今朝の最低気温は22.9℃から、夏が戻って来たかのような残暑の予感・・・
午前10時には30度を越え、最高気温は34℃に達するらしい。
今朝発生した台風13号(マールボック) は遠くの太平洋上を北に進むが、一方
台風12号、お昼には石垣島直撃のようで、最小限の被害になってほしい!
11時、32.1℃、54%
さて一昨日の夜は十五夜、満月が上りましたが、「月見団子」は昨日だった
昨夜の月は右端上が少し欠けたかな?、「十六夜・いざよい」ですね。
十五夜よりやや遅く月が出ることで、月がためらっていると見立てた語に。
17日目は、より遅い月の出で「立待月」
18日目は、待ちくたびれて座ってしまうので「居待月」
19日目は、もう床に入って待つから「寝待月」
20日目は、夜も更ける頃なので「更待月」と続きます。
18日目は、待ちくたびれて座ってしまうので「居待月」
19日目は、もう床に入って待つから「寝待月」
20日目は、夜も更ける頃なので「更待月」と続きます。
21:40十六夜月
いざよい・十六夜を文献として探せば・・・
万葉集 巻8 3511 東歌、作者不詳
「安乎祢呂尓 多奈婢久君母能 伊佐欲比尓 物能乎曽於毛布 等思乃許能己呂」
『あおねろに たなびく雲の いざよいに 物をそ思ふ 年のこのころ』
1061年以前に私家集として歌人「相模(女房名) 」の著した「相模集」に
「人のもとにてあまた人々、ねまちの月をふしてみるかなといふもとを
なむつけつるとききて、いさよひもたちまちにやはいづるとて」
*順徳院は「上古にはぢぬ歌人」の一人として相模を挙げ称賛している。
なお他に挙げた女流歌人は「赤染衛門」「紫式部」「和泉式部」で
白河天皇の勅撰集『後拾遺和歌集』にて、入集歌数は和泉式部67首に
次いで39首と2番目です。
今日の誕生日の花はキキョウ科の「キキョウ・桔梗」、万葉集や家紋にも
使われるほど、古くから日本人に愛される花で、秋の七草の一つです。
和名の由来は中国名の桔梗(きちこう)をそのまま呼び始め、「キチコウ」が
転じて「キキョウ」になったとされる。
また英名のBalloon flowerは、風船に似た蕾の形から付けられたと。
小庭には鉢植えのキキョウ、6月下旬から咲き始めたが、とうとう最後の一輪
が下から咲いているだけに。
花言葉は「誠実」
万葉集 巻八1538 で秋の七草を詠んだ山上憶良の有名な歌
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌の花 」
今では、最後の「朝貌(アサガオ)の花」を「キキョウ・桔梗」との説が有力
とされており、その説は・・・
・万葉集 巻十2104 作者不詳に
「朝顔は 朝露負ひて 咲くといへど 夕影にこそ 咲きまさりけり 」
夕方のアサガオ、咲き盛りますか、萎っていませんか。
・アサガオは奈良時代末期もしくは平安時代に、中国からの遣唐使が持ち
帰った外来種で、万葉集の成立は奈良末期の759年から780年とされ、
アサガオの渡来を奈良末期としても繁茂し、代表的な秋の草にはならない
・秋の七草以外では「昼顔・ヒルガオ」「木槿・ムクゲ」「桔梗・キキョウ」
が考えられる。
・僧・昌住が901年頃に編纂し、現存する日本最古の漢和辞典「新撰字鏡」 、
「桔梗」の項にて、説明に「阿佐加保」と。
国会図書館デジタルコレクションより
朝貌(アサガオ)の花は「キキョウ」が一番有力と考えられていることに。