中学生の頃
「悲しいほどお天気」という曲を見つけて
うわぁ
やられたなあ・・と思いました
あるあるあるある
あるよね
そういうスコーンと抜けるような快晴
何もかもうまく行きそうな 素晴らしい1日を約束されたかのような
そんなお天気に
全く同期出来ない我が身
「晴れた日には永遠が見える」
というタイトルも好きでした
たとえそれが
映画配給会社が無理やりつけた邦題だとしても
秀逸だなぁと
5月の最初の一週間
年に1日あるかないかの
キラキラの朝
乾いた空気がシャツの中を通り抜け
新緑が陽光を弾き
木陰がうっすら青く染まって
地上まで空が降りてきたような
そんな祝福された世界を
横目に自転車で出勤しました
こんな日は
サーモンとカマンベールのバゲットサンド買って
コーヒー買って
ヒタキの囀る森にでも出かけたいのに
私が出向くのは
天井裏のダクトで死んだ
ネズミが腐り落ちる匂いが漂うビルの裏
今月また二人
退職と異動願でスタッフがいなくなるんだそう
職場も会社都合で移転となって
このひと月は大騒ぎでした
壊して作って出来上がったら
息つく間もなく
リニューアルオープンの名のもとに
馬鹿みたいに忙しくて
これまで慣れ親しんだもの全て消えてなくなったというのに
感傷には浸るまもなく
別世界に放り出されて
私は気が付きました
やっぱり動けるうちは
淀みにいてはいけないなあと
長く慣れ親しんだ変わらぬものは
ぬるく優しかったけど
それはただ
ぬるく優しかっただけで
いつかそのぬるさも
ただの水
世界が変様する中で
まるで我が身が濁流の中に立つ柵のようだと気づいた時
初めて
私はこのままでいいんだろうか?
なんて考え出したりしてる
まあもう他に行くところもないから
考えることもないんだけれど
あっけらかんとした快晴は
喪失感にさえ
爽やかな甘さを加えます
5月ですね
今日はそんな話で
リハビリ投稿
〜( ̄ー ̄)ノシ☀
☀