2019-20 SERIE A 第25節延期分 Inter 2-1 SAMPDORIA コロナ中断から再開初戦

2020-06-22 22:32:56 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20

いよいよコロナ問題で中断していたセリエAが再開!

Serie A 第25節 6/21(日) 21:45@ジュゼッペ・メアッツァ(ミラノ)  主審:マリアーニ氏(Aprilia出身)

インテル 2-1 サンプドリア

得点者:前半10分ルカク、32分ラウタロ・マルティネス

    後半7分トルスビー①

↑↑©FC Inter 1908より

前半は防戦一方。後半は息を吹き返したが、追いつけずに力負け

写真はサンプで2試合目となった吉田麻也

[試合前情報]

 マッチプレビューで予想したスタメンからなぜか大して知らないインテルの予想が全員的中し、サンプは5人も外れた・・・なんでやねん!?

それだけラニエリは意表を付いてきた。ジェノヴァの新聞やTV、ガゼッタも全く予想していなかったスタメン。

そして私がキープレイヤーにあげていたガッビアディーニは出場すらしていない・・・うーん。恥ずかしい・・・

せめてどっちかで迷っていたラミレスにしておけば良かった

結果予想は嫌な方で当たってしまったが。まぁこのオッズは極端に低かっただろう


さて、ラニエリ監督はやはり中断期間中に試していた3-5-2を使ってきた。ここは当たった。しかしラ・グミーナ、ベルトラッチ、トルスビーあたりが意外なスタメン

怪我で不在はクアリアレッラフェラーリ
DF陣は3バックの中央に吉田、右にベレシンスキで左にコリー
右WBはトルスビー、左WBはムッルー

このムッルーは髪が伸びて、誰だか一瞬で判別しづらくなっていた
ベルトラッチがアンカーで、右にリネッティ、左にヤンクト
FWはキャプテンクアリアレッラ不在だが驚きのスタメンがラ・グミーナ。おそらく引いて守ってカウンター戦術、彼のスピードに期待したのだろう

そしてその下を、これも驚きのキャプテンマークを巻いたラミレスが支える形となった
元インテルはボナッツォーリ

SAMPDORIA<3-5-2> 監督クラウディオ・ラニエリ

 ラ・グミーナ(75分ボナッツォーリ) 

      ラミレス(cap)(69分レリス)

 ヤンクト(69分デパオリ)リネッティ(81分アスキルドセン)

ムッルー       トルスビー

    ベルトラッチ(81分ヴィエイラ)

 コリー   ベレジンスキ 

     吉田

    アウデーロ

ベンチ:GKファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、トネッリ、ロシャ MFエクダル FWガッビアディーニ

イエロー:ベルトラッチ、トルスビー

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インテルはコンテ監督の3‐5-2。試合前の予想が的中。出場停止はパデッリ。前回の対戦時とそれほど変化はなかった。

ただ、攻撃的MFのエリクセンと左サイドのヤングと言う強力な2人が冬に加入している

DFはデフライを真ん中で元サンプのシュクリニアル、左は若干20歳のバストーニ

MFはセンシ、ブロゾヴィッチが怪我中なので、バレッラガリアルディーニ、もしくはボルハ・ヴァレロ。右はカンドレーヴァ、左は新加入のヤング

そしてトップ下のような形でエリクセン。ちなみに怪我人はその他にベシーノ

2トップはルカクラウタロ・マルティネス

元サンプはGKパデッリ、ベルニ、DFラノッキア、シュクリニアールの4人。あとGMのマロッタを忘れてた

Inter(3-5-2) 監督:アントニオ・コンテ

 ルカク  ラウタロ・マルティネス(73分サンチェス)

    エリクセン(78分ボルハ・バレロ)

ヤング(73分ビラーギ) カンドレーヴァ(73分モーゼス)

 ガリアルディーニ バレッラ

 バストーニ シュクリニアール

     デフライ

   ハンダノヴィッチ(cap)

ベンチ:ベルニ、ゴディン、ラノッキア、アサモア、エスポージト、ピローラ、アグーメ、ダンブロージオ

イエロー:ラウタロ、ボルハ・バレロ、ガリアルディーニ

*備考:無観客試合;芝状態良好

日曜21:45に行われたポスティチポ。サンプは白-青-白のアウェイユニ。

2回目観て気が付いたが、前半GKアウデーロが黄-紺-紺の気持ち悪い出で立ち。審判みたいだなぁと思ってた。

そしたら後半は黄-黄-黄になっていた。そんな事有るんだ!?やはり審判と見間違うとクレームがついたのかな??

さらにハイライト観たら入場時は紺-紺-紺だった。なんだなんだ!?

