全セリエB展望 保存版 SAMPDORIA 冬のメルカート'23-'24総集編 

2024-02-06 11:11:03 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

さて、2023-24の冬のメルカートもあっという間に閉まりました。

先代の偉大な会長様のおかげで、まだサンプは財務上の問題で選手を先に売らないと買えない状況です。お金が使えない状況ではフロント陣は精一杯やったのでは無いでしょうか? 事実、新加入の4人は全員が加入したその週にデビューを果たしてますし、アルヴァレスはすでにゴールも決めてます。欲を言えばダルボエは買取OP付きで獲得したかったですが... また、デッレモナケのレンタルで彼に出場機会を作れそうなのも良かったと思います。その他、余剰整理にもある程度成功しました。こちらも欲を言えばキリが無いのですが、コンティ整理は相当ハードル高いですし、ヴェッレアスキルドセンに関しては本気で放出を試みましたが駄目だったと言う事で、方向性としては合っているのかと思います。ここから先はフリー移籍かだけなので、可能性が報じられてるのがFWステファノ・オカカのサンプ帰還。有るとしたらこれぐらいですかね


そんな中2/8、突然でしたがマルコ・ランナ会長の辞任が発表されました

史上最悪だったフェレーロ政権の末期。まさに「火中の栗を拾う」形でサンプの為に一肌脱いだランナ

ジェノヴァ生まれ、サンプユース出身、スクデットメンバーでもあるランナにとって、愛するクラブが破綻していく姿は耐えられなかったのでしょう

最初はお飾りだけでもうれしいと思っていましたが、どちらかと言えば寡黙な方のランナの、ヴィアッリ追悼の時のSUDの下でのスピーチは堂々としており、非常に感動しました。

その後、ラドリ-マンフレディ新体制となりましたが、サンプのIDを残す意味でも会長に留まり続けたランナ。

しかし、生まれ変わろうとしているサンプの中で、彼の立ち位置が微妙になりつつあるのは事実で、実質仕事としてやる事、やれる事がどんどん無くなっていました。

特に新体制は、オスティはもとより、40年以上続いたドクター”アメデオ”やみんなに愛されたマネージャーの”アルベルト・マランゴン”もあっさり切ったように、旧体制を一新しようとしています。そんな中、唯一と言えるぐらいわずかに残っていたランナでしたが、このタイミングでの辞任となりました。まぁ深くは詮索しませんが、とにかく彼には感謝しかないと思います

Grazie Marco!!


さて、冬のメルカートの総括です。まずニューカマーの紹介

’23-’24 冬メルカート 新入団選手

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Agustín Álvarez Martínez ⑲アグスティン・アルヴァレス

 ●FW 

 ●2001年5月19日(23歳)

178cm73kg

昨季:22試合1得点(サッスオーロ)

●ウルグアイ代表 4試合1G

ウルグアイのペニャロールから鳴り物入りでヨーロッパに初見参。サッスオーロに加入した彼は、昨季サブFWとしてほぼ途中出場で22試合に出場。1ゴール1アシストの成績を残し、順調な成長が期待されました。しかしシーズン終盤の2023年5月に十字靱帯断裂の大怪我を負い、約半年以上の離脱を余儀なくされます。その後長いリハビリを経て今季セリエA18節のミラン戦(2023.12.30)についにベンチ入りを果たしました。しかし3試合ベンチには入ったものの出場機会は無く、その後すぐにサンプドリアにドライローンでの加入となりました。まぁ怪我前のプレーを見ると良い選手なのは間違いないです。サンプが欲しい完璧なCFタイプと言うよりはちょっとエスポジトに近いタイプにも見えますが、どれだけ回復しているか。現状のサンプの財務状況ではまともな補強と言うのはなかなか難しいですが、ドライローンで有るという事がサッスオーロもまだ彼に期待をしていて、活躍可能性が有るという事を信じましょう。初スタメンのモデナ戦で早速サンプ初ゴールを決めました!

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Cristiano Piccini ⑲クリスティアーノ・ピッチーニ

 ●DF 

 ●1992年9月26日(31歳)

183cm77kg

●今季:13試合1得点(マグデブルグ=ドイツ2部)

●イタリア代表 3試合0G

フリー移籍・センターバック・イタリア人

フィオレンティーナ出身の彼は若い頃はかなり期待されており、かつてはバレンシアやベティス、スポルティングリスボンでもプレーした選手。 お金が全く使えないメルカート CBが本来左SBのムッルーいれて3人のみ、センターバックは次節に至ってはムッルーも怪我、ギラルディ出場停止で本当に1人。こんな状況のサンプでこれ以上望めない最高の補強だと思います。まぁ大怪我負って、現在ドイツ2部リーグプレーの31歳だから、過度な期待はもちろんできませんが・・・ただし、サンプDF陣が故障者続出で危機的な状況であるのも事実なので、加入数日後のモデナ戦ででいきなり先発デビューしました。今後は2024年6月までとなってる現契約の延長に向けてのアピールとなるでしょう

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Ebrima Darboe ⑤⑤エブリマ・ダルボエ

 ●守備的MF 

 ●2001年6月6日(22歳)

178cm69kg

●今季:5試合0得点(ラスク=オーストリア1部)

●ガンビア代表 15試合0G

ローマからレンタル移籍したガンビア代表のボランチ。ガンビア代表と言う事はあのオマール・コリーの後輩であります。きっと、このサンプ移籍に関しては、ガンビア代表キャプテンでもあるコリーにアドバイスを求めた事でしょう。実は2021年5月2日のローマvsサンプ戦でセリエAデビューを飾っており、これは何かの運命でしょうか?ローマでも将来を期待されている選手なので、買取OP付きで獲得できれば万々歳だったのですが。今のサンプのMF陣では怪我しているヴィエイラ以外、あまり守備力&フィジカルに優れている選手がいないので、早速の活躍が期待されます。彼も加入直後のモデナ戦で、途中出場ながら早速のデビューを飾りました。

↑↑©Club Doria46より

Giovanni Leoni ㊻ジョヴァンニ・レオーニ

 ●DF 

 ●2006年12月21日(17歳)

193cm??kg

●今季:3試合0得点(パドヴァ=セリエC-A)

  :12試合0得点(パドヴァ・プリマヴェーラ)

まだ弱冠17歳1ヶ月のセンターバック

誰がトップチームの補強だと思うんでしょう!?しかも今季もプリマヴェーラ中心の出場で、セリエCのパドヴァで3試合だけトップチームデビューしただけの選手

彼が凄すぎるのか、サンプDF陣が危機的にヤバいのか・・・まぁ両方でしょうな

ただ、とりあえず立派にデビュー戦をこなしました。

本人も相当興奮した様子で、インスタを更新しておりました

パドヴァのセンターバックと言えば、アメリカ代表の”ヤギさん”、ことアレクシー・ララスを思い出しますねー

まぁとにかく17歳ですでに193㎝の長身と言うのは今後を期待させます。もちろん早熟な選手なんてサッカー界には山ほどいて、サンプでもFWサルヴァトーレ・フォーティとかGKのフィオリッロとか、10台でデビューして全く期待外れに終わった選手もいるので過度の期待はできません

ただ、この日のデビューは様々な要素が重なってラッキーだったとしても、ここから順調に成長してサンプを背負うCBになってくれればものすごくうれしいです

なぜなら、センターバックは近年のサンプのずっと課題なので

とりあえずは買い取りオプション行使まで温かい目で見守りましょう!


※移籍情報総まとめ<2024・2・10現在>

IN

DF クリスチャーノ・ピッチーニ(31)⇐マグデブルグ(ドイツ2部)からフリー移籍

DF ジョヴァンニ・レオーニ(17)⇐パドヴァから買取OP付きレンタル移籍

MF エブリマ・ダルボエ(22)⇐ローマからレンタル移籍。ガンビア代表

FW アグスティン・アルヴァレス(23)⇐サッスオーロからドライレンタル。ウルグアイ代表

OUT

MF ロレンツォ・マラグリーダ(20)⇒リミニ(セリエC-B)にレンタル移籍

MF シモーネ・パナダ(21)→アタランタにレンタルバック

FW アントニーノ・ラ・グミナ(27)→ミランデス(スペイン2部)にレンタル

FW マルコ・デッレモナケ(18)→ヴィチェンツァ(セリエC-A)にレンタル

FWノア・レミナ(18)→パリSGにレンタルバック→ウォルバーハンプトンにレンタル移籍

レンタル選手

MFマッティア・ヴィターレ(19) チェリニョーラ→モノポリ(セリエC-C)にレンタル先変更

FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)グッビオ→ヴィルトゥス・エンテッラ(セリエC-B)にレンタル先変更

さて、冬のメルカートはこんなものであとはとにかく怪我人の回復待ちですね!!本当にヤバすぎます。

いくらなんでもここまで怪我人が多い状況はなかなか経験した事がありません。

現代っ子は子供のころから上品に育てられて、骨や筋肉が弱いのか・・・

私は中学の野球部で、水も飲ませた貰えずひたすら走らされたおかげで、ちょっとやそっとの事じゃ怪我はしない身体になりましたけどね・・・

もしくはドクターの交代のせい。その影響かどうかはもちろんわからないですが、本当に今季の怪我人の多さは酷すぎます。「アメデオ、帰ってきてくれー」(今年解任されるまで40年やっていたサンプの元ドクター)

この冬のメルカートの結果と、現在の怪我人の状況で現時点でのフォーメーションはこんな感じになります。夏の時点では4-3-3でスタートしたピルロ・サンプでしたが、紆余曲折を経ましてこうなりました

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐2-1> 監督アンドレア・ピルロ ※2024・2・10現在 🏥=長期怪我 赤字=冬新加入(昇格)

        ⑨デ・ルーカ(⑯ボリーニ🏥)(㊸ンタンダ)

⑦エスポジト(⑩ヴェッレ)     ⑲アルヴァレス(⑪ペドローラ🏥)

⑧⓪ベネデッティ(④ヴィエイラ🏥)(⑤⑤ダルボエ) ⑭カザミ(⑤アスキルドセン)(㉜ジレッリ)  

         ㉘ジェペス(㉘ジェペス)

㉙ムッルー(c)(㉑ジョルダーノ)(③バッレーカ)  ㉓デパオリ(㊵ストヤノヴィッチ)(⑬コンティ🏥)

   ㉝ゴンザレス(㊸レオーニ) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(②ピッチーニ)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

 
☆各ポジションを細かく見ていくとこんな感じです
  • FW陣 6.5⇒とにかく全員怪我が無い状態で、ペドローラ、エスポジト、アルヴァレスかボリーニのそろい踏みがみたいです。まぁいずれにせよ4人とも生粋のCFでは無いので、そういう意味で戦術的に結局デ・ルーカの存在が重要になってくるのでしょうが…それかシンプルにペドローラトップ下の誰か2人2トップでも良い気がしますがね・・・新生ンタンダは見た目はプロレスラーの”ブッカーT”みたいですが、とにかく大きく育って欲しいです。
  • MF陣 6ジェペスがアンカーにしっかり収まってから安定してきました。ただ、MF陣の問題は守備が出来るファイタータイプがあまりいないところ。ヴィエイラがその筆頭となり彼が出ている時は比較的失点が少なかったですが、いかんせん怪我がちです。そういう意味では新加入のダルボエはヴィエイラっぽいタイプでもあるので、期待がかかります。ここも怪我人が多くてあまり固定できていないので、結局真のレギュラーは誰かわからない感じ。ジョルダーノの左MF起用の回数もかなり多く、実際結構機能もしていました。今後も考えるととにかくベネデッティの復調が待たれます

   アンカータイプ⇒ジェペス、リッチ、ヴィエイラ

   インサイドハーフタイプ⇒ベネデッティ、ダルボエ、ジレッリ、アスキルドセン

   攻撃的MFタイプ⇒ヴェッレ、カザミ

   彼らをチーム状況や相手によって、フォーメーションも変えて組み合わせていく。怪我人が戻ってきたらピルロの手腕が問われるところでしょう

個人的には全員元気なら

 ヴィエイラ(ダルボエ) ベネデッティ(カザミ)

       ジェペス

この形が良いかなと思っています。

  • DF陣 5⇒そもそもがフェラーリ長期離脱の時点でCBが実質2人、しかも共に20歳そこそこの若者と言うのがおかしいです。ギラルディ・ファクンドの2人は頑張ってますし、将来性含めて考えたらものすごく期待できますが、残念ながらずっとサンプに留まる可能性は限りなく低いでしょう。以前も書きましたが、急造CBとしてムッルーは相当頑張ってるとは思いますがさすがに限界はあります。ましてセリエAに上がった時を考えたらありえません。まぁお金が無いのでピッチーニ獲得ぐらいが精一杯なのはわかりますので、あとは若手勢のレオーニ、赤道ギニア代表のブイラあたりがブレイクしてくれる事を祈るしかありません。SBはセリエBとしてはまずまずの陣容では無いでしょうか。ただまぁMF陣同様、本当に守備面で長けた選手が、DF陣にもいませんね・・・
  • GK陣 6スタンコヴィッチは開幕早々の2度の大きいミスで一旦ティフォージの槍玉に上がりましたが、時間をかけてもう信頼を取り戻したと言えるでしょう。今後は経験とPKの成長、そして足元の技術のさらなる向上ですね。ラヴァーリアは相変わらず、世界一頼りになるベンチのスペシャリストです

 ここで、ここまでの世界最凶リーグセリエB全体の状況を見てみましょう

2024/2月 第23節終了時点の順位です 

やはり実力的にも実際の順位も一つ抜けてるのが同盟国のパルマ

パルマは昇格する可能性はかなり高くなってます

ヴェネツィアパレルモは強いなと思いましたが、この順位に沈んでるサンプから見ても別に対等に戦えなくは無いなと言う感じでした

つまり、パルマ以外のチームは、極端に言うとギリギリ降格プレーアウトの1個上の順位であるバーリですらまだ昇格の可能性は有ると思います。全部で14チームから2チーム(笑)

それくらい団子状態なセリエB

8位に滑り込めば昇格プレーオフを戦えるセリエB(6チーム中1チームとかなり難易度は高いですが)

現在8位のブレッシャと15位のバーリ(=サンプも同勝点)まで勝点差わずか5しかありません

残り15試合、何が起きても本当におかしくありません

一応、今季開幕時にX上のファンカルのイベントに参加して、私が書いたセリエBの簡単な名鑑を載せておきます

 


と言うわけで、もう1時間後にアウェイのピサ戦が迫ってます

現在同勝点で並ぶピサ

ピルロの友達でも有るアクイラーニ監督率いるピサに、ホーム開幕戦では完敗しました

その借りを返して、傾いている斜塔をそのまま倒してやりましょう!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第24節 2024年 2/10(土) 対ピサ@ピサ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜24:15)

’23-’24 SERIE B 

23試合 8勝5分10敗 勝点27(-2点ペナルティ) 得点31 失点36 得失点差 -5 14位


2023-24 Serie B 第23節 SAMPDORIA 2-2 Modena 失った白星…

2024-02-05 22:10:48 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止DFギラルディ

怪我FW ボリーニ、ペドローラ

   MF ヴェッレ、ヴィエイラ

   DF ムッルー、コンティ、フェラーリ

それ以外にも冬のメルカートで

MFパナダ、マラグリーダ FWラ・グミナ、デッレモナケ

が旅立っております

ほぼ唯一の朗報はエスポジトが怪我から帰ってきた事

また、獲得したばかりのCBピッチーニが誰もいないのでいきなり先発となり、それ以外の今週新加入組のMFダルボエ、DFレオーニも途中から出場となりました。

DFレオーニなんか、プリマヴェーラかトップチームかもわからないような補強でしたが、サンプDF陣のヤバさを物語っています

SAMPDORIA<4-3-2-1> 監督アンドレア・ピルロ

      ⑨デ・ルーカ

  ⑦エスポジト  ⑲アルヴァレス

(72分⑤⑤ダルボエ) (87分㊸ンタンダ)

⑤アスキルドセン    ⑭カザミ

      ㉘ジェペス

㉑ジョルダーノ      ㉓デパオリ(c)(59分㊵ストヤノヴィッチ)

   ㉝ゴンザレス ②ピッチーニ(72分㊻レオーニ)

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:③バッレーカ;MF:⑧リッチ、㉜ジレッリ、㊴F・コンティ、㊼ポッツァート;FW:㊺アレジ

