日差しを和らげる 2012-07-31 06:43:56 | 近所 毎日、暑い日が続く。 居間の東と南が窓なので日差しを和らげるため今年もゴーヤを植えた。 幅4mほどに蔓が這い葉を茂らせている。 雄花は毎日たくさん咲く。 しかし今年は雌花が少なめだ。 それでも虫たちのお陰で確実に受粉して・・・ 立派に育ち、家で食べる分には十分な数だ。 ゴーヤのそばにミニトマトも植えた。 同じ黄色でも、ウリ科のゴーヤとナス科のトマトでは花の姿がだいぶ違う。 細長い品種のものもうまく育っている。
蝶あれこれ 2012-07-28 07:11:35 | 近所 最近見かけたチョウ。モンシロチョウ、アゲハ、ベニシジミなどポピュラーなのを割愛して。 雑木林にいたヒカゲチョウはジャノメチョウの仲間。 そのジャノメチョウは近所の程ヶ谷カントリーの裏道にいた。 追分市民の森に入るとアキノタムラソウにメスグロヒョウモンが来ていた。 雌であれば黒いので分かりやすいがヒョウモンチョウの仲間の雄は似たような模様が多い。 このあたりではアカボシゴマダラがすっかりおなじみになってゴマダラチョウが見られない。 ちらちら白っぽいものが見えて飛んでいるのでモンキアゲハだと思って目で追っていると、 花ではなく葉っぱの上に紋を隠すように翅を広げて止まった。 蝶と蛾の区別で翅を広げて止まるか閉じて止まるかというのは決め手にならないと分かる。 ダイミョウセセリも追分のアキノタムラソウにまとわりついていた。 チョウにとって今ごろの林のまわりで貴重な花なのだろう。
猫の舌 ? 2012-07-26 06:53:57 | 近所 アレチマツヨイグサ(アカバナ科) 天神島で昼間から月見草が咲いていた。 アレチマツヨイグサはメマツヨイグサとよく似ていて今では区別しないこともあるそうだ。 ウシオハナツメクサ(ナデシコ科) 前回ハマツメクサの白い花が咲いているのにピンク色のウシオハナツメクサは見られなかったが、 今回は満潮だと海水をかぶりそうな場所でひっそりと咲いていた。 元気だったのはこの黄色い花。 ネコノシタ(キク科) 葉を触るとザラザラするので猫の舌という面白い名前を持った花だ。 筒状花と舌状花からなる姿からハマグルマとも呼ばれる。 そう太くない丸太に貝のようなものがいっぱい付いていた。 人の意図があってのものか自然に出来たのかよく分からない。 そしてこの貝のようなものの名前も調べた範囲で分からなかった。 海岸はふだん見慣れないものが多くて面白い。
天神島ふたたび 2012-07-24 06:15:53 | 近所 2週間ぶりに天神島を訪れると植物の様子が少し変わっていた。 スカシユリが少なくなった代わりにハマボウの黄色い花が出迎えてくれた。 ハマボウ(アオイ科) ハマボウは浜朴ということらしいが、モクレン科の朴とは違ってハイビスカスやムクゲの仲間だ。 樹高はムクゲよりも低くフヨウと同じぐらい。 この前は蕾が出来始めたばかりだったハマゴウが少しほころび始めた。 ハマゴウ(クマツヅラ科) 砂地を這うように広がっている草のように見えるが実は低木で幹は砂に埋もれている。 紫色の花がいくつか咲いていた。 花の形としてはムラサキシキブに似ている。 フナムシやカニが動き回る岩場にじっと張り付いていいるものもたくさんいる。 これはヒザラガイという軟体動物で、背中に8枚の殻がある。 貝類というと二枚貝や巻貝を思い浮かべるがこういう形もあるらしい。 しっかり張り付いているのを無理やり剥がしてみると、すぐに体を丸めた。
ヒャクニチソウ 2012-07-23 07:04:03 | 近所 ヒャクニチソウ(キク科) 追分市民の森の谷戸の部分には年によって菜の花、コスモスなどいろんな花が植えられる。 今このあたりはヒャクニチソウが満開で別の区域ではヒマワリが背を伸ばしている途中だ。 ヒャクニチソウは色や咲き方の種類が多くて楽しめる。 それに蕾から次第に開いていく過程にもさまざまな表情がある。 名前の通り開花期間が長いのも人気がある理由だろう。
