横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

市民の森に青い翅

2015-10-31 06:09:47 | 近所



瀬谷市民の森は背の高い針葉樹がいっぱいで比較的に暗い林の部分が多い。






しかしクヌギやコナラなど広葉樹の林もあってドングリがたくさん落ちていたりする。






そんな秋の日差しの中に青いものが飛んだ。






ルリタテハだ。






羽根を開いたり閉じたり。
ルリタテハは花ではなく木の幹や葉っぱで見られる。






ルリタテハは成虫で越冬するので、冬でも暖かい日には出てくることがある。


銀杏炊き込みご飯

2015-10-30 06:18:12 | 近所



秋の味覚、銀杏の炊き込みご飯。
散歩の途中で見つけたヤマノイモのむかごも少し入っている。







小さな庭に秋の花、キクが咲いている。






色も咲き方もさまざまで面白い。






そばにはシュウメイギクもある。
菊の仲間ではないので花の姿が少し違う。



ピンク色になるコキア

2015-10-29 06:26:38 | 近所



この前TVで、ひたちなか海浜公園がピンク一色に染まっていると紹介されていた。





コキア(アカザ科)
それは群生するコキアの色だという。
コキアは家の近所でも数株ずつがところどころで見られる。






コキアの花の時期は終わっていて、ピンク色は葉や茎の紅葉によるものだ。






コキアは株全体が丸くなるのが特徴だが、茎の途中に葉が丸く玉を作っている。
これはどういう現象なのだろう。アリがいることからアブラムシが関係しているのか?






コキアの実は「畑のキャビア、とんぶり」になる。しばらく食べていない。






別のところで見たコキア。下の方から紅葉が進んでいる。






コキアはアカザ科。アカザとは畑の近くで見たこれのことか。





これも紅いもの

2015-10-28 06:16:13 | 近所



ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
1週間ほど前「秋には紅いもの」というのを書いたが、紅いものは家のすぐ近くにもあった。
茂みに隠れるようにヒヨドリジョウゴの実が赤くなっていた。






ノイバラ(バラ科)
その向かいの高校の擁壁には薄紅色の実がたくさんできていた。






我が家から上瀬谷にかけての一帯にはノイバラがたくさん生えている。
同じように多いツルウメモドキとともにクリスマスリースなどの材料として重宝されそうだ。






しかし下手に伐ろうとすると、小さいけれど鋭い刺に咎められる。






赤とんぼは少し元気はなくなったか止まっている姿が多くなっている。



小さくても菊

2015-10-27 06:16:45 | 近所



街中でも原っぱでも長い間咲いている白い花はハキダメギクだ。






ハキダメギク(キク科)
直径5mmぐらいの可愛い花だが掃き溜め菊とは・・牧野先生の発見場所が悪かった。






しゃれた形の舌状花が5個と多数の筒状花がある。






次々と咲くので花後の白いかたまりの様子も見られる。






先端がとがった白いのは種についた冠毛のようだ。






タンポポの綿毛と違って小さいからか飛んでいるのに気付いたことはない。


来年の手帳

2015-10-26 11:37:36 | 近所
そうか。そろそろ来年の手帳を買わないといけないなあ。
のほほんと過ごしている身としては予定をメモできれば十分。
見開き2ページに1か月分のマス目カレンダーが入っているものを毎年使う。
100円ショップにもあるが日曜日始まりのものが無かったりして、それなりに迷う。

瀬谷フェスティバル

2015-10-26 06:49:45 | 近所



海軍道路の向こう側の通信隊広場にテントがずらりと並んだ。






瀬谷フェスティバルという瀬谷区のお祭りだ。
今年ようやく米軍の通信隊基地が返還された。広大な跡地の利用は検討中だ。
以前から通信隊の協力を得て、毎年この広場でフェスティバルが開かれ今年が10回目だ。