イエロー:デパオリ、ジェペス、エスポジト 


※一方のモデナはビアンコ監督の3-5-2

3か月前に対戦した時は4-3-2-1でしたが、3バックに変えてきました

中盤の元サンプのパルンボが攻守の起点になっており、もちろん2得点取った以外でも目立ってました

その他、元サンプはGkセクリンと、この冬にレッコから移籍したFWディ・ステファノです

Modena<3-5-2>監督:パオロ・ビアンコ

  アビウーゾ リオッツィ(85分マニーノ)

コッラード(71分サントーロ)  ポンシ(71分コターリ)

  パルンボ     バティステッラ(85分ディ・ステファノ)

     ジェルリ(c)

 カウツ      リッチョ

      ザーロ

     セクリン

ベンチ:ヴァンデッリ、ガーニョ、ペルグレッフィ、トレモラーダ、ヴクシッチ、ボーザナイ、モンデレ

イエロー:バティステッラ、パルンボ、アビウーゾ、サントーロ

*備考:アボナメント18.229人(1試合200.234 euro),有料入場者数3.123 (58.882 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半4分、後半6分

★土曜16:15キックオフで行われたアンティチポ

主審はこの”マリア・ソーレ・フェッリエーリ・カプーティ”と言う長い名前の女性でした。

もうセリエBでも主審を何度も務めるまで定着してきて素晴らしいと思います。男性でもやりたくないイタリアでのカルチョの審判だと言うのに・・・

私が住んでいた事もあるリヴォルノ出身ですので、ちょっと親近感が持てます。まぁ判定は過去の試合も含めて、正直あまりサンプよりじゃない気がしますが


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコヴィッチ 6 前半見事なセーブもあったし悪くは無かった。PKは今のところ強い片鱗はあまり見えないが、アウデーロも最初の3年間は全く止められなかったからな……
  • DFデパオリ 6 ついにキャプテンマークを巻く。インスタで彼女とのラブラブ写真を上げるだけの選手かと思っていたのに。後半ケガで退場。彼まで長期離脱だとヤバい
  • ⇒ストヤノヴィッチ 4.5 実力ある程度あるのに、出られないからああいうPKを冒すのか、ああいうPKを冒すから出られないのか…どちらにせよこの日の戦犯の1人
  •  ピッチーニ 5.5 加入いきなりの先発で多くを期待するのは酷だが。前半は予想以上に良かったが、後半はスタミナ切れか、失点につながるPKにも絡み責任は有る。怪我で退いたが、もはや戦力なので重症でないと良いが・・・
  • ⇒レオーニ 6 まさかパドヴァのプリマヴェーラから加入した彼が、加入3日後にトップチームでセリエBデビューを飾るとは思わなかった。これが名選手への幕開けとなれば良いが
  •  ゴンザレス 6.5 貴重な先制ヘッド!守備ではもう少し頑張って欲しかった
  •  ジョルダーノ 6 久々な左SBな気がするが、無難にこなした。当たり前だがいつもより攻撃には絡まなかったが
  • MFカザミ 5.5 バーに当てたシュートは惜しかったが、最後の最後の決定機はもう少しなんとかして欲しかった
  •  ジェペス 6 悪くは無かったが、スーパーなプレーも無かった
  •  アスキルドセン 6.5 ピルロの起用に応えて、放出しろ候補no.3の汚名を晴らした。この日はまずまずだったと思う。先制ゴールのCkを蹴ったのも彼
  • FWアルヴァレス 7 サンプでの初ゴール!今後にも期待を抱かせるできだった。ペドローラが帰ってきた時に、彼がCFも出来れば良いの万々歳なのだが…
  • →87分ンタンダ ND
  • デ・ルーカ 6 戦術的には役に立ってる気がする。やはり押し込まれた時にも彼を残して、とりあえず前に蹴飛ばしてキープさせ押し上げると言う作戦もわかる。あとは本人の得点力
  • エスポジト 6.5 久々の出場で最高潮では無かったが、やはり彼の存在は大きいなと思わせた。2点目のアシストも一応彼だった
  • ⇒72分ダルボエ 6.5 こちらも加入3日でいきなりサンプデビュー。その姿は「初めて私がスイスのザカリアを観た時」の印象にそっくりで、今後にも期待しかない。ヴィエイラの代わりは彼が務められそうな気がするが。「ダルボエ」「ダルボー」かは今後見極めていきたい。今のところピルロだけ「ダルボエ」と呼んでいた
  • 監督 ピルロ 6 アスキルドセンの先発や、限られ過ぎたた中での選手交代など悪くは無かった。ただ、2-0での前半を何とか勝ち星までは持って行って欲しかった

後半、最終フォーメーションはこうなりました

[後半42分~ 4‐3-2-1]

      ⑨デ・ルーカ

 ⑤アスキルドセン  ㊸ンタンダ

⑤⑤ダルボエ       ⑭カザミ

      ㉘ジェペス

㉑ジョルダーノ       ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉝ゴンザレス ㊻レオーニ

     ①スタンコヴィッチ

 (ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ48%:モデナ52%

・最終シュート数はサンプ10本(枠内5):モデナ17本(枠内3)

アルヴァレスの初ゴール!

新加入3選手、それぞれまずまずのデビュー

エスポジト、復活

・とにかく、勝てた試合を勝ちきれませんでした

ピッチーニ、デパオリとさらに怪我人を2人出す。2人とも重症でない事を切に祈ります


’23-’24 冬メルカート サンプ新加入選手紹介!

さて、前回冬のメルカートの収支を書きましたが、レオーニはまさかトップチームに、しかもいきなり加入3日後から出るとは思わいませんでした。

そこで今回はレオーニを紹介しておきます

↑↑©Club Doria46より

Giovanni Leoni ㊻ジョヴァンニ・レオーニ

 ●DF 

 ●2006年12月21日(17歳)

193cm??kg

●今季:3試合0得点(パドヴァ=セリエC-A)

  :12試合0得点(パドヴァプリマヴェーラ)

まだ弱冠17歳1ヶ月のセンターバック

誰がトップチームの補強だと思うんでしょう!?しかも今季もプリマヴェーラ中心の出場で、セリエCのパドヴァで3試合だけトップチームデビューしただけの選手

彼が凄すぎるのか、サンプDF陣が危機的にヤバいのか・・・まぁ両方でしょうな

ただ、とりあえず立派にデビュー戦をこなしました。

本人も相当興奮した様子で、インスタを更新しておりました

パドヴァのセンターバックと言えば、アメリカ代表の”ヤギさん”、ことアレクシー・ララスを思い出しますねー

まぁとにかく17歳ですでに193㎝の長身と言うのは今後を期待させます。もちろん早熟な選手なんてサッカー界には山ほどいて、サンプでもFWサルヴァトーレ・フォーティとかGKのフィオリッロとか、10台でデビューして全く期待外れに終わった選手もいるので過度の期待はできません

ただ、この日のデビューは様々な要素が重なってラッキーだったとしても、ここから順調に成長してサンプを背負うCBになってくれればものすごくうれしいです

なぜなら、センターバックは近年のサンプのずっと課題なので

とりあえずは買い取りオプション行使まで温かい目で見守りましょう!

<冬メルカート>

IN

DF クリスチャーノ・ピッチーニ(31)⇐マグデブルグ(ドイツ2部)からフリー移籍

DF ジョヴァンニ・レオーニ(17)⇐パドヴァから買取OP付きレンタル移籍

MF エブリマ・ダルボエ(22)⇐ローマからレンタル移籍。ガンビア代表

FW アグスティン・アルヴァレス(23)⇐サッスオーロからドライレンタル。ウルグアイ代表

OUT

MF ロレンツォ・マラグリーダ(20)⇒リミニ(セリエC-B)にレンタル移籍

MF シモーネ・パナダ(21)→アタランタにレンタルバック

FW アントニーノ・ラ・グミナ(27)→ミランデス(スペイン2部)にレンタル

FW マルコ・デッレモナケ(18)→ヴィチェンツァ(セリエC-A)にレンタル

FWノア・レミナ(18)→パリSGにレンタルバック→ウォルバーハンプトンにレンタル移籍

レンタル選手

MFマッティア・ヴィターレ(19) チェリニョーラ→モノポリ(セリエC-C)にレンタル先変更

FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)グッビオ→ヴィルトゥス・エンテッラ(セリエC-B)にレンタル先変更


と言うわけで、勝ちきれなかったサンプは次は同勝点、13位のピサとのアウェイ対戦になります

ピルロの友達でも有るアクイラーニ監督率いるピサに、ホーム開幕戦では完敗しました

その借りを返さなくては!

中世のイタリアには、

「ジェノヴァ」「ヴェネツィア」「ピサ」「アマルフィ」

4大海運国家がありました

ジェノヴァピサは中海の覇権をかけて、度々対決してきました

時は変わり、カルチョの世界

セリエBでも負けられない戦いがそこにあります!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第24節 2024年 2/10(土) 対ピサ@ピサ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜24:15)

’23-’24 SERIE B 

23試合 8勝5分10敗 勝点27(-2点ペナルティ) 得点31 失点36 得失点差 -5 14位


2023-24 Serie B 第22節 Cittadella 1-2 SAMPDORIA きちょーな勝点3!!

2024-02-03 23:37:52 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我FW エスポジト、ボリーニ、ペドローラ、一応レミナ

   MF ヴェッレ、パナダ、ヴィエイラ

   DF コンティ、フェラーリ

ヴェッレだけは実際は怪我の情報も無く、トルコに移籍が噂されているので放出決まったのか?と思わせる招集外ですが・・・

実際は最後までわからんですねー

とにかく怪我人が多過ぎて、スタメン11人を組むのもやっとの状態。カザミベネデッティが出場停止から帰ってきたので、なんとかスタメンが形にはなりましたが

DFラインは現時点でのレギュラーメンバーと言えるでしょう

中盤もカザミが戻ってきてヴィエイラがいないぐらい

FWが四苦八苦ですが、新加入のアルヴァレスがサンプ初先発となりました

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督アンドレア・ピルロ

      ⑨デ・ルーカ

  ⑲アルヴァレス ⑧⓪ベネデッティ

 (65分㊸ンタンダ)  (78分⑤アスキルドセン)

㉑ジョルダーノ      ⑭カザミ

       ㉘ジェペス

㉙ムッルー(c)(85分③バッレーカ) ㉓デパオリ

   ㉝ゴンザレス ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:⑮ロティオネン、㊵ストヤノヴィッチ;MF:⑧リッチ、㉜ジレッリ、㊴F・コンティ;FW:⑳ラ・グミナ、⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ゴンザレス、ギラルディ 


※一方のチッタデッラはゴリーニ監督の4‐3‐1-2

トップ下にサンププリマ出身のテッシオーレを据えた、いわゆるジャンパオロシステムです。

アルバニア代表でもあるGKカストラーティを中心に堅守からショートカウンターを狙う戦い方

キャプテンでアンカーのブランカのロングボールの配球は結構効いてました。

スタメンほとんどイタリア人で、スター選手はいないものの統率が取れた好チームです

元サンプはそのテッシオーレだけですかね

Cittadella<4-3-1‐2>監督:エドアルド・ゴリーニ

    ピッタレッロ パンドルフィ

       テッシオーレ(61分カッサーノ)

カッリエーロ(77分マストラントニオ) ヴィータ(83分マイストレッロ)

        ブランカ(c)

ジラウド(77分リッツィ)      サルヴィ(61分カリッソーニ)

    ネグロ      パヴァン

        カストラーティ

ベンチ:マニエーロ、アンジェリ、アマトゥッチ、マグラッシ、フラーレ、コーンヴィグ、バルディーニ

イエロー:ブランカ、サルヴィ、パンドルフィ、カッリエーロ

*備考:有料入場者数6.749 (46.233,40euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半1分、後半6分

★日曜16:15キックオフで行われたゲーム。

試合前にはこの試合の直前に亡くなった元カリアリの大エース”ジジ・リーヴァ”を偲んで黙とうが捧げられた


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコヴィッチ 5.5 悪くは無かったが、失点時の中途半端な飛び出しはやや疑問
  • DFデパオリ 6.5 やはり現チームでは欠かせない存在。ギラルディの得点もアシスト
  •  ギラルディ 6.5 失点の守備は責任有るが、貴重な勝越点がそれを帳消しに。うれしいサンプ初ゴール!ただ、イエロー貰って次節出場停止は痛い
  •  ゴンザレス 6 失点以外は無難に守備
  •  ムッルー 6 攻撃にはあまり積極的では無かったが、守備しっかりしていた
  • →85分バッレーカ ND
  • MFカザミ 5.5 ちょっとブランクを感じさせた。良い状態のプレーを見てしまっただけに物足りない
  •  ジェペス 5.5 チッタデッラの強固なプレス、肉弾戦にいつもより苦しんだ
  •  ジョルダーノ 7 素晴らしい同点ゴール。最近左SBより、こっちのポジションの方が良いんじゃないか?と思ってきた
  • FWベネデッティ 5,5 やはり本来のポジションより前になるので、苦しんでいた。最後、負傷で退場
  • →78分アスキルドセン 6 おそらく守備固め的意味合いで投入されたが、その仕事はしっかりできていたように思う
  •  アルヴァレス 5.5 サンプで初先発。なかなかボールにからめず、消えていた時間が多かった。まだ片鱗は見えない
  • →65分ンタンダ 6 忘れてはいけないのが、彼はまだ19歳のプリマの選手だと言う事だ。しかし、今後に関しては期待しか無い
  • デ・ルーカ 6 ピルロの信頼が日に日に増してる感じがするが、この日はジョルダーノへのアシストでその期待に応えた
  • 監督 ピルロ 6 0-1までの内容は褒められたものでは無いが、今季初の逆転勝ちと言う結果が全て。ものすごいつらい選手層の中、交代も的確だったと言えよう

後半、最終フォーメーションはこうなりました

[後半40分~ 4‐3-2-1]

      ⑨デ・ルーカ

 ㊸ンタンダ  ⑤アスキルドセン

㉑ジョルダーノ      ⑭カザミ

      ㉘ジェペス

③バッレーカ        ㉓デパオリ

   ㉝ゴンザレス ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

 (ポイント)

・最終的なポゼッションはチッタデッラ44%:サンプ56%

・最終シュート数はチッタデッラ10本(枠内1):サンプ7本(枠内2)が

5位の相手にアウェイで貴重な勝点3!

・今季初の逆転勝ち

・アンダータの1‐2逆転負けをやり返した

アルヴァレス、早速初先発(たいして活躍はしてませんが…💦)

・前半、後半先制許すまでは内容も負けていた

ムッルー、ベネデッティとさらに怪我人を2人出す

ギラルディ次節出場停止


’23-’24 冬メルカート サンプ新加入選手紹介!

あっという間に冬のメルカートが終了しました

IN

DF クリスチャーノ・ピッチーニ(31)⇐マグデブルグ(ドイツ2部)からフリー移籍

DF ジョヴァンニ・レオーニ(17)⇐パドヴァから買取OP付きレンタル移籍

MF エブリマ・ダルボエ(22)⇐ローマからレンタル移籍。ガンビア代表

FW アグスティン・アルヴァレス(23)⇐サッスオーロからドライレンタル。ウルグアイ代表

OUT

MF ロレンツォ・マラグリーダ(20)⇒リミニ(セリエC-B)にレンタル移籍

MF シモーネ・パナダ(21)→アタランタにレンタルバック

FW アントニーノ・ラ・グミナ(27)→ミランデス(スペイン2部)にレンタル

FW マルコ・デッレモナケ(18)→ヴィチェンツァ(セリエC-A)にレンタル

FWノア・レミナ(18)→パリSGにレンタルバック→ウォルバーハンプトンにレンタル移籍

レンタル選手

MFマッティア・ヴィターレ(19) チェリニョーラ→モノポリ(セリエC-C)にレンタル先変更

FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)グッビオ→ヴィルトゥス・エンテッラ(セリエC-B)にレンタル先変更

まだサンプは財務上の問題でまず選手を売らないと買えない状況。

まぁお金使えない中、精一杯やったのでは無いでしょうか? デッレモナケの出場機会を作れそうなのが良かったです。余剰整理にもある程度成功しましたし。コンティ整理は相当ハードル高いですし、ヴェッレとアスキルドセンに関しては本気で放出を試みていたが駄目だったと言う事で、方向性としてはあってるのかと思います。ダルボエは買取OP付きで見たかったですが... 残りはフリー移籍かトルコリーグとかなので、可能性が報じられてるのがFWステファノ・オカカのサンプ帰還。またヴェッレは引き続き招集外なので、まだトルコに売ろうと試みてはいるのでしょう。

メルカートはこんなもので、あとはとにかく怪我人の回復待ちですね!!