試合前にはコロナ犠牲者に対する1分間の黙とう。及び選手は喪章をつけてのぞんだ。悲しい無観客試合


<あらすじ>

ハイライト動画

Inter 2-1 Sampdoria | Lukaku and Martinez Find the Back of the Net for Inter! | Serie A TIM

Inter resume their campaign with a victory over Sampdoria, moving with...

youtube#video

 

 開始からインテルが華麗なパス回しを見せる。守備の時は5-4-1に見えるぐらい引いて守るサンプ。

だが2分には早速早いパス回しからの崩しで、右サイド抜け出したカンドレーヴァからグラウンダーのクロスをエリクセンが押し込んでいきなり先制された・・・・

かと思いきやこれはカンドレーヴァのオフサイド

しかし結局同じような形から10分

右サイドのラウタロのヒール⇒ルカクがペナ内でエリクセンとワンツー⇒ルカク豪快に蹴りこむ 0-1

追加点もインテル

ルカクが右サイド抜け出して、ペナ内に走りこんできたカンドレーヴァへ⇒グラウンダーの折り返しにラウタロ詰めて 0-2

そしてロスタイム0分。前半は0-2で終了。
ポゼッションはサンプ27.1%:インテル72.9%

サンプはさすがに引きすぎ。中盤でエリクセンを中心に自由にパス回しをさせた。エリクセンはトップ下になってインテルでどんどんフィットしてるようだ

ピンチはほとんどこのエリクセンと右サイドのカンドレーヴァから。

後半も22人の選手は変わらず。ただ、後半はサンプも良い戦いを見せた

7分には左CK、ショートコーナーからラミレスのクロス⇒コリーのドンピシャヘッドがバー⇒跳ね返りをトルスビーが押し込む!

トルスビーは嬉しいセリエA初ゴール!サンプにとって初めてのノルウェー人得点選手となった 1-2

↑↑©Tele Nordより

その後も、再開後の特別ルールで5人まで許されている交代枠をフルに使って抵抗を試みる

後半36分からは、これもサプライズのアスキルドセンがセリエAデビュー。

19歳の彼は、正直今季はずっとプリマヴェーラかと思っていた。これは来季以降にとっても嬉しいニュースだ。
途中からムッルーをSBに下げて、トルスビーを一列上げて4-4-2で戦っていたサンプ。

交代枠を使って最後はこんな感じのフォーメーション
 サンプ後半36分~ 4-2-3-1
   ボナッツォーリ

レリス アスキルドセン デパオリ

  ヴィエイラ トルスビー

ムッルー      ベレジンスキ
   コリー  吉田  

    アウデーロ

最大の同点のチャンスは後半32分。ペナ内でボナッツォーリがマイナスに出したパスをムッルーが左足ミドル

⇒しかし枠を捉えられず

後はレリスの右サイドからの惜しいFKもあった。しかし追いつく事は出来ず・・・

ロスタイム4分。そのまま1-2で終了

(ポイント)

・後半のポゼッションはサンプ29.2%:インテル70.8%。最終シュート数はサンプ7本(枠内2):インテル18本(枠内4)

・後半トーンダウンしたインテルの出来も有ったが、後半はサンプも頑張った

・今季のセリエAではやはりユーヴェ、ラツィオ、インテルの3チームは抜きんでてる。ラツィオはサンプとの相性も良くて勝てる気がしなかったし、ユーヴェは逆賊。しかし個人的には今季のインテルは一番良いサッカーをやっていると思ってる。コンテ監督はただマープの宣伝で金を稼いでるだけではないようだ。鋤柄 昌宏とは違うな

吉田麻也は目立たなかったが堅実なカバーリングが多く、落ち着いていて無難な出来だった。ただ悪くはなかったと思うが、スペシャルでは無い

1失点目は釣り出されて戻り切れてなかったし、2失点目はルカクにもう少しプレッシャーをかける事が出来たかもしれない。そういう意味で全く失点に責任が無いわけではない

ルカクとは日本代表vsベルギー代表以来の対戦となったが。それほどバチバチにやり合うシーンは無かったが。ルカクはやはりかなり厄介な選手だ

・嬉しいサンプ初スタメンとなったラ・グミーナだが、良いボールも確かに出てこなかったが、見せ場は作れず

↑↑©Transfer market Webより

ラニエリは試合後のインタビューで⇒

Inter-Sampdoria, Ranieri: «Con questo spirito ci salveremo»

Dopo il ritorno in campo per il recupero di campionato contro l’Inter,...

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「我々は前半特に臆病になりすぎた。引きすぎた我々に対して、インテルは上手くボールを回して翻弄してきた。

我々がボールを取りに行こうとした時のプレスのタイミングを間違えるとそこを上手く逆について得点まで結び付けてきた」

「後半はかなり良くなった。勝つための意欲が見られたし、よく戦っていた。これが私が全ての試合で見たかった戦い方だ」

「2,3日に1回のペースで試合が行われるので全ての選手が重要になってくる。水曜日のローマ戦はまたリセットして戦わなければいけないが、今日ピッチに立たなかった選手たちにはより出場機会があるだろう。この2日間で今日プレーした選手がどれくらい回復するかでフォーメーションを決めていく」

「試合は負けたが、後半のこのスピリットで戦えば必ず残留は出来る」

などとコメント

まぁこの負けはある程度しょうがない。やはり試合勘の差は大きくて、前半はインテルに圧倒されていた。

ただ、ラニエリはそれも加味して、様々な選手を試していたように見える。ある程度捨て試合と考えて。

この順位でそれをやっていたら本当に結構スゴい監督だと思う。

クアリアレッラはリスクを冒さずにベンチにすら入れなかったし、初スタメンでいきなりラ・グミーナを起用。

さらに途中から19歳のアスキルドセンまでセリエAデビューさせたのだから

次のローマ戦も厳しい戦いだが、このラニエリ監督の起用がそのさらに先の試合でどうなるか楽しみに見守ろう。

FoooooooorzaSaaaaaaamp!!

26試合 7514 勝点26 得点29 失点46 得失点差-17 現在16

次節:セリエA 27 2021 6/24(水) 対Roma@ローマ 現地21:45Kick Off(日本時間深夜4:45)