SERIE A 第37節 5/24(日) 12:30@カルロ・カステッラーニ(エンポリ)
サンプドリア 1-1 エンポリ
(前半0-0)
70分まで完敗。選手交代からやや流れは変わるが、遅すぎた反撃。7位以下、仇敵ジェノアの後塵を拝する事が決定する・・・
Marcatori
↑↑エンポリにまで大挙押し寄せたサンプティフォージ。この試合のMVPは彼らだ!↑↑
★日曜のランチタイム、12:30Kick Offで行われた試合。直前にジェノアがインテルに逆転勝ち。絶対勝利が条件だったが・・・
泣いても笑ってもあと2試合。ついに仇敵ジェノアにも順位で逆転された。他力本願だが、もう連勝しか無い。エンポリはここ半年ホームではユーヴェとフィオレンティーナにしか負けていない。サッリ監督は今シーズン一番評価・注目された監督で、シニサも認める監督で、エンポリの練習場に見学に行ったりする仲である。モチベーションは低いはずとは言え,間違いなく難敵だ。ちなみにサッリは、来季のサンプの監督候補にも挙がっている。
フォーメーションを見ていくと、サンプは出場停止もおらず特に先週と変わらず。エデルはダメだが、メスバーも怪我が癒えてベンチ入りする。前節あまり良くなかったエトオに代えて、シニサはウディネーゼ戦で面白いプレーをしたジョルジェビッチを大抜擢で使ってきた。それ以外は前節と変わらず。
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一方エンポリはサッリ監督の4-3-1-2。サポナーラをトップ下に置いて、2トップは元サンプの”Big Mac”ことマッカローネ。と、ベテラン・タヴァーノとの競争を制したプッチャレッリ。ハーフでは今シーズン最大の発見と呼ばれているヴァルディフィオーリがアンカーの位置で舵を取り、脇を固めるのがヴェチーノとクローチェ。ディフェンスでは、将来アズーリで我らがロマニョーリとコンビを組むであろうルガーニが中心。キャプテンのバルバとのDFは強固だ。彼らもホーム最終戦と言う事で、燃えているだろう。
↓↓以下がエンポリのフォーメーション
FW プッチャレッリ、マッカローネ
MF サポナーラ
クローチェ、ヴェルディフィオーリ、ヴェチーノ
DF イサイ、バルバ、ルガーニ、ラウリーニ
GK バッシ
ジョルジェビッチ ムリエル
(56分エトオ)
ベンチ:GKロメロ
DFメスバー、ムニョス、コーダ、ゾレック、カッチャトーレ
MFリッツォ
A disposizione: Pugliesi, Sepe, Signorelli, Mchedlidze, Brillante, Tonelli, Somma.
Allenatore: Maurizio Sarri.
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(あらすじ)
- 前半 1分 いきなりピンチ!CKから何故か中央でルガーニがドンピシャでヘッド。幸いそのシュートがエンポリの選手に当たり、救われる
- 3分 今度はバー。中央を突破したサポナーラからヴェチーノへラストパス。左足で放ったミドルはクロスバー直撃
- 7分 プッチャレッリのパスから、サポナーラの左足。これはGKヴィヴィアーノのファインセーブ
- 30分 ヴェチーノの左足ボレー。ヴィヴィアーノがキャッチ
- 36分 サンプ初のチャンスらしいチャンス。オビアングがドリブルで突破して、最後ムリエルにラストスルーパス。両側をDFに挟まれながら抜け出したムリエルは、ライン際から強引にシュートクロスを放つが、GKバッシがキャッチ
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38分 やられたと思った!左サイド、イサイのクロス。中で合わせようとしたプッチャレッリとDFが共に潰れる。そのこぼれ球が、どフリーのマッカローネの元へ。シルヴェストレとパロンボが決死のスライディングに行くが、間に合わず。しかしマッカローネがその迫力にビビったか、このシュートを宇宙開発。さすが、元サンプ!わかってる・・・
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40分 ヴァルディフィオーリにこの試合初のイエロー。カウンターへ入ったソリアーノを倒して■
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43分 エンポリ、パロンボからボールを奪って3対2の形を作る。マッカローネが左のサポナーラへ。サポナーラの中へのクロスは何とかレジーニがクリア。
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47分 サポナーラのスピードに乗ったドリブルを止めて、アクアーにイエロー■
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ロスタイム3分。そのまま終了
前半は何とか0-0。圧倒的にエンポリペース。ごらんの通り、前半のハイライトはほとんどエンポリ。12時半のランチゲームはやはり苦手なのか、とにかくコンディションが良くない。圧倒的に走り負けている。シニサは、ジョルジェビッチにカウンターでの走力を期待していたと思うが、ほぼチャンスは0。ただ大決定機をエンポリが外してくれたので、前節のサンプの逆で、もしかしたら後半サンプに流れが変わるかもしれない。
- 2分 クローチェを倒したムリエルにイエロー■
- 5分 絶好の落としを貰ったサポナーラのシュート。パロンボ懸命なブロック。
- 11分 ジョルジェビッチに代わっていよいよエトオ登場
後半13分 プッチャレッリGoal 0-1
- 18分 サポナーラに代わってジエリンスキ投入
- 20分 パロンボに代わってダンカン投入。オビアングをレジスタの位置に下げ、より攻撃的に