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Cristiano Piccini ⑲クリスティアーノ・ピッチーニ

 ●DF 

 ●1992年9月26日(31歳)

183cm77kg

●今季:13試合1得点(マグデブルグ=ドイツ2部)

●イタリア代表 3試合0G

フリー移籍・センターバック・イタリア人

フィオレンティーナ出身の彼は若い頃はかなり期待されており、かつてはバレンシアやベティス、スポルティングリスボンでもプレーした選手。 お金が全く使えないメルカート CBが本来左SBのムッルーいれて3人のみ、センターバックは次節に至ってはムッルーも怪我、ギラルディ出場停止で本当に1人。こんな状況のサンプでこれ以上望めない最高の補強だと思います。まぁ大怪我負って、現在ドイツ2部リーグプレーの31歳だから、過度な期待はもちろんできませんが・・・ただし、サンプDF陣が危機的な状況であるのも事実なので、加入数日でいきなり先発の可能性すら有ります

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Ebrima Darboe ⑤⑤エブリマ・ダルボエ

 ●守備的MF 

 ●2001年6月6日(22歳)

178cm69kg

●今季:5試合0得点(ラスク=オーストリア1部)

●ガンビア代表 15試合0G

ローマからレンタル移籍したガンビア代表のボランチ。ガンビア代表と言う事はあのオマール・コリーの後輩であります。きっと、このサンプ移籍に関しては、ガンビア代表キャプテンでもあるコリーにアドバイスを求めた事でしょう。実は2021年5月2日のローマvsサンプ戦でセリエAデビューを飾っており、これは何かの運命でしょうか?ローマでも将来を期待されている選手なので、買取OP付きで獲得できれば万々歳だったのですが。今のサンプのMF陣では怪我しているヴィエイラ以外、あまり守備力&フィジカルに優れている選手がいないので、早速の活躍が期待されます


と言うわけで、やっと2024年初勝利を挙げたサンプはホームでモデナとの対戦となります

アンダータではアウェイで勝星を挙げてる相手でもあるので、なんとか連勝したいものです

プレーオフ圏内を目指すには大型連勝が必須なので

さらに怪我人が2人とギラルディまで出場停止ですが、新加入選手が一応3人いるのと、エスポジトは怪我から帰ってくる可能性があります

とにかく勝星!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第23節 2024年 2/3(土) 対モデナ@ジェノヴァ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜24:15)

’23-’24 SERIE B 

22試合 8勝4分10敗 勝点26(-2点ペナルティ) 得点29 失点34 得失点差 -5 14位


Happy New Samp 2024!!

2024-01-28 14:04:09 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

サンプファンの皆様、あけましておめでとうございます‼

........ってだいぶ遅いですが

ぎりぎりまだ寒い1月中と言う事で、お許しを💦

サンプファン以外のこのBlogに間違えて入ってしまった皆様、これを機に是非サンプファンへと洗脳されて下さい!(笑)

人間、歩みを止めるとなかなか復活が難しいもので・・・

どうしても個人的に秋冬が忙しくなるのでよくBlog更新が途絶えてしまうのですが、なんとか復活のきっかけが欲しかったのです

というわけで、2024年はこんな感じで↑↑

2024はすっきりこの2枚です!!

この2枚は私の「嫁さんにとにかく早く捨ててと言われ続けているユニフォームコレクション」の中でも特に愛着がある2枚

もう左のヴェロンは今世紀は変わる事ないのかな?今後よっぽど背番号20で好きな選手が出現しない限り・・・
-20 ファン・セバスチャン・ヴェロン(96-97サンプ3rdユニ)

ヴェロンは言わずも知れた元アルゼンチン代表のスターですね。ボカ・ジュニオールズ出身の彼は、故マラドーナ氏とも交流が深くマラドーナが亡くなった時には何本かインタビューされてました。サンプ時代の思い出はたくさんありますが、とにかく試合前のスタジアムでのアップでピッチの端から端まで使った彼とマンチーニのロングパス交換は圧巻でした。コーナーからダイレクトボレーを決めてコーナーフラッグを抜いて高々上げて喜んでいるシーンとか。まぁユニを2つ持ってるぐらい私も大好きな選手でした。ルイジ・フェラリスで出待ちをしていたら、ヴェロンの黒いフェラーリにひき殺されそうになったのは今でもはっきり覚えています。それも含めてカッコよかったなぁ。

24 サリウ・ラッシッシ(1998-99サンプ3rdユニ)

サンプの24番なんてそんな大した選手はいない(失礼)ですが、私の中では彼一択です。そもそも私が色々なところで使ってるハンドルネーム=”Shussissi”。この語源になっているのが彼なのです。

19試合1得点 4イエローカード 3レッドカード 1443分

これが彼のサンプの全成績です。わずか1年間レンタルで所属していただけで、他の名だたる名選手に比べるとサンプでの実績は限りなく0に等しい

しかし私にはかなりインパクトがあった選手でした。

もともと「黒人の強いけど下手なセンターバック」が大好きな私。サンプで言えばコリーとかオマール・ディエン。古くはデスモンド・ウォーカーとかですね。

ちょうどディエンがいなくなった時だったので、若かりしラッシッシの加入に私は心躍らせました

実は私とタメなラッシッシはサンプ加入時は弱冠20歳。黒人らしい強靭な肉体を持ちつつ、実はテクニックもそこそこ有りました。

20歳ながら、一応前年セリエAで9位だったサンプですぐにセンターバックで出場するようになります。

そしてバッジョトッティなど当時一世を風靡していたスターFW相手にも引けを取らない、ものすごいポテンシャルを持っていました。

しかし、彼は脳筋すぎた・・・

19試合出場で4イエロー3レッドカードが示す通り、プレーが荒いと言うよりは馬鹿過ぎて誰とでもすぐケンカしてしまう

弱冠20歳のラッシッシが、当時大スターだったベテランのバッジョに平気で噛みつくと言うのはある意味凄い事でした。

そんなわけで、私的には彼は史上稀に見る「最大限のポテンシャルをドブに捨てた男」

と言えるでしょう。ちなみに、代表歴も

コートジヴォワール代表 8試合0得点

とありますが、こちらは練習中にチームメイト相手に頭突きで大怪我を負わせ、それ以来2度と呼ばれなくなったそうです。

まぁ最終的にはサンプのあとパルマ、フィオレンティーナ、ローマとそこそこのクラブを渡り歩いた通り、期待はやはりあったのですが、脳筋と怪我もあって泣かず飛ばずで終わってしまいました・・・

ちなみにあだ名は「サッカーピッチのマイク・タイソン」


さて、更新途絶えていた間ももちろんサンプのストーキングは止めておらず、書きたい事は貯まりに貯まっていたのですが・・・

やはりリアルタイムじゃないと書けない事も多いので、難しいですね。

ちょうど更新が途絶えた第9節のアスコリ戦の敗戦後、19位となってました。

ピルロ監督への不満が個人的にはMAXに達しており、サンプティフォージ全体の中の比率でも体感で70%ぐらいまで解任派が増えておりました。

そんな事を書こうとしていた10節のコセンツァ戦から、17節のレッジャーナ戦までピルロ・サンプは

8試合 6勝2敗 得点13失点8 クリーンシートも4試合で順位も10位

とにわかに復調し、私も含め解任はの口を黙らせました。

ただ、その間に怪我人がどんどん増殖して、現在はMAX

プレーオフが現実的に見え始めた18節の最下位フェラルピサロ戦で痛い星を落とし、続くホームのバーリ戦も引き分け

ややトーンダウンして正月休みに入ると、怪我人が戻ってくるどころか増えてしまう始末。

約2週間以上の冬休み明けは、2位のヴェネツィア、首位パルマと、今季のセリエBの中でも唯二実力的にも抜けている強豪の2チーム相手に連敗と言う結果になってしまいました

そこでまた首をもたげてきたのが

#PirloOut

の論調。次のチッタデッラ戦に負けたら本当に危ないのではないか、とまことしとやかに囁かれてますが・・・

ただ、私はもう少なくとも今季はピルロに任せた方が良いと思います

第9節アスコリ戦が終わった時点というのが、間違いなく前半のサンプで最悪の時期で、しかも2週間の代表Week休みがあった。

解任するとしたら間違いなくあの瞬間でその最悪な時期も踏みとどまったので、もう今年はピルロと心中の方が良いと思います。

確かにキャンプからピルロが目指していたサッカーは、間違いなく今季のサンプのメンツ、そしてセリエBと言うカンピオナートに適していなかった。

そこで若手登用うんぬん以前に、あのままピルロがサッカーを変えなかったら1年経っても2年目になってもセリエAに上がれる希望は見えませんでした

なぜなら、セリエBにはサラリーキャップも有りますし、ピルロが標榜するサッカーを体現できる選手リストをサンプが用意できる可能性は財政的にものすごく少なかったので。

そして、”セリエB”と言うフィジカル的にも激しく、ピッチ状態もそれほど良くない戦場が変わる事はないから。

しかし、ちょっと遅かった感はありましたが、サンプファンにはなじみ深い”マエストロ”ことジャンパオロ監督と違い、ピルロはそこから柔軟性を見せました

フォーメーションも選手に合わせて変化させ、また必要に応じては下からグラウンダーで繋ぐだけでなく、サッカー自体も変えてきました

元々、カリスマ性は抜群で、チームをまとめたりモチベーターとしては問題無いピルロ。

それは開幕当初から「ゴール後に選手がピルロ監督の元にはるか遠くから走り寄って、みんなで喜んでいる姿」からも見て取れます。

ですので、サッカー自体も変える柔軟性を持ち合わせており、実際徐々に結果もついてきはじめた現在は監督の問題ではなく、個々の選手の問題でしょう。

さすがにセリエBのどんなクラブでも、ここまで怪我人がいるとそれは相当厳しい。

前節のパルマ戦は

FW エスポジト、ボリーニ、ペドローラ、一応レミナ
MF ベネデッティ(出場停止)、風見(出場停止)、ヴィエイラ
DF コンティ、フェラーリ

が不在。

ペドローラとエスポジト、さらにボリーニは正直今季のサンプ攻撃陣ではBest1,2,3に当たる選手

中盤の3人もほぼレギュラーでし、将棋で言うと「飛車角金銀桂香抜き」の6枚落ちぐらいでしょうか

それで2位と首位との連戦はさすがにどんな名監督でも厳しいでしょう


’23-’24 冬メルカート サンプ新加入選手紹介!

今、冬のメルカートが開いておりますが、まだサンプは財務上の問題でまず選手を売らないと買えない状況。

現在のところ

IN

FW アグスティン・アルヴァレス(23)⇐サッスオーロからドライレンタル。ウルグアイ代表

OUT

MF ロレンツォ・マラグリーダ(20)⇒リミニ(セリエC-B)にレンタル移籍

だけです。

今後も少しは有るかもしれませんが、補強と言う意味では大して期待できないでしょう

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Agustín Álvarez Martínez ⑲アグスティン・アルヴァレス

 ●FW 

 ●2001年5月19日(23歳)

178cm73kg

昨季:22試合1得点(サッスオーロ)

●ウルグアイ代表 4試合1G

ウルグアイのペニャロールから鳴り物入りでヨーロッパに初見参。サッスオーロに加入した彼は、昨季サブFWとしてほぼ途中出場で22試合に出場。1ゴール1アシストの成績を残し、順調な成長が期待されました。しかしシーズン終盤の2023年5月に十字靱帯断裂の大怪我を負い、約半年以上の離脱を余儀なくされます。その後長いリハビリを経て今季セリエA18節のミラン戦(2023.12.30)についにベンチ入りを果たしました。しかし3試合ベンチには入ったものの出場機会は無く、その後すぐにサンプドリアにドライローンでの加入となりました。まぁ怪我前のプレーを見ると良い選手なのは間違いないです。サンプが欲しい完璧なCFタイプと言うよりはちょっとエスポジトに近いタイプにも見えますが、どれだけ回復しているか。現状のサンプの財務状況ではまともな補強と言うのはなかなか難しいですが、ドライローンで有るという事がサッスオーロもまだ彼に期待をしていて、活躍可能性が有るという事を信じましょう


と言う冬のメルカートの状況ですが、怪我人さえ戻ってくれば、FW・MFは人員過多と言えるほどたくさんいます。

本当に必要なのは経験豊富なCB1人だけです

ですので、メルカートには大して期待しないで、怪我人がとにかく早く戻ってくれる事を祈りましょう

※ディフェンスに関しましては、ここで興味深いデータを一つ

ムッルー先発時

15試合 3勝4分8敗 勝点15 得点18 失点26 得失点差-8 1試合平均勝点1.0 1試合平均失点1.73

(10試合 1勝3分6敗 勝点6 得点11 失点18 得失点差-7 ←CB先発時)1試合平均勝点0.6

(5試合 2勝1分2敗 勝点9 得点7 失点8 得失点差-1 ←左SB先発時)1試合平均勝点1.8

ムッルー不在時

6試合 4勝0分2敗 勝点12 得点9 失点7 得失点差+2 1試合平均勝点2.0 1試合平均失点1.17

断っておきますが、ムッルーは現チームのキャプテンです

まさかそんな選手が「出場すると負けやすい」なんて、そんなわけは無い

そして、私は彼が嫌いなわけではありません

これが私のほぼ毎日乗っている自転車の鍵です

ただ、データはデータ。

これはどいう事なんでしょうね・・・

私がメルカートで本当に必要なのは経験豊富なCB1人だけ

と言ったのはこのあたりからです。

このデータが表す通り、ムッルーがCBの時に物凄く失点しやすいサンプ。

やはり元々CBは無いムッルーは頑張ってはいるもののクロスに対するヘッドが弱い。かつてCR7にジャンプ力で1mぐらい差をつけられて頭越しに決められたヘディングゴールは記憶に新しいところです。また彼がCBになる事によって左SBに入るジョルダーノも若さと線の細さで守備はまだまだ正直脆弱です。

またディフェンスが脆弱なのは、確かに本当に守備が強いディフェンダーが1人もいないのも事実ですが、中盤でフィルターが効いていないのも事実

ジェペスは素晴らしい成長を見せてますが、やはりグアルディオラタイプなので、ヴィエイラベネデッティカザミのファイタータイプで中盤のフィジカル&守備力を補わないと守備は厳しいでしょう

後は売る方

ヴェッレ、コンティ、ラ・グミナ、今季来たばかりなので可能性は薄いですがリッチが売れれば万々歳。

あと、デッレ・モナケは使わないのだから絶対レンタルで出場機会を作るべき

そして、怪我人が帰ってきさえすればこの陣容

まぁ少なくともプレーオフは今からでも狙えるは狙えると思うんですけどね・・・

ペドローラ、エスポジト、ボリーニ(もしくは新加入アルヴァレスか超新星ンタンダ)

がベストコンディションで共にプレーした事は無いので、ちょっと見てみたいですね

そんなこんなで、仮に一気に怪我人が帰ってきたとした今季の残りの”夢の陣容”がこんな感じです↓↓


そんなこんなで、今晩はアウェイでチッタデッラ戦です

上の陣容はまだ夢の夢で、現実は以下の不在者リストが・・・

FW エスポジト、ボリーニ、ペドローラ、一応レミナ

MF ヴィエイラ、パナダ、ヴェッレ

DF コンティ、フェラーリ

ヴェッレだけ怪我ではなく、もしかしたら移籍!?🙏かもしれませんが、とにかく相変わらず9人もいません

そこで、私の予想フォーメーションは

SAMPDORIA<4-3‐2-1> 監督アンドレア・ピルロ

     ⑨デ・ルーカ(⑲アルヴァレス) 

 ⑧⓪ベネデッティ  ㉓デパオリ        

 ㉑ジョルダーノ     ⑭カザミ

      ㉘ジェペス

㉙ムッルー(c)      ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉝ゴンザレス ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコビッチ

残り17試合、15位からどこまで行けるでしょうか?

