おおしま あきらのブログ

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かもす(菌類のふしぎ:国立科学博物館より)

2008年11月07日 21時54分30秒 | 日常・つぶやき
かもす
1.広辞苑第3版より
醸す(かもす)・・・・①穀類などを水に混ぜて醗酵させ、酒・醤油などをつくる。醸造する。かむ。〈運歩始色葉〉
醸む(かむ)・・・・・(カモスの古語。実際に米などを噛んで作ったところからいう)酒などをつくる。
2.国立科学博物館の内容より引用
「かもす」の語源は、口噛み酒にあると考えられているよ。人が米を噛むことで、米のデンプンが唾液中の消化酵素によって糖に変わり、それに空気中の酵母がついて醗酵が始まるんだ。
「噛む」という意味の「嚼(か)むす」から「醸(かも)す」になったというわけだね。さらに、「かむ」には、カビという意味もあるらしい。これが「噛む」という意味を残しながら、さらに「生える」を意味する「たつ」と合わさって「加無太知(かむだち)」ということばが生まれたんだけど、これは、米にカビが生えたものを意味するんだ。これが「カムダチ」→「カムチ」→「カウヂ」→「コウヂ」と、現在の「麹(こうじ)」になったといわれているんだよ。「かもす」も「麹」も元をたどれば同じところでつながっているんだね。