加賀藩の所領加賀、能登、越中の魅力、海越しに観る山々、風光明媚なシーサイド・ラインの風景・出来事を写真で紹介する。
金澤・能登立山シーサイド・ライン



此処しか知らないの!と言われてもおかしくないくらいに度々大日へ!

本当はもっと秋の宴が始まっているのではないかと思い、期待して。

牛ノ首を過ぎたあたりから色づき、登るにつれ紅や黄色にと染まった木々が増えてくる。

全山が秋色に染まるのもそう遠くないだろう。

今回は、それ以上に素晴らしい景色を頂いた。出来ることなら黄昏までここで景色を眺めていたかったがそうもいかず、夕暮れを足早に下山した。

 

雲海に沈む夕日、残る山人生でこんなチャンスが巡ってくるだろうか

 

いつも通り車を桂台に駐車、到着時にはすでに3台の車が私もその中に割り込んで駐車。ゲート前の車を横目に徒歩にてゲートを通り過ぎる。

称名谷は霧が架かりいつも見える滝は霧の中だ。登山口まで約1時間一人黙々と歩く。

いつもと変わらぬコースタイムで歩いているのだが今日に限って追い越してくる人がいない。大日平に入ったところで一組のパーティーが、これでやっと安心できる。

大日小屋までの間で10組程度、以前と比べると本当に少なくなった。

大日小屋は営業を終了してしまったことも関係あるのだろうか。それとも紅葉がまだ早く、室堂の方に流れたのだろうか。

おかげでのんびりできた山歩になったのだが。

この日はやみ雲にシャッターを切ったせいで400枚近く撮ってしまった。その中の100枚程度を投稿。

 


雲海の上に顔を出す猫又山に続く釜谷山、毛勝山あたりだろうか?

 

 

大日平まで下って山肌の紅葉を見る朝と時間的に10時間程しか違わないのに紅葉が進んだように見える。

 

此処から見る不動滝は午後からの方が映りが良いがこの時間になると影が出てしまい谷底が暗くなってしまう、ついでに撮る

不動滝を眺めた後山荘にて冷たい飲み物を求め乾いた喉を潤す。古い言葉でいうと五臓六腑に染み渡るそんな感じだ。

 

斜陽で見る大日平の木々は紅葉が一気に進んだように映る。

 

称名谷(川)は霧の中に沈んで夕日が差し込んでいた、その中へと、谷の夕暮れは早く瞬く間に夕闇が押し寄せてくる。称名駐車場でらうぃとの準備をして帰り路を急ぐ。

桂台に着いた時には、夕闇の中、一台の車が帰りの遅い主人を待っていた。

天候にも恵まれた大日、満足できた一日に感謝。

 

登山日:2024.10.06

 

 

 



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北アルプスの香炉と称され,深田久弥の日本百名山に選ばれた,美しい火山と言われた「焼岳」、その昔、飛騨側の人は「硫黄岳」と呼んだ。現在も活動する活火山を訪ねる。

 

当初の計画では北峰往復の予定でゆっくり8時過ぎのスタート。台風のコースが定まらない状況で昼過ぎの下山予定だった。いざ上りだすと青空の広がり快適な登山。

 

 

樹林帯を抜けると焼岳が見えてくる。噴煙を上げている様子がよく見える。

気象庁火山観測用施設(鋲?)

北峰東側山頂、此処にも気象庁火山観測用施設(鋲?)

眼下に見る上高地

眼下に見えた中尾峠

此処を過ぎた処でも火山性ガスが噴き出る穴が見られる。

新中尾峠で右手に曲がると直ぐに焼岳小屋

 小屋を小屋を過ぎてからいくつかの梯子を下る。(アルミ製の梯子が括り付けられた状態、少々不安が?)

 此処を過ぎると緩やかな下り道、峠沢に沿って樹林帯を進む。

13:37 焼岳上高地登山口到着。

 

 

大正池に移る奥・前穂高岳と吊尾根これに青い空があれば最高の写真が・・・・?

岳沢をアップに

最後に大正池を

 快適登山のはずが釜トンネルを抜けてから、駐車場までの距離がこんなにあるとは想像もしなかった。

長 い、横を通り抜けてゆく車を尻目に黙々と歩く、淡々と歩く、このカーブを廻ればそう思いながらカーブを曲がる、幾つのカーブを廻ったか忘れてしまい中の湯温泉を目指す。

 やっと中の湯温泉に着いた時の安堵感。でもこの先温泉横からまっすぐ、最後の登りが待っている。

15:50 新中の湯登山口に到着。

 あんなに在った車が一台もいないぽつんと私の車だけが取り残され主人の帰りを待っているかのようだ。

 距離6.4km、標準タイム04:54のハイク予定が、距離16.0km、時間07:52のハードな周回ハイクとなってしまった。

 大正池でバスに乗ろうとバス停で待つが数台のバスに乗車拒否をされ、仕方なく徒歩にてトンネルを抜け中の湯バス停まで。

 舗装路を歩くのがこんなに苦痛とはつくづく実感。

 本当に“おつかれ山”でした。

 

追:焼岳は活火山であることは自覚して登った、山頂付近は火山性ガスが噴き出している。焼岳小屋側に下山中に気分が悪くなってきた。風向きによって火山性ガスが散流するのかもしれない、

 