まだ、チームの特に財政状況を再建中の長期計画中のサンプ。

そんな中でピッチ上の最低限の現実的な目標、昇格プレーオフ圏内だけはあきらめて欲しくないものです

それではドリアーノの皆様、今年もよろしくお願いします!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエB 第22節 2024年 1/28(日) 対チッタデッラ@チッタデッラ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜24:15)

’23-’24 SERIE B 

21試合 7勝4分10敗 勝点23(-2点ペナルティ) 得点27 失点33 得失点差 -6 15位


2023-24 Serie B 第9節 Ascoli 1-1 SAMPDORIA この引き分けは意味ないんですよ…

2023-10-18 00:44:19 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ  MFベネデッティ  FWペドローラ、レミナ

前節で、もはや今季の大エースとも呼べるペドローラを怪我して失ってしまいました

デパオリやレミナも不在で、サイドのアタッカー陣を失ったピルロが急遽用いてきたフォーメーションは3-5‐2でした

DFラインに今季初先発となるファクンド・ゴンザレスを左CBに起用して3バック

両SBのストヤノヴィッチバッレーカがちょっと前目に位置取りしてそのままWB

MFはリッチに代えてジェペスがPLAYのポジションに入り、スタメン落ちしていたヴェッレカザミが返り咲いて総入れ替えの陣容となりました

そして2トップにボリーニエスポジトのベテラン若手コンビが入ります

元アスコリは昨季レンタルでプレーしたジョルダーノ

そして結局フィオも追い出されてサウジまでいったサビリもアスコリ出身でした

 SAMPDORIA<3-5‐2> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑦エスポジト   ⑯ボリーニ(80分⑨デ・ルーカ)        

 ⑩ヴェッレ(91分⑤アスキルドセン) ⑭カザミ(83分④ヴィエイラ)

③バッレーカ(80分㉑ジョルダーノ)  ㊵ストヤノヴィッチ(83分㉜ジレッリ)

         ㉘ジェペス

 ㉝ゴンザレス ㉙ムッルー(c)  ⑧⑦ギラルディ

        ㉒ラヴァーリア

ベンチ:GK①スタンコヴィッチ;DF:⑮ロティオネン;MF:⑥パナダ、⑧リッチ、⑰マラグリーダ;FW:⑳ラ・グミナ、⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ムッルー、ストヤノヴィッチ、ゴンザレス、ギラルディ 


※一方のアスコリはヴィアリ監督の4‐3‐3

ネストロフスキをCFに据え、右にはここまで得点ランク2位の5得点を決めているペドロ・メンデス、左にはパブロ・ロドリゲス

と強そうな名前が並びます

DFはキャプテンのボッテギンがCBで守備の中心

右SBのバイェイェは最近コンゴ代表にも選ばれた選手で、非常に私好みです

ただそのおかげで大好きなアジャポンが見られないのはちょっと残念

GKはサンプファンにとってはおなじみの”バッファロー”ことエミリアーノ・ヴィヴァーノ

元サンプはそのヴィヴィアーノだけみたいです

Ascoli<4-3-3>監督:ウィリアム・ヴィアリ

      ネストロフスキ(79分マンザーリ)

パブロ・ロドリゲス(69分ウフィッツィ) ペドロ・メンデス

ファルツェラーノ       カリガーラ(69分ジョヴァネ)

       ディタッキオ

ファラスコ              バイェイェ

 ボッテギン(c)(86分クアランタ) ベッルーシ

        ヴィヴァーノ  

ベンチ:Barosi, Bolletta, Haveri, Gnahore, Kraja, Adjapong, Milanese, Masini

イエロー:ディ・タッキオ、ネストロフスキ

*備考:アボナメント3.324人(1試合26.268 euro),有料入場者数4.193 (47.917 euro);芝状態最悪
*ロスタイム前半3分、後半5分

 

★土曜16:15キックオフで行われたアンティチポ。

今さらですが、”アンティチポ”とは通常の日程(セリエBだと今季基本的には日曜14:00か16:15がそれにあたる)より前倒しで行われる試合の事。アンティチパーレ=前倒しにする、繰り上げる から来てますね。その逆はポスティチポ。日曜ナイターや月曜の試合がそれにあたります


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkラヴァーリア 6  いきなりCK頭越されて直接入れられそうになったが、その後は彼なりに奮闘した。ただ失点はGKのミスでは無いが、SGGKなら止めていたかもしれない。もしかしたらスタンコヴィッチでも・・・
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 失点は彼のサイドから。攻撃も頑張ってはいたが、効果的な攻めとはならず
  • →83分 ジレッリ ND 
  •  ギラルディ 5.5 守備はやや安定感を取り戻したが、ボールが来た時に落ち着きが無かった
  •  ムッルー 5 やっと彼を堂々と批判できる(笑)。何気に今季ここまで頑張っている新たな”我らがキャプテン”だが、さすがに3バックのリベロと言うさらに新たなポジションは難しかったか。守備陣に落ち着きを与えられなかった。どうしてもレジーニの系譜を継いでる感が否めない
  •  ゴンザレス 5.5 待望の先発デビューとなった。まぁいつもの4バックではなく3バックだった事も有るし、いきなり過度な期待はできないか。良いディフェンスもあったし、今後の活躍に期待しよう
  •  バッレーカ 6 4バックの左SBより、より攻撃的な左WBとなりこちらの方が持ち味は出たか。ディフェンス面も負けなかったし、何本か良いクロスを供給した。点には結びつかなかったが
  • →80分 ジョルダーノ 6 わずかな時間だったが、最後決定的なチャンスを演出するアシストパスを出した
  • MFカザミ 5.5 相変わらずチャンピオンズリーグを闘ってきた男の片鱗は見えない…
  • →83分 ヴィエイラ ND
  •  ジェペス 6.5 やはりリッチより彼の方が良いと言うのを再認識させる。もう少し得点に直結するプレーが増えてくれがなお良い。ただしディフェンス面はそれほど強くは無い
  •  ヴェッレ 5.5 前回よりは少しマシになったが。彼によって守備をある程度犠牲にしてるのだから、セリエBではもっと効果的な攻撃面での働きが求められる
  • →91分 アスキルドセン ND
  • FWエスポジト 5 この日は正直良くなかった。PKを獲得したプレーは貢献したが、まぁ正直ラッキーなだけとも言える。彼にかかる期待はデカいので、さらなる飛躍と初ゴールが待たれる
  •  ボリーニ 6 試合全体のプレーは大した事無かったが、前半早々の直接入りそうだったCKを間一髪クリアして失点を防いだのと、PKとは言えこの日唯一のゴールを決めたと言う結果2つで6点
  • →80分 デ・ルーカ 5.5 わずかな時間ながら良い形でゲームには入ったが、FWなら最後の決定的なチャンスはやはり決めて欲しかった
  • 監督 ピルロ 5.5 試行錯誤する彼はついに3-5‐2にトライ。結果はともかく、フォーメーションにこだわらない柔軟性はプラス。ただ、苦悩が見えるGKの入れ替えは疑問。答えがどう出るかはわからないが。

後半、全員使いきって最終フォーメーションはこうなりました

[後半46分~ 3-5‐2]

   エスポジト デ・ルーカ

 アスキルドセン  ヴィエイラ

      ジェペス

ジョルダーノ      ジレッリ

  ゴンザレス ギラルディ

     ムッルー(C)

     ラヴァーリア

 (ポイント)

・最終的なポゼッションはアスコリ48%:サンプ52%

・最終シュート数はアスコリ13本(枠内4):サンプ12本(枠内4)

・前半はシュート数アスコリ8本(枠内4):サンプ4本(枠内3)だったので、後半盛り返したとは一応言えますが

・負けなかった事

・先制されてから追いついた事

・ファクンド・ゴンザレスが先発フル出場

まぁ正直ポジティブな要素はほとんどありません

・ペドローラ不在だと攻め手が無いと言う事を露呈しました

・正直、アスコリ相手でもサッカーの質でも普通に同等か負けていたぐらいです


周死氏の眼👀】

さぁ、問題は「ピルロ監督をどうするか」と言う事ですが・・・

正直、私はこの2週間空くところで是非解任して欲しかったのですが。結果はとりあえず留任でしょうね

もちろん私はピルロは選手としては物凄く好きで、人間的にも問題無い。

もっと長くピルロ政権を見たいとも思います。

ただ、このアスコリ戦で見えた事

過去の監督歴を見てもピルロがかなりはっきりしたサッカー感があって、それを貫こうとしている事は事実

ただし某ジャンパオロより柔軟性は有って、実際フォーメーションに関しては当初頑なに貫いていた4‐3‐3で結果が出ないと、ここ2試合は4‐4‐2、そして3-5‐2と試しています

それでもやはりGKからグラウンダーのパスを繋いで組み立てていくスタイルは変わりません。そして、それがやはり無理なのですよ、今のサンプでは。と言うかセリエBのクラブでは無理です。まずサラリーキャップが有るので、飛びぬけて技術がある選手達だけでチームを作る事は難しい。そしてセリエBのスタジアムは、街によって差は有れど、まぁピッチコンディションはなかなか酷いです。これではグアルディオラが指揮を執ったとしても理想を実現するのは難しいでしょう

先日、10/13にサンプドリアは裁判所から債務の再編の承認を得ました。フェレーロの魔の手から脱出を果たしたとはいえ、まだまだやる事はたくさんあったサンプ。この夏のメルカートを見ても、よくよく見ればほぼ1銭もお金を使っていない。ラドリッツァーニ&マンフレディが言ってる通り、今年はチーム再建の土台を作る年なのです。ただ、私もあと何年サンプを見られるかわからない身です。ハナから1年でのセリエA復帰を諦めて、「今年は再建の年だからしょうがないか」などと落ち着いて言えるほど、人間はできていません。100歩譲って、2年計画でセリエAに戻りその後長い間安定した強豪に戻る。そういうプロジェクトがしっかり見えれば賛同はしますが、それでもピルロは早々と見限るべきかなと思います。なぜなら、このままピルロがサッカーを変えなければ、何年たってもセリエBは突破できないと思うからです。別に彼の人格やサッカー哲学を否定するわけでは無いので、これがAに戻ってからでもう少し強い選手が与えられてからなら良かったと思います。林修先生の言葉の逆です。「今じゃない」

 また、まだ監督経験が浅いピルロ自身も現在は相当悩んでいると思います。その一つがこのアスコリ戦のGK交代。1試合お灸を据える作戦としてならわからなくも無いですが。明らかにGKとしてのポテンシャルはスタンコヴィッチの方が上。もう今年は若手と心中して来年で上がると決めているのなら、どんなにミスをしてもスタンコヴィッチ使い続けるべきだと思います。

まぁ若手に注力すると言いながら、意外とここまでスタメンにはリッチカザミヴェッレなど活躍してないベテランもかなり起用されていますが・・・

というわけで、過去比較的サンプの監督に関しては擁護派だった私ですが、今回は強くお勧めします

「ピルロはすぐに解任するべき」

代わりは誰だって?

それは非常に難しい質問ですね

正直、すぐ契約できる監督にそんなに魅力的な監督は残ってません

もちろん、セリエBを勝ち抜くためにはサンプの監督が解任されるたびに名前が出てくる「イアキーニ」みたいな監督が良いのでしょうが

2011-12、アッツォーリからイアキーニに監督が代わった時、ボリアスコのレストランでサンプの某選手が

「あーあ、監督変わってすげー走らなきゃいけなくなったよ。めんどくせーなー」

と言っていたらしいです

まぁセリエBを勝ち抜くにはGK、CB、点が獲れるCFのしっかりしたセンターラインを確立する事

そして、たくさん走る事。これが一番でしょう

ピルロが昨季トルコのチームを指揮していた時に、「ハーフタイムのロッカールーム内でも特にイタリア人優遇して喫煙を許していた」と、先日暴露していた選手がいました。これには昨季のGKヴィヴィアーノも反論していて、真偽のほどは怪しいですが・・・いずれにせよピルロのチームがここまでのところ「そんなに頑張って走るタイプのチーム」で無いのは間違いないと思います

まぁ今更イアキーニって言うのも「温めなおしたミネストローネ」は大して美味しくないと言う事で、僕もあまりだとは思いますが

あとは

ダヴィデ・ニコラ

パオロ・ザネッティ

マルコ・ザッファローニ

レオナルド・センプリチ

あたりでしょうか

アンドレア・ストラマッチョーニなんてのも面白そうですが、ちょっとモンテッラっぽいですかね

さぁ、ピルロさん

私に「あんな事言っていて、すみませんでした」

と言わせるぐらいここから巻き返してください!

 

みなさんはどうですか?ピルロ擁護派?解任派?

ぜひ、コメントしてください!


と言うわけで、19位のサンプは代表ウィークのお休みを経て、次はコセンツァと対戦します

朗報は怪我人が戻ってくる可能性がある事

エスポジトがいよいよ復調してきて、デパオリとペドローラ、コンティまで戻ってくればかなり大きいですが

ちなみに相手のコセンツァは現在5位。格上ですね

ちなみにサンプがここまで負けた相手は、ヴェネツィア3位、カタンザーロ4位、コモ6位、チッタデッラ8位と結構上位にいます

首位パルマと7位クレモネーゼとも対戦したので、コセンツァやればあとは2位のパレルモだけですか

まぁこれらのチームはサンプに勝ったから順位が高いのもあるので、なんの参考にもなりませんが(笑)

ペドローラ、帰ってきてくれーーー

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第10節 2023年 10/22(日) 対コセンツァ@ジェノヴァ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

9試合 1勝3分5敗 勝点4(-2点ペナルティ) 得点8 失点13 得失点差 -5 暫定19位


2023-24 Serie B 第8節 SAMPDORIA 1-2 Catanzaro セリエBでほぼ最下位(笑)

2023-10-07 18:12:55 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

ピルロに私の声が届いたのか(⇐そんなわけない)、メンバーはほぼ変わらないもののピルロはフォーメーションを4‐4‐2に変えてきました

DFラインは前節と同じ。左SBは引き続きバッレーカ

台形のMFはヴィエイラリッチのダブルボランチ

守備に長けたヴィエイラを起用するのが肝で、私の考えと全く同じです

そして左にペドローラ、しかし右サイドハーフは意外なジレッリでした

これはどうですかね?

そして怪我がついに癒えたエスポジトボリーニの2トップです

怪我人続出でベンチの枠が余ったサンプは、プリマヴェーラからMFキラフィをベンチ入りさせました

↓↓

 

Ardijan Chilafi - Player profile 23/24

 

元カタンザーロはいないと思われます

 SAMPDORIA<4-4‐2> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑦エスポジト  ⑯ボリーニ        

⑪ペドローラ(30分⑦⑦デッレ・モナケ) ㉜ジレッリ(58分⑨デ・ルーカ)

 ④ヴィエイラ(78分⑭カザミ) ⑧リッチ(78分㉘ジェペス)

③バッレーカ(78分㉝ゴンザレス) ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ;MF:⑤アスキルドセン、⑩ヴェッレ、⑰マラグリーダ、㉞キラフィ;FW:⑳ラ・グミナ

イエロー:ジレッリ 


※一方のカタンザーロはヴィヴァリーニ監督の4‐4‐2

そもそもカタンザーロがクラシカルな4‐4‐2だからピルロも鏡面的に合わせてきた可能性はありますが

有名な選手はほとんどいませんが、イタリア人中心で昨季も一緒にやっていたメンツが多く残ります

FWイエメッロが中心で、左右MFのヴァンデプッテブリニョーラが積極的に攻撃に絡みます

DFはキャプテンで34歳のベテランのブリゲンティが中心となります

元サンプは左SBのクラインツと、わずか1ヶ月ちょっと前にレンタルで移籍したストッパ

武者修行先の方が強いってどういうこっちゃねん!!

