SERIE A 第34節 4/29(土) 20:45@オリンピコ(トリノ) 主審:マッサ氏(Imperia出身)
サンプドリア 1 - 1 トリノ(前半1-0)
・(前半12分)サンプ[1] シック
・(後半34分)トリノ[1] イトゥルベ
↑↑©U.C.Sampdoria オフィシャルページより
勝ってれば間違いなくこの日のMVPはこのシルヴェストレだった
シックの3試合連続弾で前半先制。その後シルヴェストレを中心に必死に猛攻に耐える。それをレジーニが全て台無しにした!
[試合前情報]
サッスオーロ、クロトーネと2連敗。早いもので残りはこの試合入れてわずか5試合。いくら大勢に響かないとは言え、これ以上の連敗は許されない。相手は連敗中に順位で抜かれてしまった9位トリノ。監督シニサを始め、お互い元所属した選手が多く因縁の対戦。ここ最近は共に中位につけていて、補強予算やクラブの格も似たような感じ。前回の対戦ではホームで2-0と快勝している。
⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a1d8ce6b6b499de06e87bf3af5096cfa
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ここにきて怪我人がさらに2人。GKヴィヴィアーノとMFバッレート。バッレートは軽傷っぽいが。よってGKはプッジョーニ。DFはサーラがまだ怪我で右SBはベレシンスキ。CBはいつもの2人で左SBは前節パッとしなかったドドに代わってレジーニが入りキャプテン。MFバッレートの代わりにはプラートが入りヤング・サンプ・カルテットが復活した。FWはムリエルがまだ治らず、シック&クアリアレッラのコンビ。怪我人が増えてきた影響で、ベンチにはバルデ、テッシオーレ、トミッチの3人のプリマヴェーラ勢が入った。また元トリノ勢としてはFWクアリアレッラ。元々トリノユース出身の彼ではあるが、様々なクラブを渡り歩いてきた流浪人。サンプも今が2度目だ。昨季の最後インモービレ等の控えを不服として、やや揉めて出て行った彼にはトリノサポからブーイングが。
一方のトリノはミハイロビッチ監督の4-2-3-1。GKはセリエAでは珍しいイングランド人GKのハート。元サンプのパデッリが控え。DFは攻撃力光る右ザッパコスタにCBロッセンティーニ。さらに新加入のCBカルラオと左SBアベラールのブラジル人コンビ。元サンプの”ロロ”はケガ、カスタンはスタメン落ち。MFは元サンプのアクアーと、将来アズーリでの活躍が期待されるバゼッリのダブルボランチ。1トップを支えるのは右から元ジェノアのヤゴ・ファルケ、10番リャイッチ、左はボジェ。1トップは今やアズーリのエースと期待されるベロッティ。キャプテンマークも巻くベロッティは得点王も争っている。と言うわけで元サンプ勢はシニサ、アクアー、カスタン、デ・シルヴェストリ、マクシ・ロペス、パデッリ、さらにロムバルドもシニサのアシスタントコーチとしているので総勢7人
★土曜日20時45分、ナイターで行われたアンティチポ。サンプは未だ未勝利の3rdユニで挑む。ちなみにこの日も出席のフェレーロ会長が、違う女を連れていた
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ シック
(84分ジュリチッチ) (47分ブディミル)
フェルナンデス(60分アルヴァレス)
リネッティ プラート
トレイラ
レジーニ(cap) ベレシンスキ
シュクリニアール シルヴェストレ
プッジョーニ
ベンチ:GKクラピカス、ファルコーネ DFドド、パヴロヴィッチ
MFチガリーニ、テッシオーレ、トミッチ FWバルデ
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Torino(4-2-3-1) 監督:シニサ・ミハイロヴィッチ
ベロッティ(cap)
ボジェ リャイッチ ヤゴ・ファルケ(73分イトゥルベ)
バゼッリ アクアー
(87分ヴァルディフィオーリ)(78分マクシ・ロペス)
アベラール ザッパコスタ
カルラオ ロッセンティーニ
ハート
ベンチ:Padelli, Cucchietti, Molinaro, Castan, Gustafson, Obi, Barreca, Moretti, Lukic.
*
備考:警告:前半36分アベラール,後半32分プラート,35分レジーニ;年間チケット保有者数11.468 (1試合平均137.471 euro),有料入場者数5.881人(156.642 euro);芝状態良好
<あらすじ>
前半4分 右からザッパコスタが持ち上がり、左のリャイッチへラストパス。リャイッチが右足のインサイドで狙うが、ゴール右に外す
前半12分 シックGoooooL:1-0
→リネッティが左サイドからカットインして1人DFをかわし、もう1人ともつれながらラストパス⇒kのボールをシックがダイレクトで左足で強引なシュート⇒ボールは綺麗な弧を描きゴール!シック3試合連続先制弾!!
