加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



別当谷・甚之助谷

今回の目的は別当谷と甚之助谷の予定で別当出合に入る。市ノ瀬に車を止めてシャトルバスにて別当出合まで十数分、山頂を目指すわけでもないから、市ノ瀬から再度歩いてもよかったが山の天候が変わらないとも限らないと思いまずは目的地を目指す。

別当出合から鳥居をくぐり吊橋を渡る。吊橋からの景色は前回と変わらない様子だ。


吊り橋上から見る。左、上流側。右、下流側


砂防新道に繋がる別当谷に架かる吊橋、2004年の土石流によって流され新たに架け替えられたものらしい。別当出合より上部に登るのは40年ぶりぐらいだから古い橋の記憶は無いし写真も残っていない。


2004年5月17日の土石流の記憶

砂防新道は別当谷と甚之助谷に挟まれた尾根沿いを登る。ところどころ甚之助谷側の柳谷川の砂防が木々の間から顔を覗かせる。砂防用工事道路を歩けば様子がよくわかるが登山道とは別ルートになる。

遠くに不動滝,、堰堤が見えてくる。

ふと振り返れば先ほど渡ってきた吊橋が見える。まだ、これだけしか登っていないのかと思う反面、帰り道ならあの橋を見てもう少しだと安堵することだろう。

気を取り直し先に進む目的の中飯場にほどなく到着する、それほど急ぐ旅ではないのでここからの風景を撮影しながら休憩する。

まだまだ暑い日が続くが、ゆっくり眺めてみると秋を思わせる風景が・・・。

ひろびろとさと刷きすとのび秋の雲 富安風生

をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏

人ゐても人ゐなくても赤とんぼ 深見けん二

不動滝からつながる断層(屏風岩とも呼びたい断層、正式な呼び名は?)

柳谷導流落差工

柳谷砂防堰堤群は甚之助谷地すべり等の外力の影響による柳谷両岸の斜面崩壊により破壊を受けた。平成9年から無人化施工によるコンクリート打設を導入し、平成19年11月に柳谷導流落差工が完成

柳谷砂防堰堤上から上部左と下流側右を見る。下流側は今もなを工事が続けられている。

柳谷左岸は岩肌が脆く常に崩落が起きている状態で岩盤には大きな亀裂がいくつも見られる。

甚之助谷新5号堰堤~柳谷新第20号砂防堰堤間の重要性 国土交通省 北陸地方整備局 金沢河川国道事務所 流域対策課

柳谷を後にして砂防工事用道路を戻り反対側の別当谷へと向かう。

・・・

別当谷堰堤群・・・・・に続く。



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