Catanzaro<4-4-2>監督:ヴィンチェンツォ・ヴィヴァリーニ

  ビアシ(60分ダンドレア) イエメッロ

ヴァンデプッテ(60分ストッパ)  ブリニョーラ(78分アンブロジーノ)

  ヴェルナ   ギオン(73分ポンティッソ)

クラインツ         カツェリス(73分オリヴィエリ)

 ブリゲンティ(c)   スコニャミッロ

      フリニャーティ  

ベンチ:Sala, Borrelli, Krastev, Sounas, Miranda, Veroli, Donnarumma

イエロー:ギオン、ブリゲンティ、ビアーシ

*備考:アボナメント18.224人(1試合200.227 euro),ミニアボナメント281人(1試合3.832 euro),有料入場者数6.079 (104.173 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半3分、後半4分

 

★日曜16:15キックオフで行われたレギュラーゲーム。スタンドには”マンチョ”、そして”クアリアレッラ”の姿も見られました。

はるかカラブリア州のカタンザーロからは2000人以上のファンが詰めかけました。頭が下がります

ちなみにジェノヴァ‐カタンザーロは1086㎞離れてます


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 5  やらかした最初の2試合以降は素晴らしい出来が続いていたが、この日は久しぶりに良くなかった。1失点目は彼だけの責任では無いが、やはりGKのミスであると言わざるを得ない
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 攻守ともに悪くは無かったが。持ちすぎたりする場面も有って、やや空回り感が
  •  ギラルディ 4.5 守備もいつもほどの安定感が無く、とにかく1失点目は40%は彼の責任
  •  ムッルー 5 2失点と言う結果は、やはり守備陣の責任でありその中心となっている彼の責任は重大と言えるだろう
  •  バッレーカ 5 ジョルダーノの不調から彼にずっと出番が回ってきているが、正直彼も大した働きは見せられていない。これならジョルダーノを早く戻した方が良い。伸びしろは彼の方があるのだから
  • →78分ゴンザレス ND ユーヴェに彼を起用するようにプレッシャーをかけられ始めたのかな?この日は本来のポジションではない左SBで最後の10数分だけプレー。まぁ確かにもう少しプレーさせてみたいが
  • MFジレッリ 5 頑張ってはいたが、テクニックとスピードで攻撃的な限界が見えている。攻撃的なサイドハーフは間違いなく彼のポジションでは無い
  • →58分デ・ルーカ 5.5 パワープレーの4トップのCFとして途中投入されたが、あまりチャンスは作れず・・・
  •  リッチ 5 守備でも攻撃でも目立たず。物足りな過ぎる。コンディション不足というなら、コンディション整うまでは試合に出さないでくれ
  • →78分ジェペス 5.5 リッチよりはさすがに良かったが、彼は試合を通じてリズムを作っていくタイプだろうから短時間で激変をもたらすのは難しかった
  •  ヴィエイラ 6 MF陣で唯一及第点がつけられる。起用にこたえて特に守備面で効いていた。もうすこし攻撃で違いを作り出せれば、安定したレギュラーにしてみたいが
  • →78分カザミ 5.5 出場時間も短くてあまりボールには絡めず
  • ペドローラ 6 本来の左に戻って、ちょっと位置を低くしたMFでもやはり存在感は際立っていた。30分に負傷で交代。今のサンプの唯一に近い希望が長期離脱しない事だけを祈る
  • →30分デッレモナケ 4.5 今までは出場時間が短かったり相手が弱かったりで目立たなかったが、ペドローラとはだいぶ差がついてしまってる事を露呈。まぁ18歳だからしょうがないが。守備はとてもセリエBレベルですら無い。2失点目の彼の1対1の守備は横綱vs幕下より差があった
  • FWエスポジト 6 絶好のチャンスのシュートをふかしてしまったのが惜しいが、チャンスメークの面で違いを見せて、今後に期待をのぞかせた。やはり生粋のCFタイプでは無いが、FWの軸は彼になっていくであろう
  •  ボリーニ 5.5 PKだが一応サンプ初ゴールを決めた事がここからの彼に好影響を与えれば良いが・・・逆にプレー全体では今までより良くなかった。特に右サイドからの流し込むだけのグラウンダーのクロスは決めたかった
  • 監督 ピルロ 5.5 私の言う事を聞いてくれて(⇐しつこい)4‐4‐2にする柔軟性を見せたり、何とか追いつこうと4トップを試したり、苦悩は伝わる。この日は監督の采配と言うよりは選手個人の問題でこの結果になったとは思うが。ただ、ジレッリの右MF起用はクエスチョンだし、得点直後のあの形の失点はやはり普段からの監督の指導不足と言われても仕方がない

後半、4トップの形でパワープレー、最終フォーメーションはこうなりました

[後半33分~ 4‐2‐4]

   エスポジト デ・ルーカ

デッレ・モナケ     ボリーニ

  カザミ   ジェペス

ゴンザレス     ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C)   ギラルディ

    スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ49%:カタンザーロ51%

・最終シュート数はサンプ17本(枠内6):カタンザーロ4本(枠内3)

・サンプはマラッシで196日間勝利無し

・サンプはここまでイエローカード25枚でナンバーワン

・CKも11本:2本とさすがに攻め立てましたが、結局PKの1点のみ。確かにGKフリニャーティは当たっていましたが・・・

 まぁメンタル面が一番大きいでしょう

・先制後にピルロ監督中心に歓喜の輪が出来た。チーム内の関係は一応悪くない模様です

・どんな形であれ、ボリーニにサンプ初ゴールが生まれました

・ホームでは先制して、その後2失点して1‐2で敗れると言う試合を3回繰り返してます。学習能力無し・・・

ペドローラを怪我で失いました

・レッコが89分から逆転されなければホントに最下位だった。まぁ大して変わりませんが


周死氏の眼👀】

ずっとAだったサンプとずっとCだったカタンザーロが対戦するのは実に久しぶりでした。七夕で織姫と彦星が出会うようなもの・・・

まず、この遠距離を2000人以上のサポが詰めかけたカタンザーロには敬意を表します

そして試合後にこの歌

🎵 "... Genoa-Cosenza Nessuna differenza..."🎵

=「💩ェノアとコセンツァ おまえら大して変わらなく(うざいよ・・・)」

と言うチャントを大合唱

カタンザーロとコセンツァは、実はカラブリアでは一番熱いDERBY。

そしてコセンツァと💩ェノアがジェメラッジョ関係に有ります。

そこで、敵の敵は味方。カタンザーロはサンプにこのような好意的な歌を歌ってくれたのですね

まぁ、もちろん彼らのチーム状況が良いと言うのも有ると思いますが

このようにサンプとカタンザーロは昔から悪くない関係にはあり、このままジェメラッジョに発展する可能性も有ると言われてます


と言うわけで、落ちるところまで落ちたサンプですが。次のアスコリ戦の後に代表ウィークで2週間空くと言う事で、とりあえずはこのタイミングでのピルロ監督の解任はありませんでした。セリエBで9試合戦って19位って(笑)ホントに笑えますね

レグロッタリエTDはやっと公式の場所で会見し、変わらぬピルロ監督への信頼を強調。しかしアスコリ戦の結果次第では当然余談は許されない状況になってます

もはや、「もし」も「たら」も「れば」も有りません

アスコリ戦に勝つのみ!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第9節 2023年 10/7(土) 対アスコリ@アスコリ・ピチェーノ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

8試合 1勝2分5敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点7 失点12 得失点差 -5 暫定19位


2023-24 Serie B 第7節 Como 1-0 SAMPDORIA 早くも4敗目・・・

2023-10-01 15:16:02 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

デパオリが前節で傷んで招集外になりました

中2日での試合の為に、前節のパルマ戦からはスタメンを何人か変えてきたピルロサンプ

まず、ついにエスポジトが今季初スタメン

ボリーニペドローラが本来のポジションに戻ってトリデンテを形成

また試合直前にカザミが負傷したために右MFはジレッリが先発

ヴィエイラではなくヴェッレがスタメンに戻りましたが、リッチは戻らず前節同様ジェペスがアンカーに入ります

左SBもバッレーカが連続でスタメンです

というわけでDFラインは前節と同じ面子となりました

元コモはいないと思われます

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ⑦エスポジト(91分⑳ラ・グミナ)

⑯ボリーニ         ⑪ペドローラ

 ⑩ヴェッレ(81分⑧リッチ) ㉜ジレッリ(67分⑨デ・ルーカ)

     ㉘ジェペス(67分④ヴィエイラ)

③バッレーカ      ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ、㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑭カザミ、⑰マラグリーダ;FW:⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ボリーニ、、ストヤノヴィッチ、ムッルー、バッレーカ、ペドローラ 


※一方のコモはロンゴ監督の3‐4‐2-1

サンプの天敵チェッリが怪我でいなかったり、FW陣に故障者が続出しているためにエースのクトローネの1トップ

その下をヴェルディとダ・クーニャのダブルトップ下が支える形

そしてカギは右サイドのイオヴィーネと左サイドのイオアノウのサイド攻撃とガゼッタのコモ番記者が試合前に言ってましたが、まさにその2人によって得点を取られてしまいました

元サンプはいません

Como<3-4-2-1>監督:モレノ・ロンゴ

     クトローネ(85分チャイア)

 ダ・クーニャ   ヴェルディ

(74分アブリガール) (74分ガブリエッローニ)

イオアノウ(66分サーラ)  イオヴィーネ(66分カッサンドロ)

   コネ    ベッレーモ(c)

 バルバ        クルト

      オデンタル

      センペル

ベンチ:Vigorito, Solini, Baselli, Blanco, Kerrigan, Arrigoni, Scaglia.

イエロー:ダ・クーニャ、クトローネ

*備考:アボナメント3.157人,有料入場者数2.449人;芝状態そこそこ
*ロスタイム前半1分、後半5分

★水曜20:30キックオフで行われたミッドウィークのナイター。サンプは白‐白‐白のアウェイユニで挑みました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 6  失点もGKに責任は無く、セービングは終始安定していた。この日の出来で特に問題は無いが、さらに高みを目指すとすればフィードと、さらなる守備範囲の拡大か
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 攻守に奮闘はしていたが、失点は彼のマークのずれからによるもの。その責任は大きい
  •  ギラルディ 6 クトローネをよくマークして、なんとか1失点に抑えた
  •  ムッルー 5.5 守備は頑張ってはいたが‥・若いペドローラに対して、キャプテンの威厳として怒ったのだろうが、結果的にはチーム内部の状況が良くない事を印象付けでしまっただけのような気がする
  •  バッレーカ 5.5 イオヴィーネとのサイドの攻防は激しかったが。なかなか攻め上がりが未だに見られない
  • MFジレッリ 5.5 突然のスタメンとなった。豪快な空振りを見せてくれたり技術的な限界は露呈している。その分、運動量とボール奪取でバッレートやリンコンばりにやってくれないと厳しい
  • →67分デ・ルーカ 5.5 途中投入で4トップのCFに。ヘディングのループが1本
  •  ジェペス 5.5 連戦の疲れか、パルマ戦よりは運動量が少なかったように感じる
  • →67分ヴィエイラ 6 低調だったチームに活を入れるべく、チームを鼓舞はしていたが。なかなか結果には結びつかず
  •  ヴェッレ 5 いる意味があるのか?と言う感じ。もともと守備は期待できないMFなのだから、攻撃でもっとチャンスを作ってくれないと厳しい
  • →81分リッチ ND 途中出場でダブルボランチとして10数分プレー。ごくろうさま
  • FWペドローラ 5.5 サンプに来て、初めて良くなかった。終盤にはファールを取ってもらえずにイラついて審判に暴言はいてイエロー。ムッルー主将に怒られる
  •  エスポジト 5.5 待望の初先発となったが、それほどのインパクトは残せず。ラ・グミナよりは期待は抱かせたが結果は残せなかった。やはり彼も生粋のCFタイプでは無いと思うが
  • →ラ・グミナ ND 91分の投入はいくらなんでも遅すぎ。それでも1本だけシュート撃った
  •  ボリーニ 5.5 まぁ彼だけの責任ではなくチーム全体の問題である事は間違いないが、効果的なチャンスは作れず。無理やりのバイシクルが1本あったぐらい
  • 監督 ピルロ 5 選手個別の採点を見てもわかる通り、誰が特別に悪かったわけでも良かったわけでもない。つまりチーム全体の問題。すなわち監督が一番の問題。サイド攻撃に対するマークのずれ。また交代のタイミングもワンテンポ遅い気がする。最後にパワープレーで4‐2-3-1(実質4‐2-4)のような形を見せたが・・・やけくそ感は否めず

後半、4人投入して最後のやけくそパワープレー、最終フォーメーションはこうなりました

[後半36分~ 4‐2‐3-1]

      デ・ルーカ

ボリーニ 46分~ラ・グミナ ペドローラ

   リッチ  ヴィエイラ

バッレーカ     ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C)   ギラルディ

    スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはコモ42%:サンプ58%

・最終シュート数はコモ8本(枠内4):サンプ13本(枠内5)

・中2日の試合のせいか、お互いにつかれば見えてトーンが低い試合でした

・前半はサンプのポゼッションはさらに高く、61%でした。まだ前半の方がサンプはちょっとはマシで、チャンスを作れていましたが・・・

・パスミスも多いが、激しいぶつかり合い、ボール奪取も多い。これがセリエBだなと言うしたね

特に無し

・とにかく結果。7試合ですでに4敗目

エスポジトがスタメンでも、4‐3‐3は機能しないと言う事を逆に証明してしまった

ペドローラが止められると攻め手無し

ムッルーペドローラのケンカに見られるチーム状態の悪さ


周死氏の眼👀】

せっかくのパルマ戦の引き分けを全て台無しにする敗戦となりました

元々、周りが言うよりは物凄い補強をされてるわけでは無いので(何気にレンタル除いて獲得費用は1€も使ってない)、ピルロに全ての責任を押し付けるのはかわいそうだとは思いますが

ただ、ついにエスポジトが先発して不発だった事により、今のチームにピルロの4‐3‐3が合っていないのが証明されてしまったのは事実だと思います。理由としては

  1. 4‐3‐3に合ってる強靭なCFがいない。ペターニャでもいれば別ですがね
  2. MF陣のドゥエルの弱さ。ベネデッティの怪我は痛かったですが
  3. セリエBのピッチコンディション、カンプノウの水がまかれたピッチではありません。サンプの現スカッドのテクニックと、セリエBのプレッシャー、守備戦術の強さ。それを考えると後ろからグラウンダーパスだけでの組み立てだけではやはりきびしいです

また、ここまでの7試合でピッチ上でピルロが怒鳴っているのをほとんど聞いた事がありません。もちろん性格的な物でしょうが、コロナ渦の無観客試合の時、当時のサンプのラニエリ監督の指示の怒号はすさまじかった。これが良いか悪いかはともかくとして、今のサンプは完成された大人の選手が多数いるユーヴェのようなチームではありません。

確かに開幕戦の勝利と、ゴール後にピルロを中心にみんなで喜んでいたシーン。あの印象に少し騙されてしまった感は有ります。若手を「名前だけで黙ってついてこさせる事が出来る」ぐらい”アンドレア・ピルロ”のネームバリューは有りますが。しかしさすがに結果も出て来なく、本人もあまり感情を前面に出してこないと限界があるでしょう

8節のカタンザーロと9節のアスコリ戦。この2試合の後、2週間のお休みがあります。この2試合で結果が最悪な物だと、すでにピルロの解任は現実的な物となるでしょう。

ピルロが4‐3‐3を捨てられるか。捨てなくても、サッカーの内容を変えて結果を出せるか。それが無理なら早々に見限った方が良いかと思います

前も言いましたが、現状のサンプの陣容を鑑みて私なら4‐4‐2か4‐3-1‐2を試してみたいです。

もちろんピルロは絶対やらないと思いますが

4‐3-1‐2だとペドローラをトップ下にするのですが、ウィングタイプが全員行き場を失ってしまうので、とりあえず4‐4‐2で考えてみます

賛成も反対も有るでしょうが、本気で勝点にこだわるフォーメーション

SAMPDORIA 2023-24<4‐4‐2> 仮想監督Shussissi ※2023・9・30現在

     ⑯ボリーニ ⑦エスポジト

    (⑨デ・ルーカ) (⑳ラ・グミナ)

ペドローラ(⑦⑦デッレモナケ)  ㉓デパオリ(⑩ヴェッレ)(⑭カザミ)

(⑨②レミナ)          (⑰マラグリーダ)

 ④ヴィエイラ(⑧リッチ) ㉘ジェペス(⑧⓪ベネデッティ🏥)

  (⑤アスキルドセン)   (⑥パナダ)(㉜ジレッリ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)   ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

MFはベネデッティが帰ってきたら変わると思いますが、まずはディフェンスも出来るMFと言う事で、ヴィエイラとデパオリを選びました。やはり守備が上手なMFが全然いないと言う事で、なんとかダブルボランチを守備重視の2人にしてフィルターをかけ、サイドMFはスピード生かして縦突破。負けてる時はヴェッレやデッレモナケを投入できます

ただ、ピルロ解任後の新監督として名前が挙がってるのが

ピッポ・インザーギ

ファビオ・リヴェラーニ

の2人です

2人とも4‐3‐3なんですよね・・・

あまり変わらないような・・・

そして、毎回名前が挙がってくる”モチベーションおじさん”のイアキーニ。そして金払わなくてよくなるジャンパオロ

うーん

なんかパッとしないですな

まぁもうパロンボで良いんじゃないですかね!?


