[Formazione]
※サンプの招集外は
出場停止:無し
怪我:DFコンティ、バッレーカ MFベネデッティ FWデ・ルーカ
待望されるエスポジトは招集されましたが、まだ先発は尚早でした
中3日ながら前節からそれほどスタメンはいじらず
まずCFは怪我で招集外となったデ・ルーカに代わり再びラ・グミナ
そしてジョルダーノに代わって左SBにキャプテンのムッルーが移り、CBにフェラーリが入りました
その他は前節と同じ顔ぶれ
元クレモネーゼは、ついこの6月までレンタルで在籍していたフェラーリがいます
SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ
⑳ラ・グミナ(67分⑦⑦デッレ・モナケ)
⑯ボリーニ(86分⑦エスポジト) ⑪ペドローラ
⑩ヴェッレ(86分㉜ジレッリ) ㉓デパオリ
⑧リッチ(46分㉘ジェペス)
㉙ムッルー(c) ㊵ストヤノヴィッチ(62分④ヴィエイラ)
㉕フェラーリ ⑧⑦ギラルディ
①スタンコヴィッチ
ベンチ:GK㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ、㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑥パナダ、⑰マラグリーダ;FW:⑨②レミナ
イエロー:ストヤノヴィッチ、ヴェッレ、ヴィエイラ、フェラーリ
※一方のクレモネーゼはバッラルディーニ監督の4-4-1-1
開幕2試合無得点で危機感を感じたクレモネーゼは、それこそサンプとの争いを制してCFのコーダの獲得に成功します。コーダはセリエBでは様々なクラブでエースを張ってきた点取り屋です
DF陣は昨季のメンバーが結構残っていて、そこそこ計算できる。なんとか点取り屋さえいれば得意の堅守速攻型サッカーでと監督のバッラルディーニは思っているのでしょう
昨季途中から率いて降格してしまったバッラルディーニ監督ですが、昨季は戦力不足と大勢が有る程度決まっていたのでなかなか厳しい戦いでした。しかし彼自身はマフィアみたいな風貌から的確な采配で、セリエBのクラブを昇格に導いたり、Aでも戦ってきたベテラン監督。まぁ、どうしても💩ェノア臭がするので、私は嫌いですが
ただ、メルカート終了直前にDFギリオーネやMFマジェールを獲得したり、将来性豊か過ぎるアフェナ‐ギャンがまだベンチだったり、チーム作りはまだまだ途中なチームでしょう
元サンプはMFに昨季はピルロ監督のもと、トルコでプレーしていたベルトラッチがいます
Cremonese <4-4-1-1>監督:ダヴィデ・バッラルディーニ
コーダ(75分ツァジュウ)
バスケス
ブォナイウート(86分アブレゴ) コッロコロ(75分ザニマッキナ)
ピッケル ベルトラッチ(75分カスタニェッティ)
クアリアータ セルニコラ
ロコシュビリ ビアンケッティ(C)
サール
ベンチ:Saro, Jungdal, Sekulov, Ciofani, Afena-Gyan, Ghiglione, Antov, Majer
監督:バッラルディーニ
イエロー:ロコシュビリ、ピッケル
*備考:アボナメント6.033人+有料入場者数3.220人、芝状態そこそこ
*ロスタイム前半2分、後半6分
★日曜18:30キックオフで行われたゲーム。サンプは今季初、3rdの黒‐黒‐黒ユニで挑んだ
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点
※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと
- Gkスタンコビッチ 7 2試合連続で重大なミスをやらかしてしまい、ドリアーノの批判も増えてきたこの試合。彼はプレーで彼の価値を示した。失点は決定的を2回セーブした3度目のこぼれ球なのでしょうがない。それ以外に、少なくとも3個は決定的なセーブを。おそらくGkが彼じゃなければこの試合負けていただろう
- DFストヤノヴィッチ 5.5 加入したてで連戦の疲れか。あまり良くなかった。彼を下げたピルロの采配は妥当と言える
- →67分ヴィエイラ 6 彼も前節良くなくて批判されていたが、この日はまずまずの出来。アンカーより左右MFの方が良い気がする
- ギラルディ 6 2試合連続フル出場。安定感ある。とにかくこのままレギュラー獲って、どんどん成長して欲しい
- フェラーリ 6.5 1試合空けての試合となった古巣対戦。3ヶ月前まで一緒にプレーしていた選手の特徴を知ってるのが生きたのか、この日は良かった。
