2019-20 SERIE A 第25節 Inter vs SAMPDORIA マッチプレビュー いよいよ再開!

2020-06-21 20:09:06 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

いよいよ今夜はサンプが3/8日以来3ヶ月以上ぶりにピッチに降り立つ。

無観客の8万人収容のサンシーロに・・・

ずーっと言っているが、セリエAの再開は私はずっと再開反対

でも、やるからには一応楽しみだしサンプ戦は当然全試合観る。

ただ、実はイタリアのしかもスタジアムに通い詰めてるティフォージたちの間では、この無観客のセリエA再開は圧倒的に支持されていないと言う事をわかってないといけない

はっきり言って、日本の海外サッカーマニアには、現地人より詳しかったり情熱を持ってる人もたくさんいると思う。

ただ、やはり遠くから対岸の火事を眺めてる感は有ると思う。

なぜ反対されているかと言うと

もちろん、ずっと好きなサッカーが無くて、TVでも良いから見られるのを心待ちにしてるファンはイタリアにもいるだろう。

ただ、大多数はやはりスタジアムで仲間と騒ぎたい。無観客のサッカーに何の意味があるのだろうと。

そして何よりイタリアのコロナ事情は日本よりだいぶ酷い。感染者数は23万人を超えて、死者数は34000人以上。

我らがサンプでも最大8人まで感染者が出ている。そんな状況なので、再開してまた感染が広まったら中止にせざるを得ないとか、チームによって不公平になるとか・・・

そして、イタリアのウルトラたちは元々、TV放映権に重きを置いた今のセリエAの運営に大不満を持っている。そのせいで土曜や月曜開催が増えたり。

今回の再開も、ビジネス最優先でTV放映権が欲しいLega Calcioが、人命やティフォージの気持ちも全く考えずに再開に踏み切った、と言うわけだ。

NO al Calcio Moderno‼︎

↑↑やっとサンプマウスが届いた。筆者blog執筆風景。部屋が汚い(笑)

Serie A 25 6/21() 21:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:マリアーニ氏(Roma1出身)

サンプドリア - インテル

得点者:

↑↑©Blucerchiandoより

ここにきて、新たなスポンサーが付いた。

San Bernardoと言うミネラルウォーターの会社。今シーズン終了までの契約。

クネオ(ピエモンテ)本拠の会社だが、リグーリア州も比較的に近くてジェノヴァはマーケットとしてすごい重要だと言っていた。

サンペレグリーノなどの硬水が大半を占めるイタリアのミネラルウォーターの中では珍しい軟水。スポーツ選手の身体にも良いはずとも言っていた

[試合前情報]

 実は再開反対なのにはもう一つ理由があり、それは当然再開されると降格する危険性がある。正直、中断前の状況では体感で、残留は出来そうという結構な自信があった。全く保証は無いが、チーム状況も上向きでラニエリサッカーが定着してきて内容も良くなってきてたし、ある程度勝点が取れてきていたから

 現在勝点26で16位のサンプ。通例、残留の目安勝点が40と言われる昨今のセリエA。残り13試合で14点。何とかなる数字だ。しかし、インテル戦が延期になったので、再開後いきなりインテル、ローマと言う強豪相手に共にアウェイで4日間の間に2試合まず戦わないといけない。これはかなりキツイ

 インテルは勝点54で3位。スクデットは少し厳しくなってきているが、16勝3敗6分けの成績は立派だ。CL圏内はかなり濃厚。そしてコッパイタリアの準決勝が有ったために、先週すでに試合をやっている(結果は1-1の末にPKでナポリに反対)。正直、この差が非常に大きいと思う。ただでさえ戦力が違う上に、サンプは3ヶ月以上ぶりの実戦なのだから・・・


前回の対戦ではホームで1-3で敗戦。ディフランチェスコ監督時代なのであまり参考にはならないが。つまりラニエリにとっては初対戦となる↓↓

2019-20 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-3 Inter そう簡単に奇跡は起こらない - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

最下位サンプと5戦全勝で首位のインテル。オッズをつけるのは物凄く簡単だろう。しかし、それが度々くつがえるのがセリエAの面白さでもある。実際、...