朝9時ごろ準備中にちょっと覗いてみた。






これまでの関係から今年も米軍厚木基地からの参加がある。







区内にたくさんある連合自治会も毎年の参加だ。






焼きそば、おでん、焼き鳥、パンに餅など食べ物のブースも多い。






シニアの生涯活動のグループもいろいろと工夫をして参画している。
ここは竹笛や竹とんぼなど簡単な竹細工を体験できるようだ。






健康チェックや体力測定もできる。






岩手県大槌町からも参加している。
大震災の直後、瀬谷区民が大槌で炊き出しの支援をしたのが縁でつながりができ、
その年の瀬谷フェスティバルに大槌の漁師さんたちが招かれた。
船が失われて漁に出られなくてつらいという話を聞いて船を贈ろうという企画が始まった。
区民の多くが募金活動に参加し3600万円を集め、国の補助金も得て2013年6月に進水した。
全長24.9m、19トンの定置網漁船は瀬谷丸と名付けられた。






石巻や いわき からも参加している。






フリーマーケットは毎年たくさんの人を集める。



ほかにステージでの音楽やダンスなどの上演も人気がある。


後で行った妻の話によると今年のフェスティバルは例年にない凄い人出だったそうだ。


クコとヌルデ

2015-10-25 06:41:41 | 近所



クコ(ナス科)
秋の木の花はハギ、キンモクセイ、ムクゲ、サザンカにチャノキなど、そこそこある。
春の梅、桜、ツツジ、牡丹その他の多士済々に比べると大人しいものだ。






クコの花の紫色は秋らしい。
ナス科で木本のものはクコのほかにツルハナナスやツルナスなどもある。






ヌルデ(ウルシ科)
クコの花から少し歩いたところにヌルデの実が出来ていた。
ヌルデも変な名前の木と言えそうだが、木の汁が塗料として使われたことに由来するらしい。
さすが漆の仲間だ。






ヌルデの葉は10枚前後の小葉からなる奇数羽状複葉で、葉軸に翼があるのが個性的だ。






実のほかにコブシの実にも似たような面白い形のものが付いていた。
ヌルデシロアブラムシによる虫こぶだ。
五倍子(ゴバイシ)とか付子(フシ)と呼ばれタンニンを多く含んでいる。
昔はお歯黒の原料として使われたそうだ。



変な名前の木たち

2015-10-24 06:31:51 | 近所



井の頭公園には大きな木も多い。
ラクウショウ(落羽松)もそんな一つだ。
針葉樹だけれど葉が落ちる。メタセコイアと同じだ。






ラクウショウ(ヒノキ科)
ラクウショウは沼杉とも呼ばれるそうで、水辺で見ることが多い。

気根がにょきにょき生えるのが特徴だ。
水辺の根は酸素不足になるので気根で補うらしい。






ラクウショウの球果は種鱗があってヒノキと似ているが直径2cmぐらいと大きい。







ラクウショウの木から小さな橋を渡ったところに、トゲのある木があった。
サイカチ(皀莢)だ。前に見たサイカチはもっとトゲだらけだった。






サイカチ(マメ科)
サイカチは万葉集でも歌われている日本古来の木だ。(漢名の皀莢はシナサイカチ)
サイカチとは妙な名前で由来は諸説あるが、刃褐の字を当てるという人もいる。
刃のような形をした実ができ、その色は青黒いということだとか。なるほど、そんな豆だ。