気象庁火山登山者向けの情報提供

  焼岳の活動状況
  噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)

現在の警戒事項等

 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまらないでください。

焼岳の火山活動解説資料(令和6年8月) 
気 象庁地震火山部 
火山監視・警報センター

 山頂付近の微小な地震が、3月下旬以降やや多い状態となっています。5月下旬からさらに増加した地震回数は、7月中旬以降減少しました。GNSS連続観測でみられる山頂付近での緩やかな膨張を示すと考えられる変化は、5月下旬からの地震回数の増加に対応してその変化率が増加しましたが7月下旬から鈍化しています。山頂付近の噴気の状況に変化は認められません。
 山頂付近の地震活動や地殻変動に加え、焼岳周辺では数年おきに震度1以上を観測する地震を含む活発な地震活動がみられるなど、中長期的に焼岳の火山活動は高まってきている可能性がありますので、引き続き今後の火山活動の推移に注意が必要です。
 山頂付近を含む想定火口域内では、突発的に火山ガス等が噴出する可能性があります。登山する際は、火山活動の異変に注意するとともに、ヘルメットを着用するなどの安全対策をしてください。また、噴気地帯にはとどまらないでください。
 噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)の予報事項に変更はありません。 


○ 活動概況 

・地震の発生状況3月下旬以降、増加がみられていた山頂付近の微小な地震(焼岳山頂付近の概ね海抜0km以浅が震源と推定される地震)は、5月下旬からさらに地震回数が増加し7月中旬まで続きました。8月以降も時々短期的な増加がみられます。 【焼岳周辺の地震活動】 今期間、低調に経過しました。 

・噴気など表面現象の状況噴気活動に特段の変化はありません。 北陸地方整備局が設置している焼岳北監視カメラ(焼岳の北北西約4km)、焼岳東監視カメラ(焼岳の東南東約2.5km)及び焼岳南西斜面監視カメラ(焼岳の西南西約2.5km)による観測では、北峰付近の噴気、黒谷火口及び岩坪谷上部の噴気の高さは、いずれも70m以下で経過しています。

・地殻変動の状況GNSS 連続観測では、山頂付近での緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いていますが、地震回数の増加に対応して5月末頃からその変化率が増加しましたが7月下旬から鈍化しています。傾斜計による観測では、火山活動によるとみられる変動は認められません。

定期的に発表する情報
https://www.data.jma.go.jp/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/tokyo/24m08/310_24m08.pdf

 

 噴火レベル1といえども全く噴火しないわけではないだろう。御嶽山だって噴火レベル1だったため関係機関もノーマークだったようだ。

 登山者はいつものように登山を楽しんでいた、それが突然の噴火。誰があの惨劇を想像しただろう、予想しただろう。

 焼岳もしかり、突然の噴火が、爆発が起きるかもしれないことを意識して登山を楽しみたい。

 



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 5月に二度チャレンジ、残雪期とあって小屋までがやっと、体力不足で先に進まず。6月、7月、8月と三か月間毎週のように登山。
 何とかいけるかな!と言うことでチャレンジ、皆さんより時間はかかったものの何とか登頂。これで人並みの試練をクリアできたかな?


番場島発電所にブナグラ谷・白萩川・立山川の水を送るための送水管早月尾根を貫いて約1000m地点から850mまで落ちた水を再び900m越えまで上げるための送水管
 

分厚い雲に覆われた山々を振り返りながら、淡々と尾根を登って行く

 5月の時には1400mあたりまで雪があちこちに残り、夏ルートも曖昧で残雪の尾上を歩くところが多くルートを探りながら何とか丸山まで登頂。

 花春の訪れた番場島・早月尾根山歩 その四

花春の訪れた番場島・早月尾根山歩 その四

前回の素晴らしい山々をもう一度見たくてチャレンジ。今回は少し早めに(ちっとも早くないけど)5時45分ごろにスタート。今回の目標は丸山・早月小屋普通なら余裕で往復...

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 夏山登山道は残雪期と違うところが多くコースを思い浮かべながら登る。


丸山から見る早月小屋

 

 やはりきつい小屋まで4時間、スタートが遅かった分時間がだいぶんと押して来ている。果たして劔まで登頂できるのか半信半疑。

 

 時間を見ながら行けるところまでと思い小屋を後にする。これから先は予測がつかない。いよいよこれからクサリ場と言うところからガスで先が見えない。


2600m

付近の斜面に咲く花々

 

 

 

 カメラを仕舞い動き安くして岩場を登る。印さえ見落とさなければ迷うことはない。そう信じて目印を頼りに登る。

 霧雨が少し激しく本降りになりそうだが雨具を着ると動きが鈍る。途中下山する6・7名のパーティーとすれ違う。これを最後に下る人誰一人とも会わない。

 劔には私一人、もし何かあっても誰一人気づいてくれる人もいない、慎重に行かなければ。

 道に迷って数日、ただ一人救助を待った人がいる。動かずただじっと救助を待つ、どんな心持ちだろう。

 そんなことを考えながら頂上を目指す。

13:00 2800m地点

 もう少しで頂上、しかしガスで何も見えない。ここまで来たら行くしかないそんな思いで。帰路は明るいい間に小屋まで行けば何とかなるだろうと考えながら。

13:52 悲願の劔登頂。

 景色は何一つ無い、ただあるのは岩のみ。

 これが憧れの劔なのか?

