ラツィオ 1-0 サンプドリア
得点者:前半24分ルイス・アルベルト
↑↑©Latina Oggiより
これがローマでの対ラツィオ100失点目
決めたのはルイス・アルベルト、決められたのは吉田麻也!?
[試合前情報]
さて、珍しくプレビューの予想がかなり的中。対ラツィオ相手にラニエリが3バックを試していると言う情報を得て、ちょっと半信半疑だったが本当にやってきた。
右DFにベレジンスキでは無くフェラーリを先発で起用してきた。
ラツィオが3-5-2にという事でそれに合わせる3-4-1-2だったが・・・今季のサンプは試合中の変化では3バックになっていた事もある
と言うか、実際は右MFのカンドレーヴァのポジションが少しだけ後ろになって、左SBのアウジェッロのポジションが少しだけ前に出ただけ
カンドレーヴァの守備が心許ないので、右DFによりディフェンスに長けたフェラーリを起用したという事
台形の4-4-2だと3-5-2のラツィオに対してサイドでは数的優位が作りやすくなる。その代わり中央が手薄になりがち
ラツィオのストロングポイントで有る、真ん中のコレア、ミリンコビッチ=サビッチ、L・アルベルトに対抗するためのフォーメーションだったんだろう
結果的には、前半はそれでもラツィオの中央からの細かい崩しは止めきれなかったが・・・
ちなみにトルスビーは風邪でベンチ入りすらしていない
元ラツィオはケイタ・バルデとカンドレーヴァの今季新加入コンビ
SAMPDORIA<3-4-1-2> 監督クラウディオ・ラニエリ
クアリアレッラ(cap) ケイタ・バルデ(67分ダムスガール)
ラミレス(46分ヤンクト)
アウジェッロ カンドレーヴァ(81分トッレグロッサ)
エクダル アドリエン・シルヴァ
コリー フェラーリ
吉田(46分ベレジンスキ)
アウデーロ
ベンチ:GKラヴァーリア、レティカ DFレジーニ、トネッリ
MFヴェッレ、アスキルドセン、レリス FWガッビアディーニ
イエロー:A・シルヴァ、エクダル、コリー
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ラツィオはS・インザーギ監督の3-5-2。
インザーギが言っていた通り、来週水曜にCLのバイエルン戦を控えるがターンオーバーしてこなかった
やはりバイエルンよりサンプの方が重要という事だな
コレアもルーカス・レイヴァも使ってきた
DFはフートが出場停止。そしてルイス・フェリペに続いてラドゥも怪我で出場できなくなった。ラッツァーリも出場停止でいない
そこでムサッキオが代わりにディフェンスラインに入る
FWはエースのインモービレと元サンプのコレア。コレアはかつてのカカーのようなプレースタイルであり、FWの下をかなり動き回る
その下にL・アルベルトとミリンコビッチ=サビッチの強力コンビ
アンカーはレイヴァ。右はマルシッチの左にキャプテンのルリッチ
アンダータの対戦と一番違うのは、あの時はインモービレがいなかった・・・
元サンプはFWホアキン・コレアと監督のシモーネ・インザーギ
Lazio(3-5-2) 監督:シモーネ・インザーギ
インモービレ(85分カイセド)
コレア(55分アクパ・アクプロ)
L・アルベルト ミリンコビッチ=サビッチ
(63分ムリキ)
ルリッチ(cap)(55分ファレス) マルシッチ
ルーカス・レイヴァ(63分エスカランテ)
ムサッキオ パトリック
アチェルビ
レイナ
ベンチ:アリア、G・ペレイラ、アrミニ、パローロ、カタルディ
*備考:無観客試合;芝状態良好。
★土曜15:00キックオフのアンティチポ。サンプはローマに凱旋したという事も有り、試合前日にローマ法王に謁見
予想通りサンプは黒-黒-黒の3rdユニで登場
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
Lazio 1 - 0 Sampdoria | Luis Alberto secures Lazio’s 3 points in first half | Serie A TIM
Lazio secure the victory at home against Sampdoria with goal from Luis...