- ムッルー 5.5 せっかくCB及びキャプテンで評価を上げたのに、本来の左SB任されまた元のムッルーに戻った感がある。まぁオプションとしてこの起用はしょうがないかもしれないが
- MFデパオリ 6 前節に続いて新たなポジションの右MFだった。まずまずの出来。ストヤノヴィッチ交代の67分からは右SBに
- リッチ 5 怪我明けの連戦でまだコンディション不足か、この日は良くなかった。失点もややボールウォッチャーになっており、責任有り。ジェペスが交代で入った後半リズムがガラっと良くなったので彼の出来の悪さが余計目立ってしまった
- →46分ジェペス 6.5 彼の投入で間違いなく流れが変わった。リズムも良くなり、効果的なパスも出していた。ただし、シュート力不足。後半早々の決定機はセリエAレベルのMFなら確実に決めているはず
- ヴェッレ 5.5 前半は良くなく、チーム全体が押し込まれる原因の一つになっていた。後半チームと共に持ち直したが、セリエBレベルでは、好不調の波を少なくしてもう少し安定的に良いプレーを見せて欲しい
- →86分ジレッリ ND ずっと怪我に泣かされていたが、うれしいサンプデビュー戦。さすがによくわからなかったので、今後プレー時間が増えてくるのを見たい
- FWペドローラ 7 貴重な同点ゴールも含めて、この日も攻撃の中心は彼。本職は左WGだが、右サイドだと独力の突破だけでなく視野の広さも生かされる
- ラ・グミナ 5.5 同点ゴールの場面だけ貢献したが‥それ以外は相変わらず皆無。やはり厳しいなぁ
- →67分デッレモナケ 6 もう少し長い時間見てみないとまだわからないが、期待は抱かせる出来。突破の仕方が若い
- ボリーニ 6 前節よりは良くなかったが。同点弾のアシストのヒールはさすが。この日は20分ぐらいCFとしてもプレー
- →86分エスポジト 6 さすがに10分ぐらいではわからないが、その10分だけでもラ・グミナよりは貢献していた。早くスタメンが見たい
- 監督 ピルロ 6.5 前半でリッチを見切ってジェペスを投入した彼の采配がズバリ当たった。また、ストヤノヴィッチやラ・グミナなど代えるべき選手を適確に交代。ボリーニのCFを試したりもした。ムッルーの左SB起用がちょっと疑問符
後半、5人全員投入してからのフォーメーションはこうなりました
[後半41分~ 4‐3-3]
エスポジト
デッレモナケ ペドローラ
ジレッリ ヴィエイラ
ジェペス
ムッルー(C) デパオリ
フェラーリ ギラルディ
スタンコビッチ
・最終的なポゼッションはクレモネーゼ24分29秒:サンプ30分49秒
・最終シュート数はクレモネーゼ19本(枠内6):サンプ9本(枠内3)
・前半はクレモネーゼペース。ジェペス投入して流れが変わった後半はサンプペース
・ボールはサンプの方が支配していましたが、シュートはクレモネーゼの方が撃ってました。スタンコヴィッチが当たっていなかったらクレモネーゼが勝っていた可能性が高いでしょう
・とりあえず連敗は止め。Aから降格のBの強豪相手にアウェイで最低限の勝点1は評価できます
・しかも前半戦あまり良くなかったところから、流れを変えて同点に追いついたので
・スタンコヴィッチ、フェラーリ、ジェペス、ヴィエイラなど、3節までで評価を落としていた選手たちが頑張りました
・エスポジト、ジレッリの2人がついにサンプでピッチに立ちました
・前半戦は圧倒され・・・DFラインは終始不安定でした
・CF問題は解決されず・・・とにかくエスポジトが待たれます。彼がダメなら本当にボリーニCF試した方が良いでしょう
・15位勝点マイナス有るとはいえ、4試合勝点2はきついですねぇ
ちょこっとサンプニュース
①サンプドリアWOMEN
9/2 サンプは公式声明文で
「サンプドリアは、女子チームと女子セクター全体への取り組みを継続する。所有権は連盟、団体、選手、技術者との合意に忠実であり続けています。クラブの再建計画に伴う経済的困難にもかかわらず、ジェノヴァとイタリアの女子サッカー界を支援し続ける重要なプロジェクトに継続性を与えることが必要であると判断された。」
と発表しました
7月に青天の霹靂で、突然サンプWomen(女子)からサンプは手を引く事を発表しました。せっかく結構なミラクルで昨季のセリエA残留を勝ち取って、大喜びで”Lettera daAmsterdam”を大合唱していたサンプガールズ。さぁいよいよ今季も頑張るぞ、と言うタイミングで突然のチーム撤退でした。しかし何も知らされなかった選手もかなり失意の模様で、「イタリア女子サッカー全体への冒涜だ」とまで言って多数の選手が抗議してきました。その結果、猛烈な抗議を受けたラドリッツァーニ&マンフレディも少し考え直したみたいで、とりあえずSampdoria Femminileを継続して保有することを発表し、この度無事に2023-24シーズンもセリエAで戦う事になりました。
