薄雲に覆われ柔らかな陽差しが差し込む奈良、13.9℃と平年並みの最低気温
から今日は昨日の最高気温20.2℃を午前9時過ぎには越えている。
今後は夏日となる暖かな日が16日(日)まで続きそうだ。
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今日は「嵐雪忌」、江戸前期の俳諧師「服部嵐雪・はっとり らんせつ」の忌日
1707(宝永4)年で新暦では11月6日、享年54歳。法名は雪中庵不白玄峯居士
辞世の句は『一葉散る咄ひとはちる風の上』嵐雪
別号は雪中庵、不白軒、寒蓼斎、寒蓼庵、玄峯堂、黄落庵、嵐亭治助など。
松尾芭蕉の高弟、芭蕉をして「草庵に桃桜あり。門人に其角嵐雪あり」
「両の手に桃と桜や草の餅」と言わしめたほどで、雪門の祖になる。
雪門は、都会趣味的な洒落や機知を主とする 「榎本其角」の江戸座に対し、
都会的俗調を帯び、人事句に秀でて平明・温和とされた。
天明期(1781~1789)には江戸俳壇で最大勢力も、関東東北地方に限られた。
先日飛鳥公民館の講座の集合場所、大仏殿前交差点へ向かう折、午前9時前
近鉄奈良駅を降りて興福寺から奈良国立博物館経由して到着した。
東大寺を向いて立たれる行基菩薩像、待ち合わせ場所ですが、人はいない。
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東向商店街を抜け、断層崖を上れば「興福寺」境内へ
国宝「北円堂」、開門準備をされている。
確か10月22日から11月6日まで(9~17時)特別開扉、拝観料300円
さらに21年ぶり、11月4日~26日迄(17時半~20時迄)の金・土、8回の夜間
特別拝観があり、運慶の弥勒如来や無著・世親菩薩像にお会いしませんか。
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そして南円堂では10月17日(月)大般若経転読会で、一日限り特別開扉され、
拝観料300円です。
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東を見れば、国宝・東金堂の上に若草山が見えており、修学旅行生の小集団が
ガイドに案内されている。
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南大門跡から北をみれば、2018年に再建落慶された「中金堂」拝観不可
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この後ろに元薬師寺旧金堂(室町時代)を譲り受けた旧金堂、瓦の色が様々で
現在は「仮講堂」ですが今後、講堂として修理される予定だとか。
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国宝の五重塔、当時に次ぐ高さで現在、初層内陣が特別開扉されているが、
10月16日までで、この機会に四方にある国宝の仏さまを(拝観料1000円)。
その後は遅れていた120年ぶりの大規模修理が予定され、素屋根で覆われ、
この姿が見られるのは数年後の予定です。
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五重塔と東金堂の間を行けば「興福寺本坊」です。
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そして反対側には会津八一の歌碑がある。
『はるきぬといまかもろびとゆきかへり ほとけのにはにはなさくらしも』
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通り過ぎばかりの人ばかり、1426年頃のお風呂場の「大湯屋」がぽつんと。
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横断歩道を渡り、奈良国立博物館の敷地内へ入れば、仏像館が・・・
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10月29日からの第74回『正倉院展』と・・・
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そして北東隅に「鴎外の門」、通り過ぎるばかりで忘れ去られている。
大正年間、帝室博物館の総長だった森鴎外が、正倉院開封の際、奈良を訪れるときの宿舎があった元官舎跡で、井戸の跡が残されていた。
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歌碑には『猿の来し 宿舎の裏の 大杉は 折れて迹なし 常なき世なり』鴎外
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もうそこは東大寺大仏殿前交差点になります。
秋の行楽シーズンが始まった奈良、修学旅行生ばかりでしたが、
10月に入り、入国緩和が行われており、インバウンドも多くなりそう。
今のうちに国内の観光客が来ていただければよいのですが・・・