 これが試練の劔なのか?

山頂ノ岩陰で暖かいスープとおにぎりを食し20分程度の休息。

これから、いっきに下山。岩場は巻くことが出来ないので、岩場を過ぎたころからピッチを上げる。


15:00 2600m付近通過、 誰とも会う人がいない。

15:44 早月小屋到着 

 此処でミネラルウオーター500mlを補充。小屋の前では宿泊客がビールを飲みながら語り合っている。

17:15 1350m付近人の話声がする。

 少し下ると最後にすれ違ったパーティーだ。数人が心配そうに崖の下を眺めている。訪ねると一人が転落したという。名前を呼ぶが返事無い、リーダーが崖のほうに降りていく。あたりは薄暗く下の方は確認出来ない。


 少しばかり様子を見ていたがリーダの声も聞こえてこない。

 私もいつまでも見ていてもしょうがないと思いその場から離れる。

18:00 1000m地点

 番場島まで後1km程度ベンチを過ぎてからヘッドライトを点ける。最後の急こう配付近まで来ると救急車のサイレンが聞こえてくる。消防隊員ならこんな坂も駆けあがってくるだろうと考えながら下っていくが一向に上がってくる様子がない。

18:20 番場島到着 

 救急隊が打ち合わせをしているので聞くと本人が自力で歩いて松尾平まで下山したという。たいしたケガでなくてよかった。転落した所が木々が生い茂ったところでクッション代わりになったのかもしれない。

 御嶽でもけがをした人に出会った。その人はヘリで救助されたそうだ。一瞬の気の緩みが事故に繋がる、自分も気を付けなければ。

 

登頂日 2024.09.08



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 前回は大日岳だけさえやっとの思いで登ったのにゝ、今回はちょっと無理をして奥大日まで視野に。桂台のゲートは7時オープン待ちきれず桂台からスタート。これなら帰りが遅くなっても安心。

 

 GPSルートロガーアプリをスタートとしようとスマホを見るが、桂台付近は電波がなく行動開始をオンにできず称名駐車場にてスタートオン。

 

 

 コースはこれまでと変わりないので少々気が楽、でもペースは上がらず次々と追い越される。仕方ないか・・・。とあきらめの境地、結局十数人に追い越され何とか大日平山荘に到着。

 自販機でドリンクを買って喉を潤し、一度に飲みきれなかった分を水筒へ補充。

 休憩もほどほどに山荘を発つ。木々はわずかながらに色好き始めている。秋の宴の始まりを感じさせる。

 大日小屋到着が昼前、この時点で大日岳は飽きらめる。昼12時少し早いがここで中食にする。この間に劔方向の雲が切れることを期待してカメラをわきに置いて待つ。

 しかし一向に雲が切れる様子がない。まだチャンスはある。そんな思いで中大日、七福園へと。

 小屋から中大日は数分で到着。目の前に七福園、その先に奧大日、室堂、雄山・・・、もう少し行けるそんな思いから七福園、天空の庭園、称名川の方を覗くと滝がもしかして「不動滝」?こんなところから見えるのか?ちょと疑問に思いながら取りあえず一枚。  

 この勢いで奧大日へ  帰路は室堂から高原バスで一気に立山駅へと考えながら・・・。

 最下部2400mラインまで下る、ここから200mののぼり、はしご、クサリ場、奧大日はもうすぐ、山頂はガスで確認できない。

 14:02 奥大日到着  あとは下山、カメラを仕舞い今来た道を戻ることを選択。今からな明るいい間に大日登山口まで行けると判断。

 私の先を一人のハイカーがその人を追いかけながら進む、結構ハイペース。大日小屋まで1時間足らずで到着。

 小屋前では宿泊客がくつろいでいる。そんな人を横目に小屋を後にする。  

 16:39 大日平山荘到着  小屋で炭酸飲料でのどの渇きを潤していると、一人のトレイルランナーが足早にかけていく、もうここまで来れば

 18:07 大日岳登山口  称名滝方向を眺め駐車場へと急ぐ。駐車場でヘッドライトを準備桂台の車へと発電所あたりまで来たところで夕闇に包まれライトを着ける。

 暗闇の中をライト一つで進むのがこんなに心細いとは思わなかった。これではナイトハイクは到底無理。

 雑穀谷を過ぎた処で道路に光る眼が浮かび上がる、一瞬ドキッとするが向こうもライトを見て道路脇へと何とか桂台ゲートに到着。

 ゲート前に一台の車が、間に合わなかったのだろう、ここで車中泊を決め込んだようだ。

 19:00 無事車に到着

 

 登山日:2024.09.14



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処暑の候 三本滝と乗鞍・剣ヶ峰を訪ねて

 

 二十四節季でいうところの処暑、日差しはまだまだ強い日々が続く中、少しでも涼しいところと思い滝のあるコースを選んでみました。

乗鞍ヒルクライム2024が開催される予定で、エコーラインを事前に走行されていました。

夏のゲレンデ。やっぱり冬がいい、乗鞍は滑ったことはありませんが、ゲレンデを見るとむずむずしてくるのは私だけでしょう?

