お買いモノ考

-欲望なすがまま-

クラックをやすりで削ってみた(後編)

2016-06-23 | リペア・メンテナンス


クラック補修後編です。
ここから使用するのはこの6点(デリケートクリーム、補修用クリーム、仕上げ用リッチデリケートクリーム、乳化性クリーム、マスキングテープ、コバクレヨン)です。

手順としてはまず丸洗い後デリケートクリームを計6回程塗り込み保湿を十分に行います。インソールへの塗布も忘れずに。その後アッパーが乾いたらやすりで削った箇所を補修用クリームで補色。

コバも整えたかったのでマスキングテープをコバの真上のアッパーにぐるっと一周貼り付け、コバをやすりがけします。終わったらコバクレヨンでコバを塗ります。
ウェルトが丸洗いにより柔らかくなって形が崩れていたので竹ブラシの持ち手側でコバの形を整えました。

マスキングテープを外すとやすりがけの部分にテープが張り付き毛羽立ったような感じになりますがデリケートクリームを塗り込めば元に戻ります。

ここから仕上げ用のリッチデリケートクリームを塗り込み、乳化性クリームで全体を整えていきます。なおここまで作業工程の写真は全部撮り忘れました。笑
というわけで仕上げ後の写真です。

(←やすりがけ後)(←やすりがけ前)
↑右足(内側)
クラックが一番酷かったところです。かなり削りましたので割と誤魔化せているかと。削り過ぎなのか凹みが出来てしまいました。。。
あとは履いてみてどうなるかです。削る行為が正しいかどうか、、、真価が問われるところです。

(←やすりがけ後)(←やすりがけ前)
↑右足(外側)
こちらは自然な仕上がりだと思います。

(←やすりがけ後)
↑左足
ここはあんまり変わらないかな。。。

(←やすりがけ後)
跡は多少残りましたね。もうトップリフト替えないとなぁ。

(←やすりがけ後)
つま先は結構満足な仕上がりです。

(←やすりがけ後)
丸洗いをすると良い艶がまた出るようになりますね。

(←作業前)
コバもボロボロでしたが、かなりキレイになりました。
ヒールもやすりがけしましたが、素人でも結構きれいに仕上がりました。

職場はロッカーのみで下駄箱がない為、仕事の靴は1足にしていましたがちょっともう限界ですね。
スコッチのシャインオアレイン買おうかなー。

※しつこいようですが革靴へのやすりがけはリスクが伴うため、自己責任でお願い致します!


クラックをやすりで削ってみた(前編)

2016-06-22 | リペア・メンテナンス


仕事専用靴として酷使しているスコッチグレインにクラックが発生しました。

上2つは右足の写真です。左足は1か所のみでしたがご覧のように右足には無数のクラックが出来てしまいました。
原因としては仕事専用にしてからデリケートクリームの塗布を怠っていたことが一番だと思われます。クラックが出始めた頃から塗布し始めましたが手遅れでした。
アウトレット専用品ということもあり革の質が悪いこと(右足は特に悪い)も原因の一つと思いますが直接の原因ではないと思います。

対応を色々考えたんですが、やすりでクラックごと削り落としてしまおうと考えました。ダメなら買い替えようと覚悟を決めて削ります。笑
4日ほど休みがあったので家に持ち帰り、まずリムーバーで汚れを落とした後に温水につけて丸洗いをしました。昨年同様ボディソープで洗います。タオルで水分をふき取り新聞紙を中に詰め陰干し。所々でデリケートクリームを塗布し、表面が生乾きぐらいになった所でやすりの出番です。
※革靴へのやすりがけはリスクを伴うため、自己責任でお願い致します!

水分を含んでいる為なのか、普段より削れ易い気がしました。
削り過ぎに気を付けながらも大胆にやすりがけをします。
やすりはまず280番手のものを使用し、最後に400番手で仕上げます。

左足はここだけ。

クラック以外にも過去に傷をつけてしまったところも削りました。

つま先も傷だらけです。

3年しか履いていないのにインソールはこの状態。酷使されていることがよくわかります。

下地の処理は出来ましたが丸洗い後ですのでデリケートクリームを塗布しながら表面が乾燥するのを待ちます。(後編へ続く)


念願のお店

2016-06-21 | 


先日、私用で久しぶりに関西へ行ってきました。
服を見る時間はあまりなかったのですが、どうしても行きたかったお店があったので無理やり調整しました。

大阪・南船場のZABOU(ザボウ)
2年ほど前からでしょうか。何かのキッカケでこちらのブログに行きつき
同じ商品を関東方面のお店で買ったり、時には通販をしたりと勝手にですがお世話になっているお店でした。RESOLUTEも昔から押しまくりで、モロに影響を受けてしまっていますね。

関西のお店だからもの凄く喋りかけられるかと思いましたがそんなことはありませんでした。先入観持ち過ぎて逆に失礼でしたね(^-^;
まぁせっかく来たんだし何か買っていきたいなっと思っていた時に見つけたのがこちらのシャツです。

weac.(ウィーク)という大阪拠点のシャツブランド。
元々はシャツしか作っていなかったんだそうですけど、最近はシャツ以外も作っているみたいです。
こちらは「TIMER」というシャツ。

