今朝の奈良は霧に覆われ、寒中としては0.5℃と冷え込みは弱く、8時過ぎから
霧が晴れて風もほぼ無い快晴の天候、最高気温は10.2℃迄上がりました。
この後も3日ほどは10度以上の暖かな日が続き、寒中なのに暖冬の証か。
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30年前1994年のこの日は、小選挙区導入など「政治改革4法」が成立した日。
「企業献金は見返りを求めない、賄賂性のない献金」という建前に立ち返り
「他の西側民主主義国なみへの政治資金規制強化」が広く主張されて、中選
挙区制の弊害をただすためにこの4法案が成立したはずが・・・
昨今、キャッシュバックをめぐり自民党が右往左往する最中、
懲りずに再度「政治と金」が国会でも討議されている・・・
またこの法律の成立に関わった主役二人、当時首相「細川護熙」と野党自民党
総裁「河野洋平」も東京新聞で語っている。
「約束をほごにされては困る」と・・・・・ 記事は左をクリック
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「政治に金がかかる」という言い訳を、30年前にも言って、骨格は立派な
政治改革4法が出来たのに、抜け穴ばかり作って今の状況ですね。
与党も野党も似たり寄ったり、政治家の周りの人々や法律を作る政治家の
意識も低いから、又抜け穴を考え付くのでしょうね。
さて毒ガス開発にかかわったことから「化学兵器の父」ともいわれたドイツの
物理学者「フリッツ・ハーバー」、1934年のこの日、65歳の忌日です。
実は1910年から研究を開始したアンモニアの工業的合成法を元に1912年に
空気中の窒素からアンモニアを合成するハーバー・ボッシュ法をBASF社で
実用化したことから、1918年にノーベル化学賞を受賞されている。
このアンモニアは、分子式 NH3で表される無機化合物で、常圧では無色の
気体、水溶性で、特有の強い刺激臭を持ち、人体には有毒な性質がある。
肥料の主要成分として使用されることが多く、化学薬品、プラスチック、
医薬品の生産など、さまざまな工業プロセスでも基礎的な窒素源として重要
な役割を担っている。
特に最近、燃料として利用するアンモニアは、燃焼してもCO2を排出しない
ゼロエミッション燃料で、地球温暖化対策において有効な手段の1つとなる。
このことで、重油や液化天然ガス(LNG)に代わる次世代燃料として注目され
船舶燃料や一部で始まった碧南火力発電所での石炭との混合燃焼実験から実
用化の向けて需要拡大も見込まれ、国内では2030年時点で年300万t、2050
年時点で3000万tの需要があると推定されている。
さきの船舶燃料関連では1月25日、世界初のアンモニア船を日本郵船、ジャパ
ンエンジンコーポレーション、IHI原動機、日本シップヤードの4社で、世界初
となる国産エンジンでのアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC/40000㎥型)
の建造に関わる一連の契約を2023年12月に締結され、竣工は2026年11月と。
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当船は、アンモニアの積載容量は4万㎥で、主機はJ-ENGが開発する主機は
最大95%のアンモニア2元燃料(DF)2ストロークエンジンと、補機はIHI原動機
が開発する混焼率80%以上のアンモニアDF4ストロークエンジンを搭載し、
運航時に排出される温室効果ガスを80%以上削減することを目指している。
地球温暖化の一環で、2028年までLNG焚き自動車船を整備するとされている
が、この次はアンモニア燃料自動車船をパイオニア的に出し、かつての造船
王国復活を願い、バラ済み船も視野に入っているという。