、
この曲は知らなかったなぁ。

それにしても、クールな曲ですねぇ。
前回のAngelinaともに挑戦してみたい曲です。ただ、このAnji、ポール・サイモンの
演奏のように、硬質な音を出すには、サムピック&フィンガーピックが必須のようで
すね。しかも、ブリッジミュートするベース音は、指だけでは弾き難いでしょうねぇ。

この曲、バート・ヤンシュ氏のカヴァーも有名のようです。




坂崎幸之助氏も弾いてます。



バート・ヤンシュも坂崎幸之助もサムピックのみで弾いてますね。自分のスタイルで
弾けば良い、ということですね。
それにしても、坂崎幸之助氏のギター、ふくよかな音がしますね~。


ところで、来年の発表会の案内が来ました。そろそろ、練習曲を決めなければ!

Toshi
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[My Favorite] Angelina /Tommy Emmanuel

2013-10-28 09:00:00 | CD Review / My Favorite
今、気に入ってるアコギのインストが2曲あります。
その2曲は、今年度後半の練習曲≒発表会の曲、の候補でもあります。
今回は、その内の1曲を紹介します。



如何ですか?
この曲は、トミー・エマニュエルの「Angelina(アンジェリーナ)」という曲です。
 トミー・エマニュエルについては、以前、東京公演を観に行ったことがあり、それ
 が切欠で、ファンになりました。この辺の記事で書いてます
この曲は、その後、購入した「endless road」というアルバムに収録されている曲
です。「Angelina」とは、愛娘の名前なのだそうで、娘を想う気持ちが溢れている、
とても優しく美しいメロディですね。

 endless road(クリックで拡大)

弾いてみたいな・・って、ずーっと気になってはいたのですが、何となく近寄れず
にいたのです(笑)。だって、トミーの曲はちょっとハードルが高い・・・でも最近、
譜面を手に入れたので、挑戦してみようという気持ちになりました。

当のトミーは、なんとフラットピックとフィンガーピッキングの合わせ技で弾いて
ます。ハイブリッド・ピッキングって言うらしい。恐るべし。。。(爆)

私にはとても無理なので、やるとすればフィンガーピッキングでいきます。

でもこれ、見たことありますよ。。そう、思い出した!!アリスの堀内孝雄氏が
フラットピックと指でアルペジオを演奏しますね。まあ、氏の場合は、歌の伴奏で
すが。。。何れにしてもスゴイことですわ。

もうひとつ。。。
この曲、ちょっとカジってみたのですが、CDの演奏とチューニングが合いません。
調べてみると、どうもCDでは、A=444Hzで演奏されているらしい。。。

なぜ?どうして?これはどういう意味・どういう効果を狙ったものだろう?
すみません、どなたかご教示戴けないでしょうか?(笑)


さて、もう1曲の紹介は次回に。。。

Toshi

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[CD Review] Dear Angie ~あなたは負けない/竹内まりや

2013-07-21 10:56:41 | CD Review / My Favorite
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先日の記事で、ポチってしまったと書いたCDが届きました。こんなに楽しみに
待ってた新譜CDは久しぶり。。なんてったって、竹内まりやの新譜であるのに
加え、楽曲提供は杉真理、そして演奏はBOX。更に初版には、ボーナスDVD
が添付されていて、新曲MVに加え、「元気を出して」のライヴ映像が入ってる
のですから。

■収録曲

[ 1] Dear Angie ~あなたは負けない
[ 2] それぞれの秋
[ 3] Your Mother Should Know
[ 4] Dear Angie ~あなたは負けない(オリジナルカラオケ)
[ 5] それぞれの秋(オリジナルカラオケ)


[1][2]はニュース23の主題歌。それにしてもいい曲です。正直癒されます。
詩は様々な意味でのあなたへの応援歌。こんな純粋な歌詞に触れるのはとても
久しぶりではないか、と思います。BIGNAMEの力もあるでしょうが、こういう歌
がヒットするとすれば、まだ日本は大丈夫かな、なんて感じます。

MVは、スタジオでの演奏の模様を収録したもの。これがまた良いんです!
こちらから見て、左側手前から杉真理(Ag)、松尾清憲(Eg)、小室和幸(Eb)、右側
手前から、田上正和(Eg)、島村英二(Dr)とBOXメンバが着座で並び、更に左奥
にピアノ、右奥にはStringsの面々が並び、この扇の中心に竹内まりや、そう丁度、
オーケストラの指揮者のような位置に、高い椅子に、こちら向きに座って歌いま
す。もう何度も何度も繰り返し観るものだから、いい加減、家族に嫌がられてま
す。(笑)
それにしても、竹内まりやさん若い!ハッキリ言ってBOXメンバとほぼ同世代。
BOXメンバはもう○っさんもいいとこ(失礼!)、その陣形の中心で堂々と歌う
彼女はひときわ輝いてます!何れにしても皆さん貫録の演奏です。