此処から滝へと向かいます。途中草に水滴がついて綺麗だったので。下手な写真。

何本の小川が流れ、苔も綺麗でいききしている

 

 

いよいよ本流が見える所に、ここから滝に向かいます。途中追い越して行かれたハイカーが吊橋の上で流れを見ています。
水量は多く期待できそうです。

トリカブトでしょうか、紫色が鮮やか


キツリフネ


岩をつたう流れ


ちょっと気になった岩盤


三本滝案内板

正面に見える滝

  


右手を流れる滝


左手、樹木の中をひっそり流れる滝

 紅葉の時期も綺麗だろう。乗鞍高原には数多くの滝があるそうで「番所大滝」、「善五郎の滝」とともに乗鞍三滝と呼ばれているそうだ。

 三本滝を後にしてコースを戻り吊橋を渡る。吊橋から見る川の流れ落差はあまりありませんが岩の間を流れる水、コバルトブルーの淵、どこをとっても絵になる風景。

登山道には色とりどりの花が咲いていて、滝を巡っていても十分に楽しめそうです。


アキノキリンソウ


蒴を延ばすアップで見ると可愛い。


川沿いからジグザグの登山道を登り乗鞍岳登山道にと出る。ここからしばらく尾根伝いの道を登る。

 


可愛いいキノコkが顔を出している。もしかして食用可?


苔の種類によって蒴の形状が違う。とても小さくてけなげだ。

登山道は車道にと出ると山々を望むことが出来る、まだまだ頂上は遥か彼方だ。


もしかしてこれは天然のなめこかな?

再び、車道に出て少し歩く。道路脇に咲く花

 

車道を少し歩きカーブを曲がると冷泉小屋が見えてくる小屋前には水の流れが。

冷泉小屋前の流れ、涼しそうだけど少々匂いが・・・・・硫黄臭かな?

車道~再び登山道にと数回繰り返し位ヶ原山荘前に出る


車道を登るロードレーサー、、よくこんな坂道を登れるものだと感心させられる。メカのなせる業なのか?それとも強靭な脚力なのか?

位ヶ原山荘を過ぎた処から頂上を眺める


エコーラインを走るバス。以前はマイカーも通行できたのに上高地と同じようにここもいつの間にかマイカーは規制されてしまった。


車道を離れ位ヶ原の中を登る。


美味しそうな色をしていたのでつまんで口に、少々苦みが。


位ヶ原に入るとリンドウ(ミヤマリンドウ?それともオヤマリンドウ?)、ツガサクラ、一面のワタゲとなったチングルマ、イワツメグサ等が咲く

車道に出て山々を振り返る。


雲の切れ間から顔を覗かせる峰々(西穂高、穂高、前穂・・・?)


ゴツゴツした岩の登山道を登る

宝徳霊神 祭祀場に建つ宝徳霊神(左)と秀綱霊神(右)の石像

もう少し登ると肩ノ小屋口に出る。避難小屋とトイレがありここでわずかに残った雪渓と山頂を眺めながら休憩する。雪渓ではスキー、ボードを楽しむ登山者が見える。


肩ノ小屋口登山道の登り口此処から30分程度で肩ノ小屋。

小屋が近くなると山頂を目指す人の列が見えてくる。バスで登って来た人がこんなにも多いのかと驚かされる。

あの大渋滞の中を登るのかと思うと先が思いやられる。


肩ノ小屋とその奥には宇宙線研究所「乗鞍観測所」


ズームしてみるとアリの行列のようにつながる人の列、本当は肩ノ小屋で休憩中食と思ったが頂上までの時間がつかめないので先に頂上を目指す。

 列に就いていたのでは一向に先に進まない。これでは、埒が明かないので横からガンガン追い越し先に進む。

 ちょうど若い青年が一気に登っていくのでその後に連れだってどんどん追い越す。おかげで随分と距離を稼げた。

所々で立ち止まり差心を撮り再び頂上を目指す。追い越しゝ山頂直下まで来るが列は一向に進まない、乗鞍本宮奥宮を反対から回り込んで前に出る。何とか剣ヶ峰[3026m]三角点にタッチ、山頂標識を撮影、人の姿が映りこんでいたものを画像処理

画像処理前


画像処理後

画像処理前

画像処理後

狭いところに大勢の人少し粘って人の切れ間を待つがなかなか途切れることがなく仕方なくAIの力をお借りして。


再び火口湖を撮影

登りには素通りした蚕玉岳(こだまだけ)[2979m]の三角点にタッチ後はいっきに下り肩ノ小屋前で中食、早々に済ませ下山コースに。


小屋の前にはトウヤクリンドウが沢山

後はいっきに下山時々振り返り写真に位ヶ原山荘にてロードレーサーとトレイルランナーたちの話が弾んでいる。ここでコーラーを購入して飲むが温くていまいち。三本滝の下りには苔むした巨岩が幾つも、これを眺めながら一気に下り駐車場へと。

 

肩ノ小屋 12:58ーーー13:56 位ヶ原山荘 14:08ーーー冷泉小屋 14:18ーーー15:34三本滝駐車場

駐車場で着替え汗を拭いていると帰りのバスから大勢のハイカーが降りてくる。

 

登山日:2024.08.24

距 離:15.5km

タイム:09:46(休憩時間01:32含)

 

相変らず登山日から日が空いてしまった。毎週のように山歩に出かけているので、投稿が遅れる。

この後には

09.01には焼岳

09:08は剣岳と続いているが、投稿は忘れたころになりそうだ。

 