サイカチは刃褐(さいかち)-サイカチの語源について-






大きな鞘が落ちていたが、中の種はどこかへ飛んだようだ。





井の頭の秋はこれから

2015-10-23 06:32:23 | 近所



秋まだ早い井の頭公園。紅葉もまだまだだ。







平日の10時ごろだったのでボート乗り場も静かなものだ。






それでも母子3人の乗った白鳥がゆったりと浮かんでいた。






冬の水鳥はキンクロハジロが10羽ほど来ていた。






バンは一年を通じてこの池にいるのだろう。
アシの葉をさかんについばんでいた。






もう少しすると紅葉とカモたちが訪れる人たちを楽しませそうだ。






秋には紅いもの

2015-10-22 06:59:24 | 近所



池の畔の小さな木に紅いものが見える。
秋には草木のさまざまな紅が魅力的になる






ニシキギは実が熟すと弾けて紅い種が顔をだす。
葉が鮮やかに紅葉するさまが錦木の名前につながったのだろう。






赤トンボたちの紅もたくさん見るようになった。
マユタテアカネのほかにもアキアカネ、ナツアカネ、リスアカネなどなど。






マユタテアカネの雄は尾部付属器の先端が反り返っていて面白い。



ミゾソバが元気

2015-10-21 06:00:39 | 近所



自然環境保全センターの谷戸は一帯にミゾソバが満開となった。






昨年までと比べると広範囲で極めて隆盛になっている。
ひきかえにボントクタデが少ない気がする。






花の色は白で先端にピンクが入るものが多いが白だけの花も混じっている。







小川沿いの暗いところには白い房状の花が咲いていた。






サラシナショウマ(キンポウゲ科)
キンポウゲ科の花で虎の尾状になるのはサラシナショウマとイヌショウマぐらいのものか。







サラシナショウマは一つ一つの花に花柄があることでイヌショウマと区別できる。



これも実かな

2015-10-20 06:38:40 | 近所



神奈川県自然環境保全センターも秋になってさまざまな木の実が見られる。
コブシの実ではないが何かグジャグジャしているのがある。ケンポナシだ。






ケンポナシ(クロウメモドキ科)
ケンポナシは小さな丸い実がなるのだが、果柄が肥大するので面白い形になる。
その全体的な形と、果柄の部分をかじると梨の味がするというのが名前の由来だ。







因みに6月ごろにはこんな花が咲いていた。






ヤマノイモ(ヤマノイモ科)
ヤマノイモの蔓にこんな実がついていた・・・いや実ではなくてムカゴだ。
ムカゴを集めて炊き込みご飯にすると結構おいしい。

ムカゴではなくて実もちゃんと出来るのだが見当たらなかった。






オニドコロ(ヤマノイモ科)
代わりにオニドコロの実をつけた蔓が見つかった。
ヤマノイモの実も3稜の似たような形をしている。






オニドコロにはまだ花も残っている。
オニドコロやヤマノイモは雌雄異株だそうで、これは雌花ということになる。






小川沿いには、数メートルに伸びた木の先に白い花のようなものが広がっていた。
よく見るとタラノキの実がなり始めているのだった。






タラノキ(ウコギ科)
近くのは実がすっかり黒く熟していた。
ウコギ科らしい果序の姿だ。




アザミに来る虫

2015-10-19 06:26:01 | 近所



ノハラアザミにツマグロヒョウモンがやってきた。
先日はアサギマダラも来たしジャコウアゲハを見ることもある。

その上、チョウ以外の昆虫たちにも人気がある。






体に花粉をいっぱい付けているのはハナバチの仲間だ。






ハチの仲間もいろいろやってくる。これはヒゲナガハナバチの仲間であろうか。






一つの花にはイチモンジセセリ。手前の花にはハチではなくてアブがいる。






ヒラタアブの仲間は何種類かがやってくるようだが詳しくは区別できない。






こちらはヒラタアブの仲間ではなくてアシブトハナアブのようだ。

アブたちはハチの仲間(ハチ目)ではなくてハエの仲間(ハエ目)だ。
さらにハエの仲間は蠅やアブなどハエの仲間と蚊やガガンボなどカの仲間に分けられる。






キリウジガガンボがタイアザミにやってきたが、止まっているだけで蜜を吸っている様子はない。
ガガンボの仲間の成虫は吸蜜をするのだろうか。まだその光景を見たことがない。
蚊の仲間だけれど人の血を吸うことはないので安心だ。