2023-24 プレシーズン×6試合!! ピルロの戦術⚽

2023-08-12 02:20:11 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

2023-24シーズン

今季から海抜1816mのLivignoに場所を移して7/12から約2週間行われた夏のキャンプ。

ロンバルディアの北端、スイスとの国境に位置するアルプス山中の町であるリヴィーニョ。

夏の避暑地として非常に過ごしやすそうで、サンプがキャンプをここで張ってる間に私も是非一度訪れてみたいと思いました。

やはりこの標高なので高地トレーニング的な意味合いもあるみたいで・・・これが良い方向に左右することを願います

ここでは、キャンプから今まで行われた練習試合6試合を全て振り返ってみます

もう旅立ってしまった選手もいますが、ピルロのフォーメーションや戦術をチェック!

↑↑©U.C.Sampdoria Official Page

後列左から:デパオリ、フェラーリ、ジョルダーノ、レリス、アウデーロ

前列左から:マラグリーダ、ジェペス、ヴェッレ、ディ・ステファノ、ムッルー、ガッビアディーニ

一発で全員正解した人は、サンプ検定2級!?


①7/16(日) 17:00@Livigno  主審:ラニエリ氏(Como出身)

サンプドリア 7-0 Rappresentativa Valtellinese

得点者:前半:11、34分ストッパ

   後半: 2分デッレ・モナケ、14分ジョルダーノ、29分マラグリーダ、33分ディ・ステファノ、45分デッレ・モナケ

[Formazione]

SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ガッビアディーニ(c)(46分ラ・グミーナ)

ボリーニ(46分デッレ・モナケ) ストッパ(46分ディ・ステファノ)

 ヴェッレ(46分ジレッリ) ベネデッティ(46分マラグリーダ)

      ジェペス(46分ヴィターレ)

ムッルー(46分ジョルダーノ)    デパオリ(46分パオレッティ)

 ロティオネン(69分フェラーリ)フェラーリ(46分アクイノ)

       ファルコーネ(46分ラヴァーリア)

ベンチ:-

Rappresentativa Valtellinese: Dolzadelli; Monti, Costantini, Caspani, Tarabini; Sterlocchi, Tomè, Bormolini; Speziali, Willing, Dominici.
A disposizione ed entrati nel corso della gara: Marocco, Panacchia, Rovelli, Mitta, Clementi, Moroni, Zarucchi, Conforti, Dallera, Pasini, Ardemagni, Varisto.
Allenatori: Faccinelli – Pozzoli.

<あらすじ>

ハイライト動画

 練習試合まず一発目は、地元ヴァルテッリーナ選抜チーム。ちなみにヴァルテッリーナはチーズが有名な村で、ゴルゴンゾーラ村やタレッジョ渓谷も近いので、ゴルゴンゾーラやタレッジョが美味しいです。

この試合、いくつか目についたポイントを箇条書きに

  • 注目のピルロのフォーメーションは4-3-3でした
  • 若手の活躍が目立ちます。昨季レンタルで修行を積んだストッパ、18歳のデッレ・モナケが共に2ゴール
  • さらに左SBのジョルダーノの”ゴラッソ”とも言える超ロングシュート!
  • 他もディ・ステファノとマラグリーダと7ゴール全部、若手によるものでした
  • パオレッティは昨季のセントラルMFではなく、右SBで起用されています。やはりSBにもビルドアップを求める現代サッカーに即したコンバートか?

このあたりでしょうか・・・


次は2試合目

国は違いますが、キャンプ地の地元チームと言っても差し支えない、ラッパースヴィール・ヨーナ(スイス)と対戦しました。

ラッパースヴィール・ヨーナ(スイス)はスイス2部リーグに所属しており、昨季は5位でした。

②7/19(水)17:00@Livigno  主審:パスクッリ氏(Como出身)

サンプドリア 5-1 Rapperswil-Jona

得点者:前半:7、15分ガッビアディーニ、21分ジョルダーノ

   後半:15分 Saliji、31分デッレ・モナケ、45分ベネデッティ

[Formazione]

SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ガッビアディーニ(c)(46分ラ・グミーナ)

ディ・ステファノ(46分ボリーニ) レリス(46分デッレ・モナケ)

 ヴェッレ(46分ストッパ) マラグリーダ(28分ヴィターレ)(46分ベネデッティ)

      ジェペス(46分アスキルドセン)

ジョルダーノ(46分ムッルー)(68分ジョルダーノ) デパオリ(46分パオレッティ)

  ムッルー(46分ベレジンスキ)フェラーリ(46分アクイノ)

       アウデーロ(46分ラヴァーリア)

ベンチ:-

Rapperswil-Jona: Steffen; Herter, Harperink, Ajeti, Duong; Volkart, Kasongo, Saliji; Yesilkayir, Chihadeh, Ribeiro.
A disposizione ed entrati nel corso della gara: Mulaj, Iapichino, Morgado, Istrefaj, Konan, Espoir.
Allenatore: Sesa.

<あらすじ>

ハイライト動画

この試合、いくつか目についたポイント

  • 1試合目は寝てたガッビアディーニが起きた(・・・まぁこの後移籍してしまうんですけどね)
  • ムッルーがCB。このレベルの相手でもやられてしまうヒドさ・・・
  • 左SBのジョルダーノが絶賛株アゲアゲ中
  • デッレ・モナケ、キッレキレ

このあたりでしょうか・・・


さらに3試合目

キャンプの打ち上げ練習試合です

こちらもLivignoお近くのアウローラ・プロ・パトリア1919。昨季はセリエCのGirone Aで12位のチームです

③7/23(日)15:00@Livigno  主審:ブロッツォーニ氏(Bergamo出身)

サンプドリア 3-1 Aurora Pro Patria 

得点者:前半:17分ボリーニ、30分ガッビアディーニ、40分Stanzini

   後半:15分ラ・グミーナ

[Formazione]

SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ガッビアディーニ(c)(46分ラ・グミーナ)

ボリーニ(46分ストッパ)  レリス(46分ディ・ステファノ)

 ヴェッレ(46分ジレッリ)(77分ヴィターレ) ベネデッティ(46分マラグリーダ)

      ジェペス(46分アスキルドセン)

ジョルダーノ(63分バッレーカ) デパオリ(46分パオレッティ)

  ムッルー(46分ベレジンスキ)フェラーリ(46分アクイノ)(53分ロティオネン)

       アウデーロ(77分サイオ)

ベンチ:ファルコーネ

Aurora Pro Patria (3-5-2): Rovida (1′ s.t. Mangano); Bashi (1′ s.t. Vaghi), Lombardoni (1′ s.t. Saporetti), Moretti (30′ s.t. Olivieri); Piran, Nicco (23′ s.t. Lamperti), Marano (1′ s.t. Caluschi), Pitou (16′ s.t. Zanaboni), Bianchi (1′ s.t. Ndrecka); Castelli (1′ s.t. Parker), Stanzani (1′ s.t. Citterio).
A disposizione: Bongini, Bertoni, Ferri.
Allenatore: Colombo.

<あらすじ>

ハイライト動画

この試合、いくつか目についたポイント

  • 2試合目とスタメンは9人一緒。少しずつ現在のレギュラー序列が出来てきました
  • ガッビアディーニ、ヴェッレ、ボリーニあたりはこのあたりの相手だと格上感があるが、問題はBの激しい闘いでどうなるかですねー
  • 敵のスタンツィーニのロベッシャータは見事でした
  • 新加入のジレッリがデビュー。サイドのMF
  • アクイノが軽傷を負い、途中交代

続いで4試合目

キャンプは打ち上げて、本格的な練習試合です

昨季は8月にコッパイタリアで対戦して、その時はなんとか勝ちましたセリエCのアレッサンドリア

クアリアレッラの見事なヒールゴールでした

昨季はセリエCのGirone Bで17位、プレーアウトを勝ち抜いてぎりぎりで残留したチームです

ちなみにこの練習試合は、最初Monzaとこのアレッサンドリアのスタジアムを借りてやる予定だったのが、「なんで俺たちがスタジアムを貸さないといけないんだ!」とアレッサンドリア・ウルトラの抗議を受けて、急遽アレッサンドリア自体との対戦に切り替わりました

④7/30(日)20:00@Alessandria  主審:ラウジェッリ氏(Casale Monferrato出身)

サンプドリア 1-0 Alessandria 

得点者:前半:26分ラ・グミーナ

[Formazione]

SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ラ・グミーナ(68分ボリーニ)

ボリーニ(46分ストッパ)   レリス(68分ディ・ステファノ)

 ヴェッレ(68分ヴィターレ) マラグリーダ(46分アスキルドセン)

      ジェペス(68分パナダ)

ジョルダーノ(46分バッレーカ) デパオリ(68分パオレッティ)

  ムッルー(68分ロティオネン)フェラーリ(68分ベレジンスキ)

       アウデーロ(c)(46分ラヴァーリア)

ベンチ:サイオ、デッレ・モナケ

Alessandria (3-5-2): Liverani (17′ s.t. Virano); Ciancio (17′ s.t. Gueli, 40′ s.t. Gjomeno), Checchi (1′ s.t. Belgiovine), Rota (29′ s.t. Mariello); Lamesta (12′ s.t. Ascoli, 40′ s.t. De Ponti), Nichetti (29′ s.t. Zerbo), Palombi (1′ s.t. Gazoul, 29′ s.t. Vaughn), Speranza (12′ s.t. Pellitteri), Ghiozzi (1′ s.t. Nunzella); Cori (1′ s.t. Lukanovic, 40′ s.t. Ronci), Galeandro (12′ s.t. Pellegrini).
A disposizione: Rossi.
Allenatore: Fiorin.

<あらすじ>

ハイライト動画

この試合、いくつか目についたポイント

  • この試合の前にガッビアディーニがUAEのアル・ナスルに完全移籍
  • ラ・グミーナはスタメンとなり奮起したか、一応結果は出しました
  • GKファルコーネもレッチェに完全移籍。GKはアウデーロ
  • ヴェッレが目立ってました。元々天才肌でムラがあるヴェッレ。この日はエンジェルヴェッレでした
  • 新加入パナダが早速デビュー。ピルロ期待の若いアンカーです
  • ボリーニは左WGで前半戦った後に、後半途中からCFでもテストされました。今後のメルカート次第ではボリーニCFもあり得るという事ですね

さらに5試合目は同じリグーリアのヴィルトゥス・エンテッラと対戦

地元に帰ってボリアスコにて非公開で行われました

昨季はセリエC所属のヴィルトゥス・エンテッラはカッサーノが干されてた時に練習に参加したり、ガストン・ラミレスを獲得しようとして話題になったクラブです。同じリグーリア州のスペツィアが敵になってしまった今、良好な関係のスパーリング相手の1番手と言えるでしょう

⑤8/3(木)18:00@Bogliasco  主審:ヴォルピ氏(Arezzo出身)

サンプドリア 3-1 Virtus Entella 

得点者:前半:17分Zamparo、19分アスキルドセン

   後半:24分ヴィエイラ、34分ボリーニ(PK)

[Formazione]

SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ラ・グミーナ(46分デ・ルーカ)

デッレ・モナケ(46分ボリーニ)  ストッパ(46分レリス)

 アスキルドセン(46分ヴェッレ) ベネデッティ(46分マラグリーダ)

      パナダ(46分ヴィエイラ)

バッレーカ(46分ジョルダーノ) パオレッティ(46分デパオリ)

  ムッルー(46分ロティオネン)ベレジンスキ(46分フェラーリ)

       ラヴァーリア(c)

ベンチ:アウデーロ、サイオ、ヴィターレ、ジェペス、ディ・ステファノ

Virtus Entella (3-4-1-2): De Lucia (1′ s.t. Siaulys); Parodi (1′ s.t. Zappella), Bonini (1′ s.t. Giammarresi, 22′ s.t. Bellotti), Manzi (1′ s.t. Reali); Tomaselli (1′ Banfi), Meazzi (1′ s.t. Tascone), Corbari (1′ s.t. Lipani), Di Mario (1′ s.t. Favale); Petterman (1′ s.t. Siatounis); Faggioli (1′ s.t. Thioune, 22′ s.t. Disanto), Zamparo (1′ s.t. Clemenza).
A disposizione: Paroni.
Allenatore: Volpe.