そろそろ紅葉の季節、そちらの計画もしなくては・・・・・。



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 先週までは白山を何度か登り次は何処にしようかと考えては見たもののなかなか日帰りで行けるところが思い浮かばなくて、信仰の山と言えば、富士山、御嶽、白山、立山と言うわけで御嶽山になったわけで、実をいうと御嶽山は初めて。

 今年の2月に白川氷柱群が見たくて雪の中を御岳山麓の三岳井原地区まで雪の中を車を走らせたときに、雪の御嶽を見て今度は登ってみようとひそかに考えていた次第で、残雪期の登頂にはならなかったが、無難な夏の御嶽を登ることが出来た。


2月5日に撮影した御嶽

05:11 中の湯登山口を出発して
06:09 飯森小屋
07:02 女人堂
08:35 石室山荘
09:34 剣ヶ峰到着

 実に4時間23分ののんびりタイムになってしまったが、何とか登頂できた。山頂に到着したころには雲に覆われて眺望は効かなくなってしまった。

この後は池を巡り下山予定

山頂から見た一ノ池と二ノ池


二の池山荘

本当は二ノ池が正面にあるはずなのだが池と言うよりは、グラウンドに水が溜まりぬかるみが出来ているような状態。噴火以前には青空を映し出す池が存在していたのだろう。

 二ノ池山荘付近から見る。赤い岩肌が剥き出しになった山、いつになったら緑の山になるのだろうか。

二ノ池ヒュッテ横を通りサイの河原へと

 

サイノ河原を駆けるトレイルランナー

ガスに覆われる三ノ池、すっきり見える景色も綺麗だけれどガスに覆われていく景色も少々神秘的、これが動画だともっと魅力てな景色を伝えられるのだろう?

飛騨頂上へ向かうトラバースルートと摩利支天山から飛騨山頂へ向かう登りルートの分岐点付近から、剣ヶ峰方向を眺める。少し明るさが戻て来たので、もしかすると雲の切れ間から青空の景色が見れるかも。

摩利支天山の分岐点に着くがガスの中で眺望も期待できそうにないのでトップは次回にすることにしてスルー。

11:38 摩利支天乗越

此処で避難訓練の」サイレンが鳴る、続けて訓練であることのアナウンス避難行動を取る旨の案内、ガスがかかり何も見えない。もしこの状況で本当の噴火なら何も分からず被災しているかもしれない。

この地点から飛騨頂上への下り坂、大小の岩山を歩く途中数名のパーティーとすれ違う。

今年初めてのライチョウにも出会う。下り半ばから緩やかな稜線を歩く右手に三ノ池、正面には五ノ池小屋、程なくして、白竜避難小屋分岐点からのトラバースルートと合流。

ライチョウの親子が砂浴びをしている、少しこちらを警戒しているようだが、逃げる様子もなく気持ちよさそうに続けている。

小屋横のベンチをお借りしてここで中食、いつもと同じカップラーメンとおにぎり、携帯用ガスバーナーは持参しているが、保温ボトルのお湯だけで食す。少々温かったような気がするが時間短縮のため。

五の池小屋から見る摩利支天山への稜線

五の池

五ノ池から三ノ池を一回りするルートへと、右に三ノ池、左に四ノ池を見ながら下る


四ノ池とその先は継子岳(2859.1m)池の水は確認できないが緑の斜面ががとても綺麗だ。

三ノ池を一回りして開田高原、女人堂、白竜避難小屋から五ノ池トラバースルートとへの分岐点を女人堂方向へとルートを取る。

このコースは増水時は少々おすすめではないかもしれない。コースの中には何か所か沢(急な沢)を渡るところがあり中でも二番目に超える沢はロープ、はしごで上り下りしなくてはならず、そこに持ってきて、増水でもしているなら土砂・岩が流れてきそうでとてもl危険だ。
幸い今回はどの沢も水の流れは無く難なく越えることが出来た。

 天候が良ければ眼下には飯森高原、開田高原等々を眺めることが出来るトラバースルートだが。今回は雲の切れ間から、わずかに望むことが出来た


途中から目的の女人堂が見えるがまだ分岐点からの三分の一程度の距離が残る。

13:55-14:06
八合目女人堂にてしばしの休憩、ヘルメットも此処で外し水分補給、軽く菓子等を口にして、この後は一目散に下山。

15:26
中の湯登山口到着

 

到着するとバス停の前では避難訓練のアンケートを取っていたので、アンケートに協力して今回の登山を終える。

 次回は花の写真をまとめて投稿予定。ベストシーズンも過ぎたようで(腕も悪いですが)、あまりきれいな花を撮影することが出来なかったが多くの花が楽しめた。

登山日:2024_10
タイム:10:15
距 離:12.6km
休 憩:02:26

続く、この後には乗鞍高原から乗鞍岳の登山の様子を・・・。



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 立秋を過ぎた8月10日、今回は富士山、白山とともに信仰の山とされている御嶽山にチャレンジ。

 今回は中の湯からの登頂を目指し車を走らせる。前日の仕事の疲れを残しながらも午前3時ごろに中の湯登山口に到着。車を停めて車外に出ると寒い。出発した時は暑くて薄着のまま慌ててズボンに上着を羽織る。

