お母さんをデイサービスに通わせたくて、必死だった。
お父さん一人で面倒みてて、とても頑張ってるけど、お世辞にもきちんとケアできてるとは言えなかった。お風呂も入らないし、運動も全然できてなくて、時々徘徊し始めてるし、でも仕事も行かなきゃいけなくて、このままではお父さんが潰れちゃうと思ったから。
でケアマネージャーに来てもらったけど、お父さんたら、通所の必要性を感じないとか言ったり、ママが嫌がるから行こうって言うのはもう嫌だとか言う。打たれ弱い中学生か!(笑)
このままではお母さんがどんどん悪化してしまうというのに。
やばいと思ってるのは
私とケアマネさんだけで
当人たちはのほほーん。
まいったなー。
その夜
お母さんにお風呂を拒まれ
本当に私の思いは伝わらないんだなと
悲しくなった
お母さん、最後のお願いにするけん、身体を洗わせて。
いやって!お母さんはそう叫んで
力づくで浴室から逃げていった
裸ん坊のまま
なんかつくづく嫌になって
二度と帰省すまいと思った
もう二人がどうなっても知らんわ
娘としてやること全部やった!
あとは好きにしたらいい!
だけど
何回そう思っても、全然スッキリせず、涙ばっかり流れてくる
いつか心屋の本で読んだ。
今こそ誰かに
ちゃんと「助けて」って言う時かも。
で、弟のLINEにのろしをあげた。
詳しい状況を説明して
「姉ちゃんもうムリ あとよろしく」と。
しばらくして「そんなときこそ題目やろ?」と返事
ひえー。
すぐに電話がかかってきた。
泣きながら電話に出たので、ぎょっとしてた(笑) そりゃそーだ。
正月に弟が帰省したときのお母さんの様子やら子供の頃の貧乏話やら、親戚のおばさんの話やら、命の使い途の話やら、気がついたら朝4時やった。姉弟で5時間話すってあんまりないよね(笑)
弟は「すでに起こってしまった現実やけん、あとで笑えるネタだと思ってあっさり受け止めるしかない」と言った。
深刻にガッツリよつで受け止めちゃ渦に飲まれて潰れるよと。
本当にそうだなー。
今回のお母さんのハプニングとか話しながら気がついたらゲラゲラ笑ってた。
本当にのろし上げてよかった。
助けを求めれば、救ってもらえるんだな。
私はみんなに大事にされてるんだな。