昇格組(ダントツで)のカタンザーロはテルナーナ、スペツィア、レッコといきなり3連勝したり、今季の台風の目となっているチームです

パルマに0-5と大敗してちょっとトーンダウンしましたが、決して侮れないチームです

ただ、攻撃力は有りますが、DFはそれほど強くないので撃ち合いが予想されます

逆にこの相手にサンプがいくら「プレッシャーがかかるホームの大声援」の中でプレーしなければならないとしても、この相手に得点を取れないようだと、もう本当にピルロは見限った方が良いでしょう

ちなみに、私はピルロが嫌いなわけではありません。むしろ少なくとも現役時代は敵ながら”あっ晴れ”と思ってました

彼が変わってチームが立ち直れば何の文句もありません

昨日の記者会見見た感じだと、ピルロも瘦せこけた気がします・・・

そりゃートルコとはプレッシャーが違いますよね

そう、一つ言える事は、今日の試合は

「背水の陣」

です

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第8節 2023年 10/1(日) 対カタンザーロ@ジェノヴァ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

7試合 1勝2分4敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点6 失点10 得失点差 -4 暫定16位


2023-24 Serie B 第6節 Parma 1-1 SAMPDORIA 仲良し対決は結果も引き分け

2023-09-26 23:58:38 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

FWのエスポジトとデ・ルーカが怪我からベンチに復帰しました

そして前節良く無くてティフォージの槍玉に上がっていたMFリッチに代えて若いジェペス

左SBジョルダーノに代えてバッレーカ。さらにMFヴェッレに代えてヴィエイラ

ターンオーバー的な意味もあるでしょうが、ピルロは前節の出来を見て早速動いてきました

またFWもラ・グミーナをCFから外して、ボリーニを偽CF”ファルソ・ヌエヴェ”に起用

左に本職のエース・ペドローラが回り、右にはデパオリがSBから昇格しました

元パルマは怪我中のコンティがいます

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ⑯ボリーニ(77分⑦エスポジト)

⑪ペドローラ        ㉓デパオリ(56分㉜ジレッリ)

 ④ヴィエイラ       ⑭カザミ(85分⑩ヴェッレ)

     ㉘ジェペス

③バッレーカ(83分㉝ゴンザレス) ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ;MF:⑤アスキルドセン、⑧リッチ、⑰マラグリーダ;FW:⑨デ・ルーカ、⑳ラ・グミナ、⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ボリーニ、ペドローラ、デパオリ、ジェペス、エスポジト 


※一方のパルマはペッキア監督の4-2-3-1

昨季からずっと採用しているシステムです

セリエBとしてはタレント軍団で、若手も多く魅力的なチームだと思います

ブレイク候補のFWボニーを支える代表クラスのマンベネディチャク

レジスタではベルナベエルナニが中盤を引き締めます

右SBは私好みでサンプに是非欲しいクリバリ。しかしセリエにクリバリやディアラは何人いるんでしょう!?

ミハイラやエステヴェスがベンチスタートなのも層の厚さを感じさせますね

余談ですが、GKのチチゾラとMFエルナニは3月27日で私と誕生日が一緒!

私と誕生日が一緒なサッカー選手は古いところでは”ジャンルイジ・レンティーニ”そしてサンプでは”ペドロ・オビアング”

さらに日本では”内田篤人”がいます

やはり彼らには親近感を感じますな(笑)

元サンプは昨季在籍したGkトゥルク、そしてペッキア監督

Parma<4-2-3-1>監督:ファビオ・ペッキア

        ボニー(58分コラク)

ベネディチャク   ソーム     マン

(73分アンサルディ)(64分ミハイラ)(58分パルティピロ)

    エルナニ     ベルナベ

ザガリティス(64分ディキアラ)  クリバリ

  チルカーティ     オソリオ

        チチゾラ

アマトゥッチ(61分マストラントニオ) ヴィータ

     ブランカ(c)(80分ダンツィ)

ジラウド(46分カリッソーニ)  サルヴィ

   フラーレ  パヴァン

     カストラーティ

ベンチ:Turk, Corvi, Balogh, Estevez, Begic, Del Prato, Hainaut.

イエロー:チチゾラ、ザガリティス、ベルナベ

*備考:アボナメント7.452人(54.033 euro),有料入場者数9.607人(125.519 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半2分、後半5分

★日曜16:15キックオフで行われたゲーム。サンプは青、パルマは白の共にホームユニで臨みました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 7 3試合連続で出色の出来。失点はGKの責任はほぼ無く、この日も素晴らしいセーブを何度も見せた。後半日差しが眩しかったのかベースボールキャップをかぶって登場。久しぶりにそのスタイルのGKを見た。赤のユニに紺のサンプキャップと言う、ファッション的に何とも似合わない出で立ちがサンプだとゼンガを思い出す
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 個人的な出来は悪くは無かったと思うが、彼のサイドから何本か決定的なクロスを上げられていたのが気になるところ
  •  ギラルディ 6 強力なパルマオフェンスに対してなんとか1失点でしのぐ。中央で唯一に近いヘッドが強い存在
  •  ムッルー 6 経験を頼りになんとか1失点でしのぐ。スピードはなんとかなるが、クロスに対する対応が課題。最後10分は左SBでプレー
  •  バッレーカ 5.5 前節のジョルダーノよりはマシだったが、特に輝けたわけでもない。噂の彼の縦への突破の強さを早く見てみたい
  • →83分ゴンザレス ND 途中交代で念願のサンプデビューとなった。同点の残り10分でCBに投入と言うヒリヒリする場面だったが、なんとか無事に試合を終わらせた。早くもう少し長い時間見てみたい
  • MFカザミ 5 フィジカル的には少し貢献しているのかもしれないが、特に後半のミスパスは多過ぎ、酷すぎ。まだブランクと言う言い訳が通用する時期だが、コンディション上がってくれば変わってくるのだろうか?
  • →85分ヴェッレ ND このスタメン落ちで彼のお尻にも火がつけば良いが
  •  ジェペス 6 とにかく走り回って、ボールにアタックし続けた。チーム全体が守勢だったので効果的なパスなどは少なかったが、1試合通じてとりあえず走り続ける姿勢だけでも今までとの違いを見出せる
  •  ヴィエイラ 6 まさに前号で私がした指摘。MFでの守備、ボール奪取の弱さに関してはヴェッレとの違いは出せていた。もちろん技術的な限界は有り、終盤に決定的なシュートを吹かしたりしていたが、彼なりの良さは出していた
  • FWデ・パオリ 5.5 ここ数試合の彼の出来に比べると少し劣ったが。チーム全体で厳しかった部分もある。後半11分に負傷で交代。重症でなければ良いが・・・
  • →ジレッリ 5.5 本来のポジションではない、右WG(前目の右MFのような感じだったが)での起用。頑張ってはいたが、攻撃の面ではやはり物足りない
  •  ボリーニ 6 得点のアシストは彼だったし、ポストに関してもものすごく強いわけでは無いが、偽9番なりにラ・グミナよりはボールは収まる。あとはとにかく得点が待たれる
  • →エスポジト 5.5 まだわずかな時間の出場だが、絶好調になった時の期待は相変わらず抱かせる。ポストプレーも出来そうだし。無駄なイエローカードがマイナス点
  •  ペドローラ 7 もはやセリエBでは敵無し感がある。貴重な先制点を決め、それ以外にもサンプのチャンスはほとんど彼がらみ。早くもサンプは300万€での買い取りOP行使を決めたと言われる
  • 監督 ピルロ 6 前節の敗戦を生かしてすぐさまスタメンもいじってきたのは評価できる。ただし、ジレッリのあそこのポジションの起用が疑問符。守備固めだったのか?それにしては中途半端な気もして、逆にシステムごと守備固め→例えば4-2-3-1への可変とか戦術的な柔軟性が欲しい。4-3-3だけで1シーズン、全試合の90分を戦うわけにはいかないだろう。あと、あの場面でのファクンド・ゴンザレスの投入は個人的にはかなりリスキーだと思ったが。結果に響かず良かった

後半、4人投入してからの最終フォーメーションはこうなりました

[後半40分~ 4‐3-3]

    エスポジト

ペドローラ     ジレッリ

ヴィエイラ     ヴェッレ

    ジェペス

ムッルー(C)   ストヤノヴィッチ

 ゴンザレス  ギラルディ

   スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはパルマ55%:サンプ45%

最終シュート数はパルマ12本(枠内7):サンプ8本(枠内3)

・前半はポゼッションほぼ互角だったものの、後半は同点を狙ったパルマの攻勢が強くなりました

システムやスタメンに誰を起用するとか机上では色々言われますが、結局は選手たちがどれだけ走り続けてどれだけ戦えるかという事。この試合はそれを特に感じました

・メンバーが変わった事もありますが、みんながそれを体現した結果セカンドボールが明らかに今までより拾えてました

またこれはある程度予想していましたが、今までの相手と違ってサンプを相手にボールを回せる相手、アウェイでのパルマ戦だったのでサンプの方が引いてカウンターを繰り出すと言う今までと逆の展開が上手くさく裂しました

・チーム全体の危機感、戦う姿勢

・GKスタンコヴィッチとFWペドローラ、この2人はもはや今季の”鉄板のスター”と言えるでしょう。今のサンプはこの2人+その他大勢と言われてしまってもおかしくないと思います

・現在セリエBで1番強いと思われる相手にアウェイで勝点1

・とりあえずファクンド・ゴンザレスがデビュー

・結果は上々だが、83分まで持ちこたえたので欲を言えば勝点3が欲しかったです

・その結果、順位的には16位のままという勝点1の積み重ねとなってます

・デパオリの怪我。重症でなければ良いですが


さて、次節はわずか中2日で連続アウェイでコモ戦

コモも決して弱い相手ではありません

前節はクトローネのドッピエッタも含めて、サンプがホームで完敗したチッタデッラ相手に3-0で快勝。そして3連勝中

厳しい相手です

FWのサンプの天敵チェッリとかが怪我しているので、おそらく3-4-2-1でクトローネの1トップをダブルトップ下が支える形

そしてイオアノウイオヴィーネの両サイドのウィングハーフを生かしたサイド攻撃が主体となるでしょう

まだ今季のサンプは3バック相手に試合をしていないので、このサイドの攻防が一つ鍵になると思います

 

ただしパルマ戦でも証明した通り、フォーメーションも大事ですがセリエBを勝ち抜くにはとにかく気持ち

1試合続けて走り止めずに戦い続ける姿勢が大事です

このパルマ戦の勝点1を意味あるものにするためには、コモ戦でも勝点を挙げなければいけません

ピルロが言う通り、ホームの大声援が若いサンプイレブンにとってプレッシャーになってしまっているとしたら、このコモ戦は平日のアウェイ戦ですしそんなにプレッシャーは無いでしょう

パルマ戦で結構スタメンをいじってきたので、このコモ戦は先発がどういうメンバーにしてくるかも注目されます

頼むから、ピルロさん。正解を選んでください!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第7節 2023年 9/27(水) 対コモ@コモ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

6試合 1勝2分3敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点6 失点9 得失点差 -3 暫定16位


2023-24 Serie B 第5節 SAMPDORIA 1-2 Cittadella ホーム3連敗...

2023-09-23 16:00:43 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWエスポジト、デ・ルーカ

前号の通り、フェラーリベネデッティが怪我で長期離脱となります。

またエスポジトも焦らずに完治するまで待つという事で負傷者リストに

ここに来て新加入のカザミがいきなりの先発となりました!

前節から変わったのはそのカザミが右MFに入って、デパオリが本職?の右SBに戻り

そしてジョルダーノが左SBで再びスタメンで、キャプテンのムッルーがCBに戻りました

その他は前節と同じ顔ぶれ

元チッタデッラはいなそうです

ちなみにガッビアディーニはチッタデッラ出身でありましたが

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

    ⑳ラ・グミナ(72分⑦⑦デッレ・モナケ)

⑯ボリーニ        ⑪ペドローラ 

 ⑩ヴェッレ       ⑭カザミ(56分㉜ジレッリ)

     ⑧リッチ(72分④ヴィエイラ)

㉑ジョルダーノ(72分③バッレーカ) ㉓デパオリ(79分㊵ストヤノヴィッチ)

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑰マラグリーダ、㉘ジェペス;FW:⑨②レミナ

イエロー:リッチ、ラ・グミナ 


※一方のチッタデッラはゴリーニ監督の4-3-1-2

今は少数派になりつつあるジャンパオロシステム。その肝となるトップ下はサンプ・プリマヴェーラ出身のテッシオーレです

守護神にアルバニア代表でもあるカストラーティ

それ以外は全員イタリア人の国産重視のスタメンできました

元サンプはさっきも触れたテッシオーレ

Cittadella<4-3-1-2>監督:エドアルド・ゴリーニ

  ピッタレッロ マグラッシ

(73分マイストレッロ) (61分パンドルフィ)

     テッシオーレ

アマトゥッチ(61分マストラントニオ) ヴィータ

     ブランカ(c)(80分ダンツィ)

ジラウド(46分カリッソーニ)  サルヴィ

   フラーレ  パヴァン

     カストラーティ

ベンチ:Maniero, Angeli, Cassano, Kornvig, Carriero, Rizza.

イエロー:ジラウド、ヴィータ、カリッソーニ

*備考:アボナメント18.224人(200.227 euro),ミニアボナメント281人(3.832 euro),有料入場者数2.789人(56.967 euro);芝状態そこそこ
*ロスタイム前半1分、後半6分

★月曜20:30キックオフで行われたポスティチポ。サンプはホームユニ、チッタデッラは黄‐黄‐黄のアウェイユニで挑んできました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 6.5 負けたから7にはしなかったがこの日も一番良かったのは彼。開始40秒のミスパスで決定的を作ってしまい、それを自分のファインセーブで防ぐと言う「自作自演劇」を行っていたが、それ以外はほぼ完ぺき。失点にGKの責任は無く、少なくともあと2失点は決定的なシュートを防いだ
  • DFデパオリ 6 守備面より攻撃面で目立っていた。やはり前の方が良いのかな?最後はガス欠
  • →79分ストヤノヴィッチ 6 やや驚きのスタメン落ちから途中出場。なんとか同点にしようと、攻撃で頑張っていたが実らず。最後同点になってればアシストだったが
  •  ギラルディ 5.5 1対1でピッタレッロに負けるシーンが有ったり、初めてやや不安定な面ものぞかせた。ただレギュラーの地位は確立しつつある
  •  ムッルー 6 1試合でSBあらCBに戻ったが、もはやCBの方が良いだろう。少なくともBでは。Aでは通用しないと思うが
  •  ジョルダーノ 5 アウジェッロとプレーぶりも似ているが、現在はその劣化版と言う感じ。ひ弱な感はいなめず、1失点目は彼のマークなので責任は有る
  • →72分バッレーカ 5.5 可もなく不可もなく。コンディションは戻ってきたようなので1度、1試合通していてみたい。ジョルダーノの調子が上がらないので
  • MFカザミ 5.5 いきなりの先発はやや驚きだったが、ブランクはあまり感じさせなかった。もちろんこの日はそんなに満足できる出来では無かったが、時間と共にコンディションが戻り、チームに馴染んでいけば戦力になる可能性は有る
  • →56分ジレッリ 5 途中投入でチームを好転させる事を期待されたが、特に変わらず。目立つはずのアフロはあまり試合に出た来なかった。やはり攻撃面では期待が薄い
  •  リッチ 5 ごくたまに縦への効果的なパスが有ったが、それ以外はただボールを回すだけに終始。そして彼の羽根のように軽いディフェンスが2失点目につながった。期待も大きいので評価は辛い
  • →72分ヴィエイラ 5.5 リッチと特に変わらず。失点に絡まなかっただけ彼の方がマシな程度
  •  ヴェッレ 5.5 得点のアシストは彼の左足のクロスだったが、働いたのはそれぐらい。運動量が少ない割に決定的なパスは出せず、後半はティフォージからもブーイングの標的となった
  • FWペドローラ 6.5 やはりセリエBでは別格。彼の突破から何度かチャンスが生まれた。後半、カットインからの強烈なミドルがポストに阻まれたのが残念
  •  ラ・グミナ 6 やっと彼の力での得点を見れたので、及第点はつけるが。それ以外では相変わらずポストも潰される事が多いし、特に目立たず
  • →72分デッレモナケ 5.5 やはり彼はもっとゴールに近いポジションで見たい。期待はできそうなのだが・・・
  •  ボリーニ 5.5 特にミスは無かったが消えてる時間も多く。途中からCFにポジションを移すが、まだ彼にゴールは生まれず
  • 監督 ピルロ 5 チッタデッラのハイプレスが来るとわかってながら、それに対して十分な対策はできておらず。交代もあまり適確だったとは言えない。そして、試合後のインタビューは残念過ぎる

後半、5人全員投入してからのフォーメーションはこうなりました

[後半34分~ 4‐3-3]

    ボリーニ

デッレモナケ    ペドローラ

 ジレッリ    ヴェッレ

    ヴィエイラ

バッレーカ    ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C) ギラルディ

   スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはサンプ61%:チッタデッラ39%

・最終シュート数はサンプ12本(枠内5):チッタデッラ11本(枠内6)

・この試合前まではジェノヴァでのサンプvsチッタデッラはサンプの3勝1分けでしたが、ついに初黒星です

・前半から組織的なチッタデッラのハイプレス。途中からサンプも慣れてきたのと、ややスタミナ切れてきたのでかいくぐれるようにはなりましたが。後半はまたチッタデッラのプレスが効き始めました

・1失点目→マークのずれから左サイドを完全にフリーにしてしまう

・2失点目→スローインから軽いディフェンスで同じく左を突破されて、懸命にしのいだが最後は相手キャプテンのダイレクトボレー”ゴラッソ”

・FWラ・グミナの先制点

・GKスタンコヴィッチが安定した活躍

・ホーム3連敗、しかも逆転負け

と言うわけで「組織的な守備」が全然できていません

・名前で見れば格下とも言えるチッタデッラに、ホームで完全に実力で負ける

・前半戦は圧倒され・・・DFラインは終始不安定でした

・交代選手の出来が、層の薄さを感じさせます。まぁ怪我人も多いですが

・16位勝点マイナス有るとはいえ、5試合で勝点わずか2


周死氏の眼👀】

やはりこの結果で当然と言えば当然ですが、厳しいイタリアメディアでは早くもピルロ解任の報道が始まってます

ピルロの理想とするグアルディオラのような細かいパスを繋いでいくサッカー、そして4‐3‐3

やはりこの戦術に関しては「それ相応の選手がいないと出来ない」とか、「肉弾戦の激しいセリエBでは向いていない」と言う声が多いです

もちろんそうなのですが、個人的に一番の問題は組織的な守備が全然できていない事だと思っていて、それはDFだけのせいにはできない問題だと思います。確かにDFも急造CBのムッルーが統率していたり、若いジョルダーノギラルディが現在レギュラーだったり問題は有りますが、むしろ問題はMFとフォーメーションだと思っています。

前号のサンプ名鑑でも触れましたが、今のサンプのMF陣10人。

あれから1試合観てちょっと変わりましたが、なんとなくMF10人をタイプで分布図で分類するとこんな感じでしょうか?

