スポーツのネット中継を見ていた時のことです。実況の方が帝京大学ラグビー部の話をしていました。これまで大学の体育会系と言えば先輩後輩の差が厳しくあり、上級生の言うことは絶対、と言うイメージがありました。ところが帝京大学ラグビー部では、１年生では無く４年生が掃除や洗濯などの世話をすべて行うようにしたそうです。これを行うようになってからラグビー部が強くなり、一時期黄金期を作ったとの話でした。
大学に入りたての１年生は大学の生活にも慣れておらず、またラグビーにも慣れていない。だから掃除や洗濯は４年生に任せて、ラグビーのことをしっかり勉強するためだそうです。そして２年生や３年生はラグビーに打ち込みなさい、と言うことのようです。さらに４年生が掃除や洗濯をしてくれるわけですから、使用する設備や用品を汚さなくなったそうです。初めは意外？と思っていましたが、とても理にかなっています。私はラグビーに詳しくないので帝京大学ラグビー部の実績を調べてみると、2009年度から2017年度まで全国の大学選手権で9連覇もしたそうです。これは相当凄いですね。
これまでの当たり前を見直し、思い切って変えてみることは勇気がいることですが、このような大きな成果を出すことにもつながるのですね。