2019-20 Serie A 第6節 SAMPDORIA 1-3 Inter そう簡単に奇跡は起こらない - ブログ di ”サンプドリアクラブ東京”~blog di "SAMPDORIA CLUB TOKYO"~

 

以下がサンプvsインテルにまつわるデータ集↓↓
直近5試合 アウェイでのインテル戦(SERIE Aのみ)
2018-2019: Inter-Sampdoria 2-1 73’ D’Ambrosio (I), 75’ Gabbiadini (S), 78’ Nainggolan (I)
2017-2018: Inter-Sampdoria 3-2 18’ Skriniar (I), 32’ e 54’ Icardi (I), 64’ Kownacki (S), 85’ Quagliarella (S)
2016-2017: Inter-Sampdoria 1-2 35’ D’Ambrosio (I), 50’ Schick (S), 85’ rig. Quagliarella (S)
2015-2016: Inter-Sampdoria 3-1 23’ D’Ambrosio (I), 57’ Miranda (I), 73’ Icardi (I), 90’+2 Quagliarella (S)
2014-2015: Inter-Sampdoria 1-0 90’ rig. Icardi (I)

※ここ5回の対戦は1勝4敗。クアリアレッラが3年連続で決めているが、後述するが今回は不在・・・

通算成績 インテルvsサンプ(セリエAでのインテルホーム)
試合:62
サンプ勝利:8
引き分け:16
インテル勝利:38
サンプGol:56
インテルGol:120

※やはりこの対戦で一生忘れられないのが1996-97のインテル3-4サンプ。1-3からサンシーロで逆転した、あれほど熱い試合はなかなかないだろう。正直あの試合で生涯サンプファンになる事を決めたと言っても過言では無い。後にファン・セバスチャン・ヴェロンがこの試合の後興奮して「味方だけどマンチョにユニを交換してくれてと頼んだ」と言っていた試合だ

通算成績 サンプvsインテル(SERIE A全部)
試合:125
サンプ勝利:20
引き分け:37
インテル勝利:68
サンプGol:115
インテルGol:228

※全体でもかなり相性悪く、通算成績は一番悪いのでは?そこまで悪いイメージ無いけどなあ


<予想スタメン>

さて、この試合の予想スタメンが難しい。現地記者でも4-4-2か3-5-2かで割れている。この中断期間にずっとラニエリが3-5-2を試していたからで、私もそれで来るのではと思う。インテルも3-5-2なので、中盤での争いで圧倒的に数的不利にならない為にも

ラニエリ監督の3-5-2。まず一番大きいのが、クアリアレッラが招集外。ラニエリは「クアリアレッラは軽い怪我だが、ずっと週3試合こなさなければいけない日程で怪我が悪化すれば全治1ヶ月でシーズンが既に終わってしまうので、リスクを冒したくない」と言っていた。いっそローマ戦も休ませて良いと思う。その他の怪我人はフェラーリがまだ戻ってこれないだけ。後は全員招集されている。出場停止はいない

DF陣は3バックの場合、吉田真ん中の右にベレシンスキで左にトネッリ。もしくは左にコリー、右にトネッリ

右WBはデパオリ、左WBはムッルー
エクダルがアンカーで、右にヴィエイラトルスビー、左にリネッティヤンクト
FWはキャプテンクアリアレッラ不在なので、ガッビアディーニの下をラミレスが支える形が予想されている
元インテルはボナッツォーリ

SAMPDORIA<3-5-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

     ガッビアディーニ

  ラミレス

  リネッティ(cap) ヴィエイラ

ムッルー        デパオリ

     エクダル

 トネッリ(コリー) ベレジンスキ

     吉田

     アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、DFアウジェッロ、チャボット、コリー MFバッレート、ヤンクト、トルスビー、マローニ、レリス、ベルトラッチ FWボナッツォーリ、ラ・グミーナ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

インテルはコンテ監督の3‐5-2。出場停止はパデッリ。前回の対戦時とそれほど変化はなさそう。

ただ、攻撃的MFのエリクセンと左サイドのヤングと言う強力な2人が冬に加入している

DFはデフライを真ん中で元サンプのシュクリニアル、左は若干20歳のバストーニ

MFはセンシ、ブロゾヴィッチが怪我中なので、バレッラガリアルディーニ、もしくはボルハ・ヴァレロ。右はカンドレーヴァ、左は新加入のヤング

そしてトップ下のような形でエリクセン。ちなみに怪我人はその他にベシーノゴディン

2トップはルカクラウタロ・マルティネスかな?