- 30分 ラウリーニに代わってマリオ・ルイ投入
- 30分 アクアーに代わってコレア投入。さらに攻撃的に
- 30分 決定機!左サイド、コレアのパスからダンカンが敵陣深くえぐってマイナスの折り返し。中央フリーのムリエルのシュートは、GKナイスキャッチ
- 31分 カウンターから最後、左サイドからジエリンスキの左足シュート
- 36分 プッチャレッリに代わって、タヴァーノ投入。ゴールを決めたプッチャレッリにはスタンディングオヴェーション
- 39分 ダンカンの左からのクロス。中央でデ・シルヴェストリがヘッドで合わせるも、GKファインセーブ
- 41分 エンポリティフォージから、退団の可能性が高いサッリ監督に感謝の意+残ってくれ!の”マウリツィオ・サッリ”の大コール
- 43分 ダンカンのクロス。ファーのソリアーノが折り返すも外に外れる
後半46分 エトオGoooooooooooooooL!! 1-1
- 49,50分 ロマニョーリ、マッカローネ(次節出場停止)、ヴェチーノにイエロー■
- ロスタイム5分。そのまま1-1で終了・・・
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(ポイント)
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今季のセリエAで、引き分け数1位と2位の対決は、やっぱり引き分け
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なぜこの大一番にジョルジェビッチなのか?
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・・・・という結果になってしまう
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70分間はエンポリペース
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ヴィヴィアーノが、守備で奮闘、さらに攻撃の起点!?↓↓
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ダンカン、コレア投入でやっと流れが変わる
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コレアはやはり、来季は期待もてる
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シルヴェストレのヘッドバンドは白
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ムリエルはオフサイドトラップにかかりすぎ。インザーギやモンテッラみたいなストライカーの様に、ぎりぎりを狙って取られているというよりは、ただ怠慢でトラップに引っかかっているように見える。ポテンシャルは間違いないが、消える時間がまだ多い
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ELは7位を守った上で、ジェノアのライセンス次第
この2監督の来シーズンはどうなっているのだろうか・・・シニサのナポリ行きの噂は日増しに強くなっており、ティフォージの支持率も下がっている。ここにきての失速に影響が無かったとは言えないだろう。
シニサが旅立った時の後釜候補で上がっているのが、ゼンガ、モンテッラ、そしてこのサッリ等
試合後エトオがサッリ監督に駆け寄り
「お知り合いになれて光栄です」と
それに対してサッリは
「私をからかっているのかね?あなたはサムエル・エトオ様ですよ。私こそが、あなたとお知り合いになれて光栄と言わなければいけない立場です。」と
エトオは、来シーズンの監督のごますりに行ったのであろうか!?ともかく、2人は親交を深めた模様で、エトオの親善大使としての能力は半端ない。
ヨーロッパリーグへの道のり
勝点 38節
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5位フィオレンティーナ 61 Chievo(H)
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6位ジェノア 59 Sassuolo(A)
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7位サンプドリア 55 Parma(H)
- 8位インテル 52 Empoli(H)
さて、7位以下が確定・・・次節はB落ちが決まっている同盟国パルマ。引き分け以上で7位が決定。後は、ジェノアが異議を唱えて控訴している裁判しだい。つまりジェノアが、昨季のパルマのようにEL出場資格をUEFAから剥奪されればサンプが出場するだろう。ここまで良いシーズンを送ってきて、最後の最後に少し残念な結果となった。負けは許されないが、最後親交深いパルマ相手と言うのもあるし、良いサッカーを見せて欲しい。
Fooooooooorza Saaaaaaaaaaamp!!
勝点55 37試合 13勝16分8敗 得点 46 失点 40 得失点差 +6 7位
ただ、パロンボに関してはサンプのバンディエラでも有り難しい所です。私も大好きな選手ですし、擁護派なのですが最近はどうやれば上手く彼の幕引きが出来るのかばかり考えています。
もっと下のレベルのクラブに行けば、まだまだやれるでしょうけどできればサンプでキャリアを終えて欲しいな、と。
左SBはサッリ監督来るならマリオ・ルイとかで良いですけど・・・本当はカバンダとかサントンあたりが取れれば・・・昔からサンプは左SBが泣き所ですね
特にレギーニ…左sbの補強は急務ですね