深夜から降り出した雨は音を立てて降り、最低気温は12.2℃と信じられない。
如月とは思えない暖かな朝、4月(卯月)頃のような奈良です。
パソコンの前に座り、いつものように朝からネットサーフィンすれば
“医療崩壊”が炙り出した日本の医療制度大問題" に半分”なるほど”と納得。
明治以来続く医療制度が、現状に即していないのは明らかなのだが・・・
午前10時前、ほんの一時止み間があり、若草山と御蓋山が姿を現した。
あっという間にまた音を立てて降りだし、やっと昼過ぎから止んだ。
雨量はこの時期にしては22ミリ、だが気温は14.1℃までしか上がらない。
遠くの若草山の芝の色は・・・
もう竹の葉の色が、やや黄ばみ始めたようで、春を先取りか?。
『願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃』西行
訳)願わくば、(桜の)花の下で春に死にたいものだ。
(お釈迦様入滅の)如月(=旧暦二月)の満月の頃に
今日は歌人・西行法師又は円位聖人が河内国南葛城(現在の河南町)弘川寺
で入滅され 『西行忌 または円位忌』です。
1190(文治6)年の忌日は、旧暦2月16日のことですが、実は2月15日が
「釈迦入滅の日」この前後に亡くなることが憧れとされていたことによる。
万葉集など奈良時代には、花は「梅」を指すが、旧暦の2月15日は新暦で換算
すれば、今年は3月27日、中世以降部意識が変化して「花」は「桜」を指し、
梅は香りを楽しまれているようだ。
西行も山家集で
『梅が香にたぐへて聞けば鶯の声なつかしき春の山里』 山39 西行
昨日は連れ合いを市内に送った後、平城京跡へと寄り道を・・・
遠くはPM2.5などで霞んでいるが、空にはヒバリが囀る。
国営公園で整備はばっちり、雑草などはきれいに刈り取られ、その上に
第一次大仏殿が光っていた。
野の花を探すが・・・『ホトケノザ』を西行に捧げます。