ただし、元から問題になっていた今までのスタジアム=ボリアスコ(サンプの練習場の隣のグラウンドでプリマヴェーラもそこで試合してる)ではなく、9/17の開幕戦のインテルWomenとの試合は、ホームながらジェノヴァから約2時間かかるヴェルチェッリの”スタディオ・シルヴィオ・ピオラ”で行われます
まぁとりあえず良かったと思います
ただし、一旦手を引くと言ってから再度セリエA加入が承認されるまで、7/19~9/2までサンプガールズは一切の補強を許されておらず、昨季のチームからエースのリンコンやノヴェリーノの姪のスピネッリなど含め20人がすでに離脱。残ってるのは9人だけと言う事態。今急ピッチでチーム再建に奔走してる模様ですが、今季のカンピオナートは棘の道が予想されます。こちらもゼロからのスタートですね・・・
SAMPDORIA WOMEN ※9/8現在
(監督:サルヴァトーレ マンゴ)
残留選手:
- Rachel Cuschieri (c, 1992)
- Bianca Fallico (c, 1999)
- Aurora De Rita (d, 1999)
- Elisabetta Oliviero (d, 1997)
- Vanessa Panzeri (d, 2000)
- Elena Pisani (d, 1997)
- Cecilia Re (c, 1994)
- Amanda Tampieri (p, 1997)
- Stefania Tarenzi (a, 1998)
放出選手:
- Sara Baldi (a, 2000) Como
- Elena Battistini (d, 2003) Pomigliano
- Agnese Bonfantini (a, 1999) Inter
- Emma Brunelli (p, 2005) svincolata
- Lineth Isabel Cedeño (a, 2000) svincolata
- Dominika Čonč (c, 1993) svincolata
- Francesca Fabiano (p, 2003) Napoli
- Kelly Gago (a, 1999) Parma
- Michela Giordano (d, 2002) Juventus
- Nicole Lazzeri (d, 2006) svincolata
- Giada Lopez (a, 2005) svincolata
- Siria Mailia (c, 2006) svincolata
- Chiara Marenco (d, 2004) svincolata
- Kirvil Odden (p, 1992) svincolata
- Tecla Pettenuzzo (d, 1999) Napoli
- Cecilia Prugna (c, 1997) Sassuolo
- Alice Regazzoli (c, 1999) Como
- Yoreli Rincón (c, 1993) Atletico Nacional
- Valentina Soggiu (p, 2002) Chievo
- Giorgia Spinelli (d, 1994) Fiorentina
2022-23 選手一覧
※赤字は残留予定選手
GK 1 Amanda Tampieri, 36 Valentina Soggiu, 77 Francesca Fabiano, Emma Brunelli 99, SN Kirvil Odden;
DF 2 Vanessa Panzeri, 3 Chiara Marenco, 5 Giorgia Spinelli, 14 Aurora De Rita, 15 Elena Battistini, 22 Elisabetta Oliviero, 23 Elena Pisani, 28 Nicole Lazzeri, 44 Tecla Pettenuzzo, 67 Michela Giordano;
MF 7 Dominika Čonč, 8 Rachel Cuschieri, 10 Yoreli Rincón, 11 Siria Mailia, 21 Cecilia Re, 37 Cecilia Prugna, 40 Bianca Fallico, sn Alice Regazzoli;