元サンプはGKパデッリ、ベルニ、DFラノッキア、シュクリニアールの4人

Inter(3-5-2) 監督:アントニオ・コンテ

 ルカク ラウタロ・マルティネス(サンチェス)

    エリクセン

ヤング       カンドレーヴァ

 ガリアルディーニ バレッラ

 (ボルハ・ヴァレロ)

 バストーニ シュクリニアール

     デフライ

   ハンダノヴィッチ(cap)

 


ラニエリ監督の試合前の会見⇒

Inter-Sampdoria: le parole di Ranieri

Le parole del tecnico blucerchiato Claudio Ranieri all'anti-vigilia di...

youtube#video

 

「選手たちは良く練習してくれた。もう中断前の状態までチーム状態を戻す事が出来たので満足だ。ただ、敵との試合をまだやっていない。試合勘が無いのが不安だ」

「4ケ月前と言うのは、すでに一つの時代だ。通常の開幕前と似てるかもしれない。2ケ月間、開幕前まで準備したのは一緒だが、最大の違いは通常の開幕前は選手たちは1ヶ月間のバカンスを経て、ストレスを全て失くしてサッカーをやりたいという気持ちがMAXの状態で来ている事だ。今はそうではない」

「3バックはかなり練習した。選手たちは4-4-2と4-3-1-2で戦う事には慣れている。しかし何回か試合中3バックを試して結果はなかなか良かった。そこで、長く練習時間が取れる時に少し多めに練習してみた」

「インテルのコッパイタリアのナポリ戦はよーく観た。インテルは間違いなく強い。3,4回チャンスを作って、オスピーナ(ナポリのGK)がスーパーセーブをしなければ勝ってもおかしくなかった。間違いなく強敵だ。そして彼らは90分間戦っている。我々はまだだ」

と語った

(私的キープレイヤー ):ガッビアディーニ

はっきり言って、ポゼッションは圧倒的に負けるだろう。試合の流れから得点をとるのはかなり難しい戦いになると思う。ましてクアリアレッラが不在。

そこで、なんとかセットプレーから強力な2本のキャノン砲、ガッビアディーニラミレスで得点を獲りたい。ガッビアはクアリアいないFWとしての動きも重要になるので、彼をキープレーヤーとした。ディフェンスは吉田中心に亀のように耐えて守り、仮に無失点で抑えたりすれば、翌日の日本のスポーツ紙は1面で取り上げてくれるだろう。


(私的勝利確率 ):勝利5% 引き分け25% 敗北70%

逆境だらけ

・何度も言っての通り、今年のインテルは強い。

・試合勘でもサンプは差をつけられている

・サンシーロでの勝率も物凄く低い

・単純に16位vs3位

 しかし世の中に100%は無いし、サンプはいくつもの奇跡を起こしてきた。仮に引き分け勝点1が持ち帰れても、十分意味がある。かの有名な安西先生もこう言ってる

FoooooooorzaSaaaaaaamp!!

25試合 7513 勝点26 得点28 失点44 得失点差-16 現在16

次節:セリエ25 2021 6/21() Inter@ミラノ 現地21:45Kick Off(日本時間深夜4:45)


保存版 SAMPDORIA 吉田麻也加入!冬のメルカート'19-'20総集編

2020-06-21 10:56:10 | 保存版 サンプ名鑑

さあ、いよいよ明日にはセリエAが再開される。

このblogもセリエA中断から急ピッチに今シーズンを振り返り始めて、何とか再開幕までに間に合った。そして最後の最後に冬のメルカート情報も加味して、現在のサンプの姿を完璧にお見せできる。