<あらすじ>

ハイライト動画

この試合、いくつか目についたポイント

  • ここまでどちらかと言うと出場機会が少なかった選手がスタメンに名を連ねたこの試合
  • 後半45分間、久しぶりにデ・ルーカヴィエイラが怪我から復活してフルに出場しました
  • 1点目はピルロが目指すであろう、見事なグラウンダーの繋ぎからのゴールでした
  • ポジション争いでがけっぷちのアスキルドセンが奮闘しました
  • ヴィエイラのゴールもそうですが、ピルロのサッカーは相手のDF陣にかなりハイプレッシャーをかけるのが特徴のようです
  • PKを決めたのはボリーニ。そう言えばクアリアやマノーロがいなくなり、PKキッカー1番手は彼になるのでしょうか?

この夏6試合目、練習試合のトリを飾るのは、ノヴァーラとの対戦でした

ノヴァーラは近年では2011-12に1シーズンだけセリエAにも在籍し、あの「森本貴幸」がプレーしたクラブです

昨季はセリエC、Girone Aで10位。プレーオフの1回戦で敗退しました

そう言えば、最近YouTubeで見た森本さんのインタビューは結構面白かった。直接サンプとあまり関係無いけど、彼もジャンパオロやゼンガ、ミハイロビッチとサンプゆかりの監督たちとプレーしてますし。”あの”マキシ・ロペスとポジションを争ってもいたので、そこら辺の裏話はなかなか興味深かったです。本当にイタリア、そしてシチリアが好きなんだなと言うのが伝わってきて色々共感を覚えました。ドリアーノの方も是非!↓↓

【18歳でセリエA挑戦】森本貴幸が本物のドリーマーだった。

⑥8/6(日)18:30@Novara  主審:ブレッシャ氏(Novara出身)

サンプドリア 1-0 Novara 

得点者:前半:16分ボリーニ

[Formazione]

    ラ・グミーナ(70分デ・ルーカ)

ボリーニ(70分ストッパ) レリス(79分ディ・ステファノ)

 ヴェッレ(70分ヴィエイラ) マラグリーダ(46分ベレジンスキ)

      ジェペス(70分パナダ)

ジョルダーノ(79分バッレーカ) デパオリ(79分パオレッティ)

  ムッルー   フェラーリ(70分ベネデッティ)

       アウデーロ(c)

ベンチ:ラヴァーリア、サイオ、ヴィターレ、ロティオネン

Novara (4-3-3): Desjardins (1′ s.t. Boscolo); Caradonna (16′ s.t. Khailoti), Bertoncini (1′ s.t. Bonaccorsi), Scaringi (1′ Saidi), Goncalves (25′ s.t. Martinazzo); Bagatti (25′ s.t. Fragomeni), Prinelli (1′ s.t. Gerbino), Ranieri (1′ s.t. Di Munno); Gerardini (25′ s.t. Valenti), Rossetti (1′ s.t. Scappini), Corti (1′ s.t. Donadio).
A disposizione: Menegaldo.
Allenatore: Buzzegoli.

<あらすじ>

ハイライト動画

この試合、いくつか目についたポイント

  • 怪我のリッチと代表のデッレ・モナケを除くとかなり現在のレギュラーになってしまうであろうスタメンですかね
  • 最初の15分は正直ホーム・ノヴァーラの攻勢にあい、押されていた
  • そこで一発の崩しからボリーニはさすがのゴール
  • ラ・グミーナはこの試合は存在感0の上に決定機も外す。CF補強は必須
  • 後半途中からのパナダがなかなか面白い。ピルロが好きそうな中盤の底から長短の効果的なパスを繰り出すアンカー
  • GKアウデーロは孤軍奮闘でDFを支えていましたが、この試合の後に彼もインテルに旅立ってしまいました・・・
  • 相手が格下のせいも有ると思いますが、両SBが結構上がって中に入って組み立てに参加するのが目立ちました。ピルロサッカーの特徴かな?

練習試合が全て終わり、メルカートはまだまだですがピルロの4‐3‐3は現在こんな感じです

SAMPDORIA 2023-24<4‐3‐3> 監督アンドレア・ピルロ (2023・8・11現在)

赤字は今季新加入、灰字はレンタルバック、青字は噂

         エスポージト??(ラ・グミーナ)(デ・ルーカ)(モンテヴァーゴ)

ボリーニ(ペドローラ)(ディ・ステファノ)   レリス(デッレ・モナケ )(ストッパ)

 ヴェッレ(ジレッリ)(アスキルドセン) マラグリーダ(ベネデッティ)(ヴィエイラ)   

        ジェペス(リッチ)(パナダ)(ヴィターレ)

ジョルダーノ(バッレーカ)    デパオリ(パオレッティ)(コンティ)

  G・フェラーリ(ムッルー) A・フェラーリ(ギラルディ)(ベレジンスキ)

   (アクイノ)      (ロティオネン)

        スタンコビッチ息子

        (ラヴァーリア)(サイオ)

なんじゃ、こりゃ!?
結局、昨季サンプでプレーしてた選手なんてほとんどいないじゃないか!(笑)

さて、その他のプチ情報


ちょこっとサンプニュース

①新シーズン、サンプは勝点マイナス2からスタート予定

 再審要求、再審要求でいまだに出場する20チームが決まっていないセリエB(^^;

 イタリアらしいと言えばそれまでなんですが・・・もう開幕まで2週間も切っているのに・・・

 どうやらレッコはほぼ決まりで19チーム。あとは追い出されそうなレッジーナが粘っていて、ダメなら一度は落ちたはずのブレッシャが奇跡のカムバックとなるでしょう

 おそらく開幕に間に合わないので、この20チーム目の”謎のX(エックス)”というチームと対戦するクラブは、少なくとも3節までは延期で後日開催と言う形になりそうです。

 そんな中、選手への給料未払いとかレガカルチョへの登録費支払い遅れとかで罰則に引っかかっていた我らがサンプは、なんとか勝点2だけマイナスと言う形で決着しそうです

 まぁ、破産でセリエDまで転げ落ちる可能性もあった昨季のサンプなので、勝点2ですめば御の字と思うべきかと思います。この2点に泣いて昇格を逃すなんて事が無い様に、プレーオフすら関係無いダントツの2位以上の成績で堂々とセリエAに返り咲きましょう!

②開幕戦の相手は同盟国、テルナーナ

 なんですが、テルナーナのスタジアムの芝コンディション不良の問題で、もしかしたら中立地開催の可能性が出てきてます。

 ホントにセリエBの運営、大丈夫なのかな!?

③コッパイタリア

 セリエB開幕に先駆けて行われるコッパイタリア、我らがサンプは2回戦から出場で、同じセリエBのズートティロールと対戦します

昨季の順位が上なのでサンプホーム

勝てば次はSALERNITANA-TERNANAの勝者との対戦。さらにそこも勝てばベスト16で逆賊ユーヴェとの対戦が待っています

ちなみに対戦するズュートティロールはこんな感じのチームです

  • Südtirol ズュートティロール スタジアム=Druso 5,539人 昨季Serie B6位 

昨季クラブ史上初のセリエB昇格から一気にプレーオフ圏内へと旋風を巻き起こした、半分イタリア・半分オーストリアのクラブ。惜しくも昇格はなりませんでした。昔はサンプも良くキャンプを張っていたボルツァーノが本拠地

 正直、まだまだ補強も半ばで、昨季までの主力は放出しまくってるサンプ

しかし待ったなしで早くも公式戦が始まってしまいます

 セリエBの昨季の強豪に、若手だらけのサンプはどんな試合をするのでしょうか

新生ピルロ・サンプ。期待と不安で胸がドキドキです!

次号はその様子と、メルカート情報を

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:コッパ・イタリア 2回戦 2023年 8/14(月) 対ズュートティロール@ジェノヴァ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)


新生ピルロ・サンプ

2023-07-30 15:19:16 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

Andrea Pirlo  アンドレア・ピルロ

  • 1979年5月19日生まれ(44歳) 
  • イタリア ブレッシャ出身
  • イタリア代表歴 116試合 13ゴール
  • 監督歴 2020 U-23ユヴェントスFC
    2020-2021 ユヴェントスFC
    2022-2023 ファティ・カラギュムリュクSK(トルコ)

今さらですが、新生サンプの目玉とも言えるでしょう。新監督の”マエストロ”ことアンドレア・ピルロです

そして、ピルロは信頼するスタッフ全員を連れてきました

  • ロベルト・バローニオ Roberto Baronio (助監督)
  • マウロ・ベルトーニ Mauro Bertoni (コーチ)
  • パオロ・ベルテッリ Paolo Bertelli (フィジカルコーチ)
  • ニコラ・パヴァリーニ Nicola Pavarini (GKコーチ)

親友のバローニオ助監督は鉄板で、フィジカルコーチがユーヴェ時代のベナルッシじゃなかったのが意外です……

ロベルト・バローニオは約1歳半年上ですが、同じブレッシャ郊外出身

Voluntas Bresciaと言うジュニアチームで共にプレーして、その後ブレッシャユースに共に入りました

イタリアアンダーや1999-2000のレッジーナでも一緒とか(フル代表はバローニオはほとんど選ばれていない)

これはもうマンチョとヴィアッリ並みのコンビでしょう

 バローニオは「ちょっと豚顔」のMFでした。ラツィオのイメージが強いですが、当時のラツィオは強くて、MFもネドヴェドやヴェロン、アルメイダとか良い選手とかたくさんいたので、なかなかレギュラーを掴みきれませんでした。運動量豊富なセントラルMFです。

 ちなみにコーチのベルトーニもGKコーチのパヴァリーニもブレッシャ出身。ピルロはサンプをユーヴェ色にすると思われがちですが、実はそうではなく、故郷ブレッシャ派閥を築いております。新加入選手のジレッリもブレッシャ出身で、幼少時代にベルトーニの教えを受けた事が有ると言ってました。

 そして、"我らがキャプテン"アンジェロ・パロンボはピルロのスタッフには入りませんでした。代表でも親交があるし、サンプを良く知る人間として入るかなと思いましたが・・・これはピルロの意向なのか、全てを0からやりたいラドリの意向なのか・・・?ちなみにパロンボはインヴェルニッツィ率いるユースチームの中で、U-15かU-16を指揮するのではと言われています


 実際、サンプにユーヴェ色を持ち込む可能性があるのは会長始め、フロント陣の方ですね

今度はフロント陣容を見てみましょう

  • テクニカル・ディレクター Nicola Legrottaglie ニコラ・レグロッタリエ
  • チーフスカウト Lorenzo Giani ロレンツォ・ジャーニ
  • スカウト Andrea Mancini アンドレア・マンチーニ
  • アカデミーマネージャー Giovanni Invernizzi ジョヴァンニ・インヴェルニッツィ
  • チーフドクター Marco Cesarini マルコ・チェザリーニ

  ユヴェンティーノであるラドリッツァーニは旧知の仲であるファビオ・パラティチにアドバイスを求めます。ご存じの通りパラティチは2004-2009、マロッタの右腕としてサンプのスポーツディレクターとして腕を振るいました。その後マロッタにくっついてユーヴェに行き、マロッタがインテルに移った時にユーヴェの実質トップに昇格。しかし、3年後にはユーヴェからトッテナムへと移る事となります。今回のレグロッタリエTD、そして長年パラティチの下でスカウトとして腕を振るったジャーニの招聘、さらにはピルロ監督も間違いなくパラティチの助言のもとでしょう。

 2012-13から長年SD、TDを務めたカルロ・オスティもついにサンプを離れる事となりました。つい最近、やめた後のインタビューで彼は

「サンプでの日々は、終わりは良くなかったが素晴らしいものだった」

「私はエドアルド・ガッローネに請われてサンプに来たので、フェッレーロではなくエドアルドには恩義がある」

失敗だった移籍を問われ

マティクラックこと「マティアス・ロドリゲス」

そして「ルイス・ムリージョ」

の2人を挙げてました。オスティもまだ他でやる可能性有るのに、現役のムリージョとか言って良いのかな、と思いましたが(笑)

まー妥当な後悔ですな

 また、ラドリッツァーニはリーズの時同様、一気にクラブを自分色、に改革しようとしております。その一環として1984年から長きに渡ってサンプのチームドクターを務めていたアメデオ・バルダーリもついに交代する事となります。個人的にも親交があったDOCなので非常に残念です。ただし、もう約40年近くサンプに尽くしてきたバルダーリももう66歳。一つの良い機会だったのかもしれません。新任のチェザリーニは45歳。昨季はイングランドのシェフィールド・ユナイテッドのチーフドクターを務めていました。その前の経歴はフルハム、ヘナン、ワトフォード、ミラン、ブレッシャ。ここら辺もミラノ出身で直近までプレミアで仕事をしていたラドリッツァーニの色が良く出ていると言えるでしょう。

