【佐賀県知事選】樋渡氏の落選について。- 2015.01.12
■まず、このNHKの記事と動画を見てください。
>さらに、公明党の山口代表は記者団に対し、「力を合わせてやったにもかかわらず、結果は残念だった。いろいろな声があると思うので、要因を分析し、結果を厳粛に受け止めつつ今後の対応に生かしていきたい」と述べました。
動画の後半で公明の山口代表が話してるのですが、記事では「力を合わせてやったにもかかわらず、結果は残念だった。」と書かれているのに、なぜか動画では「力を合わせてやったにもかかわらず、」という部分がカットされています。
これはえらい不自然だなぁと。
動画はアナウンサーが冒頭に出ているように、テレビで流したものだと思うのですが、NHKはテレビでこの発言を全て流すのは「マズイ」と思ったのではないでしょうか。
記事はニュース原稿でしょうから、「力をあわせてやったにもかかわらず、」と書いているのに、動画ではカットというはどう考えても不自然だと思います。
「力を合わせて~結果は残念だった」と、「結果は残念だった」では意味合いが変わってきますからね。
NHKも安倍政権に配慮して、慌ててその部分をカットして流したのではないかと推測できます。
■公明の意図は、安倍自民への牽制と創価学会への配慮。
次に、公明は山口代表だけでなく、斉藤鉄夫選対委員長も同じような発言をしています。
【佐賀知事選】「公明は樋渡氏の当選に全力。自民分裂は残念」 公明・斉藤氏 - 産経ニュース
>公明党の斉藤鉄夫選対委員長は11日夜、佐賀県知事選で自民、公明両党推薦候補が敗れたことを受け、「自民党支持層の分裂は残念だった。わが党は樋渡啓祐氏の当選に全力を挙げた」とするコメントを発表した。
つまり、「公明党としては全力を尽くしたのに、自民が割れたから負けた。公明党は悪くない、安倍自民はもっとしっかりしてくれ。」というメッセージを発してる訳ですね。
決してアドリブでこのような発言を二人がしているわけではない。
これは、安倍自民への牽制と選挙を頑張ってくれた創価学会の信者に向けてのメッセージなんですね。
だから「力をあわせて~」をカットすると、山口代表の真意が伝わらなくなるんです。
NHKはそれだけ「焦った」という事でしょう。
山口代表の発言を全部流すと、安倍政権へのダメージがより大きくなり、公明党との亀裂がさらに大きくなるかもしれないと思ってカットしたのかもしれません。
それだけ、今回の佐賀県知事選の安倍自民の敗北は大きかったという訳です。
■二階氏発言にも注目。
Yahoo!ニュース - 知事選敗因、徹底分析を=二階氏 (時事通信)
>自民党の二階俊博総務会長は12日、党本部で記者会見し、佐賀県知事選で自民、公明両党の推薦候補が敗れたことについて「なぜ勝てなかったかは真剣に考えるべきだ」と徹底分析を求めた。
NHKの動画でも二階氏が話していますが、「なぜ勝てなかったかは真剣に考えるべきだ」という部分は放送されてませんね。
これもNHKが「マズい」と思ってカットしたのでしょう。
二階氏は自民党でも大物ですから、これも安倍政権への牽制とも受け取れます。
統一地方選で自民がまた分裂選挙になって公明党に迷惑をかけるという事を、二階氏が不安視しているというのもあるかもしれません。
つまり、これは今後安倍首相が佐賀・沖縄・滋賀県知事選の3連敗を受けて政権運営がやりにくくなってくる事を意味しているように思います。
二階氏、そして公明党の牽制と圧力で、安倍自民がやりたい改憲などが思うように動けなくなる。
そういうのがこれらの発言からも見えてきます。
■NHKのニュース動画もたまには見たほうがいいかも。
佐賀県知事選 自公幹部が農協改革で意見 NHKニュース http://nhk.jp/N4HH68Hj 『公明党の山口代表は記者団に対し、「力を合わせてやったにもかかわらず、結果は残念だった。』 なぜかNHKが動画では『力を合わせてやったにもかかわらず』の部分をカット。ここ注目。
(twicas)うさぎさんと楽しいコラボ配信とか。- 2015.01.08
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(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2015年1月8日(木)
(twicas)ぽぽんぷぐにゃんのツイキャスにもあそびにきてね!