 結果的にまだフェレーロの身売りは実現しておらず、お金は無いサンプ。しかし冬のメルカートの時点で16位と、降格圏内ぎりぎりの争いをしていた為に手をこまねいているわけにもいかない。

 そこでサンプが行った事は期待外れに終わった金食い虫を即座に放出。そしてCBフェラーリの怪我による長期離脱も含めて補強が急務だったセンターバックを2人補強。まぁ大した動きは無かったが、冬のメルカートだけを見ればプラスと言えよう。

この陣容で再開されて残り13試合となるセリエAに臨む

それらも踏まえ、移籍を総括してみよう。まずニューカマーの紹介

’19-’20 冬メルカート 新入団選手

まず最初に決まった移籍がトネッリのサンプ帰還。

昨季、半レギュラーだったトネッリは高額だった買い取りオプションを行使しないように、ぎりぎり19試合の出場に抑えられてレンタル元のナポリへ戻っていった。

しかし、ナポリでは結局全く出番が無く、本人の希望とCB補強急務のサンプの思惑が合致して戻ってきた。要するに半年間我慢してトネッリの価値を安くしたという事だ。

買い取りオプション付きレンタル250万ユーロ。去年は買い取るとしたら確か900万ぐらいだったから大分安くなった。

チーム状況もあり、獲得されていきなり先発出場。実に259日間実戦から遠ざかっていたので、不安っちゃー不安だ。

ただ、ここでキャリアをここで終えたいと語っているようにサンプ愛も有るし、この風貌ながら練習場では神対応。

ものすごい優しいのだ。そんな彼の帰還は素直にうれしい。

ちなみに背番号が昨季の26から21に変わった

↑↑©Fanta Masterより

Lorenzo Tonelli 21ロレンツォ・トネッリ

  • ポジション:DF
  • 1990年1月17日生まれ(30歳) 
  • イタリア フィレンツェ出身
  • 183cm 78kg
  • 昨季:サンプドリア 19試合1得点

次は将来の投資。

 1月28日にサンプが4年半契約で獲得。弱冠19歳のセントラルMF。長身だが潰し屋と言うより攻撃にも優れたセントラルMFのようだ。

今季はプリマヴェーラ中心にイタリアサッカーに慣らさせる形だろう。同胞のトルスビーの存在が彼の成長を助けられると良い

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Kristoffer Askildsen  16クリストファー・アスキルドセン
・ポジション:MF
・2001年1月9日生まれ(19歳)
・ノルウェー オスロ出身
・190cm 77kg
・昨季:スターベク(ノルウェー) 14試合1得点

移籍最終日に控えFWの交換のような形。カプラーリをパルマに放出(買い取りオプション付きレンタル)して、エンポリから同じ形式で獲得した。

昨季もサンプ移籍の話がかなり濃厚なところまで有ったが、最終的にエンポリが獲得。2017-18シーズンのパレルモ(セリエB)で29試合9得点で頭角を現してサンプも獲得を望んだ。

スピードとテクニックに優れるFW。ただ、結果的には怪我の影響も有ったが、昨季もエンポリで22試合でわずか2得点。FWとしては得点力に課題を残す。

カプラーリより気持ち実力で劣って、その分若いという感じか?カプラーリも上手かったが今いちサンプでは突き抜けなかったので、この移籍が両選手とサンプにとって良い転機となれば良いが。ちなみに買い取りオプション600万ユーロのレンタル

しかし遠目から見るとマクシ・ロペスにそっくり。私のサンプ全く興味ない女の子の友達が、めちゃくちゃイケメンですぐファンになっていたという事はカッコは良いのかな?

↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより

Antonino La Gumina  17アントニーノ・ラ・グミーナ

・ポジション:FW
・1996年3月6日生まれ(24歳)
・イタリア パレルモ出身
・184cm 72kg
・今季:エンポリ(セリエB) 17試合4得点

最後にこの、日本代表キャプテンのサンプ加入は全く噂にも上っていなかったので、まさに青天の霹靂だった。

サンプに勤めてる友人から、正式にNETなどにニュースが出回るちょっと前に、「吉田ってどんな選手だ?サンプに入ってくるぞ」って言うメッセージが来て、私はドッキリかと思ったぐらいだ。

正直Jリーグに全く興味が無く、日本代表選手よりイタリア代表選手の方が圧倒的に詳しい私でもさすがに吉田麻也は知っている。

ただ、入る前の印象とサンプ入団後では大分印象が変わった。まぁそれを話し出すと長くなるので、「柳沢よりは期待してます」。

全然日本人に興味が無い私でも、吉田がサウザンプトンが0-9で負けた試合は見て、その試合の戦犯の一人が吉田。やっぱり年を取って落ち目になってんだなぁという印象だった。

元々豪快なボレーで点を取ったりフィードは得意だが、スピードもあまり無くてディフェンスはそんなに上手くないというイメージ。

今季8試合しか出ておらずに、しかも11月から実戦から遠ざかっていたのが心配だったが、意外と久しぶりの試合は良かった。

ここまでわずか1試合しか試合出場していないが、その1試合含めてサンプファンの評価は今のところ思いのほか高い

↑↑©Genova Notiziaより

Maya Yoshida  34吉田 麻也

・ポジション:DF
・1988年8月24日生まれ(31歳)
・日本 長崎出身
・189cm 78kg
・今季:サウザンプトン(プレミア) 8試合0得点

また、冬のメルカート中の移籍では無いが、実は夏の移籍が締め切られた後にサンプは契約切れでフリーになっていた選手を1人獲得してる。

10月8日にサンプがベルトラッチの獲得を発表。契約期間は1年間で2020年6月までとのこと。ローマユース出身、💩ェノアで名を上げたベルトラッチは、2015年7月からミランに加入。初年度は良かったが2年目は出場機会が激減。2017年7月から古巣💩ェノアへ1年レンタルで戻ってまたレギュラーでプレーしたが、昨季2018年6月から再びミランでプレー。ただ昨季は怪我も有りリーグ戦出場無し。出場はEL4試合のみで2019年7月に契約切れでチームを退団、フリーになっていた。

 イタリア代表歴も5試合有り、タイプ的にはなんでも平均点8でこなすが傑出した特徴のないボランチと言う個人的なイメージ。サンプで言うとポーリとかが近いのかな?どうも💩ェノア臭も強いし、ローマやミランと渡り歩いていたクラブを見ると”敵キャラ”と言う感じだが、まぁ怪我が治ってれば実力は有るし歓迎しよう。契約切れ選手の中で、私も「唯一獲っても良いかなぁ」と思っていたのが彼だった。補強するポジションがここでは無いのは間違いないが監督交代を機にMF陣容も変わるし、いきなりデビューしたという事はラニエリにリクエストされたという事か

⇒その後、DERBYでサンプ快勝の後のロッカールームでベルトラッチもバカ騒ぎに加わっている姿がSNSであげられた。素晴らしい!

↑↑©La Roma24.itより

Andrea Bertolacci  91アンドレア・ベルトラッチ

・ポジション:MF

・1991年1月11日生まれ(28歳)

・イタリア ローマ出身

・179cm 75kg

・昨季:ACミラン 0試合0得点(ヨーロパッリーグで4試合0得点)

OUT (金額は全て推定)

DFヴァスコ・レジーニ(29)⇒パルマにレンタル

DFジェイソン・ムリージョ(28)⇒セルタ・デ・ヴィーゴ(スペイン)に買い取りオプション付きレンタルで移籍
FWエミリアーノ・リゴーニ(27)⇒ゼニト(ロシア)へレンタルバック
FWジャンルカ・カプラーリ(26)⇒パルマに買い取りオプション付きレンタルで移籍

 

 

この冬のメルカートの結果で、センターバックが大きく変わった。ラニエリは4‐4‐24‐3‐1‐2を併用。基本的にはラミレスの調子次第で、彼が好調でスタメンの時は彼をトップ下で戦うという事だ。

 ただし、この中断期間中にラニエリはかなり3‐5‐2を試した。その場合はコリー、吉田、トネッリのCBを全員使って3バック。右にベレデパオリ。左はムッルー。MFにエクダルをアンjカーにしてリネッティ、ヤンクト、ヴィエイラ、トルスビーから2人が起用される形だ。また最も攻撃的な布陣だと、2トップの下にラミレスをトップ下に据えてエクダルヴィエイラリネッティのダブルボランチと言う形だ。さらに左にヤンクトを置けばかなり攻撃的だ。

