第28回 集改塾 報告(出席者7名)
9月7日(水曜日、午後7時00分~8時45分)、28回目の集改センター主催の集改塾を開催しました。
< 塾生(大西 隆之 カンサイ建装工業㈱)の声 >
今回も株式会社カシワバラ・コーポレーションの白石氏による講義で「平成28年度版 2級建築施工管理技士 即戦問題集」の第5章建築施工 5・9防水工事の過去問題を元に問題を白石氏による解説付きで大変わかりやすい内容でした。
試験内容が主に新築工事向けになっているので、普段見慣れない新築施工時のアスファルト防水の施工状況等の動画を見ながら、こちらも白石氏の解説付きで要所・ポイントを押さえながら問題を解いていく形でした。
また普段解っているようで忘れがちな、「下地塗材には可使時間がある」の話では、乾燥時間はいつも注意している部分ではありましたが、上塗やシーリング材充填等を行うまでの制限時間は、知っていても忘れがちになっている点でした。
他にも、噂や普段当りまえになっている事が当たり前では無い。例えば、「1液カートリッジのシーリング材にプライマーは必要ない。は、嘘である。」こちらの話では普段職人さんと接していて、職人さんの話を鵜呑みにしてはいけない。という事も改めて自覚させられるお話でありました。
いつも白石氏は大変解りやすく説明する能力と又、大変奥深い知識と経験を持たれており、我が社にも「こんな先輩がいたらいいなぁ」と、いつも思いとても尊敬しております。
塾長からは、先月リオデジャネイロにて開催されていたオリンピックに因み、「チーム力について」のお話も拝聴することができました。このお話もとても興味深いお話でありました。
こちらのお話の中で「グループ=各メンバーの成果の総和がグループ全体の成果となる事を前提とした人々の集まり」「チーム=各メンバーの成果の総和を超える成果をチーム全体で出す事を前提とした人々の集まり」という内容があり、その内容を日々の日常業務に置き換えて考えてみると、ほとんどの会社組織では大きくは営業・技術・総務系の3本柱で組織構成されており、その組み合わせにより、1+1+1=3ではなく4乃至それ以上の効果を創造・発揮することで、一人一人では成し得ない事を成し遂げる事が出来るんだと感じ、組織で仕事をしている私たち社員が、如何にしてチーム力を発揮できるかを日々追求することが肝要であると、改めて思いました。
最後の宣伝では出版物で「精度の限界」、漏水調査の工法で「レインボービューシステム」の紹介がありました。
今回も松山塾長及び白石氏の大変貴重な御講義を拝聴させて頂き誠に有難うございました。
< 塾長の声 >
この日も2級建築施工管理技士合格を目指した問題集の勉強と塾生による春工事の体験談の発表の予定でした。問題集では、YouTubeにアップされている防水工事の施工を動画で疑似体験しながらより深く問題解答の意味をしることが出来たと思います。後半予定の体験談は生憎、発表者の塾生(山野氏)が諸事情でどうしてもこの日は出席できないため10月に延期となりましたが次回の塾が楽しみです。
また当日この穴埋めとして「チーム力」というテーマで話しましたが、少々ネタ不足でしたのでいつか改めて「(仮称)スポーツ選手から学ぶチーム力」をテーマに塾生と話し合ってみたいと思っています。