梅雨の晴れ間に訪れた散歩道、甘い―い香りが鼻腔をくすぐれば・・・
アカネ科クチナシ属の常緑低木の変種「コクチナシ・小梔子」の花です。
かわいく濁りのない白い花色ですが、花もちは悪いようで、褐色も目立つ。
だが次々と咲き、花期は比較的長く、夏の終わりまで咲き続けることも。
これは八重咲きだが、通常は6弁花で「クチナシ」と比べ、葉も花も小ぶり
で可愛いく、別名の「ヒメクチナシ」の方がお似合いですね。
一重咲きのものには、果実がつくが、変種の八重咲は見たことがない。
先日24日の夜のストロベリームーン、少し雲がかかり、思い出した句は・・・
「薄月夜花くちなしの匂いけり」 正岡子規