こうなることはわかっていたとはいえ、やはりさみしい。そしてなによりもPHSがいつまで残ることになるのかが心配です。Softbankが支援するとはいえ、彼らは自分たちの欲しいところだけを採るわけで、興味が無い部分は切り捨てるでしょうから。周波数帯はもちろんですが、既存基地局のロケーションだって、そうとうな財産ですから、Softbankが欲しがるのは当然ですよね。
こうなった原因としては、XGPサービスに関わる新規投資の負担の大きさがあげられていますが、サービス内容がXGPであろうがなかろうが、どのみち設備更新が必要な時期にさしかかっていたのではないでしょうか。PHSのデータ通信サービスが開始されたのは、確か97年だったと思います。それから10年以上が経過し、NTTパーソナル(ドコモ)とASTELが撤退した理由にはサービス加入者減はもちろんですが、設備の更新時期と重なってきたのが負担になったと聞いたことがあります。10年もたてば、基地局メーカの保守期限も切れるので、設備更新が必要となってきます。しかし、何万局もあるPHS基地局を設備更新していくには、時間もお金もかかることになります。
Willcomの場合とて同じでしょう。設備更新と合わせて新サービスであるXGPを展開するつもりだっただろうと推測します。これを従来サービスと、XGPとに分けて考えるということは、すなわち従来サービスの設備は更新されずに、切り捨てられることにならないかが心配です。すぐにサービスを止めるわけではないにしても、更新されない設備は次第に朽ちていくわけで、動かなくなったものは、もう誰も直さない/直せないわけです。なんか、近い将来、我が国の社会インフラの全て(道路、橋、水道とか)に共通しておこる事態のような気もして、気分が沈みます。
しかし、悪いことばかり想像していたって、何の役にもたちません。ここは、やはりダメ元で、思い切ったことをやって欲しいものです。わたしが希望するのは、値段よりも本来のW-SIMコンセプトの実現でしょうか。
開発に携わった各社の知財権がからむので、コンソーシアムとか組んで情報開示手順を踏む必要があったのだとは思いますが、そんなことしていても、もう誰の利益にもならないんじゃないでしょうか。調子の良かった時期には、Willcomは保有する技術を海外にもライセンスすることで、それなりの収入を得ていたようですが、もうそんなことで稼ごうなんて考えなくていいでしょうし。
技術開示されれば、すぐにでもW-SIMシールドと、それをサポートするライブラリとかが登場してきますよね。わたしも、買い置きのW-SIMソケットがまだいくつも残っているんで、今年も何かひとつくらいは作ろうと思います。
こうなった原因としては、XGPサービスに関わる新規投資の負担の大きさがあげられていますが、サービス内容がXGPであろうがなかろうが、どのみち設備更新が必要な時期にさしかかっていたのではないでしょうか。PHSのデータ通信サービスが開始されたのは、確か97年だったと思います。それから10年以上が経過し、NTTパーソナル(ドコモ)とASTELが撤退した理由にはサービス加入者減はもちろんですが、設備の更新時期と重なってきたのが負担になったと聞いたことがあります。10年もたてば、基地局メーカの保守期限も切れるので、設備更新が必要となってきます。しかし、何万局もあるPHS基地局を設備更新していくには、時間もお金もかかることになります。
Willcomの場合とて同じでしょう。設備更新と合わせて新サービスであるXGPを展開するつもりだっただろうと推測します。これを従来サービスと、XGPとに分けて考えるということは、すなわち従来サービスの設備は更新されずに、切り捨てられることにならないかが心配です。すぐにサービスを止めるわけではないにしても、更新されない設備は次第に朽ちていくわけで、動かなくなったものは、もう誰も直さない/直せないわけです。なんか、近い将来、我が国の社会インフラの全て(道路、橋、水道とか)に共通しておこる事態のような気もして、気分が沈みます。
しかし、悪いことばかり想像していたって、何の役にもたちません。ここは、やはりダメ元で、思い切ったことをやって欲しいものです。わたしが希望するのは、値段よりも本来のW-SIMコンセプトの実現でしょうか。
- まず、W-SIM単体で普通に販売して欲しい。端末ジャケットと組みでしか販売しないなんてW-SIMコンセプトの意味がないですから。
- そして、技術情報の無償開示。コンソーシアム会員なんて、しょせん法人にしかなれません。技術情報を一般に無償開示して、ユーザと用途のすそ野を広げてほしいです。
開発に携わった各社の知財権がからむので、コンソーシアムとか組んで情報開示手順を踏む必要があったのだとは思いますが、そんなことしていても、もう誰の利益にもならないんじゃないでしょうか。調子の良かった時期には、Willcomは保有する技術を海外にもライセンスすることで、それなりの収入を得ていたようですが、もうそんなことで稼ごうなんて考えなくていいでしょうし。
技術開示されれば、すぐにでもW-SIMシールドと、それをサポートするライブラリとかが登場してきますよね。わたしも、買い置きのW-SIMソケットがまだいくつも残っているんで、今年も何かひとつくらいは作ろうと思います。