↑↑©sportsnet.caより
13分 左サイドのアベラールからグラウンダーのクロス⇒リャイッチふかす
17分 右からまたもやザッパコスタの持ち上がり⇒左サイドのリャイッチにスルーパス⇒中央への折り返しを、ヤゴ・ファルケが思いっきりふかす
21分 決定的!クアリアレッラの最高のダイレクトスルーパスで抜け出したブルーノ・フェルナンデス⇒GKと1対1になるが思いっきりGKにぶち当てる
28分 ヤゴ・ファルケが右サイドからカットインして左足で強烈なミドル⇒プッジョーニがパンチング
35分 ベロッティの強引なシュートのこぼれ⇒無いストラップで抜け出したボジェ⇒至近距離からの左足⇒ふかす
36分 シックに激しいスライにいったアベラールにイエロー■
38分 左CKのこぼれ球からチャンス⇒クアリアレッラとプラートのパスの呼吸が合わず、シュート出来ず
ロスタイム2分。そのまま終了
前半は1-0。ポゼッションはトリノ55%:サンプ45%。シュート数はトリノ11本(枠内2本):サンプ4本(枠内3本)。チャンスは作られるが、粘り強く守った。トリノのシュートミスにも助けられたが、これも最後まであきらめずに身体を必死に寄せていった影響も有るだろう。幸いワンチャンスを生かして先制して、さらに21分にも決定機が有ったのでこれを決めていればかなり展開は楽になっていただろうが、これを逃してからは防戦一方になる。トリノは特に右のザッパコスタの良い攻め上がりが目立った。サンプはブルーノの出来が良くなく、これなら代えた方が良い。
後半2分 前半に肩を痛めていたシックが結局無理で、早々にブディミルと交代
3分 ブルーノの後方からのチップパス⇒クアリアレッラがループヘッドを狙うが、GKハートが下がりながらパンチングでセーブ
4分 トレイラがボールを顔面に喰らいピッチに倒れこむも、トリノはボールを出さずに攻め続行
7分 左サイドからバゼッリの強烈なミドル⇒プッジョーニのパンチング
10分 リャイッチのペナ内シュート⇒シルヴェストレがブロック⇒こぼれ球をボジェが狙う⇒シルヴェストレがコースを切り、右に外す
15分 ブルーノに代わってリッキー投入。これは良い
17分 左からペナ内に侵入したリッキーのマイナスのクロス⇒ブディミルがふかす
18分 右サイドからザッパコスタのクロス⇒ボジェがオーバーヘッドを空振り⇒後ろにいたベロッティがトラップしてシュート⇒シルヴェストレがブロック
25分 FKのサインプレーから。後方からダイレクトで入ったボールを、ベロッティがダイレクトボレー。難しいシュートを上手く合わせたが、プッジョーニセーブ
27分 ヤゴ・ファルケに代わってイトゥルベ投入。イトゥルベが控えにいたんだ!と思い、実は嫌な予感がしたんだ・・・
32分 アベラールを後方からスライで倒したプラートにイエロー■
32分 アクアーに代わってマクシ・ロペス投入。元サンプ勢同士の交代で、さらに攻撃的に
後半33分 イトゥルベGoal:1-1
→レジーニの軽率なクリアミスからボールを奪われ、イトゥルベが左足ボレーで叩き込み同点・・・
↑↑©sportfair.itより
34分 イトゥルベを後ろから倒したレジーニにイエロー。自らのミスでゴールを決められた相手を、ファールで倒す。みじめだ、レジーニ■
38分 右CKからヘッドのこぼれ球⇒ベロッティのボレー⇒ベレシンスキが身体でブロック
39分 クアリアレッラに代わってジュリチッチ投入。クアリアレッラにはトリノティフォージから大ブーイング
42分 バゼッリに代わってヴァルディフィオーリ
ロスタイム5分。
49分 危ない!左からのCK。プッジョーニがこけてボールに頭の上を越されるが、後ろでフリーだったベロッティが上手く合わせられず
このまま終了。1-1。
(ポイント)
・ポゼッションはトリノ31分03秒:サンプ24分31秒
・シュート数はトリノ20本(枠内6本):サンプ5本(枠内4本)
・何と、これが3rdユニで初勝点!
・なんとか2連敗で止めるが・・・
・シックの交代は痛かった。それ以降はチャンスを作れなくなり、ホントに防戦一方に
・ブディミルはレベル的に放出だなー。去年のロドリゲスと同じ感じで終わってしまうだろう
・サンプのMVPは間違いなくシルヴェストレ
・トリノの両SB、特にザッパコスタは良かった。去年のブルーノ・ペレスといい、トリノのSBはうらやましい
・ここ2,3年思うのだが、サンプとトリノを合併したチームを作れば、ちょうどお互い弱点を補完し合って最強のチームが出来る気がする
↑↑©gettyimagesより
同点にされた失点は、明らかにレジーニの集中力不足。下手なのはしょうが無いが、サンプにいたキャリアの長さだけでやってるならお前にキャプテンの資格は無い!技術が無いならそれをカバーするだけの気合や、声でのコーチング、そういう物が全く彼からは見られない。左SBに人がいなくて使われるのはしょうが無いと思うが、なんでキャプテンなんだろう?
この試合は途中から防戦一方にはなったが、前2試合と違ってレジーニ以外のサンプイレブンはかなり粘り強いディフェンスを見せていた。特にシルヴェストレの獅子奮迅の働きは素晴らしかった。それをたった一つのプレーで台無しにしたレジーニの責任はものすごく大きい。来季の補強最大ポイントは間違いなく左SB。さて、残り4試合。
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第35節 2017年 5/7(日) 対ラツィオ@ローマ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)
’16-’17 SERIE A
34試合 12勝10分12敗 勝点46 得点42 失点42 得失点差+0 現在10位
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero151:
Il fossato del castello di Bari
dove giocavo a pallone tutti i giorni
e' meglio del Maracana'.
格言151:
俺が毎日サッカーをして遊んでいたバーリの城の堀は、マラカナンスタジアム(世界最高収容人数を誇るブラジルのスタジアム)より素晴らしい
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