カメラを片手に

石垣島3日目、於茂登岳登山口まで

今朝の奈良は21.4℃とブランケットからはみ出た足の冷たさで、朝4時過ぎに
は起きてしまった。不安定な大気の原因となった寒気の影響で、今後は9月中
旬過ぎ迄、望めない朝の気温かも。
      10時、27.1℃、65%

九州北部と中国地方が平年より6日早い梅雨明けとの報・・・
でも太平洋高気圧の勢力がやや弱く、東にも偏っており、寒気の居座りで、
不安定な天候が続くらしい。明日の発表がなければ、週末になりそうかも。
でも地球温暖化の影響で「猛暑」が来るらしく、体調管理に心がけねば!。
      10時、南東上空

さて石垣島3日目、丁度梅雨明け前の不安定な天候で、夜明けなのに
朝6時の石垣市内上空は曇り空です。


今朝から一番の目的「於茂登岳525mへ登る」予定、
天気予報を見れば曇りなのでGOサインに。
(6月29日の最低・最高気温は28.7℃と31.4℃で、天気は一日中曇りだった)

決まれば早々に朝食へとバイキング会場で済ませ、登る準備に。

ホテル前8時41分発系統⑪米原キャンプ場線に乗り、於茂登地区近くの「石垣
島陸上自衛隊駐屯地」予定地の側を通れば、反対の看板が・・・
於茂登地区は戦後、沖縄本島で嘉手納基地を建設するために土地を接収されて
この地に移住し、荒れ地を開墾してきた人たちが多く、石垣島の水源地とも
重なり、自衛隊予定駐屯地に反対されれているようだ。

そして登山口の「おもと」バス停9時14分着、於茂登岳頂上はガスがかかる。
      

於茂登岳は標高525.5mで沖縄県で一番高い山、地元ではウムトゥダギと呼ん
でいるが「ウムトゥ」は大本(おおもと)つまり「石垣島のおおもとをなす山」
を意味し、宇本嶽、宇茂登嶽とも表記される神が住まわれる山ですね。
地質的には新第三紀の花崗岩からなり、 イタジイを中心とする照葉樹林に覆
われているが、山頂付近はリュウキュウチクに覆る。
(この後リュウキュウチクで大変な目に合うことになる)
                             おもとバス停
県道87号脇のおもとバス停・標高60mから歩き出します。
直ぐ傍の三叉路に於茂登登山口の表示があり、左折して緩やかに上る。
      

 少し歩き始めると傍に雑草、見たこともない5弁の白い花、後日調べれば
ホシアザミ』で、西インド諸島原産のキキョウ科ヒッポブロマ属の多年草
熱帯に帰化雑草として広がっており、別名「イソトマ」と呼ばれる。
      

写真を撮っていると、目の前に一台の車が止まりました。
不思議なご縁になるのです。
”どこから来られてどこへ行くのと”、二人・の姿形が登山に見えなかったよう
”奈良からきて於茂登岳に登るのですがと”
それでは登山口まで送りましょうと言われて、
地元の人と少し交流してみたかったのか、すっと乗り込んでしまった。
      

私は石垣島地方気象台から勤務から始まり、与那国島などを経て、南大東島地方気象台台長で定年を迎え、その後3年ネパールで放浪の旅をして・・・
現在86歳です・・・と話が続きます。
車窓から見えてきた景色も説明して頂いた。
この下に石垣最大の貯水池「底原ダム」があり、反対側からの於茂登岳もきれいですよと。


そういえば一日目川平湾への途中、於茂登トンネルの手前から見ましたと。
こんな天気だったらよかったのだが。
      

右の山様が馬の鞍に似ていることから、方言で「ウマヌファ」と呼ぶと

本当の登山口まで送っていただいた。
自衛隊駐屯地の話も出て、予定地を見に行きましょうかとまで誘っていただき
もし困ったら電話してくださいと、名刺を頂きました。

後日談です。
先日録画を見ていると、石垣島気象台の話をされている人の顔に気づいた連れ
合い、画面にお名前が「正木譲」でて、一時停止して頂いた名刺を見てみれば
まさしくそのお人でした。

2015年では八重山明和大津波研究会会長として活躍されている。
「最新科学が明かす 明和大津波」南山舎の著者の一人で、1771年の明和の
大津波の「痕跡」とされる津波石は2000年以上前のもので、古くから津波に
襲われており、その痕跡の場所は石垣島に約100カ所あると・・・。

話は元に戻り、正木譲さんとお別れし、右へ向かいます。
      
      
地道の車一台通れる幅の車道を上ります。

突き当りに車が一台留まっており、真ん中に小さな道が見えていたが・・・
連れ合いはそのままに、大きな左へと勝手に進む。
                   👆 👆本当の登山口
これが飛んだ間違いでした。
直ぐに踏み跡の道になり、そのうち下り坂ばかり、踏み跡もそのうち消え、
マスクが一枚落ちていた。(同じ間違いをした人がいたようだ)
この道かなと思いつつ暫し進めば、水道に騙されたことに気が付いた。
10分のロス、急いで戻れば車が置かれた場所付近から地元の人のような話し声
手ぶらでシャツをはだけて、暑い暑いと言って地道を行かれる途中だった。
呼び止めて道を聞けば、山火事注意の旗の横、ここが入り口ですよと。
      反対側から見る

心の中でそんなに簡単に登ってこられたのかなと、気持ちが安易な方へ
これが大間違い、慣れない気温と高湿度に悪戦苦闘することになります。
                           (次回へ続く)

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