ピレネーハイキングの旅 第10日目

2016-07-23 18:05:37 | 海外旅行
第10日目(2016.7.8木)

○ アンドラ・ラ・ベリャ~ラ・コマ(La Coma:2220m)~バルセロナ

 朝起きて窓から外を見ると、雨降り。見える駐車場の水たまりには結構降っている様子が分かる。昨夜は雷雨があったようだが全然気がつかなかった。今日は天気が期待できそうもないか。

 朝食7:30から。今回のツアーで6回あるハイキングの最終回日。今日は80km程離れたラ・コマというアンドラ北部のフランス国境に近く、湖の多い地域をハイキングする。

 ホテル出発は9:00。途中で今日の山岳ガイドのジョルジュさんが乗車する。随分と山に入ってきたところで警察の検問があった。どうやら2日後に「ツール・ド・フランス2016」のコースになっているための検問のようである。
 ドライバーさんが日帰りでのハイキングツアーだと説明し、何とか通行できた。朝小雨が降っていた天候が、ここまで来ると曇り空となる。

 途中から道路はS字カーブが続く急なの上り坂になる。所々にキャンピングカーが多数駐車して寝泊まりしているようである。ドライバーさんの話では、ツール・ド・フランスの見物や応援の人々のようだ。こんな急な上り坂で自転車のレースが行われるなんて信じられない。





 ラ・コマ到着は9:05。天候は回復し、晴れ間が出てきた。ここの標高は2220m。今回のハイキングで一番標高が高いところだ。

 10:00にハイキング開始。最初は上り道が続く。約15分で上りきると眼下に湖が見える素晴らしい風景に出会えた。ここからはお花畑が続き、特に北斜面にはアルペンローゼの群生の赤紫色が見事だった。ほとんど平坦で、プリメール湖(Estany Primer)をぐるりと周回するコースをとる。山の谷間にはまだ残雪が残っている。周辺にはここでも羊や馬が放牧されていた。12:15に下山。



 道路の両側には、ツール・ド・フランスの準備と思われる赤いフェンスの準備が始まっていた。
 最後に少しの上りがあったが、3つの湖をめぐり、全体としては気楽な約2時間強のコースだった。

 12:30にラ・コマを出発し、来た道をアンドラ・ラ・ベリャまで戻る。途中の町にはツール・ド・フランス歓迎の飾り付けが始まっていた。街の途中で山岳ガイドのジョルジュさんが下車。

 13:25アンドラ・ラ・ベリャのレストランで昼食。前菜はサラミ・ポテト・イカリング揚げなど、メインはアンチョビのピザ、デザートはチョコクリーム。ドリンクは、ここでもやっぱり生ビール(大4€)。また、テーブルには水が用意してあった。しかし、ここでは水が有料、添乗員さんが水の代金はツアー会社で負担するので自由に飲んでいいとのこと。

 14:30バルセロナに向けて出発。すぐにスペインとの国境を通過(特に何も無し)する。途中にかなりの雨がある。中世の修道院があることで有名で、ギザギザとしていて「のこぎり山」と言う意味が有るモンセラート(Monestir de Montserrat)が近くになったところでトイレ休憩(16:30~16:50)。しかし、施設は締まっていたのでガソリンスタンドを利用する。ここまで来ると天候は回復し晴れてきた。ガソリンスタンド内にも結構売店が有りアイスクリーム(1€)を食べる。バルセロナまであと1時間ぐらいか。

 バルセロナの市内に入ると、流石にスペイン第2の都市で賑やかだ。今回は観光しないが右手奥に「サグラダ・ファミリア」が車窓からちらりと見えた。ホテル到着は17:50。
 今日のホテルは街の中心部で、グラシア通りからバルセロナ大学方面にちょっと入ったところにある「アヴェニーダ パレス」。きょうの部屋も一人ではもったいないくらいの広さだ。

 自由時間があったので、ひとりでグラシア通りをちょっと歩き、「サグラダ・ファミリア」の建築家として有名なガウディが建築した「カサ バトリョー」(Casa Batlló)へ行ってみた。ここは観光客が多く、入館者の行列が続いている。



 今日の夕食はフリーということで、添乗員さんから手書きのMAP(この旅行会社でお馴染みの○岩さんのもの:http://blog.goo.ne.jp/iwabonmappa/でダウンロードは有料らしい)が配布され、早速タクシーで「サグラダ・ファミリア」見学に行くというグループもあった。

 ここではやっぱり「タパス料理」を体験したく、添乗員さんの案内で10人ぐらいで出かけ、グラシア通りのTXAPELAというお店に入る。店内には串に刺された料理がカウンターにたくさん並んでいる。テーブルには50種類ぐらいのメニューがありどれも2~2.5€。5品注文し10.4€、生ビールが大で4.35€、計14.75€=チップともで16€。どれにもパンがついているのでこれでもお腹かいっぱいになる。

 帰りは別行動となり、「カタルーニャ広場」まで下り、目の前の「エルコルテ・イングレス デパート」(El Corte Ingles)でバーゲン品の買い物。
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