カメラを片手に

一休寺(酬恩庵)はまだまだ青紅葉

今朝は12.4℃と冷え込み、久しぶりの朝日が顔を出せば、頭が下がります。
秋らしい良い天気は今日土曜日まで続きそうですね。
お礼に「ウィンク」でも差し上げましょうか・・・。
      11時、20.6℃、40%

今日は記念日協会に未登録の「ウィンクの日・オクトーバーウィンク」です。
数字の10と11をそれぞれ時計回りに横に倒せばウィンクしているように
見えることからと。
詳細は不明だが始まりは中学生のおまじない、朝起きてすぐに好きな人の
名前の数だけウィンクすると、好きな人に想いが届くという。
      アニメ「一休さん」
実はこれは一休さんは両目をつぶり、なぞが解けた時片目を開けた時です。

一休さんといえば「一休宗純」禅師、室町時代の臨済宗大徳寺派の僧で詩人。
出生地は京都で、後小松天皇の落胤と伝えられ、母は後小松天皇の官女、
その父は楠木正成の孫と名乗る楠木正澄と伝わり、三ツ島(大阪府門真市)
に隠れ住んでいたという伝承もあり、三ツ島に母の墓といわれるものがある。

 こんな言葉を残されている。
今日ほめて明日わるく言う人の口。泣くも笑うも嘘の世の中

81歳で京都大徳寺住職になられても、山城国から通われた寺があり、通称
「一休寺」で正式には「酬恩庵」といい、10月2日に訪れている。
              総門 2022.10.2

「酬恩庵(一休寺)」、鎌倉時代創建時は「妙勝寺」で臨済宗の高僧大應国師
(南浦紹明)が中国の虚堂和尚に禅を学び、帰朝後に禅の道場として建てら
れたのが元となるも、元弘の戦火で荒廃した。
六代の法孫に当たる一休禅師が1455〜6年に宗祖の遺風を慕い堂宇を再興し
、師恩にむくいることから「酬恩庵」と命名されている。

なお総門前に金春禅竹による屋敷跡があったと伝えられ、「薪能金春の芝跡」
という碑が向い側に建てられ、
            

さらに総門右横の坂が「一休坂」と言う石碑とともに、
      
100m先の薪神社境内に「能楽発祥の碑」もあると示す石碑が・・・。
時間がなく、訪れることができなかった。
      



総門を入ると一休和尚碑で「諸悪莫作 衆善奉行」と刻まれている。
      

参道を行けば、11月下旬から紅葉シーズンはきれいでしょうね。

      HPより

受付を過ぎて左横に、訪れる人も少ない重要文化財の「浴室」1650年築
      浴室

右へ曲がれば・・・


「一休宗純」師は当寺で後半の生涯を送られ、1481年11月21日、88歳で示寂
され、遺師は当所に葬られており、その場所は受付を直ぐ右横「宗純王廟」
が一休禅師の墓です。門には菊の紋があり宮内庁が御陵墓として管理される 
     

内部には慈楊塔で、庭は禅院式枯山水の様式で室町の古風を存しており、
村田珠光作と伝わるそうだが・・・

参道脇のコケが、そしてモミジも11月下旬が待ち遠しいですね。

正面の中門越しに本堂が見えているが・・・

右横に門があり、庫裏から方丈、そして茶室「虎丘庵 」への入り口です。
      

門を入り、右側から「虎丘庵 」、1650年に前田利常により再建された
 「唐門」と「方丈」が見えており、

正面には1650年に前田利常により再建された重文の「庫裏」と「東司」も
      

庫裏から方丈へ、一休の高弟墨済による 1481年の「木造一休和尚坐像」が
遺髪等が植え付けられたとかでよく見れば、それかな?
仏間・昭堂の祀られ(写真禁止) 、襖絵は狩野探幽の筆も、複製が置かれる。

方丈の3つの庭園は松花堂昭乗、佐川田喜六、石川丈山の合作といわれる。
 方丈の縁側に座れば。。。方丈南庭は白砂の大海を現す。

方丈東庭は十六羅漢の様子を現す 

      
方丈北庭は枯滝落水の様子を現した蓬莱庭園になる。

本堂(法堂、重要文化財)、永享年間(1429年 - 1441年)に室町幕府将軍
足利義教により建てられた禅宗様仏殿で、本尊の釈迦如来がおられる。

宝殿で宗純氏の直筆などを拝見して、開山堂(1912年改築)ですが修理中
一休宗純像で少年時代や”このはしわたるべからず”の橋も?
 

21世紀の森には、地元の方が彫られた石像が、そして墓地もあった。
最後に重文の「鐘楼」、1650年に前田利常により修復。
梵鐘は元和9年(1623年)造なのだが・・・時間切れです。
      

11月下旬ごろに訪れれば、紅葉が見られるのだが、人も多いので再訪は???

なお茶室「虎丘庵」では特別茶会や月窯が行われております。


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