 そんな中サンプ色が残る話題としては、我らが”マンチョ”の次男、「アンドレア・マンチーニ」もサンプのスカウト陣入りしました。後のスポーツディレクターを目指してキャリアを積んでいくようです。マンチーニに捧げられたこの「Roberto」という歌で登場しているのは長男のフィリッポ・マンチーニですが、彼よりは少しだけプロサッカー選手としての可能性も有ったアンドレア。兄貴と同じく、親父さんが監督を務めていた当時のインテル下部組織からキャリアをスタートさせ、ハンガリーやアメリカMLSでもプレーしました。しかしやはり親父さんは偉大過ぎました。選手としてはなかなか活躍できないまま、2017年には25歳にして引退を決断。そして2018年にはスポーツディレクターを目指して、フィオレンティーナで仕事を始めました。当時のDSはサンプにもゆかりがあったダニエレ・プラデ。ここら辺もサンプと親密な関係が有るマンチョの働きかけも有ったのでしょう。

彼は生粋のドリアーノであり、今回の入閣はマンチョとの連携をより強固にするためにも大歓迎であります。

このようにして、現在のサンプは

ユーヴェイングランドのエッセンスにブレッシャのそよ風が吹いて、たまにトルコのエスプリが効いたチーム

そんなチームと言えるでしょう

さて、ここまでわずか約2ヶ月ですが、ラドリッツァーニが早速やってきた事を振り返ってみたいと思います

題して

ラドリッツァーニの〇と✖

  1. クアリアレッラ 〇 セリエBのレギュレーションにおいて、年棒と年齢、そして若手主体で行くと言う方針のもとで彼との再契約を見送ると言う決断は致し方ないか・・・彼が選手としての再就職先が見つからなかった場合、なんらかの形でサンプに残して欲しいですが 
  2. パロンボ △ パロンボをコーチとして入閣させませんでした。パロンボはサンプと外様の良いつなぎ役として機能すると思ったのですが。まぁ最終的に下部組織でやらせるなら、まぁ良いと思いますが。ただ、最近は引退してすぐやる若手監督も増えている中、ここまでサンプの監督へと名前も上がらないパロンボの監督としての資質は、ちょっと疑問符が付いてきました
  3. バルダーリDOC 〇 上でも書きましたが、彼を交代させた事も意外と思い切った人事ですが。なんせどんなにオーナーが変わろうが、監督が変わろうが、彼だけはここ40年間ずっと変わらなかったのですから。ただ、物事に永遠はあり得ない。年齢を考えるとちょうど一つの機会だったのかもしれませんね
  4. サンプフットサル 〇 ここ2年間、Sampdoria Futsalとして活動したCDM Genovaはサンプとの2年契約が終了して、更新されなかったために元のCDM Genovaへと戻りました。私はサンプフットサルも追っかけ始めて、フォルトゥーナ会長とも仲良くなれたので残念ではありますが。やはり、イタリアのフットサル界はクラブ運営自体が非常に厳しい中、この2年間サンプが援助してくれた事に対して会長も非常に感謝しておりました。元々彼がドリアーノだったのも有って実現したこのプロジェクト。やはりサンプ的には採算は全く合っていなかったのでしょうが・・・いつの日かまたフットサル部門に戻って欲しい物です
    BENTORNATA CDM FUTSAL!

    BENTORNATA CDM FUTSAL!

    L'intervista a Matteo Fortuna, presidente di CDM Futsal

    BENTORNATA CDM FUTSAL!

     

     

  5. サンプWomen ✖ サンプフットサルと同じく、突然サンプWomen(女子)からもサンプは手を引く事となりました。ただ、これはダメでしょう。フットサルはかなり前からすでに、2年で一旦終わると言う話がきちんとされてましたが、女子は本当に青天の霹靂だったみたいで。せっかく結構なミラクルで昨季のセリエA残留を勝ち取って、大喜びで”Lettera daAmsterdam”を大合唱していたサンプガールズ。さぁいよいよ今季も頑張るぞ、と言うタイミングで突然のチーム撤退だったようです。何も知らされなかった選手もかなり失意の模様で。そりゃあいきなり務めていた会社が無くなってしまうのと一緒ですからねー。「イタリア女子サッカー全体への冒涜だ」とまで言ってる選手もいます。まぁもちろんサンプガールズが儲からないのはよくわかりますが・・・。ただ、猛烈な抗議を受けたラドリッツァーニ&マンフレディも少し考え直したみたいで、再開できるようにスポンサーを探し始めたようです。少なくとも選手達の今後が落ち着くように、救いの手を伸ばす事を期待します

さて、その他のプチ情報


ちょこっとサンプニュース

①ヴィアッリ追悼試合

 9/10(日)21時~ レッジョ・カラブリアのオレステ・グラニッロにて“The Legend Gianluca Vialli”と銘打たれて、ジャンルカ・ヴィアッリの追悼試合が行われます。以下が出場予定元選手達

Ivan Zamorano, Marco Materazzi, Cafù, John Terry, Vincent Candela, Ernesto Chevanton, Vincenzo Iaquinta, Marcio Amoroso, Amauri, Julio Cesar, Kelvin Kuranyi, Marek Jankulosky, Tommaso Rocchi, Giuseppe Sculli, Simone Pepe, Jorge Vargas, Francesco Cozza, Fausto Pizzi, Andrea Damante, Sebastien Frey, Diego Lugano, Francesco Colonnese, Cristian Terlizzi, Ignazio Moser, Pierluigi Par

②プリマヴェーラはサッサリーニ新監督

 サンプ・プリマヴェーラはトゥファノからダヴィデ・サッサリーニへと監督が代わりました。トゥファノは2018のU-17、2019にU-18の監督を務めてそのままプリマの監督に昇格して3期に渡って指揮を執りました。選手の評判も良かったのですが、サッサリーニには彼を超える指導を期待します。ちなみにサッサリーニは同じリグーリア州のLa Spezia出身の51歳。2021-22はピルロが来る前のFatih Karagümrük(トルコ)でアシスタントマネージャー。ファリオーリの助監督ですな。その後ピストイエーゼ、さらにサンプのサテライトクラブでもあったVis Pesaroで指揮を執りました。つまり色々サンプゆかりが有る監督ですな。期待しましょう!


旧体制からの脱却

 ラドリッツァーニはやはり新たな体制をアピールすべく、今までの陣容は一掃する傾向にあります。幸いと言うべきかわかりませんが、昨季でチームは壊れていたのでそれほど惜しまれる功労者は少ないのかもしれませんが・・・次号でメルカートは詳しく書こうと思いますが、セリエBに落ちた事により相当年棒も制限しないといけないので、選手の方もかなりドラスティックに変わるでしょう。

1年間でセリエAに戻るチームを作ってくれるのか、とりあえずとにかく膿を出し切ってゆっくりチームを作っていくのか。それは今後のメルカートの状況で分かっていくでしょう

 

その様子は次号で!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!


サンプの新会長 アンドレア・ラドリッツァーニって誰? 夏メルカート開幕!!

2023-07-08 17:21:38 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

6/20のセリエB登録期限ギリギリで、ようやくサンプの2023-24シーズン・セリエB出場が決まりました

ここからはいよいよ新シーズンを睨んで、なんとか1シーズンでセリエBに戻るために補強が始まります

”補強”

良い言葉ですなー

前も言いましたが、昨季は補弱でした

もちろん今季はセリエBで戦うので制約もたくさんあるけれども、一応はちゃんと戦略を練って夏の移籍市場を戦えるでしょう

それもこれも新オーナーのおかげ

さて、この新オーナー

私自身も全然知らなかったので、ちょっと調べてみました

※イタリアの様々な記事を読み漁ったのと、一番面白かったのがこのYouTube

リーズのファンマガジン”ザ・スクエア・ボール”の記者であるクリス・マクメナミーと言うジャーナリストに、実際ラドリッツァーニはリーズのオーナーであったこの6年間

どのような人物であったかをサンプファン目線でインタビューしてます

ヒマな人は聞いてみて下さい(聞き取りにくい英語とイタリア語翻訳ですが)

その内容も含めて、ちょっとまとめてみました

Andrea Radrizzani  アンドレア・ラドリッツァーニ

  • イレブンスポーツ 会長
  • 1974年9月10日生まれ(48歳) 
  • イタリア ミラノ出身

【経歴】(ここはたいして面白くないので、飽きたら飛ばしてください)

 ラドリッツァーニはイタリアの実業家であり、スポーツ放送グループイレブンスポーツの会長兼創設者です。

ミラノの大都市圏ローで生まれました。ローはミラノで見本市がよく開かれるFieraがあるところで、東京で言えばさしずめ幕張メッセがある幕張でしょうか。 彼は 1996 年に IULM 大学で広報の学位を取得して卒業しました。熱狂的なサッカーファンですが、ミラノ出身ながらなぜか熱烈なユヴェンティーノです

はい、ここ。

💩ェノアは当然ですが、私は熱狂的なアンチユーヴェでも有るので、20年前だったらこれだけでラドリッツァーニに生卵を投げつけに行っていたかもしれません。しかし年を取って私も牙を抜かれてしまって・・・交友関係が変わったのもありますがフェッレーロがヒドすぎたおかげもありまして、今回は何とかそこは目を半分つぶる事が出来ました。まぁ仮に彼が失敗に終わった場合、「やっぱりあの糞ユヴェンティーノはダメだったと言い出すでしょう

話がそれました。ちょっとラドリの経歴に戻します

1999 年にデジタル スポーツ コンテンツのディストリビューターである Media Partners でスポーツ メディアでのキャリアを開始し、Media Partners の中国事業を設立しました。その後彼は 2004 年にシンガポールで MP & Silva を共同設立。同社はその後、プレミア リーグ、UEFA、F1、ラ リーガ、NBA などの権利保有者と協力して、世界中に 20 のオフィスを構える国際的なスポーツ権利会社になりました(WSBC)。2004 年に一部のセリエ A チームとのメディア権利分配契約を主導し、2006 年にセリエ A チームの大部分の権利を取得しました。MP & Silva はその後も目覚ましい成長を続けましたが、彼は2014年に日常業務から身を引きました。 2016年5月、MP & Silvaを中国の投資グループに10億ドルで売却した後、ラドリッツァーニはMP&Silvaの副会長に任命されました。

2017年1月、ラドリッツァーニはリーズ・ユナイテッドの株式資本の50パーセントに投資し、クラブの共同所有者となりました。その後2017年5月23日、ラドリッツァーニは残りの50%の株式を以前の所有者マッシモ・チェッリーノ(かつてのカリアリのオーナー)から買い取り、リーズ・ユナイテッドの完全所有権を取得しました。 彼はビクター・オルタをフットボール部長に、イヴァン・ブラボを戦略部長に、アンガス・キニアを最高経営責任者に任命するなど、リーズの裏方スタッフに変更を加えました。そして5月25日はリーズがギャリー・モンクヘッドコーチの契約延長オプションを発動する前日でしたが、新オーナーのラドリッツァーニはモンクがクラブを辞任すると発表しました。このように、買収からわずか2日後から彼は大胆にクラブを変えていきました。


さて、ラドリッツァーニは実際どんな人物か 

クリス記者によると

長所

・非常に野心家。自身もサッカー好きな為、サッカー界に対する情熱も強い

・2017年にエランド・ロード(スタジアム)の購入を完了して、2004年以来初めてリーズ・ユナイテッドの所有物としたように新しい挑戦をどんどんしていく。アイデアマンである

・リーズを買収した時はまだ42歳。しかもサッカー界の経験が0。様々なチャレンジを試みて、もちろん失敗も有った。ただしこの6年間の経験がここにきて財産になっているだろう。ビジネスマンとして培ったノウハウをサッカークラブ経営にも少しずつ導入成功しつつある

短所

・批判に全く耳を貸さない。かなり突っ走る性格

・短気である。三顧の礼で迎えたビエルサ監督は長期政権だったが、彼を首にした後の2022-23シーズンはなんと1年間で4人も監督を変えた。名物会長・ザンパリーニを思い出しますな