FW 9 Giada Lopez, 19 Lineth Isabel Cedeño, 24 Sara Baldi, 27 Stefania Tarenzi, 29 Kelly Gago, Agnese Bonfantini.
※現在急ピッチで補強が始まっており、とりあえずJuve Womenからミケーラ・ジョルダーノ(昨季もサンプに在籍)とエヴァ・シャツェール(2005年生)をレンタルで獲得しました
開幕までに20人ぐらいは揃えたいですね・・・
②サンプの代表選手
若手切り替えと年棒節減で代表選手もかなり減った現サンプ
しかし、まだ意外とこんなにいます(笑)。ただ、ほとんどがアンダー代表ですけどね
サンプで出場機会が限られてるパナダが、なぜここに来て選ばれたのかが謎ですが?
ただ、僕も彼はポテンシャルは有ると思ってます
※黒字はユース
-
DFストヤノヴィッチ – スロヴェニア代表
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DFロティオネン – フィンランドU-21代表
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DFギラルディ – イタリアU-21代表
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MFパナダ - イタリアU-21代表 ※初招集
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GKスタンコヴィッチ – セルビアU-21代表
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FWンタンダ – ベルギーU-19代表
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MFアンドレア・ダクール – フランスU-19代表
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DFチャラランポス・ジェオルジアディス – ギリシャU-19代表
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FWデッレ・モナケ – イタリアU-19代表
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DFアレッサンドロ・ヴェントレ – イタリアU-18代表
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FWルカス・メネア – リトアニア U-15代表
③フェラーリ、ベネデッティ長期離脱の恐れ
と言うわけで、負傷中の2人に長期離脱の恐れが出てきました。そこでサンプは契約フリー選手の中から
MFパイティム・カザミ
を現在ボリアスコで練習帯同させてテストしております。
マケドニア出身の元スイス代表、31歳、身長188㎝、左利きのMF。ベネデッティやヴェッレの代わりが務まれば御の字
直近はオリンピアコスでプレーしましたが、バーゼルやフルハムでプレーした事もあり、若かりし頃はパレルモで14試合セリエAも経験しております
さて、代表ウィークで2週間空いて、次節はホームでチッタデッラ戦
今まで4試合は全く思っていませんでしたが、新加入選手も揃いこの試合はそろそろ結果が求められます。チッタデッラはBの中では強い部類では無いチームなので
この試合勝てないようですと少なくともメディアやサンプティフォージは騒がしくなっていくでしょう。昇格なんてとても無理だと。
次節の前か後にはサンプの選手名鑑とセリエB全体のガイドを配信したいのですが…
時間と気力次第で、すいません・・・
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:セリエA 第5節 2023年 9/18(月) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地20:30Kick Off(日本時間深夜3:30)
’23-’24 SERIE B
4試合 1勝1分2敗 勝点2(-2点ペナルティ) 得点4 失点6 得失点差 -2 暫定15位
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