もうひとつの映像は、2000年当時のLIVEを映したもの。これがあるということは、
彼女の映像もさることながら、そこに山下達郎の演奏する姿がある!ということ
です。佐橋佳幸と並んで、山下達郎がエレガットを弾いてます!動いている山下
達郎を映像で見れることはまず無いので、これは貴重ですよ。

さて、[3]はビートルズナンバー。2009年に山下達郎のラジオでオンエアしたも
のらしい。なるほど、BOXは有名なビートルズフォロワー達のバンド。サンデー
ソングブックで、そんな企画があったのですねぇ。ちょっとくやしい。。

MVの話に戻りますが、杉真理と竹内まりやは同じ大学の先輩後輩の仲だそうで、
そう考えると、もう40年近い付き合いなんですね。そんな方たちが今でもバンド
で集まり、演奏してる姿にとても憧れを感じました。私は今、ソロギターの修行中
ですが、やはりバンドはいいものだな、と思った次第。。

いいCDです。

 Toshi

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[My Favorite] チャップリン・イン・ニュー・シューズ/城田じゅんじ

2013-06-23 08:11:01 | CD Review / My Favorite
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最近、押尾コータローの曲なんか練習していると、昔とはまったく違う奏法に驚き、感心しきりですが、新鮮な反面、スゴ過ぎで、実はため息も多いんですよね。俺、こんなんやってていいんかなって。(笑)
そんな練習に疲れた時、唐突に思い出したのが、上の写真のアルバム。。。
高石ともやとザ・ナターシャー・セブンのメンバーで、ギター&バンジョー担当だった城田じゅんじ氏のソロアルバム。確か'81年の発売だったと思うのですが、高校生の頃に聴いてました。先日の記事で書いた杉真理もそうですが、当時は我ながらボーダーレスで音楽を聴きまくっていたなぁ、と思います。バイト代は全てレコードになってましたからね。。。

さて、唐突に思い出したのは、このアルバムの1曲目に入っている「チャップリン・イン・ニュー・シューズ」という曲。とても柔らく、優しいメロディでほっとする曲です。
そもそもは、チェット・アトキンスの曲ですが、これをアコギのソロアレンジで弾いてます。そう、ソロギターなんですよ。今にして思えばこの頃からあったんですね。当時の私も伴奏とメロを同時に弾く演奏に感動したものです。
こんな曲弾きたいな~、と想いながら、でも楽譜集など出ているハズもなく、耳コピにも挑戦せず、だったんですね。当時、耳コピに挑戦していたら、また違った人生になっていたかも?!(爆)

で、今更ながら、、じゃなくて改めて弾いてみたいな、と思った次第。

その演奏、いくつかYoutubeから拾ってみました。





前述のアルバムは、LPレコードでしか保有していないので、城田じゅんじ氏も現役復帰されたことだし、CD化されたら嬉しいのですがねぇ。。。。。

Toshi

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[My Favorite] Lovin'you / Minnie Riperton

2012-09-09 21:55:53 | CD Review / My Favorite
さて、新たな練習曲となった、押尾コータロー氏編曲の「Lovin'you」。。。
オリジナルは、ミニー・リパートンの1974年の大ヒット曲ですね。日本では、
アン・ルイスや今井美樹をはじめ、多くのアーティストがカバーしているので
馴染み深い曲ですね。
彼女の声域は5オクターブ半とも言われてます。押尾コータロー氏のソロギ
ターアレンジは、その原曲のキラキラした美しさを見事に表現していると思い
ます。まあ、押尾ファンとしては、ひいき目もあると思いますが、原曲のような
小鳥のさえずりまで聞こえているような気になります。鉄弦にピッタリですし、
本当にいい曲ですね。

では、押尾コータロー氏の演奏を・・・と言いたいところですが、、、
ここはやはり原曲、ミニー・リパートンの歌をYouTubeから拾ってみました。



スローで裏ノリ、キラキラ感、そして押尾氏の編曲では、テクニカル・ハーモニ
クスが難関ですが、でも、がんにより31才の若さで早逝した彼女の想いにも
気持ちを馳せつつ、頑張って練習してみようと思います。