・我々も良く知る某元会長と同じで、彼も口が先に出るタイプ。実際、彼が獲得したと記者に口を滑らせた選手が空港まで来て移籍が破断になった事が有る

リーズでは、初めのうちは順調でした。2部リーグ13位だったリーズに、三顧の礼でビエルサ監督を迎え入れ(当時、ビエルサ監督は2部のクラブの監督をするような格では無かった)、チームの再建に成功。すぐさま2部優勝での昇格から、プレミアでも最高9位まで復活しました。しかし、2020-21にビエルサ監督が更なる補強を望み始めてからおかしくなりました。短所にもあった通り、あまり人の意見に耳を貸さないラドリッツァーニ。更なるステップアップを目指すには補強が不十分と言うビエルサ監督を筆頭とする声を退け続け、最終的には成績も降下してきたビエルサ監督と衝突して、最終的にはクビにしてしまい・・・。その後のリーズは迷走をはじめ、昨季はサンプと同じく2部リーグ降格となってしまいました・・・

ちなみに某元会長のように、毎試合のようにスタジアムに訪れたりはしません。と言うより、リーズでは最初の1年はさすがに良く来ていたみたいですが、その後はほとんどスタジアムに現れていません。その代わりSNSは多用しており、特にTwitterには出没するようです

このように、短所も長所も有るラドリッツァーニ。ただ、間違いなく言える事は彼と彼のファンドパートナーであるマンフレディ(Gestio Capital CEO)の資金だけでは、全ての負債をひっくるめると1億9,000万ユーロにも上ると言われるサンプ買収のための資金は無いという事。サンプを買収した後にリーズの49ersへの売却が発表されたので、とりあえずはサンプに集中してくれる事は間違いなさそうですが、いずれにせよカタールの助けは不可欠でしょう

まぁ、とにかく今までよりは数万倍マシ!チーム再建に期待しましょう


【メルカート】

さて、ここからはちょっとだけサンプの今夏メルカートの展望を

まず大前提として、セリエBの規定により年棒総額はNETで2400万ユーロ以内に収めなければいけません
また1999年12月31日生まれ以前の選手、つまり大体23.5歳以上の選手は18人しか登録できません
ですので、いくらラドリッツァーニが本気で一気にチームを強くしてくれようとしても、そこまでの大型補強は現実的にできません

ちなみに2022-23、こんなに酷かったスカッドのサンプでも、まだ年棒総額は2700万ユーロぐらいあるとされてます。つまりはまださらに年棒総額は減らさなければなりません。そして新監督は若いアンドレア・ピルロ。元々彼は若手を積極的に登用する監督です。なので、とりあえず年棒が高いベテラン選手はどんどん放出して、積極的に若手を獲得していくと言う移籍の傾向は続くでしょう。本人は望んでいましたが、ここ数年のサンプのシンボルとも言えるクアリアッラとの再契約を見送った事で余計にはっきりしましたね

またセリエBの別の規定で、そのクラブに4年連続以上在籍した選手が2人必要です
サンプの場合は
クアリアレッラ
ガッビアディーニ
アウデーロ
アウジェッロ
がそれに当たります
と言うか今はそれしかいません
ベレとファルコーネは戻ってきたら該当するのかな?

残念ながらFQ27と契約を更新しない事が決定してしまいました。ですので、GKどちらか1人とガッビアディーニとアウジェッロの内の最低1人でこのリストは埋めるつもりなのでしょう

まぁここら辺はセリエAと全然規定が異なるので、いきなりBに入るクラブは結構大変だと思いますけどね
年棒総額規定はむしろAでやって欲しいぐらいですが……


7/1からメルカートも正式にOPENしまして、契約切れやレンタルバックなども更新されました。

そこでメルカートが始まる前のサンプが保有権を持っているたたき台の主要陣容を見てみます

一旦、フォーメーションは適当に4-4-2ですが

SAMPDORIA <2023・7/1~> 監督アンドレア・ピルロ 

※赤字がレンタルバック

  デ・ルーカ(モンテヴァーゴ)ガッビアディーニ(ラ・グミーナ)(ストッパ)

 

デッレ・モナケ(マラグリーダ)(ダミーコ)   レリス(ヴェッレ)(トリンボリ)

  ベネデッティ(パオレッティ) ヴィエイラ(アスキルドセン)(ジェペス)

 

アウジェッロ(ムッルー)(ジョルダーノ) ベレシンスキ(コンティ)(デパオリ)

    フェラーリ   ボンファンティ

        アウデーロ

      (ラヴァーリア)(ファルコーネ)

 
☆各ポジションを細かく見ていくとこんな感じです
  • FW陣 ⇒”偉大なるカピターノ”が去た事で、ガッビアディーニを残してシンボルっぽくする気がしますが。デ・ルーカの復活に期待したいですが、それでも手薄過ぎてあと2人は必要。モンテヴァーゴはレンタルで武者修行に出して良いと思いますが、逆にすでにサンプレベルまで達してきて来たら控えFWは彼で

   今現在挙がってる名前では、ピルロ監督が昨季まで指揮を執ったトルコのFatih Karagümrükで昨季20ゴールを挙げたファビオ・ボリーニの名前などが挙がってる

  • MF陣 ⇒総入れ替えに近くなるMF陣。昨季バーリで活躍したベネデッティは残るか?ゼーマン・ペスカーラで名を挙げたデッレ・モナケが今のサンプ保有選手で一番の金の卵。ただ、ウィンガーなのでピルロが4-3-3を使えば、ウィングでしょう。パオレッティ、マラグリーダ、ジェペスの若手3羽ガラスから1人でも化けて欲しい。レリスがエースになる様だと厳しい・・・

   守備的MFではボリーニ同様Fatih Karagümrükでプレーしたマッテオ・リッチの名前などが挙がってる

  • DF陣 ⇒CBは圧倒的に人材不足。正直一番補強が必要なのはCB。4人欲しいぐらいです。アミオーネを再獲得出来たらこの上なくうれしい。ボヌッチは本当に勘弁。SBは充実と言うか整理が必要。左SBはムッルーが売れてアウジェッロ残留成功で控えに若いジョルダーノが理想。右はベレ残留はさすがに難しいのかな・・・そうなるとスぺ体質のコンティとサンプで活躍しないデパオリの、しかも2人ともドリブル得意で守備あまり上手くないと似ているから不安

 

  • GK陣 ファルコーネ買い戻したので、アウデーロと2者択一になるでしょう。わざわざ買い戻したので、ユース出身のファルコーネを残して何とかアウデーロを高く売る方向が良いと思いますが。残りは世界最高の控えGKラヴァーリアと若手サイオタンタロッキで良いんじゃないでしょうか?

【さよならサンプ】

  1. FWクアリアレッラ ⇒未定
  2. FWランメルス ⇒エンポリ⇒グラスゴー・レンジャース
  3. FWヘセ・ロドリゲス ⇒未定
  4. MFウィンクス ⇒トッテナム⇒レスター・シティ
  5. MFジュリチッチ ⇒パナシナイコス
  6. MFサビリ ⇒フィオレンティーナ
  7. MFキュイザンス ⇒ヴェネツィア
  8. MFプッセット ⇒ワトフォード
  9. MFリンコン ⇒未定
  10. MFイルカン ⇒トリノ
  11. DFザノーリ ⇒ナポリ
  12. DFヌイティンク ⇒NEC
  13. DFアミオーネ ⇒エラス・ヴェローナ
  14. DFギュンター ⇒エラス・ヴェローナ
  15. DFムリージョ ⇒未定
  16. DFオイコノモウ ⇒未定
  17. GKトゥルク ⇒パルマ

そして昨季、給料もまともに払われなかったサンプでプレーしてくれた選手達。ほとんどがレンタルだったのもあり、こんなにもクラブを去りました~

この中ではやはりザノーリとアミオーネ。この2人には大いなる成功を確信しております。

ウィンクスとヌイティンクとはもう2年前ぐらい、違う形で会いたかった・・・

そしてクアリアレッラ様は本当にお疲れ様でした

 

と言うわけで、いきなり来季期待できるすでにいる若手だと

デッレ・モナケ、モンテヴァーゴ、パオレッティ、ジェぺス、ジョルダーノ、ベネデッティ

あたりでしょうか

まぁ補強次第で、この中の何人が残るかわかりませんが。特にデッレ・モナケとモンテヴァーゴは手放してはいけないプロスペクトだと思います

とにかくここ数年CBが泣き所なので、個人的にはセンターバックの若手に積極的に投資して欲しい!!

次号はピルロ監督。そしてやんわりサンプのメルカートに触れていきたいと思います

Foooooooorza Saaaaaaamp!!


世界最凶リーグ・セリエB 2023-24出場クラブ決定!! 

2023-06-20 02:24:51 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

 CL決勝も終わってヨーロッパサッカー愛好家たちは「22-23シーズンもついに終了して一息」と思ってる方が多いと思いますが、実はそうではありません。サンプが来季戦うであろう土俵(予定)である「世界最凶リーグ・セリエB」を巡る戦いはまだ終わっていなかったのです。その最後の1枠を巡ってセリエCからのプレーオフの決勝2戦目、レッコ(グループA・3位)vsフォッジャ(グループC・4位)が行われ、レッコが激戦を制してその座を掴み取りました。レギュラーシーズンを38試合戦った後に、28チームから1チームだけ⁉を決めるプレーオフ!!いかにセリエBリーグが過酷で最凶かがわかりますねー。プレーオフだけで8試合目(笑)、20チーム×3グループで60チームからなるセリエCの中から、自動昇格や降格、B昇格プレーオフ、D降格プレーアウト、何にも絡まないのはわずか16チーム。イタリア人、プレーオフ制度が好きね(笑)。ちなみに内訳はこんな感じです

セリエC 20チーム×3グループ

  • 自動昇格 3チーム(各グループの優勝)
  • 昇格プレーオフ 28チーム(そこから1チームだけ昇格)
  • なんも無し 16チーム
  • 降格プレーアウト 8チーム(そこから4チーム降格)
  • 自動降格 5チーム

というわけで、セリエB2023-24はこうなる予定ですー (一応6/20登録期限なので)

それでは各クラブをABC順で せっかくなのでサンプ的目線からの超簡単レビューを


  • Ascoli アスコリ

スタジアム=Cino e Lillo Del Duca 11,326人 昨季Serie B12位 

サビリの出身クラブ。昨季はサンプからレンタルのジョルダーノ(左SB)が活躍した。その他の元サンプ選手ではクロアチア人のロレンツォ・シミッチ。アスコリ・ピチェーノと言う街の名物料理は、グリーンオリーブの中に兎や鳥などの肉を詰めて揚げた”オリーヴェ・アスコリターネ”。美味しい

  • Bari バーリ

スタジアム=San Nicola 58,270人 昨季Serie B3位 

惜しくもA昇格プレーオフ決勝でカリアリに敗れる。熱狂的なファンを持つ、ご存じカッサーノの原産クラブ。かつてはサンプウルトラとGemellaggio関係にあり、一応は解消はされてるはずだが現在も関係はかなり良い。昨季はサンプからレンタルされたベネデッティが活躍。バーリはカルドンチェッロと言うキノコの名産地。エリンギとポルチーニのあいのこみたいなキノコで、触感も良く美味しい。また美味しくて安いワインがたくさんある。プリミティーヴォとか

  • Catanzaro カタンザーロ

スタジアム=Nicola Ceravolo 14,650人 昨季Serie C・Group C優勝 

昨季Cでは102得点、21失点 の+81、勝点96の結構ダントツで優勝した。南部のカラブリア州のクラブで、最大のライバルは同州のコセンツァ。セリエBは2005-06以来の昇格だが、かつて1980年代にはセリエAでも活躍した。その時代の選手として活躍したのが、サンプの指揮も取ったクラウディオ・ラニエリ。また元サンプのジェンナーロ・デルヴェッキオもカタンザーロでプレーした。ユニはレッチェみたい

  • Cittadella チッタデッラ

スタジアム=Piercesare Tombolato 7,623人 昨季Serie B15位 

1973年創立と比較的若めのクラブ。2018-19、2020-21シーズンとセリエA昇格プレーオフまで駒を進めているが、いまだにセリエAの経験は無い。昨季のエース10番は元ローマのアントヌッチ。ちなみにマノーロ・ガッビアディーニが若き頃(2010-11)に1年だけプレーして27試合5ゴール

  • Como コモ

スタジアム=Giuseppe Sinigaglia 13,602人 昨季Serie B13位 

元スペイン代表のセスク・ファブレガスが加入した事でも話題になりました。コモ湖はイタリアでも有数の別荘地。2006年イタリア代表W杯優勝メンバーでもあるジャンルカ・ザンブロッタがキャリアをスタートさせたクラブでもあり、彼には名誉会長と言う職が与えらえている

