カメラを片手に

爽雨忌、どのような俳人

深夜の23.4℃が最低気温という蒸し暑い朝、ゲリラ豪雨が滋賀であったが、
奈良の天候は曇り時々晴、11時前には30度を越え真夏日に。
いつ何時降ってもおかしくない天候で、今後も梅雨空が続きそうですね。
      11時、30.2℃、64%

5月初めに植えたゴーヤ(ニガウリ)のツルが伸びて来て、雄花が咲く。
マメ用の網を越えそうなので、今年もサンルームの屋根から網を張った。
ふと地面を見れば、昨年落ちた種から15㎝程の苗が3つも伸び始め誘引すれば
蒸し暑い最中ですので、小一時間の作業で汗びしょびしょに。
さっとシャワーを浴びてスッキリ。
      

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はアカネ科の「クチナシ・梔子」、
純白の6弁花を咲かせて強い香りを漂わせる。
      

秋には橙赤色の果実をつけ、その実は熟しても割れにくいことから「口なし」
や実の先端を鳥の嘴に見立てたことから和名の由来とされている。
この実は「山梔子(さんしし)」という漢方薬や生薬、そして黄色の着色料
など様々な形で利用されている。
      秋篠寺で2020年秋

花言葉は「私は幸福すぎる」とされ、英語の「I’m too happy」からとされる。
さらに「Transport of joy」 とも。
      「今朝 咲きし 山梔子の 又白きこと」 星野立子
      

北原白秋が詠む
夏の日は なつかしきかな こころよく 梔子の花 汗もちてちる

     ・・・・・・・・・・・

今日は『爽雨忌』、1983年のこの日、大正・昭和の福井出身の俳人
皆吉爽雨・みなよしそうう」の81歳の忌日で、没後40年になる。

大阪で就職後、1919年先輩の影響で俳句を始め、高浜虚子に師事する。
1922年「山茶花」創刊に参加。1936年には「山茶花」の選者となる。
1945年に転勤で上京、1946年に「雪解」を創刊・主宰。
1967年、句集『三露』などの功績より第1回蛇笏賞受賞。
1953年には俳人協会副会長を務められた。
  
阿波野青畝は皆吉爽雨を「山部赤人型の俳人」と評している。
山部赤人は『万葉集』第一の叙景歌人で、自然の美しさを絵画的な表現として
の技巧にすぐれ、特に富士山を歌った長歌が有名ですね。
皆吉 爽雨も、写生に立脚し、それを越えたものとして福井の情景や
エピソードを詠んだ句が多いことからか・・・
福井への帰省時の句は
    『汗ひいて山河やうやく古里ぞ』 爽雨
その他は
    『さぎ草の鷺の嘴さへきざみ咲く』爽雨
    『累々と莟(つぼ)むを歯にぞ花菜漬(はななづけ)』爽雨 

    

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