 空を見上げると、空一面星が輝く、肉眼で天の川も確認できる。こんなにきれいな星空を見るのはいつ以来だろうか。わずかな時間で流れ星を数回、真っ暗な中でカメラ、三脚を取り出し写真をと準備をしかけると徐々に東の空が白み始め星空の撮影は諦める。

 そんなことをしているうちに、続々と荷物を背負い登って行く登山者。慌てて準備するがもうしっかり夜が明けてしまった。もう慌てることはないと思いゆっくり腹ごしらえをする。

 駐車場に止まる車の登山者がいなくなったころにやっと出発。

 バス停前では避難訓練の案内をする職員がチラシとハンドタオルを渡してくれる。10年前の大参事の啓発を兼ねてのことだろう。

さていよいよ登山開始、樹林帯の中は少々ジメジメしていて、階段の木が滑りやすく慎重に足を運ぶ。継ぎ足し継ぎ足しで補修された登山道の階段は、ピッチも不揃いで少々歩きにくい。

さすがに信仰の山、至るところにお堂、石碑等があり異様な感じがする。白山、立山などはほとんど見られないのだが。夜暗いときに登るには勇気がいりそうだ。

 道標には山頂までの距離が書かれているが平坦な道ではないので、距離感覚・時間感覚がつかみにくい。今回は、初めてなのでそうかもしれないが、二度三度登れば距離、時間がつかめてよい目印になるかもしれない。

小一時間ほどかけて写真を撮りながら登っていると後から来た数人に追い抜かれたが、今は閉ざされた山荘に着く。

小屋を過ぎたところにお堂がありその前では先ほどの3人が休憩して汗を拭っている。私はと言うとお堂の写真だけを撮りそのまま先へと急ぐがすぐに追い越されてしまった。

ロープウエイ山頂駅との分岐点七合目の山荘が見えてくる。山荘に着くがまだ営業はしていないようだ。山荘の先には覚明社行場跡がある

徐々に樹高も低くなり少しづつ視界も開けてくる。木々の間から雲の上に顔を出す山々が見える。それから程なくして山荘が見えてくる。

 まだこの時間は一面の青空が広がっている。

 07:02 八合目女人堂到着 ここでトイレをお借り(有料200円でした。)してすっきりする。

 九合目・山頂を眺める。この時点では空一杯の青空

 北の方向は乗鞍岳が頭を出している

御嶽講「阿波福寿講」の西開と西覚に銅像とその後ろには霊神碑が数多く建てられている。

八合目を過ぎると登山道は石の道と変わる。

雲が登ってくる前に山々を記録に残す。山頂でもこの景色を眺めることが出来ればと思いながら登るがそうもいかない。

08:57 覚明堂

九合目直下の石室山荘を過ぎたころには雲が上って来て、もう山頂も雲のに覆われてしまっている。

09:05 二ノ池との分岐点

山頂直下に慰霊碑その横には新設された避難シェルターが3機並ぶ

09:42 剣ヶ峰山頂到着

 剣ヶ峰3,067mの標柱と三角点、そしていつものように三角点にタッチ。

 山頂を見回すといたる所に10年前の爪痕が残る。

 雲の切れ間から山ゝを眺める。山頂にて水分補給軽くパン・スナック等をコーヒーとともに口にする。

山頂はそれほど混んでは居なかったが徐々に増えて来たので山頂を後にする。

この後は二ノ池、三ノ池等を周り下山へと。

この辺で次稿へと、

思い起こしながら進めているためなかなかスピードが上がらない。

 

登山日:2024.08.10

 

 



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立秋とは名ばかりの暑さが続く中、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

暦の上では8月8日は「立秋」立秋目前の8月4日三度、白山を訪ねた時の記録です。

 

前回の投稿は室堂平の分岐点まで来ました。そこから千蛇ヶ池方向を目指し御前峰を右手に見ながら進みます。


クルマユリと千蛇ヶ池の分岐案内


イワギキョウ


ミヤマリンドウ

千蛇ヶ池(せんじゃがいけ)

泰澄が、残る2千匹のうちの千匹には、鳩ケ湯新道の登山口にある刈込地に、あとの千匹には山頂の池(千蛇ケ池)に棲むよう命じたという池

本当に千匹もの蛇がいたとしたら怖くて誰も近づかないでしょうね!

岐阜県の夜叉が池に行った時も見るものすべてが蛇に見えて怖い思いをしたことが。それ以来長いものが嫌いに。

早い季節だと、この池は完全に雪に覆われているとか?

百姓池・五色池

大汝峰(2684m)を望む

血ノ池

血ノ池の由来はどこから来たのだろうか・・・?

翠ヶ池(みどりがいけ)

油が池

池はすでにひえあがっていて、僅かに水たまりが残る。

紺屋ヶ池


12:49 これから登る御宝庫・天柱石・御前峰方向を見る


12:50 油が池方向を観る


12:54 御前ヶ峰に登りながら紺屋ヶ池を振り替える


標高が上がってくると紺屋ヶ池の奥には翠ヶ池も見えてくる。

 

御前峰頂上にゴジラ現る。山頂にいた人全員がゴジラを撮影、こんな遊び心もいいね!