  • Cosenza コセンツァ

スタジアム=San Vito-Gigi Marulla 20,987人 昨季Serie B17位 

1912年創設のカラブリア州のクラブ。1990年代はセリエBに定着していたが、2003年さらに2011年と2度も破産して、一時はセリエDまで落ちた。その後2018年にBまで返り咲いてからはギリギリ留まっている。元サンプのアンドレア・リスポリが昨季所属。他にはサリハミジッチの息子がいたりする

  • Cremonese クレモネーゼ

スタジアム=Giovanni Zini 15,191人 昨季Serie A19位 

赤と灰色と言うウルトラマンみたいなユニをまとうクレモナのクラブ。クレモナはヴァイオリンの名産地でも有名で、1台1億円はくだらないと言われる名器「ストラディバリウス」を生み出している。サンプ的にはやはり「ジャンルカ・ヴィアッリ」の出身クラブとしてのイメージが強いが、キエーザ親父やリカルド・マスペロなどもクレモネーゼで名を挙げた。昨季は冬からアレックス・フェラーリをレンタルで貸し出し

  • Feralpisalò フェラスピサロ

スタジアム=Lino Turina 2,364人 Serie C Group A優勝 

2009年にできたばかりの若いクラブ。人口わずか10000人の村salòのクラブだ。もちろんセリエBも初めて。元サンプのマルコ・サウが昨季プレー。またマックス・トネットの息子も在籍。親父とそっくりで、ポジションも同じ左SBだ 

  • Lecco レッコ

スタジアム=Rigamonti Ceppi 4,997人 Serie C プレーオフ勝者 

最後の最後で1972-73以来50年ぶりのセリエB復帰を決めた マルディーニの長男、クリスチャン・マルディーニが昨季プレー

  • Modena モデナ

スタジアム=Alberto Braglia 21,151人 昨季Serie B10位 

1912年創設の古豪。2002-04はセリエAにも在籍したが、その後財政が厳しくなり2018年に破産宣告。その後5年間でセリエDからBまで復帰。フェラーリ博物館やバルサミコ酢が有名なモデナ。昨季は元サンプのアンドレア・ポーリが在籍

  • Palermo パレルモ

スタジアム=Renzo Barbera 36,365人 昨季Serie B9位

ピンク色ユニが特徴的な南の雄。思い浮かぶのはやはりディバラやカバーニ、ミッコリなどの名選手が躍動していた21世紀初頭。昨季は冬からヴァレリオ・ヴェッレがレンタルでプレー。監督は元サンプでもあるエウジェニオ・コリーニ

  • Parma パルマ

スタジアム=Ennio Tardini 22,352人 昨季Serie B4位

Ultras TitoとGemellaggioを結ぶ最大とも呼べる同盟国。かつてはビッグ7とも呼ばれ、サンプともAの強豪同士としてしのぎを削っていたが、お互いBとは寂しい限り。昨季監督のファビオ・ペッキアも元サンプ。ブッフォンは今年もプレーするのか!?

  • Pisa ピサ

スタジアム=Arena Garibaldi 14,000人 昨季Serie B11位 

斜塔で有名なピサ。隣町のリヴォルノと激しいライバル関係にある。私はLivornoに住んでいたので、当時セリエCだったがDERBYは非常に熱くて面白かった。ユニはインテルに似ているネロアズーリ。元サンプではデ・ヴィティスやトッレグロッサが昨季プレー。なお、新監督はフィオレンティーナのプリマ監督だったアルベルト・アクイラーニになる模様

  • Reggiana レッジャーナ

スタジアム=Mapei Stadium – Città del Tricolore 21,525人 Serie C・Group B優勝 

昨季は元サンプのアイモ・ディアナ監督の元で昇格を勝ち取る。元サンプのルカ・チガリーニもプレー。今季はアレッサンドロ・ネスタが指揮を取る。ちなみに私が初めて現地生観戦したゲームは1996-97シーズンのサンプvsレッジャーナ。場所的にはパルマとレッジャーナが合わさってパルミジャーノ・レッジャーノチーズが出来る。また、キャプテン翼で日向小次郎がユーヴェからレンタル移籍して、セリエB昇格に導いた

  • Reggina レッジーナ

スタジアム=Oreste Granillo 27,543人 昨季Serie B7位

 日本では良くレッジャーナと間違えられるが、とにかくかつて中村俊輔が所属した事でも有名なクラブ。カラブリア名物は何といっても唐辛子。昨季の監督はサンプの新監督候補にも挙がってるピッポ・インザーギ。また、昨季冬から元サンプのGKコンティーニがプレー

  • Sampdoria サンプドリア

スタジアム=Luigi Ferraris 33,205人 昨季Serie A20位 

「サンピエルダルネーゼ」と「アンドレア・ドリア」が合併して1946年に誕生した港町ジェノヴァの雄。1990-91にはマンチーニ現伊代表監督やヴィアッリ、トニーニョ・セレーゾ、ロムバルド、パリュウカなどを擁してクラブ史上初のスクデットを獲得した。近年、財政難に苦しんでいたが、2014年に詐欺師オーナーに買われてからクラブの足取りが不安定となり、昨季通算4度目のセリエB降格となってしまった。ただし過去3回の内、2回は1年でAに復帰。77シーズン中、セリエA=71シーズン、セリエB=6シーズン。2023年5月30日、ようやく新オーナー「アンドレア・ラドリッツァーニ」への売却が決まり、ここからの巻き返しを図る。ジェノヴァの名物料理は何といってもバジルソース=ジェノヴェーゼ。母を訪ねて3千里のマルコ少年が旅立った街だったり、クリストファー・コロンブス生誕の地でもある。ちなみに一応観光名所にもなっているコロンブスの生家は、素通りしてしまうほど小さい

  • Spezia スペツィア

スタジアム=Alberto Picco 11,968人 昨季Serie A18位 

エラスとのプレーアウトに敗れ降格。ざまーみろ。かつては仲良かったが、今や憎敵。今季は唯一のリグーリアDERBYが繰り広げられる。アウジェッロの出身クラブ

  • Südtirol ズュートティロール 

スタジアム=Druso 5,539人 昨季Serie B6位 

昨季クラブ史上初のセリエB昇格から一気にプレーオフ圏内へと旋風を巻き起こした、半分オーストリアのズュートティロール。惜しくも昇格はならなかった。昔はサンプも良くキャンプを張っていたボルツァーノが本拠地

  • Ternana テルナーナ

スタジアム=Libero Liberati 22,000人 昨季Serie B14位

 ウンブリア州のテルニのクラブ。古くからサンプUltrasとGemellaggioを結ぶ同盟国。昨季は元サンプのGKティタス・クラピカス、DFブルーノ・マルテッラ、MFアントニオ・パルンボらがプレー。監督はクリスチャーノ・ルカレッリからアンドレアッツォーリにシーズン途中で変わった。ミッコリやカンドレーヴァもかつて4年ずつプレーした事が有る

  • Venezia ヴェネツィア

スタジアム=Pier Luigi Penzo 11,150人 昨季Serie B8位 

かつて名波が所属した古豪。アウェイ用の観客席は船でしか入場できない。昨季キュイザンスがレンタルで来たり、かつてはノヴェッリーノ監督とヴォルピ、ペドーネ、ヴァルトリーナ、バッツァーニが一気に来たり意外と移籍の行き来は多い。元サンプユース出身のフランチェスコ・ザンパーノが昨季プレー。良い選手だからずっと呼び戻したいと思っていたのだが・・・


というわけで、駆け足でセリエB20チームを見てきましたが

セリエBのクラブを地図にするとこんな感じです

まだ移籍市場も大して始まってないのでまだ今季の展望とまではいきませんが、なんとなくの勢力分布図

これを見ると中部が少なくて、北と南に固まっておりやや北が多勢と言った感じです

正直プレーオフはフォッジャが勝たなくて良かったと思ってます。やはり南部のクラブはファンも熱狂的なところが多いし、移動も大変。パレルモ、バーリ、レッジーナに加えてフォッジャまでいたら、もうたーいへん。サンプもかつて率いたデリオ・ロッシ監督も歴戦の勇者ですし。(決してレッコが楽な相手と言うわけではありませんが・・)

戦力が決まる前の段階でも、かつてセリエAでも強豪だった同盟国のパルマや、Aでもなじみ深い名前のバーリ、パレルモ。日本人がかつて活躍したレッジーナヴェネツィアとの対戦はすでに面白そう

そして一番燃えるのはスペツィアとのリグーリアDERBYですな

ここは負けられない戦いとなるでしょう

この号をたたき台にして、次セリエB特集をやる時はより深く各クラブを掘り下げられていければなぁと思っています

 ちなみに昨季セリエBだったブレッシャは、元サンプ・キャプテンのダニエレ・ガスタルデッロ監督の元で16位となり、降格プレーアウトを戦った末に敗れて1984-85以来のセリエC降格が決まってしまいました・・・バッジョやピルロ、グアルディオラも在籍した名門でこの現状なので、本当にセリエBは大変です。他に今季セリエC降格したのはSPAL、ベネヴェント、ペルージャとついこの間までセリエAにいた面々でした

しかしそんな中でも、今季のセリエBのクラブの中でAで優勝経験があるのはサンプドリアただ1チームのみ

(もちろん新会長次第にはなってしまうのですが)

ここは贔屓目無しで、我らがサンプはBの中では優勝候補筆頭にならなければならないクラブなのです

1年で返り咲くために

過去3回のB降格時は2回は1年で戻りました。しかし1年で戻れなかった時は復帰まで4年かかりました。その時も財政はまずい事になってました

しかしリッカルド・ガッローネがクラブを買収して救ってくれて、投資してすぐさまAに返り咲きました。今回のラドリッツァーニの買収でも同じパターンを期待しましょう!!

次号からはやんわりサンプのメルカート、そしてラドリッツァーニ中心に触れていきたいと思います

Foooooooorza Saaaaaaamp!!


ついに!やっと!新オーナー!!

2023-06-10 14:52:43 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

おひさンしぷりドリア!!

ずっと更新できずにすみませんでした💦

仕事忙しかったり引越したり飲み増えたり言い訳はたくさんありますが。。。。。

一番はサンプの不甲斐なさで更新する気が失せてたのも事実

えー でもちゃんと全試合観てますよ。

どうせ負けるとわかってても

今年のウルトラスのNewチャント通りですな

「Ti seguo sempre anche se non vinci mai♪」

(=俺たちはずっとお前についていくぜ、例え絶対勝つ事がなかったとしても!)

真冬の午前3:45に起きてクソ寒い中、下位相手の塩試合とかでもちゃんと

ジャンパオロ解任となった第8節のモンツァ戦は現地でも観てましたし

そう、忘れてる方もいらっしゃるかもしれませんが、今季のサンプは最初ジャンパオロマークⅡが監督だったんですよ!

と言うわけで、現状のサンプドリアと言うクラブがどうなってるか全く知らない方もいらっしゃると思うので、久々に更新してみます!

’22-’23 SERIE A 

最終成績:38試合 3勝10分25敗 勝点19 得点24 失点71 得失点差 -47 20位

これが最終成績です

コロナ禍明けでやっとまともに戻ってきた感があるセリエA2022-23シーズン。あっという間に終わってしまった気がしますなー

我らがサンプドリアはダントツの最下位で、2011-12シーズン以来のセリエB降格が決定しました。

勝利数最少、得点も最少、失点は最多、まさに完全な最下位と言えるでしょう

私個人的にはドリアーノになって35年ぐらいになると思いますが、ピッチ上を見れば間違いなく過去イチ最低・最悪のシーズンだったと言えるでしょう!

得点者を見てみると:

  • ガッビアディーニ ⑦得点
  • ジュリチッチ ③得点
  • サビリ、サニオーロ、アウジェッロ ②得点
  • クアリアレッラ、コリー、カプート、アミオーネ、ヘセ・ロドリゲス、ランメルス、レリス、O・G ①得点

少ないですなー。2桁得点もいないですし。途中でいなくなった選手もチラホラ

唯一の救いは”我らがカピターノ”ファビオ・クアリアレッラが最後の最後でセリエA18季連続ゴールを決めた事ぐらいですか

ちなみに個人タイトルなんているわけも無いじゃん、と思いきや1人だけいました

ハイ、こちら

我らが”ちょっと残念なジダン”メフメド・レリス最多イエローカード王に輝きました!!