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督クラウディオ・ラニエリ ※赤字が冬新加入

 27クアリアレッラ(9ボナッツォーリ)23ガッビアディーニ(17ラ・グミーナ)

         11ラミレス(20マローニ)

7リネッティ(14ヤンクト)     4ヴィエイラ(18トルスビー)(26レリス)

         6エクダル(91ベルトラッチ)(8バッレート)(16アスキルドセン)

29ムッルー(3アウジェッロ) 24ベレシンスキ(12デパオリ)

    34吉田  21トネッリ

     (15コリー)   (25フェラーリ)(5チャボット) 

         1アウデーロ

        (22セクリン)(30ファルコーネ)

 
☆各ポジションを細かく見ていくとこんな感じ
  • FW陣 5.5⇒さすがに得点王だった昨季の勢いは無いが、なんだかんだ言って9得点挙げてるクアリアレッラ。そして流れの中での動きに課題は有るが、必殺の左足があるためにガッビアディーニがレギュラー。ボナッツォーリがシーズン序盤に良いアピールを見せていたが、怪我して元の調子に戻れていない。この中断が良い方向に左右して再アピールできれば。ラ・グミーナはまだサンプに来てから5分間しか出場していないが、ここから過密日程になるので、彼の出番も必ず来る。そこでどういう働きができるが。それがサンプに買い取りオプションを使わせるかの重要な要素となる
  • MF陣 7⇒MFは人数も多いし、ひし形や台形、5MFなど様々な可能性がある。完璧なレギュラーは盤石ならエクダルぐらい。しかし彼がいなくても見劣りはしない。リネッティが様々なポジションをこなせるので、色々な組み合わせが考えられる。

   ボランチタイプ⇒エクダル、ヴィエイラ、ベルトラッチ、アスキルドセン

   サイドハーフタイプ⇒ヤンクト、デパオリ、レリス

   インサイドハーフタイプ⇒リネッティ、トルスビー、バッレート

   攻撃的MFタイプ⇒ラミレス、マローニ

   彼らをチーム状況や相手によって、フォーメーションも変えて組み合わせていく。まさにラニエリの手腕が問われるところだ。個人的には4バックで上記の4人のひし形か、

 ヤンクト     デパオリ(ラミレス)

  エクダル リネッティ(ヴィエイラ)

  この台形が良いかなと思ってる。

  • DF陣 6⇒冬に加入した吉田トネッリが共にレギュラーを取りそう。ずっとレギュラーだったコリーが不安定さを露呈して降格。ただ3バックの時は彼も出るだろうし、先の2人との差はほとんどないので、調子次第。再開後の過密日程では3人とも十分に出場機会があると思われる。フェラーリは大怪我でまだ復帰の見通しが立たない。右SBは守備ならベレシンスキ、攻撃ならデパオリ。これは3‐5‐2になっても同じ。ベレは3バックの右センター起用も可能。デパオリは4‐4‐2の右MFで起用されることも有る。左SBはムッルーが鉄板レギュラーでアウジェッロが控え
  • GK陣 7アウデーロが昨季よりややパフォーマンスを落としてるのが気がかり。そしてPKは未だに止めたのを見たことが無い。しかし彼しかもちろんいないのだ。

***********************

 さてこの陣容で、まず再開初戦は延期分のインテル戦(アウェイ)。そして次もアウェイでローマ戦。インテルはコッパですでに試合を行ってるし、久しぶりのサンプにとっては物凄くキツい戦いになる。この2戦は勘を取り戻すために、結果はしょうがないぐらいの気持ちで・・・・そうしないと再開して2連続大敗だと絶望感が大きくなるから(^^;

Foooooooorza Saaaaaaamp!! 

24試合 6勝5分13敗 勝点23 得点26 失点43 得失点差-17 現在17位

次節:セリエA 第25節 2021年 2/23(日) 対Inter@ミラノ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)