横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

ルコウソウとヒルガオと葉

2007-09-12 08:58:16 | 近所

マルバルコウソウ(ヒルガオ科)
近所のところどころで、道端に咲くマルバルコウソウを見る。
ルコウソウは何種類か仲間がある。 昨年の記事 ルコウソウ

ルコウソウの葉は魚の骨のようだが、マルバルコウソウはハートにも見える丸葉だ。


といっても、こんな角がある葉も見られて興味深い。


ハゴロモルコウソウ(ヒルガオ科) 別名 モミジバルコウソウ
昨年も朝顔と一緒に咲いていたハゴロモルコウソウ。
魚の骨とハートを掛け合わせると、こんなモミジみたいな葉になる。

ルコウソウも朝顔もサツマイモも、ヒルガオの仲間たちだ。


ヒルガオ(ヒルガオ科)
近所にはコヒルガオばかりと思っていたが、ヒルガオと思われるものもあった。


コヒルガオ(ヒルガオ科)
図鑑などでは、ヒルガオとコヒルガオの区別点は下記だと記述されているものが多い。
1.コヒルガオの葉の基部の張り出しには切れ込みがある。
2.コヒルガオの花柄の上部に、ぎざぎざしたヒレのようなものがある。


ヒルガオの葉


コヒルガオの葉
上と比べると耳の部分に切れ込みがある。
また見たところ、ヒルガオの葉のほうが先端がやや丸いようだ。


ヒルガオの花柄


コヒルガオの花柄
ヒレのようなものがあって、触るとザラザラしているの。


けれどもヒルガオの葉の中には、このように切れ込みに向かいそうな葉も混じっている。
またコヒルガオの葉の中には切れ込みがないのもあるので、簡単に葉だけでは割り切れない。

ヒルガオとコヒルガオが交雑しているのもあるかもしれない。

最新の画像もっと見る

34 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全く知りませんでした (sagano)
2007-09-12 09:27:46
ルコウソウは全部同じ、ヒルガオ(とおぼしきもの)も
ぜんぶ ヒルガオと思っていました。
なるほど、こうして比較して頂くと よく
分かりますね。
でも、今度見た時に識別できるほど記憶していたら
いいんだけど。
ルコウソウは 花の形も少し、違いますね。
先日、いつも自転車で通っていた眼科に
歩いて行った時、フェンスに絡まっているのを
見かけました。
今まで、写真を どの方向からどこまで入れようか
などと、欲と二人連れで、観察する余裕が
ありませんでした。
これからは、「ひびのいった茶碗」みたいな腰
ですから、そう言う観察もしてみたいと
思います。ゆっくりとね。
朝から、いい勉強させて頂きました。
本当に、至れり尽くせりで、初心者には真に
有難いです。おおきに。
返信する
昼行灯 (縄文人)
2007-09-12 09:34:21
縄文人は、なんでもそうですが・・・
        花の名前は昼行灯

朝顔、昼顔、夕顔の区分がよく分からない。
朝顔は以前から知っていた。 
   ヒルガオも朝顔と思っていたらヒルとつくようだ。
夕顔は鹿沼が有名な「干ぴょう」と聞いたことがある、

  ヤッパリ昼行灯には難しい。
返信する
Unknown (pole pole)
2007-09-12 10:19:57
お星様のような形をしたルコウソウにこんなに種類があるのですね~
お魚の骨のような形の葉のものはよく見かけますが・・・中間のモミジのようなのは初めてです。
交雑したのでしょうか?

ヒルガオとコヒルガオ 区別は難しそうで 実は簡単なんですよね~
花と葉だけでは本当によくわかりません。
私も以前 エントリーしたので TB させていただきます。
ご迷惑でしたら 削除されても構いません。
返信する
ヒルガオとコヒルガオ (ポージィ)
2007-09-12 10:34:37
さすがおーちゃん、ルコウソウからヒルガオ、コヒルガオへ
さらに葉っぱの比較といらっしゃいましたか。
いろんなことがいっぺんに分かってすごく得をした気分(^^)

マルバルコウソウの葉に、ギザギザがでかかっているのもあって
びっくり。これはもしかしたらルコウソウの遺伝子も少し入って
いるのかもしれませんね。

ヒルガオにもお会いになれて良かったですね。
おーちゃんが両方詳しく観察して下ったおかげで、私はいながらにして
両方の葉や花柄の違いを知ることができました。
この両者も交雑があっても不思議はないですよね。そのうち
葉っぱでの見分けが付かないものも増えてくるかな…
返信する
sagano さん (おーちゃん)
2007-09-12 10:58:21
私も全部ヒルガオと思っていたし、ルコウソウなんてものは知りませんでした。ハゴロモルコウソウは花の形が凧の一種みたいで面白いです。
だんだん観察もしながら、撮ってみようという気持ちが出てくるといいですね。
返信する
縄文人 さん (おーちゃん)
2007-09-12 11:04:42
私も依然として昼行灯です。
最近まで夕顔も朝顔の仲間と思っていました。ウリの仲間なのですね。
でも知らなくても何の問題もないことと思います。
返信する
pole pole さん (おーちゃん)
2007-09-12 11:08:18
モミジバは、だいぶ前に園芸的に交配してできたもののようです。私はまだ自生(野生化)しているものは見たことがありません。
これまでみんなヒルガオと思っていましたが、最近コヒルガオのことを知って調べたら近所の多くがコヒルガオでした。
TBありがとうございました。

返信する
ポージィ さん (おーちゃん)
2007-09-12 11:17:03
私の性分で、同じ科のものは並べたくなります。
ルコウソウやヒルガオだけでなく、葉はけっこう変異がみられますね。ある植物の葉は鋸歯があるとされていても、全部がそうではないこともありました。
コヒルガオの葉の切れ込みも明確でないものもあって、しばらく迷っていました。だんだん両方の遺伝子が顔を出す種が増えるかもしれませんね。
返信する
やはり (あまもり)
2007-09-12 12:23:25
マルバルコウソウは、野の花になっているのですね。
私の近所ではルコウソウの仲間はあまりみかけません。
見逃しているのかもしれませんので今一度じっくり探してみます。
ルコウソウの葉を魚の骨に例えられたのはユニーク。
なるほど、魚の骨とハートが混じればモミジになるんですね。

ヒルガオとコヒルガオの違いをこうして写真で見せていただいて大いに納得です。
交雑種もあるかもしれないということですが、淀川で見かけるのはヒルガオのようでコヒルガオはまだないようですが、好奇心を大いにくすぐります。これも確かめてみたい。
でもそろそろヒルガオの時期も終わりですね。
返信する
あまもり さん (おーちゃん)
2007-09-12 13:12:30
私は京都にいるころルコウソウを見た覚えがありません。もっとも、こちらでも知ったのは最近のことなので、京都で咲いていたかどうかも定かではありませんが。
大阪にもコヒルガオはあるのでしょうけれど場所によって勢力が違うのかもしれませんね。
そろそろ花期が終わりでしょうか。いつごろまで見られるか注目しておきます。
返信する

コメントを投稿