              攻撃

                         マラグリーダ

                         ヴェッレ

                        パナダ

       カザミ              ジェペス

             ベネデッティ

パワー          アスキルドセン       スピード&テクニック

        ジレッリ

        ヴィエイラ  リッチ

            

              

               守備

こうやって見ると、守備に長けているMFが全くいない。

やはり強いチームにはマケレレやカンテのような良いフィルター役が必ずいます

最近のサンプにしても良い時はトルスビーエクダルトレイラなど守備で効いてるMFがいました

さらに4‐3‐3のフォーメーションで、しかもヴェッレは基本守備なんてほとんど期待できないと来たもんです

これでは10人中4人はほぼ守備してないようなものですから・・・

それは厳しいなーと思います

4‐3‐3で3トップが攻撃偏重となるのはまぁ仕方ないにせよ、そういうチームの3人のMFはやはり攻守共に強い選手でなければならない

例えばミリンコビッチ=サビッチのような

今のサンプのMF陣で一番それが出来そうなレギュラー候補だったベネデッティが怪我。リッチとカザミがまだコンディション上がってこない。ヴィエイラとアスキルドセンは能力的伸び悩みを露呈。あとは、全員若手で成長待ち

これが現状のサンプMF陣ですね

 そして、4‐3‐3に最適なCFがいない。もちろんエスポジトが怪我から復帰したらガラッと変わる可能性は有りますが、彼にしても生粋の1トップや3トップの真ん中タイプのCFでは無いでしょう。

そこで、現状のサンプの陣容を鑑みて私なら4‐4‐2か4‐3-1‐2を試してみたいです。

もちろんピルロは絶対やらないと思いますが、仮に監督が代わったら可能性は有りますね。

4‐3-1‐2だとペドローラをトップ下にするのですが、ウィングタイプが全員行き場を失ってしまうので、とりあえず4‐4‐2で考えてみます

賛成も反対も有るでしょうが、本気で勝点にこだわるフォーメーション

SAMPDORIA 2023-24<4‐4‐2> 仮想監督Shussissi ※2023・9・23現在

     ⑯ボリーニ ⑦エスポジト

    (⑨デ・ルーカ) (⑳ラ・グミナ)

ペドローラ(⑦⑦デッレモナケ)  ㉓デパオリ(⑩ヴェッレ)(⑭カザミ)

(⑨②レミナ)          (⑰マラグリーダ)

 ヴィエイラ(㉘ジェペス) ⑧リッチ(⑧⓪ベネデッティ🏥)

  (⑤アスキルドセン)   (⑥パナダ)(㉜ジレッリ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)   ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

MFはベネデッティが帰ってきたら変わると思いますが、まずはディフェンスも出来るMFと言う事で、ヴィエイラとデパオリを選びました。やはり守備が上手なMFが全然いないと言う事で、なんとかダブルボランチを守備重視の2人にしてフィルターをかけ、サイドMFはスピード生かして縦突破。負けてる時はヴェッレやデッレモナケを投入できます。サンプが強かった頃の2009-10のデルネーリ4‐4‐2やノヴェリーノ4‐4‐2のような形です。かつては1996-97のエリクソンや、スクデットサンプも良く良く考えればこのフォーメーションでしたね

ちょっと脱線しますが、私自身が好きなのでこれらの懐かしいフォーメーションを振り返ってみましょう

SAMPDORIA 2009-10<4‐4‐2> 監督デル・ネーリ

   カッサーノ パッツィーニ(ポッツィ)

セミオーリ(グベルティ)   マンニーニ(パダリーノ)

   パロンボ(c)  ポーリ(ティッソーネ)

ツィーグレル        ザウリ(スタンケヴィチウス)

  ルッキーニ(ロッシ) ガスタルデッロ

      ストラーリ(カステラッツィ)

セリエA4位 CL出場権獲得

カッサーノ&パッツィーニ”コンビが引っ張りましたが、周りも良い選手でしたねー

SAMPDORIA 2004-05<4‐4‐2> 監督ノヴェリーノ

   フラーキ バッツァーニ(S.インザーギ)

ドニ(トネット)    ディアナ(ガスバッローニ)

   ヴォルピ(c) パロンボ(ドナデル)

トネット         ゼノーニ(サケッティ)

  カステッリーニ  ファルコーネ

     アントニオーリ(トゥルチ)

セリエA5位 EL出場権獲得

こちらは”フラーキ&バッツァーニ”コンビ。ヴォルピ‐パロンボのダブルボランチも効いてました

SAMPDORIA 1996-97<4‐4‐2> 監督エリクソン

   マンチーニ モンテッラ(カルパレッリ)

レイグル        カランブー(カルパレッリ)

   ヴェロン フランチェスケッティ(カランブー)

ペサレージ(エヴァーニ)  バッレーリ

  ミハイロビッチ マンニーニ

     フェロン

セリエA6位 UEFAカップ出場権獲得

個人的には近年のサンプで一番好きなチーム。サンシーロでミランやインテル相手に壮絶な打ち合いを制して逆転勝ちしたり、派手な試合が多かったですねー。王様マンチーニの元、モンテッラヴェロン、カランブー、ミハイロビッチなどワールドクラスがキラキラ輝いてました

SAMPDORIA 1990-91<4‐4‐2> 監督ボスコフ

   マンチーニ ヴィアッリ(ブランカ)

ドッセーナ         ロンバルド

   パーリ   トニーニョ・セレーゾ

(インヴェルニッツィ) (ミハイリチェンコ)

カタネッチ(ボネッティ)  マンニーニ

  ランナ   ヴィエルコウッド

 (ペッレグリーニ)

     パリュウカ

セリエA優勝!!

やはり素晴らしいチームでした。”マンチョ&ルカ=Gemelli del Gol”コンビ。若きパリュウカヴィエルコウッドがDFを引き締め、中盤にはブラジル代表戦士のセレーゾ。そして右でロンバルドが躍動して、左には老練なドッセーナ。優勝に値するチームです

4チーム見てきましたが、やはり強いサンプは4‐4‐2と言うのが私の持論です

いずれにせよ、共通しているのが強力な2トップがいて、真ん中はDFとMFも守備が強い。サイドハーフは右が縦突破に優れ、左がパス主体が多いですがいずれにせよかなり攻撃的な選手で、自由にやってます

世のサッカーのトレンドは目まぐるしく変わってます。もちろんサンプのフォーメーションも都度変わっていますが、6-7年に1回この4‐4‐2が登場してくるのがなかなか面白いですね

かなり脱線しましたが・・・・

ここまで4‐4‐2の話ばかりしましたが、ただ、私はそれでもピルロをここですぐ変えるべきでは無いと思います

まずは若手に切り替えてチームを預けたわけですし、ここで変えるとサンプドリア自体がまだまだ「バタバタ騒動が続いている」と思われてしまいます

もしかしたらピルロのサッカーも時間を与えれば、今シーズン途中からすぐ花開くかもしれません

MFカザミやCBファクンド・ゴンザレス、そして左SBバッレーカはまだあまりプレーを見られていないので、ここから戦力になってくれる可能性は秘めてると思います

とにかく、今年は温かく見守りましょう。そして冬のメルカート時点で順位と財政状況が好転していたら、ギアを上げた補強をして1年でA復帰を当然夢見ましょう!


さて、次節はアウェイでパルマ戦

その前夜に、真のサンプファンには欠かせないチャンネル、”Samp Tube”に招待されまして、現況やチッタデッラ戦の振り返り、パルマ戦の展望などをしゃべりました。イタリア語なら良かったのですが、招待されたのが英語版だったので下手すぎて恥ずかしいですが。言いたい事の半分も語れませんでした。悔しい・・・

私以外のコメンテーターは結構面白い事を言っていたので、ヒマな方は見てみてください。英語です↓↓

サンプにとって一番の同盟国と言える、パルマとの対戦

1勝1分け3敗のチームのアウェイ戦ながら、6000人を超える!ファンがパルマに詰めかけると予想されてます

私も2019年にパルマで生観戦しましたが、試合内容とか以上に”お祭り”が楽し過ぎました

これがその時の記念ユニです

これを着る機会は、滅多に無いので、私は今日はこれを着て1日過ごして応援します!!

正直、個人的には間違いなく昇格1番候補、本当に強いパルマ相手のアウェイ戦ですが・・・

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第6節 2023年 9/24(日) 対パルマ@パルマ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

5試合 1勝1分3敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点5 失点8 得失点差 -3 暫定16位


保存版 サンプドリア '23-'24 完全選手名鑑 新加入選手特集!!

2023-09-18 14:13:46 | 保存版 サンプ名鑑

さて、いよいよ2週間の代表Week休みを経てセリエBが再開されます。

夏のメルカートも閉まり、その後フリー選手からカザミを獲得して一旦は’23-’24サンプの陣容も落ち着いたと思います。

開幕して4試合戦いましたが、DFフェラーリとMFベネデッティが長期離脱の怪我を負ってしまいました。2人とも無事手術は成功👏👏しかし復帰までそれぞれ、フェラーリ→6か月、ベネデッティ→8~10週間ぐらいと言われてます。そこで急遽のカザミを獲得し、またフリー選手の中からもう1人DFを取る可能性は有ります(良い選手なら獲って欲しいですが)。今名前が挙がってるのが、Tuia,Mustafi,Papastathopoulos,Donati,Feddal,Boateng,Rami

私個人的にはSvincolati選手、特にプレーしてない期間が長い選手は当てにしてないので、名前上がってるパパソタスプーロスとかは絶対やめて欲しいですね。ムスタフィは昔が好きだったからまだ許せますが…それならロティオネン上げて、ゴンザレス使って何とか1月まで凌いで、ちゃんと冬メルカートでまともな補強した方が良いと思います。ジョビンコオイコノモウ、ヘセ・ロドリゲスなど前例が物語っているでしょう。どうせ今獲れる選手がまともになる頃にはすでに冬でしょうし。まぁまだサラリーキャップの目標すら達してないので色々難しいですが。

とりあえず2023-24夏、我らがサンプドリアの現陣容です!!

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐3> 監督アンドレア・ピルロ 2023・9・17現在

        ⑦エスポジト(⑳ラ・グミナ)(⑨デ・ルーカ)

⑯ボリーニ(⑦⑦デッレモナケ)    ⑪ペドローラ(㉓デパオリ )(⑨②レミナ)

⑩ヴェッレ(⑭カザミ)(㉜ジレッリ) ⑧⓪ベネデッティ🏥(㉓デパオリ)(⑤アスキルドセン)(④ヴィエイラ)(⑰マラグリーダ)   

        ⑧リッチ(㉘ジェペス)(⑥パナダ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)    ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

※まず大前提として、セリエBのサラリーキャップ規定により年棒総額はNETで2400万ユーロ以内に収めなければいけませんでした。実際サンプは約3600万€だった昨季の年棒総額から

クアリアレッラ、ガッビアディーニ、ベレジンスキ、アウジェッロ、アウデーロ、ファルコーネ

などを犠牲にして現在2800-2900万€まで削減に成功しております。しかしまだ十分ではなく、このままでは余剰金額の40%を払わなければなりません。また1999年12月31日生まれ以前の選手、つまり大体23.5歳以上の選手は18人しか登録できません
ですので、いくらラドリッツァーニが本気で一気にチームを強くしてくれようとしても、そこまでの大型補強は現実的にできません

そこでサンプは新監督の若いアンドレア・ピルロの元に完全に若手育成路線に切り替える事にしました。元々彼は若手を積極的に登用する監督です。とりあえず年棒が高いベテラン選手はどんどん放出して、積極的に若手を獲得した結果サンプの平均年齢は23.9歳と言う「驚くべき若いチーム」になりました。

 序盤からかなり飛ばしていたサンプのメルカートだと思いましたが、ちょっと尻すぼみになった感が有りますね。まぁ怪我人はしょうがないとして、最終日、FWは絶対取るレグロッタリエも明言してましたが、誰も取れませんでした。そのCF1人とCB1人獲れればかなり現在の状況のサンプとしては最高のメルカートだったと思いますが、それを差し引いて個人的には85点と言ったところでしょうか

 まぁ正式にスポーツディレクターとなったマンチーニJrのアンドレア、新監督のアンドレア・ピルロ、そしてオーナーのアンドレア・ラドリッツァーニ。それぞれの肩書としては若手となる

”3人のアンドレア”

が間違いなく今季のサンプの運命を握っているでしょう

とりあえず、人員の総入れ替えはある程度終わったので、これで12月まで戦ってみて昇格有りそうなら冬のメルカートでさらなる補強を頑張る。そうでなければさらに若手強化する。と言う感じでしょうか?

各ポジションを細かく見ていくとこんな感じです ※評価はセリエBを戦う上で10段階評価
  • FW陣 7⇒左のベテラン・ボリーニと右の超新星ペドローラは現サンプで一番頼れる存在。怪我で出遅れてるCF候補のエスポジトがハマれば最高の3トップになるのですが。彼も生粋のCFタイプでは無いのでそれだけが不安です。CFの残りの2人ラ・グミナ、デ・ルーカ頼りないだけに…逆にサイドタイプは多く、控えのデッレ・モナケレミナは共に将来性はものすごくものを秘めています。ちなみにDFデパオリが右WGを務めるオプションもすでに開幕戦から登場してます

 

  • MF陣 6.5⇒最後に加入したカザミはまだ全く見ていないのでわからないですが。レギュラーだったベネデッティの怪我は痛いです…ピルロとバローニオと言う稀代の2人のレジスタの元で、4人もいるレジスタがどこまで成長できるか?守備・フィジカルタイプのリッチとヴィエイラ、テクニシャンタイプのジェペスとパナダ。使い分けも重要です。左右のMFもとりあえずヴェッレが10番を背負ってレギュラーになっているが、正直盤石ではないと思います。ただ全員ドングリの背比べ状態。人数が多いだけに、ここから突き抜けてくる若手が表れてくる事を期待したいですし、冬のメルカートで甲乙が選手の差が出てきたら余剰人員整理も必要だと思います。ちなみにFWでも出てきたデパオリがここでも右MFとして登場することがあります

なんとなくMF10人をタイプで分布図で分類すると、こんな感じでしょうか?