youtube#video
正直、内容はそんなに悪くなかった。前半は吉田さんのヘッドクリアがやや甘くなったところから、ミリンコビッチ=サビッチのスルーパス
⇒そしてルイス・アルベルトの上手いシュートで先制を許す
その後10分間ぐらいはラツィオの猛攻が続く
しかし、前半最後の10分間位はサンプも持ち直して何本か作った
ロスタイムは1分
そのまま0-1で前半終了
前半のポゼッションはサンプ36.4%:ラツィオ63.6%
前半0-1は十分想定内。最後の持ち直しが後半に期待を抱かせる
後半、吉田さんとラミレスに代えてベレジンスキとヤンクトを投入
確かにこの日は吉田さんもあまり良くなかった。ディフェンスがはっきりしない感じ。
ラミレスもこの日はデビルラミレスだったし、ラニエリは良くなかった2人をちゃんと変えてきた感じ
そしてフォーメーションも4-4-2に戻してきた
サンプ(後半4-4-2)
ケイタ・バルデ クアリアレッラ
ヤンクト カンドレーヴァ
エクダル A・シルヴァ
アウジェッロ ベレジンスキ
コリー フェラーリ
アウデーロ
このチェンジが功を奏して、後半はサンプ良かった。ポゼッションでもラツィオを上回る
アウジェロが八艘飛びでマルシッチをかわしてペナ内に侵入したのが一番惜しかったかな
最後早いクロスが浮いてクアリアレッラのヘッドがバーの上に行ってしまったが・・・
クアリアレッラは”グラウンダーでよこせ!”と怒ってたなー
あと、後半38分CKからクアリアレッラが倒されたのがスロービデオで見ると明らかにPKっぽかったが、VARを確認しながらマッサの判定は何もなし
最後、ダムスガールやトッレグロッサも投入して同点を目指すが実らず
サンプ(後半最後)
クアリアレッラ トッレグロッサ
ヤンクト ダムスガール
エクダル A・シルヴァ
アウジェッロ ベレジンスキ
コリー フェラーリ
アウデーロ
ロスタイム4分
大カウンターから、ミリンコビッチ=サビッチの決定的なラストパスを必死に戻ったコリーがスライディングで防ぐ場面も有った
その後、ラストチャンスのクアリアレッラのFKが壁に当たって万事休す
そのまま0-1で終了・・・
・最終的なポゼッションはサンプ43.5%:ラツィオ56.5%。最終シュート数はサンプ10本(枠内0):ラツィオ12本(枠内6)
・枠内シュートは0だったが、え、そうなの?って言う感じでチャンスは作っていた
・アドリエン・シルヴァがイエロー貰って次節出場停止。これで次節のトルスビー&エクダル復活か
・しかし主審のマッサはサンプにとって天敵。インペリアと言うジェノヴァと同じリグーリア州出身の彼。通例地元が近い審判はそのチームの試合を裁けない。マッサが初めてサンプの試合を裁く時に「しめしめ」と思ったものだ。しかしとんでもない間違いだった!この日も含め、基本的にマッサはサンプ不利の笛を吹く......
・サイドでの攻防と言うより、センターでのトルスビーの不在が結構大きかったかもしれない
・そしてラツィオもやはり、コレア、L・アルベルトの2人が下がってからは怖さは減った。ムリキで無かったら決められてしまった場面が何回か有ったかもしれない
<ラニエリ監督 試合後会見>
Lazio-Sampdoria, Ranieri: «Prestazione ok, ma poco concreti»
L'analisi del tecnico doriano al termine della sfida con i biancoceles...
youtube#video
「今日は我々は良い試合をしたと思う。確かに枠内シュートは無かったがチャンスはかなり作ったし、ラツィオに思うようにプレーさせなかった」
「前半、ラツィオが得点してから10分間ぐらいは押されていたが、その後は我々のペースだった。そして後半は様々な方法で得点を奪いに行った」
「クアリアレッラが倒された場面、PKかどうかは私にはわからなかった。いずれにせよはっきりしたPKでは無かった」
「後半のフォーメーション変化は、ルーカス・レイヴァを少し自由にする代わりに、ミリンコビッチ=サビッチへのボールの供給源になっていたパトリックをより自由にさせないために台形の4-4-2にした」
などとコメント
ラニエリの3バックがどうだったかは結果論になってしまうのでわからない。後半4バックにしてからの方が良かったのは事実。だが、前半最後の方から兆候は見えていたのでフォーメーションだけの問題ではないだろう
とにかく後半頭からの2人替えは正しかったと思う。そしてここ数年のオリンピコよりは良い戦いは見せた
唯一私ならと思ったのは、ラミレスではなくてダムスガールをトップ下の3-4-1-2なら面白かったのでは?と思うが。まぁこれもこの日デビル・ラミレスだったので結果論だけど・・・とにかくラニエリはダムスガールはトップ下と言うよりはやはりサイドの選手だと思っているのは間違い無い
さて、次はアタランタ戦。この試合は色々な意味で負けられない
やはりガスペリーニは我々にとっては大敵
そして勝ってDERBYにはずみをつけるのだー!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:SERIE A 第24節 2021年 2/28(日) 対アタランタ@ジェノヴァ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30)
’20-’21 SERIE A
23試合 9勝3分11敗 勝点30 得点33 失点34 得失点差 -1 現在 10位
現実的な目標は8位でしょうか。