13枚とは中々の成績で、試合にはたくさん出てた事がうかがえます。そしてその大半が「変な事やらかして、無理やり奪い返しに行った結果のイエロー」が多いと思われ、堂々のタイトル獲得と言えるでしょう

そんな散々なシーズンだった今季のサンプ

しかし、正直あまり選手や監督を責める事はできません

なぜなら彼らは基本、給料もまともに支払われない中プレーをしていたのですから

そりゃあ私だって、3ヶ月も勤務先の給料が滞納して支払われなかったらやる気は出ませんよ。それどころか、2ヶ月目には当然転職活動を始めて、3ヶ月後には悪態をつきながら出て行く事でしょう

今季のサンプは悪名高い前オーナーのせいでそんな状況でした

しかしシーズン最後の最後で、我々サンプファンはセリエB降格なんて吹き飛ぶご褒美をもらいました✨

ついに

やっと

念願の

”フェッレーロからの解放!!”

もし次カラオケに行ったら、私は尾崎豊さんの卒業を入れて叫ぶでしょう

「こーの支配からの、卒業!!!!」

尾崎さんの歌詞は

 仕組まれた自由に誰も気付かずに

 あがいた日々も終わる

 この支配からの卒業

 闘いからの卒業

まさに、フェッレーロに騙され続けてきて、気付いて抜け出したくても抜け出せなかった我々サンプファンの事を歌ってるようではないですか!!

と言うわけで、2023年5月30日

ついに”ポルノ映画王兼サギ師”のフェッレーロはU.C.SAMPDORIAの売却を承認

我らがサンプドリアはリーズ・ユナイテッドのオーナー「アンドレア・ラドリッツァーニ」とビジネスパートナーであるGestio Capitalの「マッテオ・マンフレディ」に売却される事となりました。その後ラドリッツァーニはリーズの49ers財団への売却を発表。当面はサンプ買取&立て直しに集中してくれると信じましょう

左Radrizzani 右Manfredi

ただ、やる事はまだ山積みのようで・・・とりあえず6/20の来季のセリエB登録期限までにある程度全てを整えなければいけません。

詐欺師フェッレーロが作り上げたサンプの巨額負債を考えると、最終的に総投資額が1億9000万ユーロにもなる見込みですが、彼らはQSI(カタール・スポーツ・インヴェストメンツ)と提携し、20%の株を買ってくれるのを待っています。

QSIと言えばあのPSG(パリ・サンジェルマン)のナセル・アル・ケライフィ会長が会長を務める、カタールの投資部門のスポーツ分野に特化した子会社として知られ、まさにカタールそのものと言える組織。マンチェスター・シティを保有するシティ・フットボール・グループ(CFG)のように、世界中のクラブを傘下に入れてネットワークを構築したいと考えているとされる中、PSG、ブラガ(ポルトガル)に続き3つ目のクラブとしてサンプドリアの買収を検討しているとの事です。

これが実現すればPSGで出番が無い若手がサンプに来たり、サンプがPSGのサテライトクラブ的なチームになって行く事も考えられます。まぁなんにせよ破産寸前まで行っていたサンプから考えると、すべてがバラ色の世界に見えます。

マネーに支配された現代サッカー。全てのドリアーノが理想郷だったと語る、故マントヴァーニ会長の元、「選手を売らずに選手やファンも巻き込んでファミリーのようなクラブを作り上げ、挙句の果てに優勝までもたらす」。もちろん現実は彼の時代もクラブ単体でみれば赤字で、相当ポケットマネーをつぎ込んでいたはずで(だからこそ評価もされている)、こんなクラブが今後出てくる可能性は現在のサッカー界には無いに等しいでしょう。しかしそんな中、私はファンドグループの中でもイタリア人2人がオーナーになると言う事が非常にうれしい。その上でカタールマネーも使えれば最高!非常に個人的な偏見ですが、やっぱりサンプが中国資本とかに渡るのは嫌だったので

と言うわけで、この売却はまずは天国のこの2人に報告しなければなりません

このサンプの大厄年となった今季、その苦しみを正面からサンプの事を考えて受け止めてくれた2人

苦しむサンプを何とか救おうと、先陣を切って買収に動いてくれたジャンルカ・ヴィアッリ

選手として、監督としてもサンプで闘ってくれたシニサ・ミハイロビッチは、苦しむサンプを見て自身が白血病と闘っている大変な状況の中、弟分とも言えるデヤン・スタンコヴィッチを監督に後押ししてくれました

Ciao LUCA  &  SINISA

そして最終戦後、そのデヤン・スタンコヴィッチ監督の退任も発表されました

正直今季のサンプでは彼の監督の力量はわかりませんが、まずまともに給料を払われない中闘ってくれた事、今までサンプに縁もゆかりも無かったのにサンプの誇りをしっかり理解して守ってくれた事、に感謝です

また違うタイミングで会えるといいですね!

In Bocca Al Lupo DEKI!!

さて、これから買収問題が徐々に落ち着いてセリエBの登録。「5/31までに3ヶ月未払いだった選手への給料が支払われないと、来季も勝点4剥奪スタート」というペナルティーがどうなるかは、登録が終わった時点で正式な裁定が下されるでしょう。そこからスタートですが、セリエBながら今季は一応計画的な補強が出来る可能性があります。昨季のメルカートは捕弱。”桃鉄”やった事ある人ならわかると思いますが、「持ち金マイナスなったから持ってる物件をとりあえずプラスになるまで全部半額で売らなければならない」状態だったので・・・

あと現在のところ決まってるのはここ数年ずっと行われていた”Ponte di Legno"での夏季キャンプが終了となり、近場のMonzaでの開催となる予定です。まぁオーナーも決まってなくて、セリエB降格が濃厚だった頃に計画していたでしょうからあまり思い切った事はできなかったのでしょう。

まぁとりあえず、補強を楽しみに

セリエBになると少し情報も手に入りにくくなると思うので、

ボチボチ私も更新していこうと思います

日本のサンプファンを無くさない、いやなぜかここから増やすために!

サンプが3年後にかつてのチェルシーやマンC、最近ではPSGみたいになった時の為に、今からファンになっといた方が良いですよ~(笑)

Foooooooorza Saaaaaaamp!!


2022-23 SERIE A 第7節 Spezia - SAMPDORIA プレビュー!

2022-09-18 00:03:46 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

出場停止は無し

とりあえずコリーがなんとか怪我から歯を食いしばってベンチには戻ってくるようだ

ウィンクス、トリンボリ、デ・ルーカが怪我で招集外

おそらくジャンパオロは4‐1‐4‐1を継続する可能性が高い

攻撃的に勝ちに行くとしたら最初から4‐3-1‐2もあり得るかもしれないが

要のコリーが先発できないと、CBは再びムリージョフェラーリのコンビ

難しいのが相変わらずアンカーで、ヴィエイラとヴィジャールの争い

今回はヴィジャールがやや優勢か?

仮に4‐3-1‐2を使ってくると、初の2人共存も見られるかもしれないが

4‐1‐4‐1だと残念ながらまたレリスに出番がやってくる

まだプッセットは使われなそうだ・・・

1トップはカプート。2トップにするとガッビアディーニかクアリアレッラに出番が回ってくる

元スペツィアはアウジェッロ

SAMPDORIA<4-1‐4-1> 監督マルコ・ジャンパオロ

       ⑩カプート

⑦ジュリチッチ ⑪サビリ ⑧リンコン ㊲レリス

      ④ヴィジャール(⑭ヴィエイラ)

③アウジェッロ          ㉔ベレジンスキ(c)

   ㉑ムリージョ(⑮コリー)フェラーリ

       ①アウデーロ

ベンチ:GKコンティーニ、ラヴァーリア;DFアミオーネ、コンティ、ムッルー;MFヴェッレ、ジェペス;FWプッセット、ガッビアディーニ、クアリアレッラ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スペツィアはゴッティ監督の3-5-2

昨季まで率いていたウディネーゼ時代と変わらないフォーメーションだ

前節ナポリ相手に使ったスタメンをそのまま使ってくる可能性が高い

DFはカルダーラやフリストフではなくアムパドゥ

ニコラウキビオルと3バックを組む

中盤は昨季の我らが副キャプテン・エクダルは怪我で不在。まぁ結果ここまでは放出正解か

右WBのホルムと左WBレカは共に私好みの選手だ

2トップもこれも私好みのンゾラギャシ

2人ともサンプに欲しい(笑)

ダニエル・マルディーニも途中から見られるのかな?

全体的に若くて楽しみな選手が多いチームだ

元サンプはサーラエクダル、GKゾヴコ

Spezia(3-5-2) 監督:ルカ・ゴッティ

    ンゾラ  ギャシ

  バストーニ アグデーロ

レカ         ホルム

     ブラビア

  ニコラウ  アムパドゥ

     キビオル

    ドラゴフスキ

    ジルー


[主審図鑑]

シモーネ・ソッツァ Simone Sozza

↑↑©Canale Sassuoloより

1987年8月19日 (年齢 35歳)、ミラノ郊外セレーニョ生まれのソッツァ主審

まだ若い部類に入るソッツァはこの試合がセリエA通算26試合目の主審、今季はこれが3試合目となる

スペツィアはソッツァ主審試合で1勝1分 負け無し

一方のサンプは1回だけでアタランタで0-4で負けている

主審の相性で言うとスペツィアに分がある


ジャンパオロ監督の試合前の会見⇒

 

「スペツィアはしっかりしたアイデンティティがあるチームだ。注意しなければならない。特にゲームの入りには気を付けたい」

「我々はアウェイで我々と同じレベルのチームと戦う。勝点を挙げるだけのコンディションにはある。いや、我々は勝点を何としても取らなければならない」

「私は私の正直さと引き換えに退場となった。2試合出場停止は厳しいと思う。1試合にすることも出来たはずだが。まぁやる事は変わらない。しっかり練習をして、試合中はちょっと離れたところから見守るだけだ」

などと語った


(私的キープレイヤー ):アウジェッロ

ミラン戦のゴールも彼のクロスからであった

2シーズン、46試合出場した思い出のスペツィア相手に恩返しの活躍が出来るか?

3-5-2の裏を突く意味でも、SBの働きはこの試合重要であろう

(私的勝利確率 ):勝利45% 引き分け10% 敗北45%

・今季未勝利、アウェイで強豪以外相手の試合での弱さ

・守備の要コリー不在の可能性高し

・ジャンパオロ監督出場停止中

・サンプを良く知ってるエクダル、ペチーニSDの存在

・ミラン戦では内容は悪くなかった

・アウェイながら遠征はしていない

・ジュリチッチやヴィジャールが調子を上げてきている

※非常に引き分けが予想されやすい試合だから、逆になんとなく引き分けは無い気がする

 まだ7節ではあるが、序盤にとっても終盤にとっても勝点は一緒

 残留争いの直接対決。ゆくゆくはこの試合の取りこぼしが痛いなんて言うのは非常によくある事

 全力で勝ちに行くしかない


ジャンパオロがベンチに入れないので、この試合はフランチェスコ・コンティ助監督がベンチで指揮を取る

個人的にも親交がある彼なので、頑張って欲しい!

スペツィアにも近いキアヴァリ出身の彼。サンプで初采配と、燃える要素はたくさんあるだろう

Forza Francesco!!

目指せ、今季初勝利!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第7節 2022年 9/17(土) 対スペツィア@スペツィア 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’22-’23 SERIE A 

6試合 0勝2分4敗 勝点2 得点3 失点11 得失点差 -8 19位


2022-23 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-2 Milan 善戦、惜敗は意味無し

2022-09-15 12:34:03 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

2022-23 SERIE A 第6節 SAMPDORIA - Milan プレビュー!

2022-09-10 22:23:59 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

出場停止は無し

痛いニュースでコリーが怪我で召集外。さらに新加入のウィンクスもただのコンディション不足ではなく、左ふくらはぎに軽い怪我を負っているようだ

そのウィンクス、コリー、トリンボリ、デ・ルーカが怪我で招集外

若武者セゴヴィアマラグリダはプリマヴェーラの試合に招集

クアリアレッラが軽傷を負ったのもあり、おそらくジャンパオロは4‐1‐4‐1に戻すとみた

要のコリーが不在となってしまったDF陣は、ムリージョフェラーリと言う奇跡のコンビ

インテルの2年間は活躍したムリージョにとってはDERBYとなる

難しいのが相変わらずアンカーで、ヴィエイラとヴィジャールの争い

ヴィエイラがやや優勢か?