ベニシジミなどいろいろ 2012-07-21 06:34:39 | 近所 今を盛りと咲いているヒメジョオン。 必ずと言っていいほどベニシジミを見かける。 ほかの虫たちもいろいろやってくる。 この小さいのはマルノミハムシ ホソヒラタアブを初めハエやアブの仲間も多い。 これはツマグロキンバエ。翅の先が黒くなっているのが名前の由来だろうか。 口器が長く花の蜜を吸うのに役立つのだろう。 複眼に縞があるのも面白い。 ヒメジョオンと関係ないけれど最近見た虫たちを羅列してみよう。 スイカズラの葉にいたウンモンオオシロヒメシャクはシャクガの仲間だ。 フタテンシロカギバは森の中の落ち葉で休んでいた。 コンクリートの擁壁に張りついてた蛾。ちょっと名前が分からない。 これはヒメバチの仲間だと思うが、やっぱり名前がはっきりしない。 最後にお馴染みのコミスジ。 名前のとおり翅の3本の白い筋が特徴だが、背中の色彩が豊かなのに初めて気づいた。
ヤマユリ 2012-07-20 06:25:06 | 近所 これを書いているのは夕方5時。 少し前に雷が騒ぎ夕立があって、雨上がりに今年初めてのヒグラシを聞いた。 午前中の暑い中を追分市民の森までウオーキングしたときにニイイニイゼミの抜け殻を見つけた。 市民の森の流れ4のそばにヤマユリが咲いていた。 ヤマユリは日本特産でユリの中でももっとも大きい方だろう。 蜜で濡れた雌しべに花粉がついていた。 傍の田んぼに生まれたばかりのような小さなアマガエルがたくさんいた。
弟切草 2012-07-19 06:13:38 | 近所 瀬谷市民の森で50cmぐらいの高さに黄色い花をつけているのが何株もあった。 オトギリソウ(オトギリソウ科) 何年か前にこの森でオトギリソウが咲いていたが、それ以来久しぶりに場所を変えて見ることができた。 花径は2cm弱、ビヨウヤナギやキンシバイより小さいが黄色い花にたくさんの雄しべがあるのは似ている。 子房から3本の花柱が長く伸びて先端が赤い。 対生する葉の裏を見ると油点(黒点)がいっぱい見える。 油点はサンショウの葉などにもあり、サンショウの葉を叩いて油点を破ると特有の香りがする。 花弁や萼には黒点というより黒線がはっきりと見える。
瑠璃 2012-07-17 07:11:41 | 近所 雑木林の間伐した木を置いてある所にルリボシカミキリがいた。 紋つきの瑠璃色の体を誇るかのように立って触角を長く伸ばした姿がいい。 触角が4本見える。ということは・・・ カップルのものも含めてたくさんのルリボシカミキリを見ることができた。 昨年から置かれている間伐材という環境に集まってくるのだろう。 こちらは近所のヨウシュヤマゴボウの花に来たルリシジミ。 ヤマトシジミは背の低い花のあたりを飛び回っているが、ルリシジミは草木の高いところでも見られる。 翅の表側に瑠璃色の部分があるのだが、止まった時は閉じてなかなか撮らせてくれない。 上の方で葉に擬態しているようにも見えるのはルリシジミの幼虫。 黒いものが二つ付いている。この正体は・・・蟻だ。 別の葉を見ると、たくさんの蟻がいた。 蟻が攻撃しているのではなくて、ルリシジミが蟻を誘引する物質を出してボディガードにしているのだとか。
チダケサシ 2012-07-14 06:37:24 | 近所 タシロラン(ラン科) 瀬谷市民の森、ヒノキやサワラの林の地域にタシロランが咲いていた。 昨年は同じ森でもかなり離れたマテバシイの木の近くで見た。 腐生植物のタシロランは色彩が少なく地味なものだ。 道路を渡って小さな流れの近くへ行ってみるとチダケサシが咲いていた。 チダケサシ(ユキノシタ科) チダケサシは日本原産のアスチルベで湿地に多く、この場所でも毎年咲いてくれる。 ハチやアブなどいろんな種類の虫たちに人気があるようだ。 そうなると蜘蛛も身をひそめることになる。
食べられる・・・ 2012-07-13 09:04:37 | 近所 天神島でフナムシよりずっと数は少なくて岩の上であまり動かない生き物がいた。 体調3cmぐらいで岩についた苔のようなものを食べているらしい。 頭の先に小さなツノが二つある。 ウミウシの仲間にしては水の外にいるのは変だなあ。ヒラムシとも違うみたいだし。 インターネットでいろいろ調べても、これだと思うものが見つからない。 図書館に行って図鑑で調べてみようかと思っているところだった。 木曜の夜、「秘密のケンミンSHOW」というテレビを見ていたら、ピッタリの生き物が出てきて驚いた。 イソアワモチというもので、沖縄では味噌炒めにして食べ大変美味しいという。 イソアワモチは房総半島が北限でアワモチの仲間だそうだ。 珊瑚舎スコーレ『波打ち際博物館』 というサイトを参考にすると アワモチは 腹足綱 有胚亜綱 収柄眼目に分類され、イソアワモチ、ドロアワモチ、センベイアワモチ、ヒメアワモチなどがあるという。