              攻撃

                         マラグリーダ

      カザミ                ヴェッレ

                        パナダ

                     ジェペス

             ベネデッティ

パワー          アスキルドセン       スピード&テクニック

        ジレッリ

        ヴィエイラ

             リッチ

              

               守備

  レジスタタイプ⇒リッチ、ヴィエイラ、ジェペス、パナダ

  インサイドハーフ(スピード、テクニシャンタイプ)⇒ヴェッレ、ベネデッティ、アスキルドセン、マラグリーダ

  インサイドハーフ(パワータイプ)⇒ジレッリ、カザミ

  • DF陣 6.5⇒昨季の終わりから残ってるのはムッルーコンティ(ずっと怪我だが)だけ。そしてそのムッルーがCBにコンバートされて、しかも今のところキャプテンを任されております。フェラーリが開幕後に怪我してしまった事により、CBはギラルディゴンザレスと言う、U-20ワールドカップでそれぞれイタリアとウルグアイのレギュラーとして決勝を戦った2人の成長&活躍が物凄く重要になるでしょう。サイドバックは比較的安泰なポジション。右はベレ放出でそれほど変わらない代表クラスのストヤノヴィッチを手に入れられて良かったです。左はサンプユース出身のジョルダーノの成長に期待しつつ、ダメならバッレーカがバックアップと言う形で。CBは人数的にもまだ補強は必要かもしれません

 

  • GK陣 7アウデーロファルコーネのどちらか1人は残ると思われていましたが、結局2人とも放出となり21歳ながら将来性抜群のスタンコヴィッチの息子に今季のサンプのゴールマウスは任される事になりました。開幕から経験不足は早速露呈してしまいましたが、ポテンシャルも感じさせてくれてます。あとの願いは、仮に彼が活躍してセリエAに復帰出来たら、何とか彼を買取りして長期間サンプのGKを任せたい。誰でも良いのですが、GKが長期間安定してるとチームの成績も安定してくると思います。1990年以降サンプで複数年以上レギュラーを張っていた正GKは
    • ジャンルカ・パリュウカ
    • ファブリツィオ・フェロン
    • マッテオ・セレーニ
    • フランチェスコ・アントニオーリ
    • ルカ・カステラッツィ
    • セルヒオ・ロメロ
    • エミリアーノ・ヴィヴァーノ
    • エミル・アウデーロ

なかなか、我らがドリアーノにとっては懐かしくて魅力的な名前が続いてますねー。これ以外にもゼンガパゴット、トゥルチ、そしてわずか半年ながら絶大なインパクトを残したマルコ・ストラーリなんかもいましたが

スタンコヴィッチJrにも彼らと同じサンプに名前を残せるような期待をしたいです。ちなみに控えは世界一性格の良いサブGKのラヴァーリア。彼はロッカールームのまとめ役にもなるでしょう。そして結局獲得を見送った3rdGKはプリマヴェーラのタンタロッキが務める事になりますが、試合を見る感じだと彼もなかなかのポテンシャルを秘めています


さた、あとは新加入と主要なレンタルバック、今季のニューカマー選手を詳しく紹介したいと思います

’23-’24 夏メルカート サンプ新加入選手紹介!

Filip Stankovic ①フィリップ・スタンコヴィッチ

 ●GK  ●セルビアU-21代表 2試合-3G  ●2002年2月25日(21歳)  ●187cm78kg  ●昨季:33試合71失点(フォレンダム=オランダ)

買取OP付きレンタル(300万€)でアウデーロとの実質トレードでインテルから加入してきた昨季監督“デキ”の息子。買戻しOPもついているが。エスポジトと同じインテルユース出身だがここ2季はオランダのフォレンダムにレンタルされ、1年目は1部に昇格、昨年は残留を果たした。今夏、インテルの一員として来日してPSGとの試合でもプレー

 

Antonio Barreca ③アントニオ・バッレーカ

 ●左SB  ●元U-21代表 13試合0得点  ●1995年3月18日(28歳)  ●184cm70kg  ●昨季:22試合0G(カリアリ=B)

カリアリから完全移籍。彼プラス200万€貰い、アウジェッロと交換トレード。若くから期待されていたが、度重なる怪我とモナコ行ってから不遇の時期を過ごしてレンタルを繰り返した。縦突破が魅力

 Simone Giordano ㉑シモーネ・ジョルダーノ

 ●左SB  ●ジェノヴァ生  ●2001年12月21日(21歳)  ●185cm70kg  ●昨季:18試合0G(アスコリ=B)

本当に地元ジェノヴァ生まれでユース出身の期待の星。強烈な左足のミドルシュートを持つ。昨季は1年間セリエBのアスコリで修行してレンタルバックで戻ってた。レギュラー獲れるか?と言うか取って欲しい!以下がU‐16時代に受けていたインタビュー

Daniele Ghilardi ⑧⑦ダニエレ・ギラルディ 

 ●CB  ●U-20代表 10試合0得点  ●2003年1月6日(20歳)  ●189cm80kg  ●昨季:21試合1G(マントヴァ=C)

エラス・ヴェローナから買取OP付きレンタルで加入したルッカ出身のCB。長身生かした守備が強み。若いのに成熟しておりDF陣に落ち着きを与える。U-20イタリア代表でW杯準優勝のレギュラー。エスポジトとも一緒にプレーした。そのままU-21でもレギュラー

Leonardo Benedetti ⑧⓪レオナルド・ベネデッティ

●MF  ●ラ・スペツィア生  ●2000年6月6日(23歳)  ●182cm77kg  ●昨季:31試合3G(バーリ=B)

Liguria州生まれでユース出身の万能MF。昨季はバーリでA昇格プレーオフ迄活躍してレンタルバックで復帰した。質と量を兼備するMFで強烈なミドルシュートを持つ。守備でも攻撃でも貢献するレgヒュラー候補

Simone Panada ⑥シモーネ・パナダ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2002年6月2日(21歳) ●175cm68kg ●昨季:10試合0G(マントヴァ=B)

アタランタから買取OP付きレンタルで加入。ピルロと同郷出身で、それこそピルロのようなテクニカルで長短のパスを操るアンカー。守備力は課題だが、展開力は面白い。

Matteo Ricci ⑧マッテオ・リッチ

 ●MF ● ローマ生 ●1994年5月27日(29歳)  ●176cm68kg ●昨季:16試合1G(カラギュムリュク=トルコ)

フロジノーネから完全移籍。ローマユース出身の守備的MF。昨季もピルロの元でプレーして連れてこられた。双子のフェデリコもレッジーナでプロ選手。

Stefano Girelli ㉜ステファノ・ジレッリ

 ●MF ● ブレッシャ生 ●2001年1月9日(22歳) ●177cm74kg ●昨季:38試合3G(レッコ=C)

昨季レンタルでレッコのセリエB昇格に貢献。ユースから所属のクレモネーゼから完全移籍。ピルロと同郷で幼少期現コーチ、ベルトーニの下でプレー。自分では質より量の選手だと言っている

Marco Delle Monache ⑦⑦マルコ・デッレモナケ

 ●FW ● U-18代表(1試合0G) ●2005年2月3日(18歳) ●169cm59kg ●昨季:26試合2G(ペスカーラ=C)

ペスカーラ出身で昨季サンプが獲得したが地元のゼーマン・ペスカーラにレンタルでそのままとどまる。昨季は18歳ながら昇格プレーオフまでフルシーズン戦った。ドリブル得意で左右のWGが主戦場

Fabio Borini ⑯ファビオ・ボリーニ

 ●FW ●ベンティヴォーリオ生 ●1991年3月29日(32歳) ●180cm74kg ●昨季:30試合20G(カラギュムリュク=トルコ)

昨季もピルロ監督の元カラギュムリュクでプレーし、フリーで完全移籍。左WGが主戦場だが昨季はCFもこなして20ゴール決める。若き頃はローマやリバプール、ミランで活躍

Estanis Pedrola ⑪エスタニス・ペドローラ

●スペイン カンブリス生 ●2003年8月24日(20歳) ●185cm78kg ●昨季:23試合8G(バルセロナB=3部)

さすが安心印のバルサカンテラ出身の金の卵。買取OP付きレンタルで加入。左WGが主戦場でカットインからのミドルを得意とする。ただし若手に見られがちなドリブルだけの波がある選手では無く、視野の広さとプレーの幅の広さを持つ。ボリーニがいたのも有るが、右利きならよりピッチ全体を見られる右サイドでピルロが使っているのは、そのサッカーセンスをさらに生かす為の気がする

Sebastiano Esposito ⑦セバスティアーノ・エスポージト

●FW ●カステッラマーレ生 ●2002年7月2日(21歳) ●186cm75kg ●昨季:14試合1G(アンデルレヒト)/11試合4G(バーリ)

インテルから買取OP付レンタル。スタンコヴィッチとは仲良し。またFQ27と同郷出身なあたりが、サンプのエース候補としてより期待がかかる。3兄弟の真ん中で、他2人は同州のスペツィア在籍。昨季は冬に加入したバーリでベネデッティと共にプレーオフまで戦った。

Petar Stojanovic ㊵ペタル・ストヤノヴィッチ 

●右SB ●スロヴェニア代表45試合2G ●1995年10月7日(27歳) ●178cm72kg ●昨季:27試合0G(エンポリ)

ベレジンスキとトレードでエンポリから買取OP付レンタル。代表経験豊富で加入翌日には先発デビュー。同郷OBにカタネッチ

Facundo González ㉝ファクンド・ゴンザレス

●CB ●ウルグアイU-20代表21試合1G ●2003年6月6日(20歳) ●193cm78kg ●昨季:17試合1G(ヴァレンシアB=スペイン3部)

今夏U-20W杯7試合全て出場して優勝に貢献した左利きの大型CB。その活躍に目を付けたユーヴェが獲得し、今季はサンプにレンタル

Noah Lemina ⑨②ノア・レミナ

●トップ下、WG ●フランスU-17代表5試合0G ●2005年6月17日(18歳) ●179cm79kg ●昨季:20試合9G(PSG U-19)

PSGからレンタル移籍のガボン出身のダイヤの原石。小柄なテクニシャン。兄はユーヴェにもいたマリオ・レミナ。サンプとPSGの関係強化にもつながるか?

Pajtim Kasami ⑭パイティム・カザミ

 ●MF ●元スイス代表12試合2G ●1992年6月2日(31歳) ●188cm80kg ●昨季:12試合2G(オリンピアコス=ギリシャ)

メルカート終了後、契約切れのところを練習参加でテストを経て24年6月まで1年契約。フルハムやバーゼルで活躍した左利きのセントラルMF。10-11にはパレルモでセリエAの経験も有り、その後CLなどヨーロッパ戦の経験も豊富


※移籍情報総まとめ<2023・9・17現在>

IN(金額は全て推定)

GKフィリップ・スタンコヴィッチ(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル(300万€)。セルビアU-21代表

 

DFファビオ・デパオリ(26)⇒エラス・ヴェローナからレンタルバック

DFアレックス・フェラーリ(29)⇒クレモネーゼからレンタルバック

DFダニエレ・ギラルディ(20)⇒エラスから買取OP付きレンタル。イタリアU-20代表

DFシモーネ・ジョルダーノ(21)⇒アスコリからレンタルバック

DFアントニオ・バッレーカ(28)⇒カリアリからアウジェッロー200万€で完全移籍

DFペタル・ストヤノヴィッチ(27)⇒エンポリから買取OP付きレンタル。ベレジンスキとトレード。スロヴェニア代表

 

MFレオナルド・ベネデッティ(23)⇒バーリからレンタルバック

MFロナウド・ヴィエイラ(25)⇒トリノからレンタルバック

MFシモーネ・パナダ(21)⇒アタランタから買取OP付きレンタル

MFステファノ・ジレッリ(22)⇒クレモネーゼからフリーで完全移籍

MFマッテオ・リッチ(29)⇒フロジノーネから完全移籍

MFヴァレリオ・ヴェッレ(29)⇒パレルモからレンタルバック

MFクリストファー・アスキルドセン(22)⇒ベネヴェントからレンタルバック

MFノア・レミナ(18)⇒PSGからレンタル。フランスU-18代表

MFパイティム・カザミ(31)⇒オリンピアコスからフリーで完全移籍。元スイス代表

 

FWファビオ・ボリーニ(32)⇒カラギュムリュク(トルコ)からフリーで完全移籍

FWマルコ・デッレ・モナケ(18)⇒ペスカーラからレンタルバック。イタリアU-18代表

FWアントニオ・ラ・グミーナ(27)⇒ベネヴェントからレンタルバック

FWエスタニス・ペドローラ(19)⇒バルセロナ(スペイン)から買取OP付きレンタル

FWセバスティアーノ・エスポジト(21)⇒インテルから買取OP付きレンタル。イタリアU-21代表

  総額0ユーロ 

OUT (金額は全て推定)

【さよならサンプ】※契約満了でフリー、もしくはレンタルバック

  1. FWクアリアレッラ ⇒未定
  2. FWランメルス ⇒エンポリ⇒グラスゴー・レンジャース
  3. FWヘセ・ロドリゲス ⇒未定
  4. MFウィンクス ⇒トッテナム⇒レスター・シティ
  5. MFジュリチッチ ⇒パナシナイコス
  6. MFサビリ ⇒フィオレンティーナ
  7. MFキュイザンス ⇒ヴェネツィア
  8. MFプッセット ⇒ワトフォード
  9. MFリンコン ⇒サントス(ブラジル)
  10. MFイルカン ⇒トリノ
  11. DFザノーリ ⇒ナポリ
  12. DFヌイティンク ⇒NEC(オランダ)
  13. DFアミオーネ ⇒エラス・ヴェローナ
  14. DFギュンター ⇒エラス・ヴェローナ
  15. DFムリージョ ⇒アル・シャマル(カタール)
  16. DFオイコノモウ ⇒パネトリコス(ギリシャ)
  17. GKトゥルク ⇒パルマ
  18. GKヴラディミーロ・ファルコーネ(28)⇒レッチェに400万€で完全移籍。イタリア代表
GKエミル・アウデーロ(26)⇒インテルに買取OP付きレンタル
GKイヴァン・サイオ(21)⇒ブリンディシ(セリエC-C)にレンタル移籍
GKマッテオ・ラスパ(21)⇒セストリ・レヴァンテ(セリエC-B)にレンタル移籍 ※ちなみにヴァスコ・レジーニと同僚になる
 
DFトンマーゾ・アウジェッロ(28)⇒カリアリにバッレーカ+200万€で完全移籍
DFマルコ・ソンマ(21)⇒プロパトリア(セリエC-A)に完全移籍
DFエマヌエル・エルコラーノ(20)⇒ラティーナ(セリエC-C)に完全移籍
DFトンマーゾ・ファラベゴリ(23)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)に完全移籍
DFジュリアン・チャボット(25)⇒1FCケルン(ドイツ)に250万€で完全移籍
DFエルトン・ジェガ(21)⇒アレッサンドリア(セリエC-A)にレンタル移籍
DFバルトシュ・ベレジンスキ(32)⇒ナポリからレンタルバック⇒エンポリに買取OP付レンタル移籍。ストヤノヴィッチとトレード。ポーランド代表
DFルイジ・アクイノ(21)⇒契約解消
 
MFシモーネ・トリンボリ(21)⇒マントヴァ(セリエC-A)に完全移籍
MFメーディ・レリス(25)⇒ストーク・シティ(イングランド2部)に完全移籍。アルジェリア代表
MFフラヴィオ・パオレッティ(20)⇒カラギュムリュク(トルコ)に完全移籍
MFマッティ・ヴィターレ(18)⇒カターニャからレンタルバック⇒アウダーチェ・チェリニョーラ(セリエC-C)にレンタル移籍
 
FWフェリーチェ・ダミーコ(22)⇒アヴェッリーノ(セリエC-C)に完全移籍
FWエリック・ジェルビ(23)⇒ルメッツァーネ(セリエC-B)にレンタル移籍
FWマノーロ・ガッビアディーニ(31)⇒アル・ナスル(UAE)にフリーで完全移籍
FWマッテオ・ストッパ(22)⇒パレルモからレンタルバック⇒カタンザーロ(B)にレンタル移籍
FWロレンツォ・ディフテファノ(20)⇒グッビオからレンタルバック⇒レッコ(B)に完全移籍
FWダニエレ・モンテヴァーゴ(20)⇒グッビオ(セリエC-B)にレンタル移籍

   総額850万ユーロ

収支 +850万ユーロ


さて、本日は2週間ぶりの試合でチッタデッラ戦。

まだ怪我人はいますが、とりあえずは少なくとも冬までは戦う選手が揃ってプレーする初ゲームとなります。

今季のサンプを一つ占うゲームと言えるでしょう

激戦で実力差も少ない世界最凶リーグではありますが、正直その中では下位の方になるチッタデッラ相手にホームで結果を残せないと、いよいよティフォージやメディアの間でも不穏な空気が流れるでしょう

なんとか快勝で、そんな空気を解消しましょう!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第5節 2023年 9/18(月) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)

’23-’24 SERIE B 

4試合 1勝1分2敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点4 失点6 得失点差 -2 暫定15位