4‐1‐4‐1に戻すと残念ながらまたレリスに出番がやってくる

最後のチャンスか?プッセットがどこまで馴染んでくるか・・・

1トップは前節今季初ゴールを挙げたカプートが濃厚

元ミランはコンティジャンパオロ監督

SAMPDORIA<4-1‐4-1> 監督マルコ・ジャンパオロ

       ⑩カプート

⑦ジュリチッチ ⑪サビリ ⑧リンコン ㊲レリス(⑱プッセット)

      ⑭ヴィエイラ(④ヴィジャール)

③アウジェッロ          ㉔ベレジンスキ(c)

    ㉑ムリージョ    フェラーリ

       ①アウデーロ

ベンチ:GKコンティーニ、ラヴァーリア;DFアミオーネ、コンティ、ムッルー;MFヴェッレ、ジェペス;FWガッビアディーニ、クアリアレッラ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ミランはピオリ監督の4‐2‐3-1

前節DERBYに勝利し、火曜にCLのザルツブルグ戦を戦ったミラン

次の水曜はまたCLでディナモ・ザグレブと過密日程が続く

ピオリ監督は「私はターンオーバーと言う考えは嫌いだ。確固たるレギュラーと言うよりは、チーム全員が必要な選手である。その中から毎試合ベストメンバーを選んでいる」と言っていたが、結局ターンオーバーだろう?

出場停止は無し

クルティッチレビッチ、フロレンツィ等が怪我。

そしてジルーを休ませるためにスタメン濃厚だったオリギも直前で怪我で招集外

うちの2nd GKコンティーニも憧れるメニャンがGK

右SBはカラブリア休ませてデスト先発の可能性がある

ケアーがCBでカルルトモリが相棒を争う

ポベガがスタメンとなり、メシアスサレマが右を争う

オリギの怪我で休めなくなったのでジルーが結局スタメンか

まぁ一番重要なレアオは出てくるんだろうが

結局、攻撃は彼がいるだけで全然違う

元サンプはGKミランテ

Milan(4-2‐3-1) 監督:ステファノ・ピオリ

       ジルー

レアオ デ・ケテラーレ メシアス(サーレマーケルス)

   トナーリ  ポベガ

テオ         デスト(カラブリア)

   ケアー カルル(トモリ)

     メニャン


[主審図鑑]

ミカエル・ファッブリ Michael Fabbri

↑↑©FC Interpressより

1983年12月8日 (年齢 38歳)、ラヴェンナ生まれのファッブリ主審

ラヴェンナはモザイクで有名なエミリア・ロマーニャ州の街だ

この試合がセリエA通算112試合目の主審、今季はこれが3試合目となる

ミランはヴァレーリ主審試合で3勝2分2敗

一方のサンプは5勝3分6敗

共にほぼ5割だ

穏やかな人なイメージがある。サンプに優しく吹いてね♡


ジャンパオロ監督の試合前の会見⇒

「ミランは今セリエAで一番強いチームだろう。彼らが引き分けただけで負けたように感じられる。間違いなく大変な試合になるし、勇気をもって我々は戦わなければならない」

-怪我人たちの状況は?

「フェラーリとムリージョは回復した。コリーはダメだった」

‐チームは残留争いが目標だと言う風に自覚しているか?

「我々は残留するために戦わなければならない。正直、これが我々の現在の目標となるだろう。我々は3000万€も4000万€もつぎ込んだチームでは無いし、新加入選手もまだ合流したばかり。練習すらできない選手もいる。選手達も現在の目標は自覚しているだろう」

‐ウィンクス?

「ドクターに聞いてくれ。私はまだ彼の練習を半日しか見ていない」

‐フォーメーション?

「4-3-1-2で試合開始から行くには選手が足りていない。4‐3-1‐2でスタートする事はできるが、試合最後までこれで行くことはできない。試合開始からの4‐3-1‐2は試し始めてまだ1週間しか経っていないし。この1週間で失った選手もいる。後は相手の戦術も含めてフォーメーションは決めていく」

‐クアリアレッラの状態は?
「彼は回復した」

‐ジュリチッチとヴィジャールは4-3-1-2でもプレーできるか?
「彼らの個性で私は決める。4‐3-1‐2だとヴィジャールはPlay(アンカー)ジュリチッチはトップ下がメインだろう」

‐サビリ?

「彼は素晴らしい選手だ。よくある事だが、良い選手が1試合調子が悪かっただけで”何が起こったんだ?”と騒ぎ立てるメディアがいる。彼だって調子が悪い日もある。そんなに騒ぎ立てる事はない

‐ミランをどうやって倒すか?

「今年彼らは1回しか負けていないような気がする。彼らは現在一番強いチームだ。成熟して、また自分たちが強いチームだと言う自信と自覚が出てきた。我々は110%の力を出さないと勝てないだろう」

‐ガッビアディーニの復活はどうチームに生かすか?

「彼は日を追うごとに良くなっている。2トップで戦うときは、彼は2トップの一角だ。1トップの時は彼はMFのサイドを務めるだろう。相手にもよるが、どちらにせよ我々にとって重要なオプションとなる」

‐プッセット?

「まだ本格的に練習するのがなかなか難しい状況だ。今のところ彼は2トップのセカンドストライカーが適性に見えるが」

などと語った


(私的キープレイヤー ):ムリージョ

守備の要コリーが不在と言う非常事態

普通に行けばレアオのスピードとデ・ケテラーレの技術にチンチンにされそうなDF陣

もうムリージョの奇跡の覚醒に期待するしかない

インテル時代の彼が、個人的DERBYの感覚と共に降臨すれば奇跡が起きる

(私的勝利確率 ):勝利15% 引き分け30% 敗北55%

・今季未勝利、昨季&今季の順位差

・守備の要コリー不在

・サンプ新加入選手、まだ馴染めておらず

・ミランの厳しい日程

・ホームの大声援

・ジャンパオロの対ミラン用の秘策

※ミラノDERBYは私も観たが、やはり昨季からのミランは守備が固い。DF陣の個の力もそうだが、MF含めて組織的にもしっかりしている。今のサンプで得点をあげる姿がなかなか想像できない。ただ、攻撃はそれほど組織的な崩しと言う印象は無く、レアオ中心に個の力に頼ってる印象が強い。とりあえずベレとフェラーリでレアオをしぶとくマークし、ムリージョにその他含めた全体の紳士粉塵のカバーリングで何とか攻撃を食い止め

攻撃は、そろそろ公式戦でも1本決まりそうなサビリのFKとか、セットプレーをまず大事にして。ウノゼロで勝利をかっさらう!

ミランを知っているジャンパオロ。最も彼は失敗してるし、あまり当時の選手も残っていないが。ただ、この稀代の戦術家に何か秘策がある事に1㎜の期待を残す。無ければ完敗だ


サンプファンにとって最大の敵はまぁ言うまでも無いが、個人的には2番目に嫌いなのがユーヴェ。3番目がミラン。一時はサンシーロでのミランアウェイ戦で勝つ事にやたら闘志を燃やしていた時期があって、1997-98を皮切りに通算5回ぐらい生で観た。しかし2008年、マッジョとデルヴェッキオのゴールでついに個人的にアウェイでミランを倒す事に成功すると、ミラン自体がどんどん弱体していったので、それほど燃えなくなってきた。しかし、セリエAはやはりユーヴェだけでなく、ミラノの2チームは少なくとも強くないと面白くないと思う

今のミランは久しぶりに倒しがいがあるチームになっていると言う事だ。昨季・今季の両チームの状況、コリーが不在と言うこの試合の状況。はっきり言って逆風びゅんびゅんだが、サッカーに不可能は無い。おとなしく悲観的な事ばっかり書いてきたが、心の中では当然盛大な

”Milan Merda!!”

目指せ、今季初勝利!!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第6節 2022年 9/10(土) 対ミラン@ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜3:45)

’22-’23 SERIE A 

5試合 0勝2分3敗 勝点2 得点2 失点9 得失点差 -7 18位


2022-23 Serie A 第5節 Hellas Verona 2-1 SAMPDORIA 未だ未勝利...

2022-09-07 13:44:43 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

2022-23 SERIE A 第5節 Hellas Verona - SAMPDORIA プレビュー!

2022-09-04 23:38:17 | ほぼ週刊サンプ通信'22-'23

出場停止は無し

注目の新加入選手の内プッセットアミオーネは早速ベンチ入り

ウィンクスはまだコンディション不足と言う事で招集外

その他トリンボリ、コンティ、デ・ルーカが怪我で招集外

逆にムッルーコンティが怪我からベンチに帰ってきた!

デパオリレヴェルベは旅立ち。ここ2試合体験ベンチ入りしていた若武者セゴヴィアはプリマヴェーラの試合に招集

おそらくジャンパオロは4‐1‐4‐1をそのまま継続するとみた

前節は意外とターンオーバーしてきて、5人先発を入れ替えてきた

その流れで行くと、今節もスタメンの入れ替えは有ると思う

おそらくカプートフェラーリジュリチッチがスタメンに戻ってきて、ベレとレリスは代わりがいないため、そのまま

プッセットいきなりスタメンはまだ無いかなー

難しいのが相変わらずアンカーで、ヴィエイラヴィジャールの争い

ヴィジャールをもう1回試すような気がするが

元エラスはフェラーリ、ヴィエイラ、そして来たばかりのアミオーネ

SAMPDORIA<4-1‐4-1> 監督マルコ・ジャンパオロ

       ⑩カプート

⑦ジュリチッチ ⑪サビリ ⑧リンコン ㊲レリス(⑱プッセット)

      ④ヴィジャール(⑭ヴィエイラ)

③アウジェッロ          ㉔ベレジンスキ(c)

    ⑮コリー    フェラーリ(㉑ムリージョ)

       ①アウデーロ

ベンチ:GKコンティーニ、ラヴァーリア;DFアミオーネ、ムッルー;MFヴェッレ、ジェペス、マラグリダ;FWガッビアディーニ、クアリアレッラ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

エラスはチョッフィ監督の3-5‐2

出場停止は無し

センターバックのイサク・ヒエンがいよいよ先発デビューしそう

右サイドハーフが微妙だが、おそらくテラッチャーノがファラオーニに対して優勢

センターハーフではM・ヴェローゾがオングラからスタメンを取り返す

💩ェノア臭がする嫌な奴だ

攻撃勢はタメゼ、イリッチアンリ&ラザーニャの2トップ

元サンプは行ったばかりのDFデパオリと昨季半年サンプに在籍したマニャーニ

Hellas Verona(3-5‐2) 監督:ガブリエレ・チョッフィ

   ラザーニャ アンリ

  イリッチ  タメゼ

ラゾヴィッチ   テラッチャーノ(ファラオーニ)

    M・ヴェローゾ(オングラ)

チェッケリーニ ダヴィドヴィッチ

     ヒエン

    モンティポ


[主審図鑑]

パオロ・ヴァレーリ Paolo Valeri

↑↑©MilanNews24より

1978年5月16日 (年齢 44歳)、生まれのヴァレーリ主審

FIFA国際レフェリーにも任命されているかなりのベテラン審判で有り、定年間近

この試合がセリエA通算219試合目の主審、今季はこれが2試合目となる

エラスはヴァレーリ主審試合で5勝2分5敗

一方のサンプは10勝6分11敗

共にほぼ5割だ


(私的キープレイヤー ):ジュリチッチ

チョッフィのサッカーはウディネーゼ時代から肉弾戦のイメージが強い

ジャンパオロの悪いアウェイのサッカー、ボールを回すだけでテンポも上がらず鋭いパスが入れられないと3-5-2の分厚い中盤にパワー負けしてしまう可能性が高い

合流が少し遅くてここまでコンディションがまだ最高潮でないジュリチッチ。そろそろ本領発揮してもらいたいところ

WBの裏を突いたり、あえての中央からサビリカプートとの細かい崩しからでもとにかく攻めで違いを作り出して欲しい

(私的勝利確率 ):勝利30% 引き分け40% 敗北30%

・今季未勝利、まだわずか1得点の攻撃力

・ベンテゴーディでの相性の悪さ

・アウェイで消極的になる傾向が強いジャンパオロサッカー

・中3日の試合での疲労(相手も同じだが…)

