Novo começo. Com esperança e música.  ~おやじの再出発ブログ~

旧・ギターとともに.おやじの再出発ブログ
大病から復帰した親父が始めたギター。家族とギターとともに歩むマイペースな人生

あぁ、アクシデント

2018-04-29 09:29:39 | ギターな日々

 [葉山・森戸海岸からの夕景~右手に富士山]


先日の記事でも触れましたが、発表会の1週間前(3/31)に行われたリハーサルで、大きなアクシデントがあったんです。
何が起こったのかと言えば、実は、左手の指がつってしまったんです。結果的に演奏はできませんでした。こんなのは初めてのこと。
当日の出来事を、ドキュメンタリー的に記録しておきます。

◇◇◇

リハーサル前日まで、単身赴任先にいて、夜遅くに帰宅。単身先のアパートは当然ギターを気軽に弾ける環境ではないので、ほぼ1週間、練習から遠ざかっている。
これもあって、リハーサル当日は朝早くから起き出して、基礎練で準備運動をしてから順に、発表曲のスロー演奏、苦手部位、通常演奏と、結構念入りに練習。
今日の会場は、本番と同じ逗子文化プラザだが、ホールは本番と違って、狭い方(150名収容)の「さざなみホール」。この客席との距離感が緊張するのよねぇ。本番の広い会場(500名収容)の方が諦めがつくというか(笑)
で、会場にも1hほど早く入り、練習室で準備運動して、余裕を持ってホールに入った。会場には、師匠と教室の院長。ギター科の面々が勢揃い!自分のリハ終わっても、皆帰らずに観てると。(帰ればいいのに〜笑)
ホールに入ってすぐ、私の前の方が登壇。次はもう自分の順番。(あ〜、やっぱり時間繰り上がってるわ。。昨年の経験から予測してたのでまあ大丈夫)
前の方の演奏を聴きつつ、座らずにストレッチと手首を振って血液を指先へ!緊張感で手が冷たい。。。
そうしている間にも、私の後の演奏者が次々入ってくる、入ってくる。。。

緊張感高まる。。
前の方の演奏が終わる。いよいよ自分の順番。。
ステージに上がる。
椅子の高さを合わせる。
椅子の高さを院長が記録。
皆んなの視線を感じる。鼓動がたかまる。
指が軽く震えている。
足を組み、ギターを構え、チューニング、、チューニング、、、
 よし、、行くか。。スーっ(息を吸う音)

と改めてギターを構え、最初のポジションに左手を置き、、、置き、あれっ?
 置いた瞬間、左手小指がつった

ステージ下から師匠「どうぞ!始めてください。」

・・なっ、なんでこんな時に!?
・・ええい、弾いてしまうか!
・・いっ、いや駄目だ。まったく小指が使えない。。。う~んこれは深刻、いや申告!

「いや、先生アカンですぅ。たった今の今、指がつっちゃいました。」
「えええっ? ?どんな感じですか?」
ステージ降りて指を見せる。

[クリックで拡大。再現形態模写です(笑)こんな形で小指がピーンと固まるの図]

「あ〜、ちょっとこれは休んだ方がいい。順番を入れ替えましょう。」

 という訳で、私は次の休憩時間まで、休んで待ち合わせ。。ギター科の面々が心配して集まってきてくれ、色々アドバイスをくれる。~首から来てるよ、~温めた方がいい、、有り難いことだ。ところが、皆なの話を聞いてるそばから、今度はつった指が人差し指に変化

[クリックで拡大。再現形態模写その2。こんな形で人差指がピーンと張って親指にくっつくの図]

 他の方のリハーサルが進んでいく。その後、暫く休んでいたら、だいぶ良くなった様子。ちょっと試してみよう。会場の端の方でギターを構えて(音は出さず)軽く運指をしていたら、、またつった。今度は薬指!「っ痛!

[クリックで拡大。再現形態模写その3。こんな形で薬指がピーンと張って折れ曲がるの図]

この薬指がつった時、腕に痛みが走る。これで怖くなる。最初に症状が出てから30~40分か。こんなに長い間つりが治らないままなのは初めてだし。

ここで、師匠が今日は弾くのやめておこう、と。。曰く「ジストニアになっては困るので」
私「えっ?ジストニアってなんですか?」
師匠「いわゆるイップスですね。」
 私「・・・・・」

ということで、残念ながらリハーサル無しで本番に臨む羽目に。
いや、そんなことより大事なのは、つりを治すこと。で、行きつけの接骨院へ。

◇◇◇

 その接骨院というのはここです。
ここ、不思議な接骨院。保険診療無し!つまり自信あり。症状のヒアリングをしたあとで、何とも優しい、言い方を変えれば手応えのないマッサージのような治療。でも、これで良くなるんだから不思議。おまけにプロのギタリストも訪れるそうで、緊張対策の手ほどきまでしてくれました。(お奨めです。

やはり原因は首。普段の姿勢や、出張で乗り物に長時間乗ってることが問題、緊張も遠因だそう。ギターを演奏するスタイルも足を組むのは(この症状的に)良くないとのこと。いや、言われてみれば演奏的に見ても、これはFelicidadeに限らず、ソロギターではセーハでストレッチ的な押弦など、左手甲をグイっと前に突き出さないといけないシーンが多く、ギターが水平だど確かに前腕内側に負担が掛かることを実感することがあります。。。

結果、治療で良くなりました。でも、Felicidadeを弾くと、ちょっと前腕に違和感があるんです。これは確かに怖い。。。
つい、「本番でまたつってしまうのでは?」と想像してしまう、、、師匠がジストニアと言ったのも頷けます。

◇◇◇

結果的に、本番は無事に終わりました。(演奏内容は無事ではないですが。笑)
で、これまた不思議なことに、本番が終了した途端、腕の違和感が無くなったんです。
どういうこと?緊張が原因だったのか?
運動不足や歳のせいもあるのでしょうか。。。末永くギターと付き合いたいので、腱鞘炎なども怖い。
何れにしても接骨院のアドバイス、足を組むスタイル、つまりギターを水平に構えるスタイルには限界があるのかな。。。ちょっと悩みです。
 以前は、足台での演奏も練習したのですがね(プロフィール写真だったり・笑)。この辺の記事で書いてました。不真面目なので長続きせず。(爆)

どなたかご経験などご教示戴ければ幸いです。

 Toshi



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