 Toshi

開会式と「THE END」

2012-07-28 22:48:59 | CD Review / My Favorite
ロンドンオリンピックが始まりましたね。
朝、録画の開会式を見ていたら、なんとポール・マッカートニーが出てきて歌う
じゃないですか!
しかも、最初の曲は「THE END」。言わずと知れた名アルバム「ABBEY ROAD」
のB面、圧巻のメドレーの最後を飾る曲。。。
開会式のフィナーレ、、、だからの選曲なんですかね?或いは意味深な詞に
よるのかな? 演出の意図が気になるところです。。。
ま、大好きな曲なのでどうでもいいのですがね。(笑)

YouTubeで拾ってみました。当然、動画はありません。




しかし、さすがはイギリスですね~。でも、なんとなく予感はあったんです。
前回の北京の閉会式の時、次の開催地ロンドンにバトンタッチした際の余興
には、ジミーペイジが出ていたし。。。ひょっとして大物が出るのではない
かと。。。


その4年前の北京の時は、病院のベッドの上でした。。。早いものですね。
健康に感謝、皆さんに感謝です。

 Toshi

夢を見ました。~三千院/Andrew York and 木村大~

2012-07-15 10:35:37 | CD Review / My Favorite
久しぶりにレッスンへ行ったら、師匠から嬉しい知らせが。。。
以前から欲しかった、アンドリューヨークの楽譜が手に入ったとのことで、持ってきてくれました。その曲は、
  (1)Introduction~Sunburst のイントロダクション部分
  (2)Waiting for Dawn
  (3)Reflections
の3曲。いやぁ、嬉しいっす!!練習が楽しみ。。。

すると、、「ところで、ヨークと言えば、『三千院』という曲知ってる?」と師匠。
初めて聞くタイトルです。聞けば、アンドリューヨークが書き下ろし、木村大とのデュオで演奏した曲なんだそうだ。ヨークが木村大に書き下ろした曲と言えば、「ムーンタン」が有名ですが、なんとデュオもあるんだ。。。
ヨークが実際に三千院を訪れた際にインスパイアされて書いた曲だとか。
俄然興味が沸きました。
師匠曰く、「TABがあれば私も弾いてみたいんですよね~。」
ん?TAB?師匠はTABは使わないけど。。。?ひょっとして、俺に弾けってかぁ??(笑)

帰宅してから、早速、「三千院」の動画をYoutubeから拾ってみました。まずは木村大のLIVEをどうぞ。鳥山雄司とのデュオです。実にクール!



もうひとつ、ヨークの演奏もあったのでどうぞ。冒頭で~ジャパニーズギタープレイヤーダイキムラ云々・・と話してますね!(笑)



SANZEN IN
雰囲気のある、しっとりとしたいい曲ですね。デュオにも興味があるので、ぜひ、取り組んでみたいと思いました。
繰り返し聴いているウチに、師匠とデュオで弾いている自分を夢見てしまいましたよ。(笑)

Toshi

駿馬
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[My Favorite] たずねびと / さだまさし

2012-07-01 17:49:56 | CD Review / My Favorite
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上の写真は、ウチの庭木です。先日の台風4号で潮をかぶり、葉が枯れてしまいました。右からソヨゴ、シラカシ、ヤマボウシ、シマトネリコです。
昨年の台風15号でも枯れて、春になり、やっと復活したのに。。。。。

しかし、ひさびさの更新になってしまいました。
ちょっと、仕事でトラブルがあって、ブルーな日々が続いていました。

 そのせいでしょうか。先日、リペアが仕上がった、thumb W-180を手に持ち、適当に爪弾いていると、心は一気に中学時代にトリップ。。。

こんな気分の時は、さだまさし。(笑)

1980年のアルバム「印象派」に収められていた「たずねびと」、YouTubeからLive版の映像を拾ってみました。



如何でしょうか。まさに古き良き時代への郷愁、そして切ないメロディにグッときます。。。

Toshi

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つゆのあとさき

2012-06-10 11:44:46 | CD Review / My Favorite
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この記事のタイトルですが、さだまさし初期の作品に「つゆのあとさき」というタイトルの曲があります。大好きな作品なのですが、今日の産経新聞の産経抄で、永井荷風の「つゆのあとさき」に纏わる話がありました。
さだ氏の作品タイトルは、この永井荷風の小説から採られたと言われていますね。産経抄の内容自体は、梅雨と梅雨明けに来る暑い夏から原発再稼働問題に繋がるものだったのですが、それはここでは置いておくとして、記事中、