実はこれ春物なので長袖です。
着用まではちょっと時間がかかりそうです。

立体感のある独特の生地。
日本のブランドとあって日本人の体形に合うように作られています。
こういう濃紺系のシャツは今まで敬遠してきたんですが、着てみると意外とシックリ。インナーにボーダーシャツ合わせてもカッコ良かったです。
ラウンドカラーにも抵抗ありましたが、意外とイケますね。

ボタンホールは赤い糸で縫われて良いアクセントになっています。

あとはSaint Jamesの半袖シャツ、PIRIAC(ピリアック)も。
NEIGE/INDIGO(白×インディゴブルー)という配色。この配色は定番ではないそう。

セントジェームスはZABOUの影響でたくさん所有してますが、ピリアックは1枚だけだったので補充することにしました。
ウェッソンとは違い柔らかい生地なので夏はこちらの方が良いですね。しっかり縮みますけど。
ZABOUではこの2点を購入、1時間半ほど滞在しその後梅田へ。

Bontaという靴修理とビスポーク靴のお店です。
ここのブログもよく見ておりますが、かなり腕の立つ職人さんのようで、
ビスポークシューズもそうですが、修理でも仕上げが段違いに美しいんです。
しかも関東のお店よりも良心的なお値段。関西の人が羨ましいと思えるくらいです。

中に入りたいのは山々だったのですが、修理を相談するでも靴を作るでもわけでもなく、更に新幹線の時間が迫っていたこともあり入れませんでした。
外観の写真だけ失礼して帰ってきましたが、店内にただならぬオーラを放つ手製靴が置いてあり、ここでビスポークシューズもいいなぁと。。。
またいつか行こう!と心に決めています。


HORSEMAN JOE LEATHERS W MONK STRAP SANDALS

2016-06-06 | 


何年も前から欲しかったサンダルを手に入れました!
ホースマンジョーレザーズのダブルモンクサンダルです。
福岡にあるブーツメーカーで、かつてジョンロブで修業した職人さんが制作にあたっているそうです。
基本的にオーダー制で店舗販売での扱いは殆どないのですが、
渋谷にこのサンダルを扱っているお店を見つけ、問い合わせをしたりしていましたが、
先日入荷したという情報を聞きつけ、購入してきました。
お店のオーナーとホースマンジョーの職人さんに縁があって、特別に取り扱っているとのことでした。

バックルは通常シルバーですが、ゴールドのブラスバックルとなっています。
オリジナルよりもこっちの方がカッコいいと思います。
通常20,520円ですが、このバックルがアップチャージとなるようで21,060円でした。
プラス540円でこの雰囲気なら良いですね。

HORSEMAN JOE LEATHERSと書きましたが、HJ BOOTMAKERの刻印。
以前は"HJL"の刻印があったので、変わったんですかね。
ホームページもHJ BOOTMAKERになっていました。
サイズはUS表記と聞いたので7かと思いましたが、実際履いてみると小さくひとつあげて8にしました。
ちょっと小さめに出来ているのかもしれません、履けて良かったです。
オーダーしてたらサイズをトチってたかもしれません。

白のステッチが鮮やか。

ソールはブラックのビルケンソール・・・

じゃなくってVibramでした。
模様を合わせて修理をしてくれる工房もあるみたいで、そういう所に頼もうかな。
かなり先の話でしょうけど(^-^;

クロムエクセルにライニングを張り付けた仕様となっています。
以前はクロムエクセルの一枚革だったんですが、希少な存在となっているようです。

ストラップの付け根も以前は縫っていたハズだったんですが、縫い糸がありません。
こちらも仕様が変わったようです。
中底をくり抜いているように見えますし、もしかしたら内部で縫ってあるのでしょうか。

クロムエクセルの荒々しい表情を楽しむサンダルと思い、細かいところは気にしないようにと思いましたが、それでも気になることが一つだけ。
なにかの工具を押し当てたような跡がいくつか。

ちょっと見難いですが左下に2つほど。。。
こういうもんだと思って調べてみましたが、検索した画像には見当たらず。。。
外れを引いてしまったのでしょうか?
まぁ、近場にプラっと行くときに履くことが多そうなので、このまま履こうと思います。
玄関にあるダッサいクロックスの模倣品をようやく、これに替えれます。笑


Anderson's メッシュベルト

2016-06-05 | 小物


ちょっと前にメッシュベルトを買っていました。
イタリアのアンダーソンズのメッシュベルトです。
値段は高円寺のユーズドショップで4,500円くらい。

ネイビー・白・茶の3色使いです。
この組み合わせは個人的にかなり好みです!

サイズ85cmと私には少々長めなのですが、先を垂らして使用しています。
これからの季節、軽装になりますからアクセントになっていい感じです。
メッシュベルトは穴がなく好きな所に通せるから便利ですね!