横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

不動尻まで往復

2015-03-31 06:20:31 | 近所



七沢あたりから不動尻までを往復してきた。
暖かい日差しを受けてキタテハがタンポポの蜜を夢中で吸っていた。







広沢寺を過ぎると林道沿いの沢は堰堤の工事が長く続けられている。







こんなコンクリート作りの斜面でもチョウがひらひら飛んでは止まって繰り返している。







テングチョウのほかにキチョウなどもいた。







急な山道ではないがダラダラと200mぐらいの上りを歩くときつい。
山の神トンネルは電灯もついていないので不気味だ。
長さ200mぐらいを前の光だけを見て歩く。







トンネルを抜けたところにあるフサザクラはすでに花の時期が終わっていて、
しばらく行くとマメザクラが咲いていた。







ハナバチが花から花へと飛び回っていた。







不動尻あたりで観察した草花たちは次に譲ることとして、
雨が近づいて急いだ帰り道。七沢の川沿いに枝垂れ桜が満開だった。











シュンラン

2015-03-30 06:43:48 | 近所



アマナ(ユリ科)
瀬谷市民の森の入り口にアマナの姿があったが花被片を開いてくれなかった。
近いうちにもう一度見に行ってみよう。







森の中へ進むと木の根元で毎年楽しみな花が今年も忘れず咲いてくれた。







シュンラン(ラン科)
春蘭だ。和を感じるランとして魅力がある。







昔はもっと咲いていたそうだ。
市民の森では数年前までエビネも咲いたが最近は見られない。

しかしもう少しするとキンランやギンランが見られるはずだ。




瀬谷市民の森・春のチョウたち

2015-03-29 06:39:13 | 近所



瀬谷市民の森の雑木林にルリタテハが飛んで枯葉の上で翅をやすめた。
ほかにも何種類かのチョウの姿があった。







林の縁ではテングチョウが見られた。







キタテハは市民の森の入り口近くの畑の畦のあたりにいた。







雑木林に戻るとヒオドシチョウ。市民の森で見るのは初めてのような気がする。







チョウではないけれどビロウドツリアブがたくさん見られるのもこの季節だ。



境川を歩く

2015-03-28 06:50:16 | 近所



片倉城址公園でカタクリなどの草花を観たあと駅とは反対方向に出た。
10時30分。ここから自宅まで夫婦で歩いて帰る予定だ。晴れて暖かい。


少し歩くと「片倉つどいの森公園」というのがあった。
樹林や芝生広場、ちょっとした野外ステージもある広い公園だ。
この石垣は片倉城をイメージしたものであろうか。







片倉城からみなみ野の街並みを抜け横浜線沿いの道を相原まで進み境川に出た。
河岸にニリンソウが咲いていた。






境川は町田市大地沢を源流とし東京都および神奈川県を流れ江の島付近で相模湾にそそぐ。
太閤検地により相模の国と武蔵の国の境とされた。全長は約52kmだ。







境川の両岸は遊歩道になっているが一部は車両も通る。
オニグルミなどのように自生の木もサクラなどのように植えられた木も見られる。







草もニリンソウやツクシなどのように自生のもののほかスイセンなど植えられた花も







畑の向こうに見えたコブシの大木が満開だった。
ほかにキブシ、サンシュユ、トサミズキなど季節の木の花がいろいろ見られた。







カワセミは3か所で見た。セグロセキレイやキセキレイもあちこちで。







カルガモ、マガモ、コガモそれにコサギはいたるところで見られる。
アオサギは1羽だけ。さすがに大きい。







カワウは単独行動のものがところどころにいた。







お昼を食べたりCOOPに立ち寄ったりしながら町田駅近くまで来た。
15時35分。約20km。雲がかかって風が冷たい。

ここで電車で帰る妻と別れて境川をさらに下ることとした。







1時間ほどしてアーチ状の水道橋の下を通った。向こうは東急田園都市線だ。
このパイプには津久井湖あたりで取水され横浜まで運ばれる大事な水が流れている。

ここから我が家までは大した距離じゃない。
17時25分。帰宅した。 約28km程度と思われる

夫婦とも帰宅のころ脚に若干の痛みがあったが翌日は張りも出なかった。



カタクリ?城址公園

2015-03-27 06:58:03 | 近所



八王子にある片倉城址公園に行ってきた。
斜面などにカタクリがいっぱい咲いていた。






カタクリ(ユリ科)
片倉の名はカタクリに由来しているのではないかと言われるほど昔から自生している。
日光が十分だとこのように反り返る。






まだ開かないものも見られる。







反り返らない程度に開いた花の背面の姿も面白い。







カイコバイモ(ユリ科)