13:12 三角点にタッ
13:14 頂上より室堂を眺める

 いつもと同じく時間が押してきているので、この写真を最後にカメラを仕舞って一目散に下山。

今回の最終バスは16:30アクシデントが無ければ十分に間に合う時間。下山コースは上ってきた道をそのままトレース。

13:37 室道

13:53 黒ボコ岩

 この辺りを過ぎたころから雨模様、雨具をつけずに下山甚之助避難小屋付近では晴れ間が覗いていた。

14:18 南竜分岐点

14:30 甚之助避難小屋

15:13 中伴場

 ここから先下山者が多く先行者のペースにて下山

15:43 別当出合.到着

 無事下山

次回は8月10日山の日、御嶽山登山の記録

 2014年63名もの犠牲者が出た大噴火から10年、現在の噴火警戒レベルは1、10年前のその時も警戒レベルは1だった誰もが予想もしていなかった。

 現在も活動している活火山であることを自覚してチャレンジ。最低限の装備(ヘルメット)を持参して、8合目からは着用して登山。

 この日も避難訓練が全山でサイレンとアナウンス流れた。

 

10年前の概要・前兆現象 Wikipedia:ウィキペディアより

噴火活動の概要
山頂の南西、地獄谷付近の地下にあった熱水溜まりが何らかの原因で過熱(あるいは減圧)したことにより急膨張した結果、突沸し噴出に至った。山頂付近で噴火に遭遇し生還した登山者によれば、「最初の噴出は岩がぶつかるような音で始まり、爆発音はなかった」との証言がある。防災科学技術研究所V-net観測点(田の原上:ONTA・田の原:ONTN)の空振計では、6ヘルツ以下の空振を観測している。

主要要素
噴火時刻 -2014年9月27日11時52分
噴火様式 -水蒸気爆発(水蒸気噴火)
噴煙高度 -火口から最大7,000メートルと推定
推定噴出量 -27日は50万トン程度
今回の噴火規模は過去に日本で死傷者を出した他の火山噴火規模と比較すると決して大規模なものではなく、火山灰噴出量も2014年現在[13]も噴火を続けている小笠原諸島・西之島の100分の1、1991年の雲仙普賢岳の400分の1でしかない。

前兆現象
噴火の約2週間前から火山性地震が増加していたが、発生していた地震のタイプは2007年と異なり火山性微動は観測されていなかった[15]。しかし、噴火の約11分前と噴火直後の約30分間に北東に11キロ離れた高感度地震観測網の開田高感度地震観測施設(N.KADH)では火山性微動が観測されていたほか、7分前には傾斜計で山体が盛り上がる変位も観測されていた。

常設の地震計を設置している名古屋大学の観測チームによれば、噴火の前兆として阿蘇山などで観測される特徴的な長周期震動は観測されなかった。

一方、登山ガイドからは「硫化水素が普段より強かった」、山小屋従業員からは「噴気の勢いが強かった」などの証言が報道されている[19]。しかし、別の調査では以前から風向きにより火山ガス臭を感じることがあり、噴火前の状況からは異常を感じなかったとする証言もある。

 

 

2014年の御嶽山噴火 - Wikipedia

 

 

 



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まだまだ暑い日が続いているが季節は秋へと移り変わろうとしている。暦の上では8月8日は「立秋」立秋目前の8月4日三度、白山を訪ねる。

今回は池を回ってみることに。

何時ものように別当出合からのスタート、今回も出だしが遅くすでに日は登り日差しが痛い。


朝陽を浴びながら吊橋を渡る。

吊り橋を渡れば暫くはブナの森の中を歩く。この間は、日差しも優しく鳥の囀りと柳谷川の流れを聞きながら歩く心地よいひと時だ。

 

07:38 中飯場

不動滝を見るが逆光で綺麗に見ることが出来ない。滝の流れは、幾分減ってきたような気がする。

 

 


ミヤマアキノキリンソウ?

中飯場を過ぎしばらくは登りに専念する。

08:53 甚之助避難小屋をスルー。

09:13 南竜との分岐点 ここで避難小屋、別当谷等を振り返る。いつも思うがつくづく青空に見放されているような気がする。

09:41 十二曲がり手前の水場につく。

ここで荷物を下ろししばらくの休息、水は冷たく熱った体を冷やしてくれる。


オタカラコウ?


ミヤマキンバイ


ミヤマダイモンジソウ

いよいよここから十二曲がりの急登が始まる。でもこの間は花が豊富で写真を撮っていると、急登の辛さも忘れる


ハクサンフウロ


花びらに切れが入ったミヤマダイモンジソウ


真下に先ほど休憩した水場を見ることが出来る。

10:14 黒ボコ岩

会い合わらず岩の上に登り記念撮影を人で一杯写真も撮らずにスルー。


弥陀ヶ原はチングルマのワタゲで一杯。赤く紅葉するのはもう暫くさきかな?


