雲の多い今朝の最低気温は23.4℃とじとじと感を有し、何となく体がだるい。
太平洋高気圧の縁を廻り込んで湿舌流が日本海に移動する冷気塊とぶつかり、
局地的な豪雨が西日本で発生している。
11時半前に32.6℃迄上がった気温も、冷気塊が近畿地方に近づいてきて、
夕方に掛けて雷を伴う雨雲が通過するという。
12時、30.5℃、64%
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はユリ科の「ササユリ・笹百合」、
日本特産の球根植物で、古来食用になる。秋になると蒴果からの種子を蒔いて
も、咲く迄数年もかかり栽培はかなり困難とされる。
和名の由来は、葉の形が「笹」に似ることからで、ユリの仲間の中では開花時
期が早く、茎先に2、3輪の淡い紅色(稀に白色)の花をつける。
花は大輪で、長さが10㎝~15㎝ほどの漏斗状、横向きに花をつけ、独特の香り
を醸し出す。 雌蕊は1本、雄蕊は6本で、花粉の袋の葯は赤褐色である。
なおよく似た「オトメユリ(別名ヒメサユリ)の葯は黄色で鑑別点となる。
花言葉は「稀少価値」と。
1927年のこの日、アメリカの科学者「フランク・シャーウッド・ローランド」
の誕生日、2012年にパーキンソン病合併症にて84歳で没する。
誰???
大気化学の分野において、大きな貢献をした人物で、フロンがオゾン層を破壊
することを発見され、地球温暖化に警鐘を唱えられて1989年に日本国際賞、
そして1995年にはノーベル化学賞を受賞されている。
他には核兵器がもたらす大気への影響に関する研究も・・・
ということで今日のテーマは地球温暖化です。
先日、さる公民館で「私たちができる地球温暖化対策」という講座を受講。
講師はNPO法人奈良ストップ温暖化の会・理事長などの「当麻 潔」さん。
元大阪ガスの社員さんで2019年退職後に各地で講演活動中と。
1.気候変動(地球温暖化)の現状
①過去100年間、世界0.72℃<日本1.26℃<奈良2.0℃上昇
このままだと、2100年には5℃上昇すると予測されている。
②温暖化のメカニズム:地球はCO2の温室効果ガスで守られてきたが
化石燃料の大量消費で、1800年代の280ppmから2021年416ppmに。
③地球温暖化による悪影響
・熱中症患者の増加
・異常気象による甚大な被害 水害の多発
・農作物への影響 割れ米や白化米、果実の着色不良
・自然系体系への影響 サンゴの白化現象
2.気候変動(気候危機、気候非常事態)に関する国内外の情勢
(1)世界の目標
2015年・SDGsの17の目標の内、13番目が気候変動対策
2015年・パリ協定:平均気温を産業革命前より2℃以内で1.5℃に抑える
2018年・IPCC:2050年前後に世界の排出量を実質ゼロ
1.5℃の目標達成に2035年温室効果ガス6割削減(2019年比)
2021年・COP26:1.5℃に抑えCO2排出量を45%(2010年比)2050年実質ゼロ
2022年・COP27:途上国対策として損失と損害のための基金
2023年・広島サミット:CPO26目標を再確認し、生物多様性の損出防止
2040年プラスチックを廃止
洋上風力や太陽光発電の促進、原子力の活用
天然ガスを含む化石燃料の段階的廃止
(2)日本の目標
・温室効果ガスの削減目標:2030年度▲46%2013年比、▲50%に挑戦する
2050年に実質ゼロ(カーボンニュートラル)
・カーボンニュートラル:省エネ、創エネ、森林吸収で実質排出ゼロ
・2030年度のCO2削減目標46%(2013年比):
家庭▲66%、業務ほか▲51%、運輸▲35%
・GX関連法案:GX推進法、GX脱炭素電源法5本、原子力推進法(稼働60年)
*広島サミットでも原子力の活用がうたわれているが・・・
皆様は原子力に関してどのように考えられるのか???
(3)奈良市や奈良県の目標
・奈良市は全国平均と比べて、CO2排出量は家庭と運輸の比率が高い
理由・・・産業14.4%(全国平均40.8%)と少ないからと。
・ゼロカーボンシティ宣言:奈良県と5市(39市)、奈良市含まず
・RE100&再エネ100宣言RE ACTION:中小企業の製品も影響する
・脱炭素先行地域:三郷町と生駒市のみ
・第三次奈良市環境基本計画:2050年ゼロカーボンシティを目指す
3.私たちができる賢い省エネ等の温暖化対策
(1)温室効果ガスを減らす(緩和策)
①省エネ a.機器の対策:効率危機への買い替え
*10年前比で照明86%テレビ42%エアコン10%と冷蔵庫45%前後
b.住宅の対策:二重窓、内窓など高断熱化
c.交通の対策:公共交通機関の利用、エコドライブ
d.ライフスタイルの見直し(エコな生活)
節電:エアコンの適切な温度設定、フィルターの掃除、電源off
冷蔵庫も適切な温度設定1670円、詰め過ぎ厳禁1180円、ドア開閉は早く
節ガス:ガスファンヒーターは快適な温度設定は20℃にすると2480円、
入浴は続けて3140円、浴槽の蓋をマメに6930円、
ガスコンロは鍋の水気をふき取る390円、鍋に合わせた炎390円、
蓋に使用780円、バーナーの手入れ260円
e.食品ロスの削減(1日114g、年間42Kg)
:買いすぎず、注文過ぎず、食べ残さない
フードドライブの活用
f.食の地産地消:日本の食料自給率38%
・フード・マイレージ輸送量と輸送距離の少ないもの⇒地産地消
・カーボンフィットプリントの付いた商品を買う
g.エシカル消費:倫理的消費の意味で持続可能性、
フェアトレード、エコラベル商品の購買
h.シュアリングエコノミー:カーシェアリング、シュアハウス
②創エネ 再生エネルギーの導入状況(国際比較)
a.自ら消費(太陽光発電、太陽温水器、家庭用屋根貸しPPA)
b.市民/地域共同発電所への出資・寄付
c.再生可能エネルギー比率の高い電力会社・メニューに転換
③畜エネ 蓄電池やモバイルバッテリーの利用
④森林保全:針葉樹と広葉樹の混林の推進等・・・
⑤これからの省エネ・創エネ:ガマンから豊かで健康な暮らし
(2)地球温暖化による悪影響に備える(適応策)
①熱中症対策:暑熱対策で日傘の利用
②農作物対策
③ハザードマップ
レジュメから書き出しましたので、見にくいですね。
205年まで、あっという間になることでしょう。
一人一人、少ないエコが積み重なれば、大きな力になるように願いたい。