今年も柵から遠い場所にカイコバイモが咲いているのを確認できた。







バイモ(ユリ科)
バイモはまだ蕾であった。







ミズバショウ(サトイモ科)
公園の池の近くの湿地には水芭蕉が咲いていた。
昨年来た時には気付かなかった。


観察は1時間ほどで切り上げてウオーキングを開始した。


蓑毛の草花

2015-03-26 06:10:36 | 近所



この前行った蓑毛の草花でまだ取り上げられなかったものを纏めておこう。







トウゴクサバノオ(キンポウゲ科)
トウゴクサバノオは時期が早かったが沢の近くで何輪か見ることが出来た。
雌しべ2個と多数の雄しべ。黄色いのは蜜弁だそうだ。







ジロボウエンゴサク(ケシ科)
林縁の湿ったところにはジロボウエンゴサクがたくさん咲いていた。







ムラサキケマンより小さく繊細な感じがする。
家の近所のムラサキケマンはまだ咲いていない。







カテンソウ(イラクサ科)
カテンソウは開花してなくても独特の色合いで見つけることが出来た。







閉じていたところから雄しべが一つづつ弾けて顔を出す。







青年橋のバス停そばの斜面にはスズメノヤリが咲いていた。







スズメノヤリ(イグサ科)
頭花はたくさんの小花からなっている。
花被片が開くと雄しべの黄色い葯が目立つ。








上の方の小花はまだ花被片が閉じていて雌しべが顔を出している。
スズメノヤリは雌性先熟らしく雌しべが受粉すると雄しべが伸びる。
下の方にヒョロヒョロとしているのが受粉の終わった雌しべらしい。


ほかにオドリコソウ、セントウソウ、タチツボスミレ、アオイスミレ、ユリワサビなども。




再びハナネコノメ

2015-03-25 06:08:18 | 近所



ハナネコノメ(ユキノシタ科)
再びハナネコノメの姿を撮ってきた。
沢の岸辺にある苔むした岩の上に群生して見事だった。







かと思えばジャゴケの上に一株だけ頑張っているのもいた。







茎の先に何輪かの花をつけるが、2輪ぐらいのがすっきりして良い。







紅い葯の雄しべが8本。白い花柱は2裂して長いクチバシのようだ。







さて実・種は猫の目のように見えるのだろうか。いつか観察してみたい。


枯葉の間から顔を出した

2015-03-24 06:52:09 | 近所



雑木林でヤブレガサがたくさん顔を出していた。







ヤブレガサ(キク科)
たたんだ傘のようにみえるが・・・







傘を開いてみると破れていたというわけだ。







顔を出したといえば早くもテンナンショウの仲間も見られた。







マムシグサ(サトイモ科)
マムシグサであろうか。
これからウラシマソウやムサシアブミなどに出会うのも楽しみだ。


鱗に茸

2015-03-23 06:51:58 | 近所



蓑毛の沢にハナネコノメがたくさん咲いているのを見た。
その一角の岩の上に何か短い槍か茸のようなものがたくさん立っていた。







すぐには何か分からなかったが、仲間が青い葉のようなものは苔だよと教えてくれる。







なるほど蛇の鱗のような模様を持つ葉状体からジャゴケ(苔類)にちがいない。







ジャゴケは雌雄異株で、茸のようなものは柄を伸ばした雌器托だそうだ。
雌器托の先端の傘の下側には胞子体がいくつかある。
たまたま曲がって傘が裏向いている短い雌器托に見える黒いものがそれらしい。







ジャゴケはこういう湿った岩の上で時折は水が流れるような場所が好きらしい。


ヤマルリソウなど

2015-03-22 06:12:00 | 近所



ヤマルリソウ(ムラサキ科)
蓑毛あたりを歩くと道の傍の斜面などにヤマルリソウがたくさん見られた。







ワスレナグサにも通じるムラサキ科らしい姿の花だ。







キュウリグサ(ムラサキ科)
近所ではよく見かけるキュウリグサだが蓑毛ではようやく数株を見つけた。







ヤマルリソウの花が直径1cm近いのに対してキュウリグサは2mm程度だ。

同じような小さな花にハナイバナというのもあるが今回は見かけなかった。







蓑毛自然観察の森で伐採されたクヌギの木にシイタケが出ていた。
一番右のは直径10cmぐらいはあった。







これは食べごろの良い形だった。







変なところで発生した大きいサイズのは捻じれて苦労しているようだった。





フキの花

2015-03-21 06:34:21 | 近所



神奈川県自然環境保全センターの斜面にフキの花がいっぱいあった。







フキ(キク科)
フキノトウ食べごろの時期は過ぎてしまった。
フキの花は雌雄異株で、ここの群生はすべて雄株であった。







少し離れた平地にもたくさん咲いていた。







そして、この場所では全て雌株であった。
雄株は雄株ばかりで雌株は雌株だけで群生しているのは・・・?