・「つゆのあとさき」とは郷愁を誘うタイトル
・「梅雨」という言葉が日本人に与える強烈な季節感

といったくだりが引っ掛かり、何気にネットで調べていました。すると、「梅雨時はあらゆるものが腐りやすくなるが、実は腐敗から発酵という過程を経ることで新たなものが生み出される。これは日本人の感情表現にも影響を与えている」、というある哲学者の言葉がありました。

なるほど。。。うまいことを言う。

じゃあ、こんなことも言えるかな、と。
4~5月の芽吹きの季節は、人間社会も新たなサイクルが始まる助走期間な訳だが、或いは逆に調子が悪くなる人の方が多いかも知れない。ところが、実はその後の梅雨時を経ることにより、次第に気持ちも熟成し、夏になる頃には、新たな環境にも慣れ、気持ちも上向きになってくる。梅雨の後先で何かが変わる。。 って、これはこじつけが過ぎるだろうか。(笑)

しかし、そんな認識を持った上で、改めて「つゆのあとさき」という言葉を噛みしめれば、なるほど、そんなことを見事に一言で表した言葉なのだと今更ながら気付いた次第。さだまさしの作品も、二人の別れを比喩的に卒業式と表現し、遠ざかる(これからの)君を見つめる私(男)の心境を唄ったものと解釈でき、まさに「つゆのあとさき」の様子、と見ることができます。

昨日の記事で、私は梅雨という季節が苦手、と書きました。苦手なのは正直な気持ちだったのですが、でも、そんな風に考えれば、四季+梅雨という日本独特の季節感を、少しは楽しむことができそうな、そんな気がしました。


ところで、さだまさしの「つゆのあとさき」ですが、世紀の名ライブアルバム「随想録」に収められているパフォーマンスが最高傑作と思っています。楽曲・アレンジの良さといい、歌唱力といい、まさにさだまさしの第1次全盛期と言って良いのではないでしょうか。(冒頭のイメージは、そのアルバムジャケットです。)
私は、これをLPレコード版でしか所有しておらず、CDが欲しいのですが、ネットでも中古がなんと3万円台で取引される代物。レコードプレーヤーの購入を考えた方が安上がりになりそうです。

Youtubeにそのライブ版がありました。当然動画ではありませんが、およそ33年も前の名演です。サビの迫力ある演奏は、今でも背筋がゾクゾクするほどの感動を覚えます。
■つゆのあとさき さだまさし - YouTube 

それと、アルバム「風見鶏」のオリジナル版です。この「風見鶏」版も改めて聴くといいですね!(2016.5.3追加)


 Toshi

【関連記事】

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2020年、ついに名盤「随想録」のCDが復刻しました!
 
 

[My Favorite] カヴァティーナ/John Williams

2012-05-27 22:58:12 | CD Review / My Favorite
 葉山・南郷上ノ山公園

新たな練習曲となった、スタンリー・マイヤーズ作曲の「カヴァティーナ」。
映画「ディア・ハンター」のテーマ音楽として有名ですね。
この曲は、歌詞のついた歌曲版もありますが、やはり、ジョン・ウイリアムス
編曲のソロギターがいいですね。
とても、ゆったりとした美しいメロディーで、つい、簡単に弾けちゃえそうな
気になりますが、実はとんでもありません。(笑)
この曲は、アルペジオによる伴奏をしながら、メロディーを弾く訳ですが、
ハイポジでのセーハが続く中で、綺麗に音を出す必要がありますが、これが
セーハだとなかなかうまく鳴りません。その内、左手が酷く疲れてしまいます。
結構、難曲です。
私のように、その昔、フォークソング等で、左手は始めからコードを押さえて、
右手はpimaがそれぞれ担当する弦が決まってるようなアルペジオを弾いて
いた人間からすると、恐ろしく勉強になる一曲です。

では、村治佳織氏の演奏を。。。と言いたいところなのですが、、、ここでは、
ジョン・ウイリアムス氏本人による演奏をYouTubeから拾ってみた次第です。



いや、先は長いです。。。(笑)

Toshi

ついに息子が目覚めたか!?