浜辺の生き物 2012-07-12 07:19:03 | 近所 天神島の砂地に背の低い黄色の花が咲いていた。 タイトゴメ(ベンケイソウ科) マンネングサの仲間の仲間のタイトゴメだ。 花のつく茎には小さな葉が互生している。 花のつかない茎の葉は密生している。また一部が赤みを帯びている。 この葉が大唐米の米粒んい似ていることからタイトゴメと呼ばれたとか。 岩礁にはフナムシがたくさんいて、近づくとサーッと逃げていく。 カニも何種類かいたが詳しい区別は分からない。 殻がいっぱい。カニは脱皮するものと気づいた。 泡を吹いたまま岩陰にもぐり込んだのはなかなか出てこない。 貝もいろんな種類があったが、これも名前を知らないものが多い。 これはマツバガイというのだろうか。 これはユニークで本当に貝なのだろうかと思ったが、どうやらカメノテガイというものらしい。 なるほど亀の手に似ている。
ハマなんとか 2012-07-10 07:19:45 | 近所 天神島など海岸の植物には頭にハマがつく名前のものが多い。 ハマナデシコ(ナデシコ科) ピンク色がきれいなのはハマナデシコ。 茎の先に花が密生し大きな葉も柄がなく茎についているのでカワラナデシコなどと趣が異なる。 ハマボッス(サクラソウ科) 最初の写真でハマナデシコの向こうに小さく見える白い花はハマボッスだ。 花序の下の方には実が出来ている。 右の方のは既に熟していて、そのうち先端に孔があいて種子が飛ぶらしい。 ハマツメクサ(ナデシコ科) ハマツメクサは近所の道端に咲くツメクサと区別が難しい。 天神島にはピンク色のウシオハナツメクサも咲くのだが、前の台風などの影響を受けたらしく見られなかった。 ハマヒルガオ(ヒルガオ科) ハマヒルガオが広い範囲に這い、たくさんの葉を広げていたが花は一輪だけだった。 花期が終わっていたのだろうか。 ハマダイコン(アブラナ科) ハマダイコンの花期も少し前だったようだ。 地中にはどんな大根が出来ているのだろう。 ハマゴウ(クマツヅラ科) 逆に花期に少し早かったハマゴウはクマツヅラ科の低木、つまりニンジンボクやムラサキシキブの仲間だ。
海岸の花 2012-07-09 07:03:12 | 近所 長く横に延びた松の一部が砂に埋もれている。 横須賀市佐島マリーナのそばの天神島は臨海自然教育園になっている。 磯の岩場にはカニ、貝、ウミウシなどの生き物が見られ、そう広くない砂地には海岸特有の草花が咲く。 ハマオモト(ヒガンバナ科) ハマユウ 草花の中で比較的大型の花がいくつかある。 ハマオモトの自生は天神島が北限地だそうで1953年に神奈川県天然記念物に指定された。 花はなるほどヒガンバナの仲間と思わせる。 葉が出ている根元の茎のような部分は偽茎(鱗茎)と呼ばれるものだ。 ヒガンバナの鱗茎は地下にあるので見えない。 スカシユリ(ユリ科) 白いハマオモトに対して派手なスカシユリも海岸性の花だ。 橙色に赤の斑点の花被片それぞれの間が離れているのが透かし百合の名前の由来らしい。 まもなくハマカンゾウも咲くのだろうか。 ツルナ(ツルナ科) ハマオモトやスカシユリに比べてずっと小さな黄色い花はツルナ。 アジア、オセアニア、南米の太平洋沿岸に広く分布している。 蔓性で砂地に広がっている葉の若いものはオヒタシなどにすると美味しいという。
オニアザミとゼニバアオイ 2012-07-07 06:39:37 | 近所 アメリカオニアザミ(キク科) 家の近所でアメリカオニアザミが咲いている。 アメリカオニアザミは葉も大きな総苞もトゲがいっぱい。 それでも花のところには虫がやってくる。 ツヤハナバチの仲間だろうか。頭を突っ込み脚には花粉をたっぷりつけている。 上瀬谷の方まで行くと茎が地面を這って大きめの葉がいっぱいに広がっているのがあった。 ゼニバアオイ(アオイ科) 花は葉に比べると小さめで1cmちょっとぐらい。 ごく薄いピンクに赤い線が入る花弁はあまり開かない。 たくさんの大きな葉に埋もれてあまり目だたないように思える。 花に来る虫を撮ることが出来なかったが、葉っぱにブチヒゲカメムシが止まっていた。 ゼニアオイ(アオイ科) ゼニバアオイと名前が似ていて紛らわしいゼニアオイのほうが見る機会は多い。 ゼニバアオイより花径がずっと大きく色も濃いので気づきやすいのだろう。