カメラを片手に

小小坊・シャシャンボ(サシブ)をジャムに

小雨が降ったりやんだりする朝、気温は10.1℃と異様な暖かさ、お昼過ぎから
日差しも出始めればあっという間に晴天に。最高気温は22.5℃まで上った。
10月中旬の気候ですよ!
      13時、17.6℃、78%

原因は日本海を進む前線を伴う低気圧へ向かって南から吹きこむ暖湿流です。
明日も前線の通過があり、夕方まで断続的な雨模様となる。

この後一転して大陸からの寒気が入り、大雪に注意との予報が・・・
それより20日以降はクリスマス前寒波に襲われ、豪雪になるかもしれない。
というのも日本海の水温が高いためで、日本海側の山沿いにかけ豪雪が予想
されている。暖冬で雪のないスキー場には嬉しいようだが・・・

さて昨日午前中「大和文華館」での「朝鮮螺鈿の美」展で、螺鈿の素晴らしさ
を堪能して、苑内を歩けば「シャシャンボ・小小坊」にたわわに実っていた。
      

植えれば蔵が建ち家が栄えるという縁起の良い木とされており、茶庭では庭の
景観の趣を出すために植えられる庭木= 役木(やくぼく)として用いられる。
酸性度を好み、ツツジ科の暖地性常緑低木で、ブルーベリーに花や実もよく似
ており、ブルーベリーの仲間です。
和名の由来は、丸い小さな実が多数つく様子を「小さい坊や」=小小ん坊と
呼ばれた?、別名は「ワクラ」「ワクラバ」「ナナカマ」「ヨネシバ」とも。

5月〜7月に白色の鐘形の小花を出し、晩秋に熟する実(サシブ・烏草樹:古名)
*古事記(712年)に載っている。
 磐の姫が宴会準備のため和歌山迄みつなかしはを採りに出かけた間に、
 仁徳天皇は八田若郎女を妻に迎えた。
 仁徳と八田若郎女が一緒に過ごしていることを伝え聞いて、磐の姫は怒り
 宮には帰らず、山代へ行ってから、筒木のヌリノミの家に滞在する。
 
 都藝泥布夜 夜麻志呂賀波袁 迦波能煩理 和賀能煩禮婆 迦波能倍邇
 淤斐陀弖流 佐斯夫袁 佐斯夫能紀 斯賀斯多邇 淤斐陀弖流 波毘呂
 由都麻都婆岐 斯賀波那能 弖理伊麻斯 芝賀波能 比呂理伊麻須波 
 淤富岐美呂迦母
 つぎねふや やましろがはを かはのぼり わがのぼれば かはのへに
 おひたてる さしぶを さしぶのき しがしたに おひたてる はびろ
 ゆつまつばき しがはなの てりいまし しがはの ひろりいますは
 おほきみろかも

訳)山代川を私が上れば川辺に烏草樹(さしぶ)の木が生え、
  その木の下に咲く高貴な椿の花は、天皇の姿なのかも

この折、磐の姫が詠む歌は
 『吾が上れば 青丹吉 那良を過ぎ 小楯倭(やまと)を過ぎ 吾が見が欲し土(くに)は
 葛城(かづらき)高宮 吾家(わぎへ)の辺り』 
訳)山代川を、飛鳥宮に向かう。
  平城山を過ぎ、倭を過ぎ、私が見たい里は 葛城の高宮の我が家の辺り
 
仁徳天皇は、山代川に着いたことを知り、磐の姫に歌を送り届ける。
『山代に い及(し)け鳥山 い及けい及け 吾(あ)が愛(は)し妻に い及き遇はむかも
訳)山代に追いかけろ、鳥山 追いかけ追いかけして、
                 私の愛する妻に追いつき遭えるかも。

しかし  磐の姫は戻ることはなかった。
話が違う方に展開してしまいましたね。

シャシャンボの熟れた実でも、甘酸っぱい。天皇と磐の姫の恋みたい??
もしかしたら、磐の姫陵に植えられているかもしれませんね。

昨日昼には家に戻り、連れ合いに大和文華館のシャシャンボが熟れているよと
伝えれば、友人が今年は出来が良くないと言っていたのにとぼやくも・・・
      12/14大和文華苑にて
   
午後3時頃、急にあの場所に生えているシャシャンボ採りに行こうと言い出す
着けば、今年は暖秋の影響か、一筋に実が2・3個ほどしか
少ないのに加え、昨今のシャシャンボブームもあるのか、採りやすい位置は
他の人が採ったようで、枝がいっぱい落ちている。
なんということをするのかと怒りが込み上げてきた。

小一時間で昨年はジャムにしたのは未成熟果も含め600g、今年は完熟を500g
潰さない程度に数回良く洗えば、ゴミと共に軸もほぼ取れました。
グラニュー糖200gとレモン汁を入れて炊く。
果皮が固いので、ブレンダーでこの状態にして瓶に詰めれ2瓶だけでした。
      

近年、ブルーベリーより「アントシアニン」を多く含むことなどから人気が
出てきているようです。

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