五葉坂の先が室堂もう少し・・・。

10:40 室堂

此処で少し早いが中食いつものカップ麺とおにぎり。

30分程度で済ませ出発の準備その前に用を足しチップを入れて鳥居をくぐる。無事に帰れますように手を合わせ、お池巡りに出発。

今回は千蛇ヶ池方向へと・・・・・。

都合により次回に続く。

登山日 2024.08.04

 

 



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今回も再び白山室堂へ

7月21日の日はクロユリを見ることが出来なかったので再び白山室堂に

前回観光新道を下山した時、写真も撮らずにスルーした蛇塚。登山者が積んだものかと思っていましたがこんな伝説があったそうです。現地にはこんな説明表示も無かったので気が付きませんでした。

蛇塚(じゃづか)

観光新進(旧越前禅定道)の殿ケ池が避難小屋から馬のたてがみを経て黒ボコ岩に向かう途中に、蛇塚と呼ばれる石を積んだ塚がある。ちょうど小さなハ舎のいの様相をしている地点で、地滑り活動に伴ってできた亀裂(クラック)の中の凹地に1メートル余りの高さに石が積まれている。

白山を聞いたと伝えられる泰澄が、山頂近くで登山者に危害を加えていた3千匹の蛇たちを諭したが、千匹だけどうしても悪さをやめないので、やむなくこの千匹を切り殺して埋め、その上に石を積んだという伝説がある。
また泰澄は、残る2千匹のうちの千匹には、鳩ケ湯新道の登山口にある刈込地に、あとの千匹には山頂の池(千蛇ケ池)に棲むよう命じたということも併せて伝えられている。

今回のコース

08:00 別当出合登山口 遅くの出発で到着が遅れ8:00からの登山開始となってしまった。

何時も通りに目についた草花、景色を撮りながら登る、でもいつっものようにのんびりしている時間は無いので写真もほどほどに先を急ぐ。

 

  

不動滝の流れもまだ健在だ、しかしこの流れもいつまでだろうか。

甚之助避難小屋は相変わらずにぎわっている。

此処で休憩と思っていたが登山者が多く先に進むことに、甚之助避難小屋を過ぎると徐々に視界が開けてくる。それに伴い自然と花も多くなり、立ち止まり写真を撮ることが多くなってくる。

 

 

 

 

 

写真を撮りながら登っていると登りも苦にならなくなるいくつかの水場を過ぎると頭上に黒ボコ岩が見えてくる。ここっから十二曲がりの急登が始まる

  

 

 

 

 

 

十二曲がりを登り黒ボコ岩を過ぎ弥陀ヶ原へと出る。正面の小高い丘を登ればもう室堂だ。

 

室堂に到着、出だしが遅かった分時間も随分押して来ている、あまりゆっくりする時間がない。早々に昼食をとり、クロユリ探しに。南竜から登って来た人が咲いていましたよ。と言っていたことを思い出し、南竜へのコースを辿ることに。

 

 

 

今回目的のクロユリ

比咩神社祈祷所の鳥居をくぐり御前峰に向かうコース、すぐに分岐点が現れるここで左に行くと千蛇ヶ池方向池巡りコース、右に行くと大倉尾根、トンビ岩コース。

今回は此処を右に曲がる、大倉山方向に進み大倉尾根分岐点より南竜ヶ馬場に下る展望コースを行く。

分岐点から右に入ったとたんにクロユリが沢山咲いている(なぜ前回室堂平を散策しなかったのだろうか?)。

 

大倉尾根分岐点までの間クロユリの群生が多くみられる御前峰は相変わらず霧の中

分岐点から展望コースに入ったところで分岐ポイントその奥には御前峰わずかに雪が残る。

分岐点からしばらく行くとシャクナゲが少し残っていました。

飛騨地獄覗きと言われる付近から地獄谷を覗く、眼下に見えるのは大白川ダムによって堰き止められた白水湖。


大倉尾根の稜線と大倉山(2038.6m)

地獄谷を左に見ながら下って行く、ここでもクロユリ、ハクサンコザクラ等々たくさんの花が咲いている。


コース中間付近のアルプス展望台


眺望はと言うとご覧のように雲の中

アルプス展望台から先は南竜まで先を急ぐ

下って行くと南竜ヶ馬場テントサイトが見えてくる。時間も随分押して来てしまっている南竜山荘に着いたのが15時過ぎ最終のシャトルバスに間に合うのか少々不安になって来た。

先を急がなければと思いながらシャッターを押す。


エコラインの斜面に咲くニッコウキスゲの群生


不動滝に続く万才谷、谷間に見える構造物は赤谷へと繋がるトンネルの入り口で万才谷の水を流すためのバイパスだ。

昨年秋にここを訪ねた時の投稿、

 

手取川渓谷を訪ねて 010-5-2 別当出合から別当谷・甚之助谷・万才谷排水トンネル

万才谷排水トンネルを訪ねて南竜ヶ馬場より万才谷へ0032023.11.05撮影2023.11.08初回更新2023.11.11再更新2023.11.12再々更新南竜分岐点に到着ここで大正4年に竣工の谷止工...

goo blog

 

15:30  南竜道と黒ボコ岩方向の分岐点で最後の撮影カメラを荷物の中に仕舞い後はひたすら下山。

15:49 甚之助避難小屋

16:24 中飯場

通常なら最終バスは16:30だが、本日は17:00が最終なので此処まで来ればもう一安心。気を引き締めてもうワンピッチ。

16:42 別当出合到着

無事下山何とか間に合ってよかった。チケットを買いバスに乗車、コーラでのどを潤す。

 

白山登山 2024.07.27 

 タイム 08:40
 距離  おおよそ12.9km
 登山から半月以上が過ぎてしまった記録、この一週間後には再び池巡りに登山。

 

 

 



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