読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

東野圭吾著「危険なビーナス」

2018-07-16 | 東野圭吾

動物病院の雇われ院長代理手島伯朗の弟の明人が失踪した。彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。楓は夫の失踪の原因を探るため、資産家である夫の家族に近付こうと義兄伯朗に協力を依頼してきた。楓に頼まれ協力するのだが、時が経てばたつほど彼女に惹かれていく。楓は美しく魅力的で頭が良いうえに思いがけない俊敏さと力持ちのビーナス。2人は遺産相続問題の謎を解きつつ、義理の親である脳科学研究者が、脳に電気刺激を与える医療の実験を人間で行うという違法な医療行為を行った結果、被験者が予想外の多様な発達障害のタイプのひとつサヴァン症候群を発症し、その結果偶然に、世界で初めて素数の規則性を人が描いたものとは思えぬ緻密で精密な絵を描いてしまった、というミステリーの謎にも挑む。

安ぽい2時間ドラマのような展開で後半の展開も何となく予想出来て残念。「何事にも手順が必要です・・・どんなことが起きても、決して後悔しないための手順です。・・・今、あたしにできることを精一杯やっています。もしかすると・・・繋がってないかもしれない。でも立ち止まっているより、ただ待っているより何かにぶつかっていく方が・・・。(P280」

20168月講談社刊


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