・ジャンパオロのエラスとの相性の良さ

・サンプ自体も通算成績ではエラスを圧倒している

・ガッビアディーニの復活。彼はゴールを決めだすと立て続けに獲る傾向にある

・メルカートも終了して、ゲームだけに集中できるようになった(相手も同じだが…)


※移籍情報総まとめ<2022・9・3現在>

ついに夏のメルカートが終了した。土壇場でハリー・ウィンクスの加入が決まったが、移籍最終日にも2人のアルゼンチン人加入を含め重要な動きがあった。その後最終日の動きをまとめると

IN

FW プッセット←ワトフォード

DF アミオーネ←エラス・ヴェローナ

DF エルティジョン・ジェガ←カヴェーゼ1919(セリエD)

OUT

DF デパオリ→エラス・ヴェローナ

DF レヴェルべ→ベネヴェント

※今季1番に獲得したレヴェルベを2ヶ月も持たずに放出したのはサプライズだった。しかしオーバー22歳枠が足りないサンプ。ムリージョの売却が上手くいかず、結局起用していく方向になったのでしょうがない面もあった。結局レヴェルベはこの2ヶ月でジャンパオロのお眼鏡に叶わなかったと言う事だろう。彼を放出しながら20歳のアミオーネを獲得して、枠空けつつCBの補充に成功。さらにコンティが怪我から治ってきたので定員オーバーとなった右SB。天秤にかけられた結果デパオリの放出となった。元々彼は放出濃厚だったが、開幕2試合途中出場で、おぉ?と思う良いプレーを見せたが、スタメンとなった3試合目には戦犯にもなりえる酷い出来。まぁエラス帰還は全ての人の為にやむを得ないか。早く彼女とのいちゃいちゃインスタ上げるのを止めた方が良い。

 また、ピアツァからプラートやデフレル、ウナスなど様々な名前が出ては消えた攻撃的なMF/FWの補強は最終的にプッセットに落ち着いた。今のサンプにはいない快速で、サイドもFWもこなせると言う事で楽しみだ。早く見てみたい。ジャンパオロも言っていた「荷造りがしてあり、いつでも旅立ちそうだった選手達」レリス、ヴェッレ、ムリージョ、デ・ルーカは残留。もちろん監督はしっかり戦力として捉えており、ここからサンプでどう見返せるか、だ。

さらにこの2人は武者修行先で出番が見込めなそうと言う事で、2ヶ月待たずに移籍先を変えられた

  • FWロレンツォ・ディ・ステファノ(19)⇒レッジーナ(セリエB)にレンタル移籍⇒グッビオ(セリエC)にレンタル移籍
  • FWマッテオ・ストッパ(21)⇒パレルモ(セリエB)にレンタル移籍⇒ヴィチェンツァ(セリエB)にレンタル移籍

IN(金額は全て推定)

GKニキータ・コンティーニ(26)⇒ナポリから買取オプション付きレンタル。イタリアとウクライナのハーフ
DFジェイソン・ムリージョ(30)⇒セルタ・デ・ヴィーゴ(スペイン1部)からレンタルバック。コロンビア代表
DFブルーノ・アミオーネ(20)⇒エラス・ヴェローナからレンタル。アルゼンチン人
DFエルティジョン・ジェガ(21)⇒カヴェーゼ1919(セリエD)から完全移籍で獲得。アルバニア人
MFヴァレリオ・ヴェッレ(28)⇒エンポリからレンタルバック
MFメディ・レリス(24)⇒ブレッシャ(セリエB)からレンタルバック。フランス人
MFフィリップ・ジュリチッチ(30)⇒サッスオーロからフリーで移籍。セルビア代表
MFゴンサロ・ヴィジャール(24)⇒ローマから買取オプション付きレンタル(800万€)で移籍。スペイン代表
MFテラスコ・セゴヴィア(19)⇒デポルディボ・ララから買取義務オプション付きレンタルで移籍。ベネズエラ代表
MFハリー・ウィンクス(26)⇒トッテナム(プレミアリーグ)から買取オプション付きレンタル(2500万€)で移籍。イングランド代表
FWマヌエル・デ・ルーカ(23)⇒ペルージャ(セリエB)からレンタルバック
FWマルコ・デッレ・モナケ(17)⇒ペスカーラから150万€で完全移籍で獲得⇒ペスカーラへレンタル移籍。イタリアU-17代表
FWミハイロ・イヴァノヴィッチ(17)⇒ヴォイヴォディナ(セルビア)から買取オプション付きレンタルで獲得。セルビアU-18代表
FWイグナシオ・プッセット(26)⇒ワトフォード(プレミアリーグ)から買取オプション付きレンタルで獲得。アルゼンチン人

  ※総額150万ユーロ

OUT (金額は全て推定)

GKヴラディミーロ・ファルコーネ(27)⇒レッチェに買取オプション付きレンタルで移籍。

DF吉田 麻也(33)⇒契約切れ。FCシャルケ04(ドイツ)に完全移籍。日本代表
DFジャンジャコモ・マニャーニ(26)⇒エラス・ヴェローナにレンタルバック
DFシモーネ・ジョルダーノ(20)⇒アスコリ(セリエB)にレンタル
DFマルコ・ソンマ(20)⇒ポンテデラ(セリエC)にレンタル移籍
DFトンマーゾ・ファラベゴリ(23)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)に完全移籍
DFマキシム・レヴェルベ(25)⇐ピサ(セリエB)から買取オプション付きレンタル⇒ベネヴェント(セリエB)に買取オプション付きレンタル。フランス人
DFファビオ・デパオリ(25)⇐エラス・ヴェローナからレンタルバック⇒エラス・ヴェローナに買取オプション付きレンタル
MFステファノ・センシ(26)⇒インテルにレンタルバック⇒モンツァに移籍。イタリア代表
MFアルビン・エクダル(32)⇒契約切れ。スペツィアに完全移籍。スウェーデン代表
MFモルテン・トルスビー(26)⇒ユニオン・ベルリン(ドイツ)に300万€+ボーナス100万€で完全移籍。ノルウェー代表
MFクリストファー・アスキルドセン(21)⇒レッチェに買取オプション付きレンタルで移籍。ノルウェーU-21代表
MFアントニ・メトリカ(20)⇒サンジュリアーノ・シティ(セリエC)にレンタル移籍
MFミッケル・ダムスガール(22)⇒ブレントフォード(プレミアリーグ)に1400万€+ボーナス600万€で完全移籍。デンマーク代表
MFアントニオ・カンドレーヴァ(35)⇒サレルニターナに買取義務オプション付きレンタル。元イタリア代表
FWセバスチャン・ジョヴィンコ(35)⇒契約切れ。元イタリア代表
FWヴラディスラフ・スプリアハ(22)⇒ディナモ・キエフにレンタルバック。ウクライナU-21代表
FWフェリーチェ・ダミーコ(21)⇒プロセスト(セリエC)にレンタル移籍
FWニック・プレレッチ(21)⇒WSGチロル(オーストリアリーグ)に完全移籍。スロヴェニアU-21代表
FWロレンツォ・ディ・ステファノ(19)⇒レッジーナ(セリエB)にレンタル移籍⇒グッビオ(セリエC)にレンタル移籍
FWフェデリコ・ボナッツォーリ(25)⇒サレルニターナからレンタルバック⇒サレルニターナに450万€で完全移籍
FWアントニーノ・ラ・グミーナ(26)⇒2027年までサンプと契約更新し、ベネヴェント(セリエB)に買取オプション付きレンタル移籍
FWマッテオ・ストッパ(21)⇒パレルモ(セリエB)にレンタル移籍⇒ヴィチェンツァ(セリエB)にレンタル移籍
FWエルネスト・トッレグロッサ(30)⇒ピサ(セリエB)からレンタルバック⇒ピサ(セリエB)に買取オプション付きレンタル移籍

  ※総額2150万ユーロ+700万ユーロ(ボーナス)

収支 +2000万ユーロ


’22-’23 メルカート 新入団選手

↑↑©SampNews24より

Ignacio Pussetto 18 イグナシオ・プッセット

  • ポジション:FW
  • 1995年12月21日生まれ(26歳) 
  • アルゼンチン Cañada Rosquín出身
  • 180cm 74kg
  • 昨季:28試合4得点4アシスト(ウディネーゼ)

※最終日に加入決定した待望のアルゼンチン人快速サイドアタッカー。サイドハーフ以外にもWGやCF、セコンダプンタもこなせ今のサンプには願ったり叶ったり。プレミアリーグのワトフォードから買取オプション付きレンタルでの加入だが、ここ4年間はほとんど姉妹クラブのウディネーゼで活躍しておりセリエAの水には慣れている。期待しよう!

↑↑©Amione Twitterより

Bruno Amione 2 ブルーノ・アミオーネ

  • ポジション:DF
  • 2002年1月3日生まれ(20歳) 
  • アルゼンチン Calchaquí出身
  • 187cm 83kg
  • 昨季:16試合0得点0アシスト(レッジーナ=セリエB)

※エラス・ヴェローナからデパオリと実質トレードの様な形で最終日に加入。アルゼンチン人なのに何故か北朝鮮ぽい髪型のCB。20歳にして豆戦車のような屈強な体格。昨季はセリエBのレッジーナで19歳ながら16試合に出場。左利きのCBだが、左右のSBもこなし将来性抜群。とりあえずは第4のCBからか

↑↑©Twins Sebastianiより

Ertijon Gega ?エルティジョン・ジェガ

  • ポジション:DF
  • 2001年8月17日生まれ(21歳) 
  • アルバニア 出身
  • 194cm ??kg
  • 昨季:27試合1得点(カステルフィダルド=セリエD)

※保有元であるセリエDのカヴェーゼ1919から完全移籍で加入した謎のCB。とりあえず194㎝の巨漢アルバニア人と言うだけでワクワクする。サンプで若手巨漢CBと言うとモリス・カロッツィエーリを思い出す。現在はユースからもDFは中々良い選手が出て来ないので、大化け期待し投資は良いと思う。ただ、同じ日に加入したアミオーネは1個下ながらすでに上で活躍する。21歳と言う年齢はプリマヴェーラとしてはかなり厳しいのも事実。とりあえず経験した事が無いであろうセリエAレベルのプレーで揉まれ、どれだけ化けるか!?


以下、現陣容↓↓

2022~23 SAMPDORIA<4-1-4-1> 監督マルコ・ジャンパオロ

       ⑩カプート(㉗クアリアレッラ)(㉓ガッビアディーニ)(⑨デ・ルーカ)

⑦ジュリチッチ ⑪サビリ ⑳ウィンクス ⑱プッセット

(㉛マラグリダ)   (⑤ヴェッレ) (⑧リンコン)   (㊲レリス) 

([70]トリンボリ) ④ヴィジャール(⑭ヴィエイラ)(㉘ジェペス)

③アウジェッロ(㉙ムッルー)   ベレジンスキ(c)(⑬コンティ)

  ⑮コリー(②アミオーネ) フェラーリ(㉑ムリージョ)

       アウデーロ

    (㉒コンティーニ)(㉚ラヴァーリア)(㉜タンタロッキ)

※とりあえずジャンパオロもまだこれから試していく段階だろうが、最新加入選手も入れてみて4‐1‐4‐1はこんな感じか?

もちろんガッビアディーニも復活したし、2トップの4‐3-1‐2も併用していくだろう

5人交代が定番化したセリエAでは、ジャンパオロもフォーメーションも試合中も変えるし、より多くの選手を常に使っていくと言っていた

個人的には

       ⑩カプート(㉗クアリアレッラ)(㉓ガッビアディーニ)

⑦ジュリチッチ ⑪サビリ  ⑱プッセット(⑧リンコン) 

   ⑳ウィンクス ④ヴィジャール(⑭ヴィエイラ)

③アウジェッロ      ベレジンスキ(c)

  ⑮コリー     フェラーリ(㉑ムリージョ)

       アウデーロ

この4‐2-3-1が良いかな?と思うのだが

デ・ルーカが復帰して使えそうになってから積極的に2トップを使っていけば良いし

他は変わってないが、MFだけ総入れ替えに近いので今後ジャンパオロがどうやっていくか

不安と期待でいっぱいだ(笑)


新加入選手を存分に見られるのはもう少し先まで我慢して

前節、最低限の結果は得られたが未だに今季未勝利

アウェイではあるがこのエラス戦は勝点が欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第5節 2022年 9/4(日) 対エラス・ヴェローナ@ヴェローナ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’22-’23 SERIE A 

4試合 0勝2分2敗 勝点2 得点1 失点7 得失点差 -6 18位