Vol.4 宮之浦岳 中級~上級者向き
九州最高峰でもある島のてっぺんから大パノラマを堪能
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ポイント
コースタイムが長く、自炊道具や寝具を持たなくてはならないため、背負うザックも重くなり、登山経験が求められる。入下山口が分かれる縦走コースで、入下山口付近は携帯電話が圏外になるので、下山後の交通機関も考慮しておこう。 途中の分岐から、永田岳、黒味岳へそれぞれ往復することもできる。黒味岳から見る宮之浦岳もまた素晴らしい。 |
宮之浦岳は標高1936m、屋久島の最高点となる。さらには九州全体でも、もっとも標高の高い地点である。
ゴロゴロと横たわる花崗岩と笹原の山頂付近は、宮之浦岳の特徴的な景色。よほどの健脚者以外は、1泊2日の行程で歩くことになる。自炊道具、寝具などを背負って登る、登山経験のある中~上級者向けの山である。 初日は、荒川登山口から縄文杉を超えて、新高塚小屋で宿泊。2日目は早朝に出発し、宮之浦岳へ。山頂を通過した後に高層湿原としては日本最南の花之江河を通り、淀川登山口まで縦走する。水の多い屋久島らしく、コース中の水場は多い。
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