カメラを片手に

ナンキンハゼ(南京黄櫨)に集う鳥類はコゲラまでも

今朝の奈良は5.6℃と冷え込みも少なく、温かな曇り空の朝、昼前に陽が
照りだしたが、11.7℃までしか上らなく、肌寒い穏やかな一日でした。
10時

数日前の『ナンキンハゼ・南京黄櫨』、紅葉した葉をすっかり落とし、
白い実が青い空に白い星を散らせば、ポップコーンが弾けているように。


その実を頂く鳥は、ムクドリ・エナガ・キジバト・スズメ・メジロ・カラス
シジュウカラなどと多彩な顔ぶれだそうで、先日はシジュウカラの集団に、
『メジロ』も来てくれました。


数日後「ハシブトカラス」さんがお目見え。


果実の白い部分はろう状の物質で昔は石鹸やロウソクなどの原料になりました。
中には黒い種があり、人間と違い紫外線反射で黒を識別できる鳥類は、
この黒い色が見えるのでしょうか?。

実はこの黒い種を消化するかしないかで『種子捕食者』か『種子分散者』に
分かれます。
『種子捕食者』は果実を呑み込んだら、タネまで消化してしまい、
鳥類としてはハト類、カモ類、キジ類、アトリ類などがあげられます。

反対にナンキンハゼの白い部分は蝋状物質からなり、体内で溶け出しこれを
消化吸収して種子を糞として排出するこものを『種子分散者』といいます。
ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ類が該当します。
こうしてナンキンハゼは種を増やしていくのです。

こんな寒い朝には『コゲラ』までがお目見えしており、一年ぶりのこと
この季節だけですね。

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