2012-03-11 13:07:33 | CD Review / My Favorite
息子が「ブックオフ」に行きたいと言う。例によって、マンガだろうと思ったら、どういう訳かCDが欲しいのだ、と言う。
話を聞いてみると、The pillows(ザ・ピロウズ)の「Funny Bunny」という曲を聴きたいのだ、と言う。

(クリックで拡大) 

息子は、SKET DANCE(スケットダンス)という学園モノのコミックにハマっている。話の筋書きはこうだ。

・・・・・
とある高校に、通称「スケット団」と呼ばれる3人のチームがある。要は人助け
をするチームで、悩み相談からケンカの助っ人まで何でも請け負うよろずや。
その底流にある思いは、仲間は宝、人は裏切らない、困ってる人がいたら通り過ぎない、という仲間を大切にする気持ち。。。
・・・・・

で、そのスケット団が、今度は、音楽留学という自分の夢を諦めかけている女子生徒の背中を押すために、即席バンドを結成して、高校のロックフェスで歌う。その曲というのが、この「Funny Bunny」という曲なんだそうだ。

YouTubeで探してみた。



いや、なかなかいい曲です。詩もいい。
息子も、気に入った様子で、さかんに鼻歌を歌ってます。(笑)

ようやく?、息子も目覚めたようです。嬉しいですね。

しかし、このSKET DANCE、とてもいいコミックだと思います。ONE PIECEもそうですが、仲間を大切にする、そんなテーマのコミックが好きです。

P.S.
そういえば、昨年末の紅白歌合戦でのこと。松任谷由実の「春よ、来い」を見た時、息子が「これが今日見た中で一番良かった!」って、素直な感想を述べたのです。ひいき目で恐縮ですが、わが息子ながら、いい感性してると思いました。やるもんだ。(笑)

 Toshi

[My Favorite] そんな暮らしの中で

2012-02-11 09:57:19 | CD Review / My Favorite
今年の冬は本当に寒いですね。立春を過ぎ、寒さが緩む日もありますが、まだ
まだ寒い日が続いています。
今朝も、寒くて布団の中から出れないでいたら、ふと思い出しました。

~寒さの中にかくれているのは 暖かさなのだから・・・
~冬の朝 目覚めた時の あと5分の幸せを・・・

ご存じでしょうか?

正やんの「そんな暮らしの中で」です。正確には「風」時代の作品ですね。
YouTubeで探してみました。



こんなにささやかで何気ないことが本当は幸せなのに。そして誰もがそれを知
ってるはず、なのに。。。
人間、国家レベルでも個々人でも我欲を追及し合っている内は何も解決しませ
んね。愚かなことです。。。。。なんて、ついそんなことを考えてしまいました。


それにしてもいい曲ですね。風の4枚目のアルバム「海風」に収録されてる曲
ですが、このアルバムは、海風、冬京、そんな暮らしの中で、等々が収められ
ています。名作だと思います。

 Toshi

[My Favorite] 生まれた街で

2012-02-02 23:41:24 | CD Review / My Favorite

(クリックで拡大)

歌モノのソロギターアレンジを弾こうと思えば、やはり原曲を聴いておくべきですよね。実は「やさしさに包まれたなら」は、原曲をキチンと聴いたことがなかったので、早速、BOOK-OFFへ行き、この曲の入ったアルバム「MISSLIM」を買ってきたのですが。。。
1974年リリースの荒井由実時代のセカンドアルバム。今更ながら、これ、ホンっトにいいアルバムですね。もう、どれもいい曲ばかり。参加ミュージシャンも、松任谷正隆はじめ、細野晴臣、林立夫、鈴木茂らティンパンアレーの面々、吉川忠英、山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、斉藤ノブオ、、、錚々たるメンバーです。
リアルタイムは無理にしても、もっと早い時期に聴きたかったですね。
本当に今更ながら。

私的には、今のところ、1曲目の「生まれた街で」がイチオシ。
で、YouTUBEを探してみたら、こんなのがありました。



ティンパンアレーがバックバンドやってます。凄い映像です。

 Toshi

[修正履歴]
 誤記修正(新井→荒井) 2012.02.03
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[My Favorite] 砂の女 / 鈴木茂

2011-10-10 09:38:45 | CD Review / My Favorite
砂の女 from ALBUM BANDWAGON by 鈴木茂

もうひとつ!
鈴木茂「砂の女」( GET BACK SESSIONS Special “BAND WAGON” LIVE より)
 

前回の記事で、バンドの初LIVEが延期になったことを書きました。
私は、ヘルプのサイドギターですので、このLIVEが終われば、その後の立場は未定です。(笑)
やはり私は、今はソロギ修行が一番ですので、バンドもその肥やしになると思って始めた訳です。バンドでは、メタルなインストをやってますが、本来、伴奏ギターが好きな私が、ホントにバンドでやりたい曲って何だろう、って考えてみると、やはり私は歌ものがいい訳で。。。

で、こんな曲とギターが、ホンッとにカッコイイ、って思うんですよね。しびれますわ。

 Toshi

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