フキの花序はいくつかの頭花でできている。







雄株の頭花は両性花の集まりだ。雌しべもあるが結実することはない。







雌株の頭花は細い雌しべが目立つ雌花の集まりだ。







しかしよく見ると中心の方には雄株の両性花に似た小花がいくつかある。
蜜を用意して虫を集める役割をしているらしい。


雄株だけ雌株だけで群生しているのは、それぞれ地下茎でつながっているからだろう。





ジンチョウゲ科の花

2015-03-20 06:27:31 | 近所



オニシバリ(ジンチョウゲ科)
丹沢あたりではオニシバリの花を見かけることが多い。







黄緑色の小さな花で目立たないが、いずれ真っ赤な実が出来る。







ジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)
近所ではジンチョウゲの花が香りを振りまいている。







ジンチョウゲは薄紅色の花が多いが、ここのは白花であった。
ジンチョウゲは日本では雄株ばかりなので実らない。







ミツマタ(ジンチョウゲ科)
ミツマタも丹沢のあちこちで見られる。







ジンチョウゲやオニシバリとは属が違うので、花の姿がずいぶんちがう。
樹皮はコウゾと並んで和紙の材料になる。



ハクモクレン

2015-03-19 06:26:19 | 近所



家の近所は造園のための樹木がさまざまに植えられている。






いまは枝垂れ梅が見ごろになっていた。京都・城南宮を思い出す。







時にはこんな光景を見ることもある。
石の重りを長い時間ぶら下げて枝振りを整えているのだろうか。







こちらでは2mにも満たないハクモクレンの幼木が何本も植えられていて、
細い茎の先にしっかりと大きな花が咲いていた。







公園の入り口のハクモクレンはすっかり満開になっていた。







花はどれも空を向いて咲いている。







なんとか低い位置にある花を覗き込む。
モクレン科らしい雌しべ、雄しべが見えた。







家のすぐ近くではコブシも咲き始めていた。
もう少し後かと思っていたが早いものだ。ソメイヨシノも1週間後に開花らしい。


先の方が開く

2015-03-18 06:24:16 | 近所



きのうは気温が20度を超えて歩くと汗ばんだ。
その前から春を感じた植物たちが花を咲かせている。







ウグイスカグラ(スイカズラ科)
ウグイスカグラはかなり長く咲いている印象だが、普通は4月5月が花期とされている。







神奈川県自然環境保全センターの池の傍では白花のウグイスカグラも咲き始めていた。







ウグイスカグラは合弁花で花冠が5裂している。







チョウジザクラ(バラ科)
この花も形が似ているといえば似ている。
しかしこちらチョウジザクラはサクラの仲間で花びらが5枚の離弁花だ。







チョウジザクラはこれまで自然環境保全センターでしか見たことがないが、
もともと宮ヶ瀬の早戸川林道あたりで咲いているらしい。


猫の目草

2015-03-17 06:45:15 | 近所



先日のハナネコノメをはじめ今の時期はさまざまなネコノメソウの仲間が咲く。
中でも林床などやや暗いところに咲くヤマネコノメソウは最もポピュラーに見られる。







こちらは自然環境保全センターのネコノメソウ。水辺や湿地などを好むようだ。







ヤマネコノメソウに比べて萼や苞葉の黄色が目立つ。







蓑毛から歩いた髭僧の滝に近い川辺ではイワボタンが咲いていた。
イワボタンも湿り気のあるところが好きで、自然環境保全センターの谷戸でも見られる。







ヨゴレネコノメに似ているが葯が黄色いので区別できる。







同じく髭僧の滝の川辺ではツルネコノメソウも見られた。
走出枝が地面を這うので名前にツルがついたようだ。







ネコノメソウなどに比べると花序同士が離れていてちょっと印象が変わる。







またどこかで別の種類のネコノメソウを見つけたいものだ。